ブッシュクラフトとは?
ブッシュクラフトとは、必要最低限の装備で森林や原野などに出向き、なるべく自然環境にあるものを利用して生活するアウトドアスタイルのこと。もしくは、そのために必要な技術を指します。
昨今はアウトドア上級者を中心に、ソロキャンプの延長としてエントリーする方が増えています。
「野営」や「サバイバル」との違いは?
ブッシュクラフトと混同されがちな用語としては、「野営」や「サバイバル」が挙げられます。
「野営」とは、本来アウトドアでテントを張って宿泊すること自体を指す言葉ですが、今日では「管理されたキャンプ場以外の場所でキャンプをすること」を指すケースが多いでしょう。
上記のとおり、ブッシュクラフトは「どのように過ごすのか」という点にも主眼を置いた概念であり、野営をすること自体を指すわけではありません。
また、「サバイバル」とは、一般的に困難な状況において生き残ること、あるいはそのための技術を指す言葉であり、生活を目的とするブッシュクラフトとは意味合いが異なるといえます。
ブッシュクラフトの魅力とは?
ブッシュクラフトの魅力としては、主に以下のような点が挙げられます。
1. 自然と調和してアウトドアを楽しめる!
「究極のアウトドア」ともいわれるブッシュクラフトは、自然をより身近に感じられるのが大きな魅力のひとつ。
便利な道具に囲まれた暮らしから離れ、その場にあるものを活用してアウトドアを楽しむことで、一般的なキャンプのときよりも自然のなかに溶け込んだような感覚を得られるでしょう。
2. 焚き火の良さを思う存分味わえる!
ブッシュクラフトの醍醐味といえるのが焚き火。ライターやトーチバーナーなどの燃料を使用する道具には極力頼らず、薪集めや薪割り、フェザースティック作り、メタルマッチでの火起こしなどを楽しむのが、ブッシュクラフトの基本スタイルです。
そうして自分の力で作り上げた焚き火は格別なもの。いざというときに役立つ火起こしのスキルも身につけることができます。
3. “自給自足”ならではの達成感が得られる!
最低限必要な道具のみを持ち込むブッシュクラフトでは、自然のなかにある素材を利用し、必要なものを現地で加工して調達する楽しみがあります。
ナイフワークやロープワークなどの知識、スキルを身につけることができ、日常生活では味わいにくい自給自足ならではの達成感を得られるのが魅力です。
ブッシュクラフトで作れるものとは?
ブッシュクラフトでは、主にナイフを使って落ちている木の枝や倒木などを加工し、「フェザースティック」「ペグ」「タープポール」「ランタンスタンド」「トライポッド」など、さまざまな道具を作り出すことができます。
さらに、上級者のなかには、フォークやスプーンなどのカトラリーをはじめ、皿やマグカップなどの食器、テーブルや椅子を自作する方もいます。
▼ブッシュクラフトで作れるものを紹介した記事はこちら!
ブッシュクラフトに最低限必要な装備「三種の神器」とは?
ブッシュクラフトに最低限必要な装備「三種の神器」とは、木の加工や火起こしなど幅広い用途に使える「ナイフ」、燃料なしで火花を散らせる「メタルマッチ(ファイヤースターター)」、水を確保しておくための「水筒(キャンティーンボトル)」の3つとされています。
それぞれの使い方やおすすめアイテムについて、以下で詳しく紹介します。
ナイフのおすすめを見る
メタルマッチのおすすめを見る
水筒のおすすめを見る
ナイフ
必要な道具を現地で加工して調達するブッシュクラフトにおいて「ナイフ」は必要不可欠なアイテム。
火起こしに役立つほか、木のツタやロープを切ったり、枝を削って工作したりと、さまざまな用途に使えます。
▼アウトドアナイフのおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
モーラナイフ ブッシュクラフトサバイバル
サイズ | 約23.2cm |
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重量 | 約123g |
材質 | ブレード:カーボン/ハンドル:ラバー |
スウェーデンの老舗ナイフブランド「モーラナイフ」のパワーモデルとなるサバイバルナイフ。バトニング(薪割り)も難なくこなすパワフルさを備えています。
鋭い切れ味が特徴のカーボンスチールを採用し、サビ防止のため施されたブラックコーティングもワイルドさを演出。ファイヤースターターとスパイン(刃背)を使って着火することもでき、ダイヤモンドシャープナー付きのシースが付属しています。
▼モーラナイフについて詳しく紹介した記事はこちら!
ボーカー マグナム エルクハンター
サイズ | 約22cm |
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重量 | 約154g |
材質 | ブレード:ステンレス鋼/ハンドル:ウッド |
200年以上もの歴史を持つドイツの老舗ナイフブランド「BOKER(ボーカー)」の初心者におすすめのシースナイフ。サビにくくメンテナンスが容易なステンレス製ブレードを採用し、丸みを帯びたバールウッド製のハンドルが特徴です。
比較的リーズナブルな価格も魅力的であり、これからブッシュクラフトを始めようとするビギナーの最初の1本に最適です。
ビクトリノックス アウトドアマスター L
サイズ | 約22cm |
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重量 | 約220g |
高機能なマルチツールやアウトドアナイフを展開するスイスのブランド「ビクトリノックス」のアウトドアマスターは、ブレードとグリップが一体化した頑丈なフルタング構造でバトニング(薪割り)に最適です。
刃先は細かい作業に対応した形状を採用しており、ブレードの背を使ってメタルマッチで着火することも可能。軽いのに頑丈で防水性に優れたカイデックス製シース(鞘)が付属していて、携帯したり作業中に取り出したりしやすい作りになっています。
ユニフレーム UFブッシュクラフトナイフ
サイズ | 約23cm |
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重量 | 約150g |
材質 | ブレード:ステンレス鋼/ハンドル:ポリプロピレン |
「ユニフレーム」から発売されているUFブッシュクラフトナイフは、刃厚3.5mmのステンレスブレードに頑丈なフルタング構造を採用しているので、バトニングをはじめとしたハードな使用にもおすすめです。
ブレードの刃背は角が立っているため、メタルマッチでの火起こしにも使用可能。ベルトループ付きのシースが付属していて、携帯性にも優れます。
▼ユニフレーム「UFブッシュクラフトナイフ」を詳しく紹介した記事はこちら!
メタルマッチ(ファイヤースターター)
メタルマッチ(ファイヤースターター)とは、金属棒(ロッド)を擦って火花を飛ばせる火起こし道具のこと。
ガスやオイルなどの燃料が不要で、繰り返し使用可能なので、ブッシュクラフトのほか、災害対策用のアイテムとしても役立ちます。
▼ファイヤースターターのおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
ブッシュクラフト メタルマッチプロ 2.1
サイズ | 11.0×3.0×2.3cm |
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重量 | 74g |
日本初のブッシュクラフト専門メーカー「Bush Craft Inc.(ブッシュクラフト株式会社)」から発売されているオリジナルファイヤースターター。ロッドやストライカーのハンドルは力を込めて握りやすい形状で、確実に火花を飛ばすことが可能です。
総重量は74gと非常に軽いうえ、ロッドとストライカーをまとめて持ち運べるので携帯性に優れています。
ZEN Camps ファイヤースターター
サイズ | 約12.7× φ1.27cm |
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2020年に沖縄で設立された、ソロキャンプ向けのギアを展開する新鋭アウトドアブランド「ZEN Camps」のファイヤースターターは、長くて太い六角形のロッドが特徴で、使用回数は約20,000回以上と長寿命なのがメリット。
マグネシウムに比べて火花を飛ばしやすいフェロセリウム製で、約3,000度の火花を飛ばすことが可能です。ストロークを邪魔しない100cmの革紐と、携帯に便利な収納袋が付属しています。
水筒(キャンティーンボトル)
水を確保しておくための水筒(キャンティーンボトル)も、ブッシュクラフトに欠かせない必須アイテム。
おすすめは、タフで手入れもしやすいステンレス製のモデル。ミリタリーなデザインのものなら、ほかのギアともマッチしやすいでしょう。
▼アウトドア向けの水筒のおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
パスファインダー カンティーンクッキングセット
サイズ | カンティーン:約20.5×13×7.5cm カップ:約11×13.5×9cm ストーブ:約8×13×8cm |
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重量 | カンティーン:約320g カップ:約240g ストーブ:約120g |
容量 | カンティーン:1150ml カップ:740ml |
材質 | ステンレススチール |
アメリカのブッシュクラフト用ギアブランド「パスファインダー」のステンレス製カンティーンクッキングセット。水筒のほか、リッド付きカップや五徳がセットになっていて、これひとつでお湯を沸かしたり調理したり幅広い用途に使えます。
さらに、すべてのギアをスタッキングして携帯できる専用バッグが付属。メタルマッチや火口なども一緒に収納して持ち運ぶことができますよ。
ロスコ GIスタイル 1QT キャンティーンボトル
サイズ | 21.08×12.7×8.13cm |
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重量 | 約143g |
容量 | 約1L |
材質 | BPAフリープラスチック |
アメリカの老舗ミリタリーウェアブランド「ROTHCO(ロスコ)」から発売されているキャンティーンボトル。1QT(約1L)の容量があり、BPAフリープラスチックの樹脂製で、重量約143gと非常に軽量なので持ち運びやすいのがメリットです。
腰に吊り下げても歩きやすいように、ボトル側面は緩やかなカーブを描いているのが特徴。ミリタリースタイルのデザインはブッシュクラフトにぴったりです。
ブッシュクラフトにおすすめの道具20選
ブッシュクラフトにおすすめの道具を、以下の種類別にご紹介していきます。
焚き火アイテムのおすすめを見る
バックパックのおすすめを見る
調理器具のおすすめを見る
テント・タープのおすすめを見る
ハンモックのおすすめを見る
ロープのおすすめを見る
ランタンのおすすめを見る
救急セットのおすすめを見る
ポータブル浄水器のおすすめを見る
入門セットのおすすめを見る
焚き火アイテム
まずは、焚き火のときに使用するアイテムとして、薪割りに必要な「斧」や、木を加工する「ノコギリ」、火を起こすための「焚き火台」などを揃えておくと便利です。
ハスクバーナ 手斧 38cm スウェーデン製
サイズ | 37.5cm |
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重量 | 980g |
材質 | スウェーデン鋼, ヒッコリー |
本格的な薪割り斧や農林造園業機械などを展開するスウェーデンのブランド「ハスクバーナ」の手斧は、高品質なスウェーデン鋼を刃に使用しているのが特徴で、職人によるハンドメイドで製造されています。
ハンドルにはアメリカのヒッコリー材を使用し、革のエッジカバーが付属。ナイフでは苦労する大きさの薪を割るときに活躍します。
▼ハスクバーナの斧について詳しく紹介した記事はこちら!
▼キャンプ向けの斧のおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
神沢精工 サムライ 曲刃折込鋸 替刃式 騎士 荒目 210mm
刃長 | 21cm |
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山林や造園の枝打ちノコギリとして世界で名高い神沢精工の「SAMURAI(サムライ)」シリーズ。曲刃タイプのため、一般的な直線刃に比べて軽く木に当てて引くだけで速く・楽に・疲れずに使用することが可能です。
木の枝を薪サイズにカットするときや、倒木を利用してテーブルなどの加工をしたいときに大活躍します。
ブッシュクラフト ウルトラライトファイヤースタンド
サイズ | 35×44×8cm |
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重量 | 352g |
材質 | フレーム:チタン/火床:ステンレスメッシュ |
ブッシュクラフト社から発売されている超軽量焚き火台。地面へのダメージを最小限に抑えつつ、直火に近い地上高で焚き火を楽しむことができますが、火と地面の距離はかなり近いので、直火禁止の場所では事前に許可を得てから使用しましょう。
最小限のパーツのみを使ったシンプルな構造が特徴。本体重量352gと非常に軽く、コンパクトに折りたたむことができるので携帯性に優れます。
▼ブッシュクラフト「ウルトラライトファイヤースタンド」について詳しく紹介した記事はこちら!
▼焚き火台のおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
ブッシュクラフト 焚き火グローブ M
サイズ | 約23.0cm |
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重量 | 約225g |
材質 | 牛床革(オイル加工) |
ブッシュクラフト社から発売されているレザー製焚き火グローブ。耐火・耐熱性に優れ、しなやかなオイル加工が施された牛床革を採用しているので、使い込むほど手になじみます。
手先が動かしやすいため、火の管理のほか薪割りなどの作業にも最適。内縫い仕様なので熱によって縫糸が焼き切れる心配がありません。
▼焚き火用グローブのおすすめアイテムを詳しく紹介した記事はこちら!
ブッシュクラフト ファイヤーブラスター
サイズ | 約47.6cm |
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重量 | 約21g |
材質 | 本体:ステンレス/ケース:本革 |
同じくブッシュクラフト社から発売されている軽量コンパクトなファイヤーブラスター(火吹き棒)。火元に空気をピンポイントに送ることができ、火を育てたいときや火力が落ちたときに活躍します。
折りたたみ式なので、使用時は約476mm、収納時は約92mmとコンパクトに収納可能。重量約21gと非常に軽く、ベルトループ付きの本革製ケースが付属しているので携帯性に優れています。
▼火吹き棒のおすすめアイテムを詳しく紹介した記事はこちら!
バックパック
ミニマルな装備で山に入るブッシュクラフトでも、道具を持ち運ぶためのバックパックは必要になります。
木々が生い茂る道や足場の悪い場所を歩くことを考えて耐久性のある素材を使用しているものや、ポーチなどを外付けして容量を拡張できるモールシステムを備えたものが便利でおすすめです。
▼アウトドアブランドのバックパックのおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
マグフォース スーパーファルコン
サイズ | 47x25x25.5cm |
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重量 | 1.84kg |
容量 | 32L |
材質 | 1050デニールナイロン |
軍需品の品質基準にもとづいて開発されたミリタリーギアを展開する「MAGFORCE(マグフォース)」のバックパック。耐久性に優れたバリスティックナイロンを採用したブッシュクラフトの定番アイテムです。
容量は32Lで、モールシステムに対応しているのでポーチを外付けして拡張することが可能。細身のデザインになっているため、細い茂み道でもリュックが邪魔になりません。
DDハンモック DDベルゲンリュックサック
重量 | 1.7kg |
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容量 | 55L |
「DDタープ」を筆頭に、野営スタイルになじみやすい高機能ギアを展開する「DDハンモック」のバックパックです。容量37Lの本体に2つのサイドポーチやアクションパックを装備し、総容量55Lを確保。用途に応じて取り外して使い分けできます。
正面に装備されたアクションパック(8L)には肩や腰に装着できるストラップが付いており、単独で使用することも可能です。
調理器具
ブッシュクラフト用に飯盒やクッカーなどの調理器具を用意する場合、焚き火で調理することを考えると丈夫な素材のものがおすすめです。
また、鍋やフライパンがあれば効率良く調理でき、料理の幅も広がります。
▼キャンプ用調理器具のおすすめアイテムを紹介した記事はこちら!
ブッシュクラフト たき火フライパン
サイズ | φ22.5×1.8cm |
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重量 | 510g |
材質 | 鉄 |
ブッシュクラフトより発売されているたき火フライパン。ハンドル(持ち手)を現地で自作して使うという独創的な仕組みであり、ブッシュクラフター御用達の人気アイテムです。
堅牢性や熱伝導性に優れ、焚き火でガンガン使える鉄製を採用。アンティーク調の留め具やおしゃれな麻の収納袋が付属しています。
イーグルプロダクツ キャンプファイヤーポット
サイズ | φ25×15.5cm |
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重量 | 約785g |
材質 | ステンレス(底部:銅メッキ) |
容量 | 約6.2L |
軽量で耐久性に優れたアウトドアギアを展開するノルウェーのブランド「イーグルプロダクツ」のファイヤーポット。本体はステンレス鋼を使用し、底部には熱伝導率がステンレスの25倍とされる銅メッキの加工を施しているので効率良くスピーディに調理することができます。
シンプルで洗練された北欧デザインがおしゃれなところも魅力。収納袋も付属しているので持ち運びも便利です。
テント・タープ
必要最低限の道具が前提となるブッシュクラフトでは、テントもシンプルな構造が最適。
開放感のあるタープなら、より自然と一体化した時間を過ごすことができます。
▼無骨でかっこいいテントのおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
テンマクデザイン 炎幕DX Ver.2
サイズ | 約330×190×130cm |
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重量 | 8.3kg |
材質 | フライシート:コットン100%/サイドウォール:コットン100%/マッドスカート(フロント):コットン100%/マッドスカート(サイド・リア):コットン混紡生地(TC)ポリエステル,コットン |
アウトドアショップ「WILD-1」のオリジナルブランドである「テンマクデザイン」の炎幕DX。シンプルな構造で開放感があり、ブッシュクラフトに最適なパップテントです。
焚き火の火の粉に強いコットン素材を採用し、スカートも備えているのでオールシーズン使用することが可能。焚き火と共に1人の時間を楽しむのにぴったりなソロ仕様です。
DDハンモック DDタープ 3x3
サイズ | 3×3m |
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重量 | 790g |
材質 | ポリエステル |
革新的で耐久性に優れたハンモックやタープを展開するアウトドアブランド「DDハンモック」のDDタープ。耐水圧3,000mmの防水コーティングが施されたタフな仕様が特徴です。
3m四方の正方形で多彩なアレンジに対応し、日除けやシェルターなどさまざまなスタイルを楽しむことが可能。ハンモックと組み合わせることでより自然と一体化した時間を過ごせるでしょう。
▼DDハンモック「DDタープ」について詳しく紹介した記事はこちら!
ハンモック
自然と調和したアウトドアが楽しめるブッシュクラフトでは、テントのほかハンモックで過ごすスタイルも人気です。
心地良い揺れに身を任せながら、至福の時間を過ごすことができますよ!
▼ハンモック泊の魅力を紹介した記事はこちら!
DDハンモック DDフロントラインハンモック MC
サイズ | 2.7×1.4m |
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重量 | 860g |
材質 | ナイロン |
耐荷重 | 125kg |
革新的なハンモックを展開し、ブッシュクラフターから人気が高い「DDハンモック」のフロントラインハンモック。重量860gと非常に軽く、森林環境に溶け込むマルチカムデザインが特徴です。
ネットを広げて蚊帳のように使用することができるので、あらゆる季節に対応可能。初めてのハンモックとしてもおすすめです!
DDハンモック DDトラベルハンモック
サイズ | 2.7×1.4m |
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重量 | 930g |
材質 | ナイロン |
耐荷重 | 150kg |
同じくDDハンモックから発売されている、人気の高いトラベルハンモック。防水性を備えているので、木がないロケーションでも地面に設営し、テントとして使用することができます。
蚊帳として使用できるネットはジッパーで素早く出入りでき、不要な場合は簡単に降ろすことが可能。重量930gと1kgを切る軽さもおすすめポイントです。
ロープ
ブッシュクラフトでは、タープやテントを張ったり、枝や倒木を加工して組み立てたりするときにロープがあると便利です。
ロープワークを覚えて使いこなすこともブッシュクラフトの魅力。パラコードなら強度も高く携帯性に優れるのでおすすめです。
▼キャンプで役立つロープワークを紹介した記事はこちら!
タフグリッド 750ポンド ミルスペックパラコード 100フィート
サイズ | 約30m |
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重量 | ナイロン |
耐荷重 | 約340kg |
高強度のパラコードを製造し高い評価を得るアメリカのメーカー「タフグリッド」のミルスペック(軍隊仕様)パラコード。
一般的なパラコードとは違い、3本のナイロン糸を撚り合わせて作ったインナーコードを11本束にして耐摩耗性の外膜で覆うなど、ずば抜けた強度を誇ります。
ロスコ ナイロンパラコード 30m(100ft)
サイズ | 30.48m |
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重量 | ナイロン |
耐荷重 | 250kg |
アメリカ陸海軍に製品を供給するミリタリーウェアブランド「ロスコ」のナイロンパラコード。約4mmの細さながら耐荷重が250kgと非常に頑丈でありながら、柔らかくしなやかなのが特徴です。
7本のナイロン糸で構成された芯は、釣り糸や衣服の応急処置など細い糸を必要とした時でも対応可能。アメリカ政府公認の高品質なロープとして人気です。
ランタン
街灯のない自然のなか、夜に明かりを確保する場合はランタンなどの照明器具が必要。
一般的なキャンプではLEDライトが主流ですが、ブッシュクラフトでは趣きのあるオイルランタンがおすすめ。ゆらゆらと揺れる炎には癒やし効果を感じられますよ。
▼オイルランタンのおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
デイツ ハリケーンランタン D78
サイズ | 約26.5×15cm |
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重量 | 470g |
燃焼時間 | 約20時間 |
アンティークな雰囲気でおしゃれなオイルランタンを展開するニューヨークの老舗メーカー「デイツ」の代表モデル。ハリケーンランタンとも呼ばれ、強風(ハリケーン)のなかでも炎が消えないタフな作りが人気です。
コンパクトながら約20時間程度の燃焼時間があり、高品質ながら手頃な価格もおすすめポイント。ブラックをベースにゴールドメッキが施されたコンビネーションカラーが高級感とアンティークな趣きを演出します。
▼デイツ「ハリケーンランタン D78」について詳しく紹介した記事はこちら!
JDバーフォード マイナーズランプ
サイズ | 18×φ6.3cm |
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重量 | 570g(オールブラス) |
燃焼時間 | 約5時間 |
伝統製法によりハンドメイドされた金属製ランプが人気の「JDバーフォード」製マイナーズランプ。もともと炭鉱内で使うためのランプとして開発されたこともあり、過酷な環境でもタフ&安全に使用できるのが特徴です。
燃焼中に臭いや煤がほとんど発生せず、発揮性が低く安全なパラフィンオイルを燃料にしており、最大30mlのタンク容量を搭載し、約5時間連続燃焼します。
救急セット
ブッシュクラフトでは、火やナイフを扱うため、怪我への備えをしておくことも大切。
応急手当ができる絆創膏や包帯などがまとめられた「救急セット」があれば安心です。
ブッシュクラフト BC携帯非常袋
サイズ | 26×19.5cm |
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重量 | 約460g |
セット内容 | 防水袋,ライト付きFMポケットラジオ,軍手,タオル,携帯用トイレ,ホイッスル,防じんマスク,ばんそうこう,ボールペン,メタリック・カード型多機能ツール(ケース付き),アルミポンチョ,コンパクト布ガムテープ,カード型レンズ,地震発生時の初期対応マニュアル |
ブッシュクラフト社から発売されているアウトドア向けの携帯非常袋。
絆創膏や携帯トイレをはじめ、ホイッスルやライト付きFMラジオ・アルミポンチョ・カード型マルチツールなど非常時に必要なアイテムがセットになっています。
ポータブル浄水器
生命維持のために最も重要となる「水」は、ブッシュクラフトでも必要不可欠なもの。
川や湧き水を飲料水として安全に飲めるようにする「ポータブル浄水器」があれば安心です。
▼ポータブル浄水器のおすすめモデルを紹介した記事はこちら!
ソーヤー ソーヤー ミニ SP128
サイズ | フィルター:約13.5×3.5cm パウチ:約22.5x12.5cm |
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重量 | フィルター:約19g パウチ:約41g |
容量 | 500ml |
ポータブル浄水フィルターとしては世界最高水準の除去率を誇る「ソーヤー」のSP128。フィルターは付属のストローやパウチのほか、標準的なペットボトルにセットすることも可能です。
フィルター自体は全長13.5cmで重量約41gと非常に軽量コンパクトなので、携帯性にも優れています。
入門セット
ブッシュクラフトを始めるうえで、初心者におすすめなのが入門用の「スターターセット」。
必要な道具があらかじめセットになっているので、何をどう選べば良いのか悩まずに済むのがメリットです!
ブッシュクラフト スターティングセット/火おこしセット・ルーキー
セット内容 | 説明動画,火おこし説明書,赤松のウッドパッキン20g,イーバリンプーッコテーダスの炭素鋼ナイフ,オリジナルファイヤースチール 2.0,ティンダーウッド 100g,シラカバの薪,麻紐,ファイヤーキャンディー |
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ブッシュクラフト社から発売されている、ナイフやメタルマッチ、薪、麻紐など火起こしに必要な道具が揃えられるスターティングセット。
「本格的に挑戦する前に、キャンプでブッシュクラフト気分を味わってみたい!」という方にもおすすめです。
ブッシュクラフトができるキャンプ場
一般的なキャンプ場は混雑していることも多く、所狭しとテントが立っているような場合はブッシュクラフトには不向きといえます。
そこで、ここからは、豊かな自然のなかでブッシュクラフトに挑戦できる、初心者にもおすすめのキャンプ場をご紹介していきます。
ブッシュクラフト岐阜恵那【岐阜県】
「ブッシュクラフト岐阜恵那」は、“ブッシュクラフト専門野山”でキャンプ場では味わえない究極の野遊びを体感することができます。標高900mの天空の森にある公開フィールドの「Bushcraft HOKO」はトイレや温泉、売店などが近接しており、初心者でも気軽にブッシュクラフトを体感することが可能。
一方、手つかずの自然が楽しめる非公開フィールドは、1日1組の貸し切りで本格的なブッシュクラフトを体験することができます。
住所 | 岐阜県恵那市武並町藤 |
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営業期間 | 年中無休 |
料金 | 3,000円/1人〜 |
野営&ブッシュクラフト 野営人【千葉県】
千葉県富津市にある「野営&ブッシュクラフト 野営人」は、駐車場からバックパックを背負って約20分という場所にある隠れ家的野営フィールド。
設営場所を自由に選べるフリー野営サイト制を導入し、場内に落ちている木を利用して薪にしたり、タープ用のポールやトライポッドを作ったりと、一般的な区画サイトでは味わえないキャンプスタイルを楽しめます。
住所 | 千葉県富津市志駒434 |
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営業期間 | 通年営業 |
料金 | 初回:3,300円/1人〜 |
大瀬テント村【静岡県】
静岡県沼津市にある「大瀬テント村」は、海岸まで徒歩2〜3分の場所にあるキャンプ場。木々に囲まれた野営感たっぷりのフリーサイトは、ブッシュクラフターから人気を集めています。
海に近いため磯釣りで食材を現地調達することもでき、季節によっては雄大な富士山を背景に海水浴やダイビングも楽しめます。
住所 | 静岡県沼津市西浦江梨977 |
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営業期間 | 12/1~12/25の平日以外 |
料金 | 800円/1人〜 |
ブッシュクラフトを楽しむうえでの注意点
ブッシュクラフトを楽しむうえでは、以下のような点に注意する必要があります。
1. 違法行為にならないよう要注意!
ブッシュクラフトを楽しむためには「場所選び」に注意が必要です。違法行為を避けるために、基本的にはキャンプが認められている場所でルールに従って行うようにしましょう。
他人の私有地に入って無断で野営をしたり、生えている木を勝手に切ったり、釣り禁止区域で許可なく魚を釣ったりすることは避けてください。
さらに、自治体で規定が設けられている場合もあります。たとえば、静岡県では「特定の区域におけるキヤンプの禁止に関する条例」が定められており、禁止区域内で「テントその他簡易な宿泊のできる用具を用いて行なう野営」をしてはいけません。
※参考:静岡県「特定の区域におけるキヤンプの禁止に関する条例」
また、ブッシュクラフトが可能な場所であっても、自然にダメージを与えない、ゴミを残さないといった基本的なマナーはもちろん守る必要があります。
▼キャンプのときに守りたいマナーを紹介した記事はこちら!
2. 自然に対する危機管理は万全に!
自然の奥深くに立ち入ることが多いブッシュクラフトには危険がいっぱい。悪天候による川の氾濫や鉄砲水、土砂崩れ、落石など、自然災害への対策と危機管理は万全にしておく必要があります。
また、場所や季節によっては、野生動物に遭遇する可能性も考慮しておかなくてはいけません。ブッシュクラフトで森に入る際は、常に安全第一の意識を持ち、危ない場所に立ち入ったり野営をしたりしないことが重要です。
3. 火災や怪我への対策も重要!
ブッシュクラフトでは火やナイフを取り扱うため、火災や怪我への対策も重要。焚き火は山火事の原因になってしまうことも多いので、風に煽られた火の粉が周辺の草木や枯れ葉に引火しないように、十分な注意を払いましょう。
※参考:林野庁「山火事の直接的な原因にはどのようなものがあるの?」
想定よりも火が大きくなってしまったときにすぐ消火できる準備をしておくことも大切です。
また、ナイフワークで怪我をするリスクも高いため、刃物は慎重に取り扱うようにしましょう。
ナイフの切れ味が悪いと余計な力が入って怪我につながることもあるので、こまめに刃を研ぐなどメンテナンスを怠らないことも対策のひとつといえます。
「究極のアウトドア」を体験しよう!
ブッシュクラフトは、三種の神器とされるナイフやメタルマッチ、水筒といった必要最低限の道具のみを使って、自然と一体化してアウトドアを楽しめるのが最大の魅力。
今回紹介したおすすめの道具や場所、注意点などを参考に、日常では味わえない「究極のアウトドア」を体験してみてくださいね!