赤ちゃんのキャンプデビューっていつからOK?
親子ともに”初めて”がいっぱいの赤ちゃん期。抱っこやおむつ、ミルクなど、色々とお世話も必要です。そんな赤ちゃんをキャンプへ連れて行っても大丈夫? という漠然とした不安をもつ人も多いと思います。
成長に合わせて、家族でしっかり話し合おう
赤ちゃんの成長や発達スピードは人それぞれ。だから”○ヶ月から大丈夫”という具体的な決まりはありません。生後3ヶ月経ったらOKという話もありますが、赤ちゃんの”発育の段階”とパパママたちの”育児慣れ”によってその時期は変わってきます。
色んなものを目で追うようになったり、興味を持ち始めたり。外の環境にも慣れ始め「そろそろ大丈夫かな」と思ったら、まずは家族でしっかり話し合ってみましょう。
そこで一つの目安として、筆者の実体験をもとに赤ちゃんと安心して楽しくキャンプデビューできるポイントをご紹介します。
安心してキャンプデビューする4つのポイント
その1. 検診や予防接種をしっかり受ける
免疫機能が未熟な赤ちゃん。まずは予防接種はスケジュール通り受け、定期的な検診で赤ちゃんの身体の状態をしっかりと把握しておきましょう。
ひと通り予防接種を終える、7〜8ヶ月頃をキャンプデビューの目安にすると安心かもしれません。我が家の息子は2回目の検診と予防接種を受け、成長も順調だったので、生後3ヶ月頃にキャンプデビューをしました。
その2. 一緒にお出かけ慣れする
また、赤ちゃんの成長や体調に合わせて”お出かけ慣れ”をしていきましょう。何度も出かけることで、外出時には何がどれくらい必要なのかを把握することができます。
ピクニックや日帰りのデイキャンプなどでイメージを膨らますと、準備もしやすくなりますよ。同時に車でのお出かけも経験しておくと、より安心ですね。
その3. パパママのキャンプ経験値
テントの設営や食事に加え、赤ちゃんのお世話も加わるのが難しいところ。なので両親のキャンプ経験値はできる限りあった方が◎。パパとママでやることを分担しやすく、イレギュラーな事態にも落ち着いて行動できるはず。
未経験だとしても、手ぶらで楽しめるキャンプやコテージを利用したり、経験のある家族や友人と行けば心強いですね。
その4. ベストな時期を選ぶ
赤ちゃんに快適な室温は夏場26〜28℃(湿度60%)、冬場20〜25℃(湿度50〜60%)と言われています。これをテント内でキープしやすい時期は4月〜7月、9月〜10月あたり。比較的あたたかい7月や9月でも朝晩は冷え込むので赤ちゃん用の防寒対策はマストです。
11月〜3月の冬場も、ストーブや電源サイトなどを利用して、テント内を暖かくキープできれば大丈夫です。
【キャンプ場の選び方】4つのポイント
その1. 家から近い場所にある
移動時間で赤ちゃんに負担がかからないよう、なるべく近場のキャンプ場がおすすめ。さらに行き慣れたところなら、勝手もわかるのでより安心。
その2. 区画ではなくフリーサイト
夜泣きなどで周りに迷惑をかけないためにも、自由に場所を選べるフリーサイトがおすすめ。さらにフリーサイトの中でも、端の方に寄れば迷惑がかかりにくいでしょう。
さらに湖畔や川の近くだと、泣き声がかき消されるので周りも気になりません。
その3. 予約が不要なキャンプ場
小さいうちは体調を崩しやすいので、直前に行けなくなることもしばしば。さらに天気予報で雨とわかればなるべく避けたいところ。予約なしのキャンプ場なら無理せず、行かないという決断もしやすいですよ。
その4. キャンプ場近くの病院などを調べておく
万が一に備えて、キャンプ場近くの病院を調べておきましょう。そして保険証や母子手帳を持っていくことを忘れずに!
赤ちゃんのキャンプデビューの日程とキャンプ場が決まったところで、次は持ち物を準備しましょう。あると便利なアイテムをご紹介します。
いざキャンプデビュー!持って行くと便利なものは?
基本の持ち物リスト
●保険証、医療証、母子手帳
●おむつ(多め)
●おしりふき
●保湿クリーム
●着替え(多め)
●上着
●靴(歩き始め〜)
●離乳食やミルク
●赤ちゃん食器、哺乳瓶、スタイ
●抱っこ紐
●ビニール袋
写真は一部ですが、おむつや着替えは多めに準備しておくと安心です。離乳食やミルクも月齢にあった分を用意しましょう。
さらにあると便利なアイテムはこちら。
液体ミルク
日本でも製造販売が開始になった液体ミルク。すぐあげたい時に便利! 普段は災害用に保存し、期限(約半年)が迫ったらキャンプや外出時などで使うようにしています。
液体ミルク アイクレオ
足付きロンパース
足をバタバタしたりハイハイすると、すぐに脱げて失くしがちな靴下。これなら脱げる心配も無く、しっかり足先までカバーしてくれるので一石二鳥!
NEXT 足つきロンパース
消毒スプレー・除菌シート
おむつ替えの後はサッとスプレーで消毒し、食事の前は子供にも使えるノンアルコールタイプの除菌シートを使っています。頻繁に手を洗いに行けないので、あると便利です。
花王 ビオレu 手指の消毒スプレー 携帯用
ユニチャーム シルコット ノンアルコール 除菌ウェットティッシュ
虫除けスプレー&日焼け止め
虫除けスプレーは赤ちゃんにも使える天然成分100%のものを。日焼け止めも子供の肌にあったものを選び、自宅でパッチテストをしてから使うようにするのが安心です。
パーフェクトポーション アウトドアボディスプレー エクストラ/ハッカ
ナチュラルサイエンス ママ&キッズ UVライトベール
BOS 防臭袋
使用済みのおむつはBOSの防臭袋に入れてから捨てると、匂いが気になりません。エチケット袋としても使えるのでおすすめです。
BOS 防臭袋
こんなアイテムも便利でした
ベビーカーマルチバッグ
ベビーカーだけでなく、車の後部座席にも使えるマルチバッグ。中身の見えるメッシュバッグやドリンクホルダーなど使いやすく、容量もたっぷりなので普段から愛用しています。
ベビーカー バッグ
レジャーシート・ブランケット
多少動き回っても安心なスペースを作ってあげると、赤ちゃんのストレスも溜まりづらく身体を動かしてくれます。ブランケットも1枚あると、下に敷いたり上にかけたりと万能に使えましたよ。
ブルーノ レジャーシートL
おもちゃホルダー
落としやすいおもちゃは、クリップで止めれば汚れる心配もなし。歯が生え始める6ヶ月頃は、写真のような歯固めがおすすめです。
木製ベビークリップ&歯固め
チェアベルト
外出先の椅子やレストランなど、背もたれのある椅子であれば装着できる安全補助ベルト。種類は限られますが手持ちのアウトドアチェアに赤ちゃんを座らせることもでき、コンパクトにたためるので持ち運びにも便利!
キャリフリー チェアベルト
【さらに入念に】キャンプ場に着いたらすること
管理人さん、サイト付近の方に挨拶
先に挨拶をしておくと、何かあった時に安心です。赤ちゃんがグズり始めてからだと大人の余裕もなくなるので、先に「泣き声などうるさかったらごめんなさい」と一言伝えておくとトラブル回避に繋がります。
赤ちゃんスペースの確保
サイトが完成するまで、赤ちゃんが自由にできるスペースを作ってあげましょう。この時必ず目を離さないよう注意すること! 気付いたら転がっていたり、何か食べていたりと、赤ちゃんの行動は想像を超えてくるので気を付けてください。
こんな時どうする…?我が家の事例紹介
離乳食や食事はどうする?
これは一例ですが、我が家は普段食べているものを冷凍保存して、お湯を注いで解凍したり、市販のものを利用しています。試しにシェラカップを使ってみたところ、持ちやすくあげやすかったので、画像のように赤ちゃんのカトラリーもキャンプ道具にしています。
パパママのキャンプ飯もレトルトを使ったり、具材を事前に切って持って行ったり。キャンプ場ではなるべく簡単に済ませられるメニューにしておくと楽ですね。
お風呂は入れるべき?
時期にもよりますが、秋冬に行った時は湯冷めが心配で入りませんでした。その代わりおむつをマメに替え、寝る前には清浄綿で顔や身体を拭いて保湿クリームを塗り、着替えて寝かせました。
赤ちゃんがいるとお風呂も入りにくいので、貸切風呂があるキャンプ場などもいいですね。
全然泣き止まない
環境が変われば赤ちゃんも普段通りにいかないことも。抱っこやおんぶをして落ち着かせ、散歩をしたり音楽や動画を流してみるのも手。教育の仕方にもよりますが、赤ちゃん用のショートアニメなどを事前にダウンロードしておくのもアリです。
なるべく片方が付きっきりになるのではなく、パパママ交互にお世話をするなど、家族みんながキャンプを楽しめる環境づくりも大切ですね。
赤ちゃん想いのキャンプで、パパとママも笑顔に
赤ちゃんを第一に考え、準備は万端に! キャンプ場では頑張りすぎず、のんびり親子時間を満喫してください。焚き火をしながら子供の未来を想像して更ける夜は、泣けてくるかも?! 赤ちゃんとキャンプへ行く際はぜひ参考にしてみてください。
Baby camp is full of love
愛情たっぷりの赤ちゃんキャンプ