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子連れキャンプを成功させるには事前準備が大事

子連れキャンプは大人だけのときよりも何かと気を遣うもの。特に乳幼児がいる場合は、大人だけで行くときのような持ち物では上手くいかないことも。また、キャンプ場では設備が十分に整っていないことがあるので、あらゆる事態を想定して準備は入念に行いましょう。
今回は、主に乳幼児と一緒に行くことを想定して、あると便利なアイテムを紹介します。
チェア

小さな子供は座っているときでもふとした瞬間にバランスを崩すことがあります。椅子は、重心が低めで背もたれのあるものを選び、転倒を防ぎましょう。肘掛けがあるタイプであれば横からも落ちにくく、より安心です。
また、2歳以下の乳幼児用の椅子なら、テーブルが付いているものだと食事しやすく、テーブルが身体を固定し不意の落下を防止できるのでおすすめです。
ベビーチェア テーブル付き
サイズ(cm) | 28×28×37 |
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重量(kg) | - |
耐荷重(kg) | 15 |
広めの座面と背もたれで、快適な座り心地のベビーチェア。低重心なので、子供が座ってもしっかり安定します。

食事に便利なテーブルは、角が丸くて子供が怪我をしにくい仕様。背もたれにはポケットが付いており、おもちゃや水筒、ウェットティッシュなどの収納に便利です。

3点式ベルトでしっかり固定できるので、転倒や落下防止になります。折り畳めばコンパクトになり、ダイニングチェアに固定できるベルトも付いているので、旅行先で使うのにも便利ですよ。
おすすめポイント
●低重心かつ座面と背もたれが広いので、快適で安定した座り心地
●角が丸く安全な食事用テーブルと、収納に便利な背もたれポケット付き
●3点式ベルトで転倒リスクを低減
バンドック ローチェア
サイズ(cm) | 44.5×45×51 |
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重量(kg) | 1.75 |
耐荷重(kg) | 70 |
安定して座れるようになったらおすすめなのが、バンドックの「ローチェア」。低重心で安定感に優れ、執筆時点で2,000円以下というコスパの良さが魅力です。

耐荷重は70kgとしっかりあるので、子供だけでなく大人も使えます。肩にかけて持ち運べる収納袋付きで、保管や持ち運びに便利です。落ち着いた色味なので、キャンプサイトにも自然になじみ、おしゃれな空間を演出できます。
おすすめポイント
●執筆時点で2,000円以下というコスパの良さが魅力
●耐荷重70kgで大人も使える
●収納袋付きで持ち運びが便利
ウォータージャグ・ポータブルシャワー

多くのキャンプ場には水場が設置されていますが、サイトの近くにあるとは限りません。子供が手や服などを汚すたびに水場まで連れて行くのは大変ですが、ウォータージャグがあれば水場まで行く手間が減ります。
また、ウォータージャグではなくポータブルシャワーという選択肢も。手を洗うだけでなく、海水浴でサンダルを洗ったり、日常で洗車に使ったりとキャンプ以外でも活躍しますよ。
コラプズ コラプシブル2in1ウォーターキャリア&バケツ
サイズ(cm) | 22×22×25 |
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重量(g) | 600 |
容量(L) | 8 |
▼コラプズ「コラプシブル2in1ウォーターキャリア&バケツ」を紹介している記事はこちら
NEMO ヘリオ プレッシャーシャワー
サイズ(cm) | 24×42 |
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重量(g) | 605 |
容量(L) | 11 |
NEMOの「ヘリオ プレッシャーシャワー」は、ポンプを足で踏むだけで身体を洗うのに十分な水圧の水が出せます。タンクは地面に置いてどこでも使用できるので、吊り下げる場所を探したりバッテリーを用意したりする必要はありません。

キャンプはもちろん、海水浴や洗車にも役立ちます。使わないときはコンパクトにたたんで収納袋に入れておけるので、持ち運びや収納にも便利です。
おすすめポイント
●足で踏むだけで、十分な水圧が得られる
●バッテリーや吊り下げが不要で、場所を選ばない
●折りたたんで付属の収納袋に入れれば持ち運びやすい
すのこ

小さな子供がインナーテントへの出入りを繰り返していると、どうしても土が中に入ってしまうことも。そこで、インナーテントの前に靴を脱ぎ履きするスペースとしてすのこを置くのがおすすめ。ワンクッション挟めるので、テント内が汚れにくくなりますよ。
キャプテンスタッグ CSクラシックス フリーボード52×41cm
サイズ(cm) | 52×41×3.5 |
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重量(g) | 1,700 |
キャンプ用品でお馴染みのキャプテンスタッグのすのこは、木製なので温かみがあり、しかも滑りにくいので子供でも安心して使えます。

地面において使う以外にも、ベンチやラック、クーラーボックスなどと組み合わせることでテーブルや作業台としても活用できます。1.7kgと軽量なので、キャンプにも持ち出しやすいでしょう。
おすすめポイント
●コンパクトなサイズでテント前の靴脱ぎ場として使いやすい
●木製なので滑りにくい
●ベンチやラックと組み合わせてテーブルや作業台としても活用可能
吊り下げ収納ボックス・ハンガーラック

子連れキャンプでは、着替えやタオルなどの荷物も増えます。必要なときにさっと取り出せるよう、ハンガーラックと収納ボックスの併用がおすすめ。整理整頓しやすいだけでなく、圧縮もできるのでコンパクトに持ち運ぶことができますよ。
TABITORA 吊り下げ収納ボックス XLサイズ
サイズ(cm) | 45×30×62 |
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重量(g) | 750 |
上部にフックが付いているので、ラックなどに吊り下げて使用できる収納ボックス。棚が付いているので、大人用と子供用など分けて衣類を収納できます。底にはファスナー付きのポケットがあり、靴や使用済みの衣類の一時保管に便利です。

持ち運ぶ際は、衣類を入れた状態でファスナーを閉めるだけ。圧縮できるのでコンパクトに持ち出せます。キャンプだけでなく旅行でも活躍するアイテムです。
おすすめポイント
●上部のフックで、ラックなどに吊るせる
●棚が付いているので、大人用と子供用など分けて収納できる
●圧縮してコンパクトに持ち運べる
AND・DECO アウトドアハンガーラック Mサイズ
サイズ(cm) | 46×8.5×8.5 |
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重量(g) | 560 |
大型サイズのゴミ箱

子連れキャンプでは、お尻拭きやオムツ、生ごみなどのゴミがたくさん出がち。できるだけ大きなゴミ箱を持っていっておくことで、容量不足を防げます。使わないときはコンパクトに収納できるものがおすすめです。
クイックキャンプ トラッシュボックス 45L
サイズ(cm) | 40×40×50 |
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重量(g) | 1,000 |
容量(L) | 45 |
家庭用の45Lのゴミ袋をセットできる、クイックキャンプの「トラッシュボックス」。バックルを外すだけで簡単に立ち上がるポップアップ式で、使わないときはコンパクトに持ち運べます。

中には、ゴミ袋を固定するためのクリップが6個付いているので、袋を2つ設置してゴミを分別することも可能。地面に固定できるペグ穴や、テーブルに固定できるテープが付いているので、風が強い日でも飛ばされにくい構造になっています。

サイズは45L以外に30Lのミニサイズも。サブのゴミ箱として2つ用意するのも便利です。底面は耐水加工が施されているので、地面が濡れていても使え、お手入れにも手間がかかりません。
おすすめポイント
●バックルを外すだけで簡単に立ち上がるポップアップ式のゴミ箱
●6個の固定用クリップで2袋を設置して分別でき式
●地面に固定できるペグ穴や、テーブルに固定できるテープが付いている
ダブルサイズ&厚手のキャンプマット

子連れキャンプの楽しみの1つは、家族みんなで一緒に寝ること。その際に使うキャンプマットはシングルサイズを連結しても対応できますが、連結部分に生じる凹みにより寝心地が悪く感じる場合も。
そのため、ダブルサイズのキャンプマットを使うのがおすすめです。快適な寝心地を求めるなら8~10cm程度の厚さのあるマットを選びましょう。シングルサイズを連結して使う場合は、マットの上にシートを敷くことで凹みが気になりにくく快適に寝られますよ。
WAQ RELAXING CAMPMAT(ダブルサイズ)
使用サイズ(cm) | 200×134×10 |
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収納サイズ(cm) | 37×37×77 |
重量(kg) | 5.6 |
10cmの極厚ウレタンにより、地面の凸凹を感じることなく快適な寝心地が叶うWAQの「RELAXING CAMPMAT」。ダブルサイズなので、子供と添い寝できます。

ウレタンに加えて伸縮性のある素材を表面に使うことで、身体を包み込むような弾力のあるマットに。環境の変化に敏感になりやすい子供でも、自宅と同じようにぐっすりと眠れることでしょう。

バルブを開くだけで自動的に膨らむので、子供を見ながらの手間のかかる設置も必要ありません。生地の接合部分は圧着してあるので、万が一マット表面が濡れても内部への侵入は防げます。
おすすめポイント
●10cm極厚ウレタンが地面の凸凹を軽減し、快適な寝心地を実現
●ダブルサイズ設計で子供と添い寝できる
●バルブを開くだけの自動膨張式で小さな子供がいても設置が容易
速乾タオル

手を洗ったり体を拭いたりと、キャンプではタオルが必需品。しかし、乾きにくいタオルを持って行くと、生乾き臭が発生する可能性も。そこでおすすめなのが、速乾性のあるタオルです。
また、タオルは嵩張りがちなので、もし荷物量に制限があったり家族が多かったりする場合はコンパクトになるタオルを選ぶと良いでしょう。
シートゥサミット テックタオル S
サイズ(cm) | 40×80 |
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重量(g) | 120 |
シートゥーサミットの「テックタオル S」は、マイクロファイバー製なので吸水力や速乾性に優れています。サイズはXS〜XLの5種類あり、汎用性に優れるのはフェイスタオルほどの大きさのSサイズ。

収納ケースが付属するので持ち運び楽々。ループが付いているので、引っかけて乾燥や収納ができます。5色のカラー展開があるので、家族や用途に合わせて使い分けるのもおすすめです。
おすすめポイント
●マイクロファイバー製で吸水性と速乾性に優れている
●5色のカラーバリエーションで家族や用途で使い分けるのもおすすめ
●収納ケースが付属するので持ち運び楽々
バーベキュー串

子連れキャンプではバーベキューを楽しむ家庭も多いのではないでしょうか。子供がある程度大きくなったら挑戦したいのがマシュマロ焼き。その際におすすめなのが、伸びるタイプのバーベキュー串です。火から距離が取れて比較的安全に楽しむことができるでしょう。
コフラン テレスコーピングフォーク
サイズ(cm) | 31.5~86 |
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重量(g) | - |
コフランのバーベキュー串は最長86cmまで伸ばすことができ、火からしっかり距離を取れるので子供でも安心。ハンドル部分は木製で手になじみやすく、熱くなる心配もありません。

ハンドルの上部を回すことでスティックを回転でき、食材にまんべんなく火を通せます。マシュマロだけでなく、ソーセージを焼いたりチーズフォンデュをしたりするのにも最適ですよ。
おすすめポイント
●最長86cmまで伸ばせるため子供でも安心して使える
●指先だけでスティックが回転するので、まんべんなく加熱できる
●木製ハンドルは手にしっくりと馴染み、熱くならない
扇風機

子供は大人よりも体温が高いうえに体温調整が苦手なので、暑さが厳しい時期のキャンプでは熱中症対策が欠かせません。火照った身体をクールダウンするためには扇風機があると便利。コードレスのポータブル扇風機であれば、キャンプやドライブにも持ち出しやすいのでおすすめですよ。
SIROCA ポータブルコードレス扇風機
サイズ(cm) | 22×22×20 |
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重量(g) | 800 |
給電方法 | USB |
継続時間(時間) | 30 |
シロカの扇風機は、指が入らないように設計されているので安心して使えます。風量は6段階から選べ、最も弱い風量なら木の葉が触れ合う音よりも静か。首振り機能がついているのでサーキュレーターとしても使えます。

クリップと据え置き型の2つのアタッチメントがあり、取り付け場所に応じた設置が可能。フル充電で最大30時間連続使用できるので、就寝時も稼働できます。コードをつなげば、モバイルバッテリーとしても活躍する優れものです。
おすすめポイント
●指が入らない安心ガード設計で子供がいても安心
●クリップと据え置きの2WAY仕様。場所を選ばず使える
●風量は6段階から選べ、首振り機能もついている
虫除け

夏のキャンプでは、虫除け対策も忘れてはいけません。特に、子供は体温が高く汗をかきやすいので蚊やブユなどに刺されやすくなります。夏の子連れキャンプには、虫除けグッズを持参して、子供を守りましょう。子供でも使える、低刺激のスプレーやミストなどがおすすめです。
フマキラー 天使のスキンベープミスト プレミアム
内容量(ml) | 200 |
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有効成分 | イカリジン |
有効成分「イカリジン」の濃度を15%まで高め、虫除け効果が最大8時間持続するミスト。蚊・ブユ・アブ・マダニ・トコジラミ・ノミ・ヌカカ・ヤマビルに有効です。
0歳から使用でき、使用回数に制限がないので何回でも塗り直しができます。嫌な匂いもないので、匂いに敏感な子供でも抵抗なく使えるでしょう。
※初めて使う場合は事前に少量でテストをしましょう
おすすめポイント
●有効成分「イカリジン」の濃度を15%まで高め、虫除け効果が最大8時間持続
●0歳から使用でき、何回でも塗り直し可能
●蚊・ブユ・アブ・マダニ・トコジラミ・ノミ・ヌカカ・ヤマビルに有効
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