七輪も多様性の時代に突入!?

七輪といえば、日本で大昔から親しまれた土製の円筒形コンロ。炭火で秋刀魚や餅を焼いている画を想像しますよね。
少ない炭でも長時間火が保てることや、セラミックのボディが熱されることで発生する、遠赤外線により食材をおいしく焼き上げられるなどのメリットがある反面、使い勝手が悪いと感じる点も多々あります。

そんななか、使いやすさや手入れのしやすさの向上、家でも使えるようになるなど、バラエティ豊かな七輪も登場しています。
今回は、そのなかでも斜め上な進化を遂げた七輪形アイテムを3つご紹介します!
斜め上の七輪系アイテム3選
1|尾上製作所 / 火消しつぼになる七輪

まずは1台で2役こなせるONOEの「火消しつぼにもなる七輪」。その名の通り、火消しつぼとしても使える優れもの。

炭火を使う上でなんといっても面倒なのが後処理。
通常であれば、炭を七輪から出して炭捨て場に捨てるなり、火消しつぼに移すなりしなければならないのですが「火消しつぼにもなる七輪」ならそんな手間は無用。

七輪で使っていた炭はそのままに、蓋を閉め空気口を塞いでしばらく待てば、鎮火して持ち運びが可能に。

まさにこれ一台で使用から片付けまでが完結してしまう画期的な七輪。
また、七輪を使わなくても、焚き火の際の火消しにも使用できるので、とりあえず持っていれば安心できるアイテムです。
ONOE 火消しつぼになる七輪
サイズ | 25D x 25W x 24H cm |
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2|pelletan / 美濃焼コンロ+ペレ炭缶2本セット

もともと小ぶりサイズの七輪もありますが、ついに手のひらサイズまで縮めてしまったpelletanの「美濃焼コンロ」。小さいながらも陶器ボディの本格派七輪です。

もちろんこのサイズだと通常の木炭は使用できないので、杉やヒノキなどの国産材の製材時に発生する不要な樹皮を使用した、ペレット状の炭、いわゆる「ペレ炭」を使用。
今回ご紹介する製品は、このペレ炭もセットになっています。

これだけ小さいと、ご覧の通り、レンコン1切れでいっぱいに。
牛タンを焼くにも1枚ずつ、ししゃもだって置く場所を動かしながら2尾焼くのが限界でしょう。

でも、たっぷり時間のあるキャンプなら、ちびちび好きなおかずを焼きながら、お酒と一緒にゆっくり食事を楽しむのも乙ですよね。
ソロでゆったり過ごしたい人にはちょうど良いアイテムですよ!
3|YAMAZEN / 減煙電気七輪

最後はとうとう、炭火も使わないYAMAZENの「減煙電気七輪 HITORI-JIME GRILL」を紹介します。
こちらは電気を使っているので、お家で七輪気分を楽しむことが可能です。

室内で使う上で嬉しいのが減煙機能。トースターでも、ヒーター部分に食材の油などが落ちたりすると煙が発生するのですが……。

この減煙電気七輪では、食材の真下にではなく、側面にヒーターを設置することで、油が落ちても煙が発生しにくい仕組みになっています。

形も長方形で、食材が置きやすいのも嬉しいポイント。
円形の七輪よりも、焼き面の配置の自由度が高いため、焼き鳥の持ち手部分を熱することなく並べて焼くことが可能。
たとえば、秋刀魚を一尾横に置き、全面を均等に火入れするなんてこともできちゃいます。
どちらかといえばお家で使うアイテムですが、流行りの車中泊やおこもりキャンプでも活躍すること間違いなしです!
YAMAZEN 減煙電気七輪
サイズ | 幅34.5×奥行14×高さ10cm 焼き網寸法:縦25.3×横10cm 電源コード長さ:1.2m |
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重量 | 1.3kg |
電源 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 1000W |
温度調節 | 無段階調整 |
斜め上の七輪で一人飲みを楽しく

今回は、個性豊かな七輪を3種ご紹介しました。
どれも七輪のイメージを覆すような進化を遂げており、どれも食卓を楽しく、おいしく彩ることができること間違い無し。特にソロキャンの一人飲みには相性が良さそう!
ぜひ、今回紹介した七輪系アイテムで、一人飲み時間をリッチなものにしてみてください。