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値上げのオンパレードで、いいお肉なんて買えないよ…(泣)

ジワジワと押し寄せる物価高騰の波に飲み込まれ、食費も圧迫されそうな昨今。せめて家で美味しいお肉が食べたいけど、それすらままならない……。そんな値上げの春に現れた救世主が、この方!
たけだバーベキューさんが、手軽な格上げ方法を教えてくれた

提供:吉本興業
バーベキューをこよなく愛するBBQ芸人・たけだバーベキューさんが、誰でも簡単に美味しく肉が焼けるテクニックを伝授してくれました。しかも……激安肉で!

高価な肉が美味しいのは当たり前。とにかく安い肉をA5ランクの美味しさに引き上げられる秘技を知りたい! という野望のもと、さっそく近所のスーパーで激安肉を購入しました。
これを使って、たけだバーベキューさん直伝の「ステーキ」「たたき」2種の焼き方に挑戦。各行程でたけださんが教えてくれる秘技が成功の鍵となるので、忠実に実行していきますよ!
格上げ秘技その1|肉選び
ドリップが出ていないものを選ぶ

ステーキにするなら、ランプ肉や肩ロースが安くて美味しいですね。また、ドリップが出ていないものを選ぶのがポイント。
ドリップとは肉から染み出してしまった水分やたんぱく質で、これと一緒にうま味成分も出てしまうんです(たけださん)
なるほど、つまりドリップがないものはうま味が抜けてなく、おいしい証ということですね。
牛脂は必ず使う

そして、スーパーの牛肉コーナーに置いてある牛脂も必ず持ち帰りましょう。牛脂はほぼ100%国産和牛の脂なので、安い肉にも和牛のうまみを脂で取り入れることができます(たけださん)
今回はオーストラリア産の牛肩ステーキがあったので、加工日が新しくドリップがないものを選びました。そして牛脂も忘れずに入手。
たたき用の肉は、赤身のきれいなものを選ぶ

肉の柔らかさを求めるなら、「たたき」でいただくのが一番! たたき用肉は、牛もも肉がおすすめです。スジ張ったものではなく、極力赤身のきれいなものを選ぶと美味しく焼きあがります(たけださん)
こちらもアドバイス通り、鮮度のよさそうなオーストラリア産の牛もも肉(ローストビーフ用)を買いました!
格上げ秘技その2|焼く前の下準備
常温に戻すことを忘れずに

まずは冷蔵庫からどちらの肉も取り出し、30〜40分ほど置いて常温に戻す作業が大事なポイントです。冷えた状態のまま焼いてしまうと焼きムラができたり、焼き過ぎて固くなってしまう原因になってしまいます(たけださん)

このとき出るドリップは、臭みの原因になってしまうので拭き取りましょう(たけださん)
ステーキ肉は冷蔵庫から取り出して約40分。たたき用のモモ肉は厚みがあるので約55分置いて常温に戻し、両面しっかりとドリップを拭き取りました。
スジはできる限り切る

次はスジの部分を、小さいハサミか包丁で、できる限り多く細かく切り込みを入れます。こうすることでお肉が柔らかく焼けますよ。
そして焼く直前に、塩・あらびき黒コショウを振りかけます(たけださん)
今回は小さいハサミがなかったので、包丁で肉のスジを切りました。大きいスジは包丁でも問題なかったですが、細かいスジはハサミの方がやりやすいですね。

たけだバーベキューさんの指示通り、両面に塩・あらびき黒コショウをまんべんなく振りかけました。
たたきの場合は、ステーキと同じ作業をしたあとニンニク(チューブタイプ)を表面にすりこんでから、塩・あらびき黒コショウの手順で準備します(たけださん)

たたき肉の方は、先ににんにくチューブをすりこみました。その後に塩・あらびき黒コショウをしていきます。