蝶のような結び目が特徴の「バタフライノット」
バタフライノット (別名:中間者結び、アルパイン・バタフライノット)
ロープの中間に輪をつくるための結び方で、呼び名は結び目が「蝶」のような形になることから由来。高い強度を持ち簡単にほどけるため、登山のアンザイレン(パーティをロープで結ぶ登山技法)などでも使われています。
ロープが小物掛けに大変身!
「小物の置き場に困る」「地面に置くのはちょっと不潔そう」そんなときに活躍するのが「バタフライノット」です。木やテント内に張ったロープにバタフライノットでいくつも輪をつくれば、コップやコッフェルなどの小物掛けに早変わり。ハンガーを掛けて衣類を乾かす…なんていう使い方も!
「バタフライノット」を練習してみよう!
今回は「手のひら」を使った結び方をご紹介。通常の結び方に比べてシンプルなのでおすすめです。まずは一連の流れをチェックしてみましょう。
一見すると複雑そうに見えますが、構造は至ってシンプル。慣れると手元を見なくても結べるようになりますよ。
結び方の手順
ロープを手のひらに掛けます。
後ろ側のロープを持ち、手のひらに巻きます。
さらにもう一周巻きます。
ロープを3周巻きました。
縦に3本あるロープの真ん中を左につまみ出します。このとき、左のロープの下を通るように。
つまみ出したロープを、手前を通って右方向へ引っ張ります。
右手でつまんでいた部分を左手に持ち替えます。
左手でつまんだまま、ロープから手を抜きます。
そのままロープを引っ張って結び目を締めます。
ロープの両端に持ち、横方向へテンションを掛けます。
結び目を締めたら完成です!
いっぱいつくってみましょう。
何度も練習して結び方を体で覚えよう!
この結びに限らず、ロープワークは何度も何度も練習し、正しい結び方を体に覚えさせてしまうのが一番です。「バタフライノット」はロープ1本あればどこでも練習ができるので、1mほどのロープを携帯して、ちょっとした空き時間に結んでみるのも良いですよ。「バタフライノット」でキャンプ空間を飾ってみてはいかがでしょうか。