やっぱり子どもが楽しくないと!
ファミリーでキャンプを楽しむのはとっても素敵な時間ですが、お酒、BBQ……と大人ばかりがエンジョイしていませんか? ファミリーキャンプではやっぱり子どもが楽しめる、というのも大事です!
そんなときは、子どもと一緒にDIYをやってみるのをおすすめします。成長を目の当たりにできますよ。
ファミリーキャンプの主役は子どもたち
大人があんまりやりすぎたり、口出ししすぎても、子どもは嫌がったり従うだけになってしまいます。そうではなく、できるだけ本人たちに考えさせましょう。
子どもに主役になってもらえば、大人もびっくりするような発想やアイデアを見せてくれるはず。そこで今回は、キャンプで子どもが楽しめるDIYの方法や販売キットを紹介していきます!
子どもは目的があるとやる気になる
うまく子どもをやる気にさせるコツは目的や目標を設定してあげること。
「これを作ってお母さんや友達をびっくりさせよう!」「これができたら美味しいご飯が待ってるよ!」という風に、子どもが好奇心を持つような動機付けをしてあげましょう。
作ったり、塗ったり、加工したりDIY体験を
DIYと一言でいっても、その方法はさまざま。木を切って組み合わせたり、絵の具や飾りを用意して装飾したりと、子どもの感性を刺激する要素はさまざまです。
成功体験を共有しよう!
自分でがんばって取り組み、完成させることは子どもにとって大きな成功体験です。
子どもの年齢によって簡単すぎず、ちょっと頑張ればできるくらいの難易度に設定してあげましょう。そうすることで子どもの集中力や成長を促すことができるはずです。
子どもが喜ぶ、こんなDIY!
子どもと楽しむなら、こんなDIYはいかがでしょう。お子さんの年齢や好みに合わせて挑戦してみてくださいね。
① 釣り竿作り
こちらは小学校高学年くらいの子におすすめのDIYになります。
DIYに必要な道具は用意してあげて、あとはキャンプ場にあるもので自由に何かつくっていいよ! というスタイルで実際にチャレンジしてもらいました。
普段からお父さんとキャンプをしているようで、さっそく長めの枝を見つけ、慣れた様子でナタを使い余分な節をカット。
どうやらなにを作るかもう思いついてるみたいですね。
お次は枝の先端に余っていたロープを括り付けます。
長さが足りないようでもう1本追加し、これもしっかり結合。
今度は落ちていた金網を拾ってきて、一体何に使うんだ? と思っていると、ニッパーで細目の部分をカット。
② ウッドストーブ作り
こちらは空き缶とペンキ缶を組み合わせてできる簡易ウッドストーブ。対象はこちらも小学校高学年くらいです。
【簡易ウッドストーブの作り方】
1.内側となる空き缶に穴をあける
・底にたくさんあける(数は適当に)
・側面の下(底から15mm位)に10か所ほど
・側面の上(上辺から15mm位)に8か所ほど
2.外側のペンキ缶の下側に穴をあける
・8つほどあけましょう。
3.空き缶をペンキ缶に入れたら完成です!
道具は最初は電動ドリルがあると簡単ですが、慣れてきたらキリやノコギリでやってみましょう。
③ 木製時計キットでDIY
こちらは木の時計を装飾するもので、小学校低学年でもできるものです。作り方は接着剤でアレコレくっつけていくだけなのでとても簡単。
付属の松ぼっくりや木の枝で装飾するのですが、実際にキャンプ場などで落ちてるものを使って、自分だけのオリジナルバージョンを作ってみるといいでしょう。楽しさが広がりますよ!
新・森の物語時計
④ どろだんご宝石作り
こちらは幼児から作れます。どろだんごをピカピカにする遊びをキットにしたものです。
付属の土をこねて、専用のサラサラの粉を使えば簡単につるつるのだんごが完成。さらに着色できるというユニークなものなので、子どもの興味を惹くこと間違いなしです。
⑤ 竹とんぼ工作キット
これは刃物を使うので高学年向け。昔ながらの竹とんぼを工作できるキットを使用します。
まず羽になるパーツに削る範囲を色付けしていきます。左右裏表と4カ所すべてが同じ範囲になるようにしていきます。
ナイフで色付けした範囲を削っていきます。手を切らないよう手袋を着用しましょう。パーツを持っている手の親指で、ナイフを押し出すように削ると安全です。
外側が薄くなるように削るのですが、裏表両方から削るため片面だけやりすぎないよう注意しましょう。
削り終わったら竹ひごの先端をやすりで調整し、羽の穴に指して接着剤で固定します。
全体をやすりで削り滑らかにしたら完成! うまく左右のバランスがとれていれば、綺麗に真っ直ぐ飛びますよ。
刃物を使う分ケガをするリスクもありますが、その分集中して取り組む練習になります。ナイフの正しい使い方も身につけることができます。
ビクトリノックス 脳育工作キットたけとんぼ
注意したいこと
子どもが楽しむにはもちろん大人のサポートが不可欠です。危険から守ってあげたり、うまくできるように誘導してあげたり。
一緒にDIYをやるうえで注意すべきポイントをみていきましょう
大人がやりすぎない
やり方がわからなかったりして子どもが困っていても、大人がそこを全部やってしまっては意味がありません。
ヒントをあげたり、きっかけやお手本を見せてあげて、あくまで子ども主導で頑張ってやってもらいます。完成したときの達成感を減らさないようにしてあげましょう。
安全には注意を払う
刃物を使ったりケガをする危険がある場合は手袋をつけるのはもちろん、常にそばで見てあげるなど注意しましょう。
危険はあるけれど、その分子どもにとって成長につながる経験値は増します。ただリスクはしっかり大人が管理してあげましょう。
仕上がりに関わらず褒める
作品の出来にはこだわらず、子どもが努力しながら最後までやりきったことが大事なので、その頑張りをたくさん褒めてあげましょう。
キャンプは子どもの成長の場
自然のある自由な空間は、子どもDIYに最適なシチュエーションです。子どもが成長するにつれて、できることや楽しめる内容も変わってきます。
そういった今後の楽しみも考えながら、家族でモノ作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
執筆:髙橋敦
DIYで定番アップデート
ほんのひと工夫でオンリーワンなギアに早変わり。
Let’s challenge DIY for kids!
「子どもDIY」に挑戦してみよう!