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テグス結び

2本のロープを連結させたい!「テグス結び」の結び方【実用的ロープワークvol.7】

キャンプでも使える実践的なロープワークのやり方を紹介していくシリーズ。今回は「テグス結び」を紹介します。

目次

記事中画像撮影:筆者

ロープの長さが足りない……。そんな時は「テグス結び」の出番!

テグス結び
テグス結び(別名:フィッシャーマンズノット)
ロープの末端同士を結ぶために用いられる基本的なロープワーク。元々は釣り糸(テグス)を繋ぐ際に使われていたことから、この名前で呼ばれています。

シンプルで結びやすい構造ながらも高い強度を持ち、ほどきたいときはすぐにほどけるのが特徴です!

キャンプのさまざまなシーンで大活躍!

テグス結びの例
テントやタープの設営時に「張り綱の長さが足りない!」なんてことはありませんか? そんなときに、異なる2本のロープを連結できるのがテグス結び。また、ロープを輪状に繋げた『スリング』を作る際にも用いられます。

キャンプ以外にも活用シーンが多いので、覚えておいて損なしです!

「テグス結び」を練習してみよう!

ここからは二本のロープを繋げる想定で手順を解説していきます。まずは一連の流れを見てみましょう。

テグス結びの結び方
大まかな結び方をイメージしておきましょう。それでは、細かく手順を追っていきます。

結び方の手順

テグス結びの結び方 手順1
まずは右手の黄色ロープから結んでいきます。

テグス結びの結び方 手順2
右手ロープの先端をもう一方のロープに巻きつけ、輪っかを作ります。上から巻いて下を通っていくように。

テグス結びの結び方 手順3
先端を輪っかに通します。このとき、先端が左手ロープの上を抜けていくようにしましょう。

テグス結びの結び方 手順4
結び目を締めます。末端は5cm程度残しておきましょう。

テグス結びの結び方 手順5
続いて左手のロープを結んでいきます。先ほど同様に、もう一方のロープに巻きつけます。

テグス結びの結び方 手順6
上から巻いて下を通っていくようにして、輪っかを作ります。

テグス結びの結び方 手順7
先端を輪っかに通します。先端が右手ロープ(黄色ロープ)の上を通るように。

テグス結びの結び方 手順8
結び目を締めます。

テグス結びの結び方 手順9
双方のロープを外側へ引くと、結び目同士がぶつかります。これで完成!

テグス結びの結び方 手順10
裏返して、2本のロープの結び目が綺麗に斜め平行に並んでいたら正解です。

押さえておくべき2つのポイント

<①結び目が左右対称になっているかチェック!>
 テグス結び 左右対称・非対称
手順(9)の段階で、双方の結び目が左右対象にかみ合っているか、確認しましょう。かみ合っていない場合は結び方が間違っている可能性も。この部分がきっちりできていなければ、強度は落ちてしまいます。

<②末端は余裕を持った長さを>
 テグス結びの長さ 良い例・悪い例
末端は5cm程度の長さを残しておくと安心です。短くすぎると力が加わった際に抜ける可能性があるので注意です。

「テグス結び」でロープの長さが足りないトラブルも安心!

 テグス結び
これを覚えておけば、ロープの長さが足りないときでも安心。キャンプへ行く際には、5m程度の予備の張り綱も持っておくと便利です。アウトドア以外でもアクセサリー作りなど日常でも出番の多い結びなので、ぜひ習得してみてください。

ロープワークを活用することで、キャンプはもっと便利に楽しくなりますよ。

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