アイキャッチ・記事中画像提供:MAIさん
家族でキャンプ、行ってる?
「家族でキャンプへ行くのはもう当たり前」という人もいれば「やってみたいけど、わからないことが多くて……」という方もいるはず。
そこで、ファミリーキャンプのリアルな事情や魅力をお伝えするべく、とあるファミリーキャンパーに密着取材! 今回は2人のお子さんがいるMAIさんご家族にインタビューしました。
MAIさんファミリーのプロフィール
MAIさんファミリー
- Instagramアカウント:@machan_camp
- お住まい:神奈川県
- 家族構成:MAIさん、shinyaさん(ご主人)、長男2歳、次男0歳
- ファミリーキャンプ歴:2年(MAIさんのキャンプ歴は7年、ご主人は15年)
ファミリーキャンプデビュー当時について教えて!
ファミリーキャンプを始めたきっかけは?
家族でキャンプに行きたい。でも、いつ、どのタイミングにすればいいの? と疑問に思うことはあるもの。MAIさんファミリーのきっかけは、夫婦がどっぷりキャンプにハマっていたから。
小さい頃に行ったキャンプがとても楽しい思い出として覚えていたので、大人になって友達とグランピングに行っていました。
そのあとキャンプが趣味の主人と出会い、初めて本格的なキャンプに連れて行ってもらったことがきっかけでどハマりして……
なので、最初は私たちの趣味に子どもたちが付き合ってくれているという感じでしたが、今では2歳の長男も「キャンプ行きたい!」と言ってくれるようになりました
お子さんがキャンプデビューした年齢は?
生まれたのが10月だったので、首も座って少し暖かくなってきた3月(生後5ヶ月)にキャンプデビューしました
最初からオートキャンプ? それともコテージ泊?
まずはデイキャンプから始めて、その次からオートキャンプです。
夫婦ふたりのときはコットで寝ていましたが、それをお座敷スタイルに変更。テントのなかにインナーシートとクッションマットを敷いて過ごしました
生後5ヶ月といえば、ねんね期からうつ伏せ期に変わる節目。お子さんと安全かつ快適に過ごすため、高低差のないゴロゴロスタイルにアップデート。
さらに、テント内で過ごすときは安全なところ・危ないところを完全に分ける工夫もしていたそう。
まだまだ小さな赤ちゃん。キャンプ場でちゃんと寝てくれる? 夜中に泣き止まなかったらどうしよう……? と心配は尽きないものですが、キャンプに手慣れているおふたりだからこそ早くに踏み出せた一歩かもしれませんね。
MAIさんご夫婦のYouTubeチャンネルでは、息子さんとの初めてのデイキャンプの様子も公開されています。こちらも参考にどうぞ!
初代ファミリーテントは、ogawaのアポロンT/C。その理由は?
テント内で立ち上がっても、抱っこやおんぶであやせるような広さが便利です。
また、寝室とリビング(前室)が分かれているので、子どもを寝かしつけたあとに大人2人でゆっくり晩酌できるところも気に入っています
出産前に購入していたという、ogawaの人気幕「アポロンT/C」。
大人5人が横になれる吊り下げ式のインナーテントが付属しているツールーム仕様で、全開放できるメッシュパネルが大きな魅力です。
ただ、大型サイズゆえに「1人で設営するのが難しい」という気になる点も……。そのため、現在はご主人だけで立てられるテントの出番が多いそう。
大人ひとりで設営できる=お子さんから目を離す隙が生まれないので、そういった安全策も重要ですね。
ogawa アポロンT/C
収納サイズ | 78×36×45cm |
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重量 | 約25kg(付属品除く) フライ:約15.7kg、ルーフフライ:約1.2kg、ポール:約8.1kg 付属品重量:約4.35kg |
素材 | フライ:T/C(耐水圧350mm)、ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) ルーフフライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm) フレーム:6061アルミ合金φ19mm、φ14.5mm |
カラー | オフホワイト×サンドベージュ |
ずばり、ファミリーキャンプデビューのために買った道具の総額を教えて!
インナーシートやシュラフ、2人用のインフレーターマットなど買いました。20万円ぐらいです
MAIさんもご主人も、お子さんが生まれる前から既にキャンプ道具一式を持っていたため、買い足したのはお座敷スタイルにするためのインナーシートや、お子さんと使う寝具など。
ちなみに、活躍しているインナーシートは楽天市場で見つけたもので、200cm×200cmの大きめサイズ。シートの四隅を自立させることも可能で、砂利や虫が入りにくいところも便利!
namelessage レジャーシート(NGOS-300)
折り畳み時サイズ | 50cm×15cm径 |
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重量 | 約1.65kg |
使用時サイズ | 200cm×200cm |
内径サイズ | 184cm×184cm(縁を立てた場合) |
立てる縁の高さ | 8cm |
厚さ | 3mm |
ファミリーキャンプ歴2年。いまお気に入りのキャンプサイトを見せて!
カーカムスのテントをメインに、開放的な青空リビング
いま一番しっくりきているマイ・キャンプサイトは、スプリングバーの「ファミリーキャンパー7」が主役。
主人ひとりで短時間で設営でき、片付けもパパッと終わらせられるところがポイントです
テント内は198cmの高さがあるため、腰を曲げずに作業OK。
さらに窓が3面あり、中で過ごしていても閉塞感が少ない点も魅力のテント。
天気のいい日はテントの前にリビングを作って、青空キャンプ飯をみんなで楽しむのがMAIさん流です。
▼スプリングバーの「ファミリーキャンパー7」の詳細はこちら
子どものために買ってよかったアイテムBEST3
子どもが生まれる前からキャンプに慣れていたMAIさん。お子さんとのキャンプにあたって「これは買ってよかった!」と、特に重宝しているアイテムが。
第3位|WPL JAPAN「スズキジムニー アウトドアラジコン」
おすすめポイント:息子が大の車好きで、このラジコンとキャンプ場内をお散歩するのが楽しいみたいです。
大きくなったら自分で操作して動かせるので、長い期間遊べるおもちゃだと思っています
WPL JAPAN ラジコン スズキ ジムニー
製品仕様(車体 | ・スケール:1/10 ・全長:約360mm ・全幅:約140mm ・ホイールベース:188mm ・タイヤ径:約72mm ・モーターサイズ:370サイズ ・バッテリー:7.4V 600mAh ・バッテリー変換コネクター |
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セット内容 | ・RCカー ・送信機 ・走行用7.4Vバッテリー ・USB充電ケーブル ・取扱説明書 ・日本オリジナルステッカー ※送信機用電池(単三電池×2本)は別売りです。 |
第2位|おしゃれ家具・照明の快適ホームズ「低反発ラグ 200×300」
おすすめポイント:撥水するので、ご飯や飲み物をこぼしても綺麗に拭き取れます! スプリングバーのファミリーキャンパー7に、2枚敷くとほぼぴったりサイズなんです。
他にも、アポロンの前室にインナーシートを敷き、その上にこの低反発ラグを敷くこともあります。ふかふかなので、ハイハイやゴロゴロしやすそうでした
リファニ 低反発ラグ200×300cm
サイズ | 200×300cm |
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材質 | ポリエステル |
第1位|コールマン「キャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブル」
おすすめポイント:もちもちのマットで息子も気持ちよさそうに寝ていました。親もしっかり眠れて、疲れが取れます!
「子どものために買ってよかったアイテム」の1位に輝いたのは、厚さ10cmのコールマンの自動膨張式マットレス。寝心地のよさはもちろん、バルブを開いておけば自動である程度膨らむため、準備が時短できるところもポイント。
さらに収納袋がポンプ代わりになるため、別途エアーポンプを用意しなくていいのもありがたいですね。
Coleman キャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブル
サイズ | ●使用時サイズ:約200×128×10(h)cm ●収納時サイズ:約φ31×70cm |
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重量 | 約5kg |
材質 | ポリエステル、ポリウレタンフォーム |
仕様 | 収納ケース式ポンプ |
ファミリーキャンプをして大変だったこと・良かったこと
苦労したのは、睡眠問題…
息子が日差しを感じるとすぐ起きてしまうタイプだったので、早いときは朝4時に起きてしまい、息子も私も寝不足で大変だったことです。
そこで生地の色が暗めのテントを導入。光を通しにくくなったからか、朝まで眠れるようになり、無事に睡眠不足から開放されました
ここ最近出番の多いスプリングバーの「ファミリーキャンパー7」は、化繊より遮光性の高いコットン地。かつ濃い生地色をチョイスしたことで、光を透過しにくくなっています。
いくら親がキャンプに慣れているとはいえ、やはり乳児とのアウトドアはケガをしないように……などと気疲れしてしまうもの。
そういったなかでもめいっぱい楽しむ秘訣は、快眠にもあるのかもしれませんね。
「家族でキャンプして良かった」と思えた瞬間は…?
息子から「あーキャンプ楽しかった! 明日もキャンプ行く?」という言葉が聞けたときに、私たちが好きなキャンプを息子も楽しんでくれているのかと嬉しい気持ちになりました!
我が家のタイムスケジュール
「買い出しはどのタイミングで?」「設営後はどんな過ごし方してる?」「お風呂はいつ入る? それとも入らない?」「子どもと一緒に寝る? 時間をズラす?」など、ビギナーには気になることばかり。
MAIさんファミリーはどんなふうに過ごしているのか、1泊2日のタイムスケジュールを教えていただきました。
【前日】
- ・道具の準備
・買い出し①(ほぼ全ての食材を買う)
【キャンプ1日目】
- 6時:出発
- 9時:買い出し②(お菓子、お酒、おつまみ系を買う)
- 10〜11時:キャンプ場にチェックイン・設営
12時:昼ごはん(お昼食べたら息子の昼寝)
14時:遊び・アクティビティ・観光など
16時:焚き火
17時:晩ご飯
21時:就寝
【キャンプ2日目】
- 6時:起床
7時:朝ご食
10時:撤収
11時:スパに立ち寄ってお風呂
【帰宅後・後日】
- ・自宅で道具の片付け
現在はお子さんがおふたり(2歳・0歳)いらっしゃるMAIさん。まだ家族4人でのキャンプは実現していませんが、0歳児が増えても概ねこのようなスケジュールで変わらなさそう、とのこと。
スムーズにキャンプするためにしている我が家の時短テク!
前日に買い出しはほぼ済ませておきます。そうすることでキャンプ当日の時短になりますし、食材を無駄にすることなく、必要な分だけを持って行くことができます。
料理は事前にメニューを決めておくので、キャンプ場に着いたら焼くだけ、煮るだけです
ときにはレトルト食品や冷凍食品、お取り寄せグルメを活用して、ささっと調理するのもポイント。
そしてもうひとつ時短を意識しているのが、キャンプサイトの設営時。
テントやタープの設営は、基本主人にお任せ。
私は息子をシートの上や椅子に座らせて、一緒に遊びながらテーブルやイスなどを組み立てていきます。そうすればテントが立ったらあとは運ぶだけで済みます!
ご主人ひとりで立てられるスプリングバーの「ファミリーキャンパー7」を導入したことで、設営時のストレスがとても少なくなったそう。道具を見直すことも「時短・時産」のキーワード。
【子連れにおすすめ】お気に入りのキャンプ場
オートキャンプFUJICHU【山梨県】
おすすめポイント:トイレが綺麗で、エアコンが効いてるので冬は寒くなくてありがたい。もちろん温水トイレです。いま息子はトイトレ中ですが、ここのトイレなら嫌がらずにできそうだなと思っています。
コインシャワーにはドライヤーが用意されているので、もしお風呂に行けなくてもシャワーを浴びられる安心感も◎。
徒歩圏内に有料遊び場、レストラン、アウトドアショップ、道の駅があるので、親も息子も大満足です
オートキャンプFUJICHUは2023年にオープンしたばかりで、施設の清潔感はもちろん、林間キャンプサイトのロケーション、周辺施設も充実。
遊べるところがキャンプ場内だけ……となると、雨が降ってしまったときなど子どもが飽きない秘策を念入りに考えておきたいものですが、キャンプ+観光を楽しめるのは親も子も嬉しいポイントですね!
- ▼オートキャンプFUJICHU公式サイトはこちら
- 住所:山梨県富士吉田市新屋724番1
経験と想い出はプライスレス
この夏、お子さんが増えて4人家族になったMAIさん。とはいえ、キャンプスタイルの変化は特になさそうとのことですが、「近場のキャンプ場を選んだり、引き続きかなりの早寝早起きキャンパーになりそうです」と話してくれました。
今後ファミリーキャンプで買い足したいのは、水遊びギア。
以前カヌーを貸してもらい3人で乗ったのですが、とても気持ちがよくて、長男も眠るぐらいリラックスしていました。なので、カヌーかSUPの購入を検討しています。
息子2人がもっと大きくなったら、北海道の大自然を感じながらキャンプをしたり、氷上でワカサギ釣りキャンプをしたりしたいな〜と思ってます!
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次はあなたの家族に密着!?
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