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【オヤジのしっぽりギア】誰にも邪魔されない「マイ七輪」が最高だ!片付けも楽で、ありがてぇ…

尾上製作所の「火消しつぼになる七輪」をレビュー! BBQは家族や仲間とワイワイやるのも楽しいですが、いい大人になると1人でしっぽり……もオツですよね。

そこで目星をつけたのが、マイ七輪にうってつけのこのアイテム。実際使ってみたところ、シンプルな見た目以上に機能的で大当たり! その魅力を余すところなくお伝えします。

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

自分専用の七輪がほしい…

BBQグリルで野菜と肉を焼く

写真は筆者がとあるBBQで、焼き物係をやったときの1枚です。家族や仲間との大人数BBQは楽しいものですが、「1人で静かに、好きなものだけ焼いても楽しいだろうな……」とも思っていました。

そんなときに発見したのが、ONOEのこちら!

おや? マイ七輪にうってつけのがあるじゃないか

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

出典:ONOE(尾上製作所)

こちらは「火消しつぼになる七輪」。わかりやすいネーミングが好印象で、シンプルなビジュアルもかっこいいですよね。

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

出典:ONOE(尾上製作所)

こんなふうにひっそりと1人焼肉を堪能して、気ままにビールを飲んだら最高でしょうね。いや待てよ、サンマに日本酒も……と夢が広がります。

それに「七輪として調理→そのまま火消し壺として消火」とシームレスに片付けできる利便性は計り知れません。これはもう買うしかない! というわけで早速購入。その魅力を、みなさんにもご覧に入れましょう。

ONOEの「火消し壺になる七輪」を手に入れた

持った感じは、小さめのバケツ

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

各サイズは画像にある通りで、持った感じは小さめのバケツといったところ。重さも1.5kgと、ちょっと持ち上げて移動するにも苦にならない軽さです。

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

全パーツを広げてみました。筒状の本体の他にゴトクと焼き網、それにフタで構成される商品です。ちなみに焼き網は使い捨てとのことでした。

シンプルな見た目ながら、なかなかに凝ったつくり

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

本体は中子(なかご)を浮かせる二重構造。これにより燃焼中に空気の流れがスムーズになり、また蓄熱性も高まる……という感じですかね。詳しくはわかりませんが、とにかく本体は二重の壁になっています。

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

本体の下部には3つの空気穴が。つまみをスライドすることで、開閉できます。内部に入り込む空気の量を増やしたり絞ったりすることで、火力を調節できるというわけですね。

もちろん火消し壺として使うときは、全閉めです。

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

本体の底には脚がついていました。これにより設置場所へ熱が伝わるのを抑制します。とはいえウッドの天板の上では使わない方が無難でしょう。

網でも鍋でもOK!

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

七輪として使うときは、十字っぽい形のゴトクを設置して、その上に焼き網を乗せます。よく見るとゴトクには突起がありますね。これが網がズレるのを防いでくれます

また前述した通り、付属の焼き網は使い捨て。同じ焼き網がONOEからリリースされているので、まとめ買いしておくのが吉です。まあ、サイズだけ気をつければ100均の網でも問題ないと思いますが。

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

ちなみにゴトクは、ひっくり返して設置することも可能。こうすることで突起が下を向き、フラットな鍋置き場が誕生します。クッカーやケトル、ダッチオーブンで調理したい場合はこれですね。

火消し壺として使う場合は……

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

火消し壺として使うときは、本体の空気穴を閉じて、フタを装着。そうしてハンドルを真上に持ってくると、フタがロックされるようになっています。

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

この通り、逆さにしても大丈夫!……ですが、火消し中にこういった軽はずみな行動は差し控えたいですね。また炭が燃焼している状態で火消しをする場合は、耐熱性の革手袋などを着用しましょう。

野外で一杯飲ってみた

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

さあ、それではソロキャンプで実際に使ってみましょう。ソロ宴会のスタートです!

ちなみに炭熾しには小型ポンプを使いました。火吹き棒やうちわを使うよりも断然ラクチンです。ただし舞い上がる火の粉が手を襲うので、要手袋でした。

小型電動ポンプについて詳しくはこちら

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

ビールを飲みながら焼き鳥を……。ゆっくり飲みながら、自分のペースで焼いていきます。直径25cmの焼きスペースはソロにちょうどいいですね。

しかし想像していた通りの楽しさです、ソロBBQ。シュッとした若者がやっていると寂しい感じになるかもしれませんが、筆者は何をしても哀愁の漂うおっさんなので、この場にあるのは楽しさだけです。

火力調整できるから、焼き鳥もいい具合に

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

さて、いい感じに焦げもついたので、火力を弱めたいですね。普通のコンパクトグリルだと内部のスペース的に炭の高低差で火力のゾーン分けをするのは難しいのですが……

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

本製品なら、空気穴の開閉で火力調節が可能。これは非常に便利な機能でした。

ちなみに開閉するためのつまみは高温になっているので、直接触ることはできません。火ばさみでコツンコツンと動かすのがベストです。

片付けは空気口を閉じてフタをするだけ

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

まだまだソロ宴会を続けたいところですが、明るいうちに火消し機能を試さなくてはなりません。焼き物をいったん中断して、消火することにしましょう。

たっぷりと残っている炭は、消し炭として再利用できるので無駄になりません。

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

空気穴を閉じ、フタをして火消しを開始しました。まだフタをしたばかりなので表面温度は119℃もあり、うっかり触ったらヤケド不可避です。

火消し壺に触れることによるヤケドの例は少なくないので、十分に注意しましょう。

1時間後に本体温度はどうなる……?

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

フタをしてから1時間が経ちました。本体の表面温度は13℃にまで下がっています……! 火消し壺としてしっかりと空気を遮断し、炭の燃焼をストップしてくれました。

ちなみに1時間とは、説明書に記載されていた消火時間の目安です。

尾上製作所の火消しつぼになる七輪

手の甲で触っても、ひんやりするばかり。これなら車載して帰宅の途についても問題ありませんね。「火消しつぼになる七輪」とのネーミングに偽りなしです!

そして次に本製品を使うときは、残っている消し炭に着火するだけ。まるで無駄のない流れで、本製品を使い続けることができますね。

こうなってくると、キャンパーならあるひとつの発想が沸き起こってきます。そう、「これって焚き火台としても使えるのでは?……」です。炭がイケるなら薪も大丈夫だろうと、実際に焚き火台として使ってみることにしました。

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