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親子キャンプ

【はじめての親子キャンプ】車がなくても大丈夫!安全に楽しむコツとオススメのアイテム紹介

車がないのに親子キャンプは無謀? どんな装備で行けば良いの? そんな疑問を引っ提げて、ペーパードライバーの筆者が公共交通機関を利用して親子で徒歩キャンプに挑戦! 実際に行ってみて気付いたことを中心に、徒歩でも親子キャンプを楽しむコツやオススメのアイテムをご紹介します。

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

親子でキャンプ、車が無いと行けないもの・・・?

親子でキャンプ、車が無いと行けないもの・・・?

画像作成:編集部

電車やバスなど公共交通機関を利用して行くキャンプは、免許がなかったり運転に自信がない人でも気軽にキャンプ場へ行ける手段の1つ。でも、大人1人ならまだしも小さな子供と一緒でも行けるものなのでしょうか?

娘と2人の“親子キャンプ”を決行!

親子キャンプ
「いつか親子2人でキャンプへ行きたい」と野心を抱いていたものの、長年ペーパードライバーの筆者。まもなく小学生になる6歳の娘とは今後気軽に行けなくなることを考え、公共機関と徒歩で親子キャンプを決行!

結果大成功で終えることができたのですが、同じような条件で親子キャンプに挑戦してみたいと考えているパパママもいるのでは? この記事では実際やっておいた事前準備を中心に、親子キャンプ成功のコツをご紹介します。

ポイント① 成功のカギ8割は「場所選び」!

recampしょうなん

メインの移動手段は公共機関なので、行き先も山奥というわけにはいきません。事前に条件を挙げ、場所は千葉県柏市にある「RECAMPしょうなん」を選びました。

具体的にどんなところが今回の親子キャンプに向いていたのか、その理由は3つ!

理由1:公共交通機関を利用して行きやすい場所にある

バス
まずは、自宅から1時間弱で行けるという好立地。最寄り駅からバスで約30分、そこから徒歩5分と筆者の住んでいる土地からアクセスしやすいことが大きな決め手に。

荷物が多くても乗り切れるよう、徒歩での移動距離はなるべくおさえられるルートを選びました。

理由2:子供が楽しめるアクティビティがある

recampしょうなん
「RECAMPしょうなん」は、もともとあった公園の広大な敷地を利用してリニューアルオープンした新しいキャンプ場。15種類ものアスレチックに大きな恐竜の滑り台もあり、これには子供も大興奮間違いナシ!

奥に進むと手賀沼が一望できて観光気分で楽しめそうなスポットもあり、これなら人手が足りなくても子供が退屈することも無さそうという理由もひとつです。

理由3:安心して過ごせる設備が充実している

recampしょうなん
レンタル品の有無やトイレ・炊事場の環境など、自分も子供も安心して過ごせる設備かどうかもチェックしました。事前にキャンプ場のホームページで確認したところ下記のすべてが揃っていて安心できそうということで、ここに決定!

□ コンビニまで徒歩10分
□ 炊事場でお湯が出る
□ 無料のシャワー・ドライヤーがある
□ トイレが洋式(一部温式シャワー)
□ 病院が近くにある
□ 電波が届く、wifiがある
□ 売店やレンタル品が充実している
□ 感染症予防対策が徹底されている

何かと荷物が増えがちな子供とのお出かけも、徒歩キャンプとなると持てる量にも限界が。次は、極力荷物を少なくするために選んで持って行ったアイテムを紹介します!

ポイント② ムリなく楽しく移動するためのパッキングのコツ

テントは3kg以下をチョイス

テント収納時
筆者はファミリー用の大きいテントしか持っていなかったため、友人にザ・ノース・フェイスの「ホームテッドルーミー」を借りることに。重さは約3kg、これをバックパックのコンプレッションベルトに吊り下げて持ち運びました。

そして、その他のアイテムはこちら!

親の持ち物1:バックパック

バックパックとバックパックに入れるアイテム
荷物を減らすコツ&アイテム
① 着替えと防寒着は圧縮袋に入れてコンパクトに
② 洗剤・ボディソープは全身と食器洗いの兼用使いができるマジックソープに
③ LEDライトはソーラー充電とスマホの充電が可能なエムパワードとルネスをチョイス

エムパワード
空気で膨らむLEDソーラーライト「エムパワード」は、ソーラー充電・防水仕様・USB充電・モバイルチャージャー機能搭載とハイスペックなLEDライト。

使用時のコンパクトさが魅力なのはもちろん、収納時はわずか約4cmながら膨らますと約13cmの高さになります。明るさは最大360ルーメンで、今回のミニマムな親子キャンプならメインランタンとしても十分でした。

MPOWERD ベース

●素材:マットPVC ●サイズ:使用時直径15.2cm×高さ13.7cm、折り畳み時高さ3.8cm ●LED:暖色LED31個 ●点灯モード:弱+中+強+点滅 ●バッテリー:リチウムイオン電池内臓(4000mAh) ●充電:直射日光25時間で満充電(完全放電から)、USB充電5〜6時間で満充電 ●点灯時間:満充電で最大50時間連続点灯

親の持ち物2:ショルダーバッグ

ショルダーバッグとショルダーバッグにいれるアイテム

荷物を減らすコツ&アイテム
① 下に敷いている焚き火耐火シートをテーブル代わりに使用
② ミニ焚き火台の受け皿として100円ショップの軽量ステンレストレーを活用
③ 鍋兼食器はスタッキングできるシェラカップをチョイス

ミニマルバッグ
バックパック以外の荷物はすべて、SOTOの「ミニマルバッグ」に収納。マチが広く大容量でメッシュ部分に小物も入り、ショルダーバッグとして持ち歩くのにとても便利でした。

SOTO ミニマルバッグ

●サイズ:幅360×奥行120×高さ200mm ●重量:395g ●材質:バック(ポリエステル)、ショルダーベルト(ポリエステル)、中敷き(ポリエステル/ポリエチレン)

子供の持ち物:バックパック

バックパックとバックパックに入れるアイテム

子供と楽しく移動するためのコツ
① 普段背負っている荷物の重さを元に、実際に背負わせて量を調整
② 入れすぎに注意しつつ「これだけは持って行きたい」というお気に入りのアイテムを詰める
③ ヘリノックスのチェアホームミニ2点を1つの袋に収納

旅のしおり
せっかくなので電車旅ならではの移動時間も楽しめるよう準備しておいたグッズも大活躍! 手作りの旅のしおりと色鉛筆を持たせ、通過する駅ごとに色を塗ったり絵を描いたりして過ごしました。

移動距離も少なく荷物を最小限に抑えたため、キャンプ場到着までは予想以上にスムーズで疲れもナシ! さっそくチェックインです。

ポイント③ キャンプ場では、とにかくストレスフリーで楽しむ!

レンタル品を積極活用

recampしょうなん
今回、移動時の荷物を極力減らすため現地でレンタル品の活用を希望していました。事前にホームページでも調べたのですが具体的にどんなアイテムが借りられるかを詳しく知りたかったので、メールで問い合わせをしておくことに。

おかげで荷物の準備やスケジュールなどある程度決めることができ、現地で慌てることなく過ごせました。
recampしょうなん
レンタルしたのはキャンプマット。ちなみに「RECAMPしょうなん」には無料でリヤカーを貸してくれるサービスもあり、とても助かりました!

事前練習のおかげでテント設営もスムーズ!

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子供と一緒に建てられるよう事前にテントを広げて予行演習をしておいたため、当日はものの5分で設営完了。が、子供は遊びたくて仕方なく、結局1人で寂しく設営……。

思い通りにいかないことも親子キャンプあるあるですかね!

キャンプ飯はハードルを下げて手軽に

親子キャンプ
今回は親子でのんびり過ごしたかったため、キャンプ飯はとことん手抜き! 夕方に近くのコンビニで調味料いらずの温めるだけでOKな食材を選ぶことで、娘が「これならできるよ!」と率先して手伝ってくれました。

ここで大活躍だったのが、SOTOの「ミニマルワークトップ」。バーナーと一体型のミニテーブルで、お湯を沸かしながら隣のスペースで食材をカットしたりとコンパクトながら調理がしやすく快適でした。

SOTO ミニマルワークトップ

●サイズ:幅33.1×奥行15.3×高さ10.1cm(収納時幅28.9×奥行15.3cm) ●重量:500g ●材質:アルミニウム(トップボード、スタンド)、ステンレス(トッププレート、スタンド)


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スプーンフルの万能トート「リップル」も大活躍。防水生地仕様で汚れにくく、コンパクトにたたんで収納可能。トートバッグとしてはもちろんレジャーシートや荷物置き、買い物袋にログキャリーなどマルチに活用できる優秀ギアです。

スプーンフル リップル 35L

●サイズ:バッグ時寸法約幅44×奥行22×高さ37cm、展開時寸法約幅66×高さ96cm ●素材:0.35mm厚ターポリン(難燃) ●容量:約35L

無いものは作って、レクリエーションとして楽しむ!

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夜に備えて落ちている木を使いランタンハンガーを作成。今回は木3本をまとめられるパーツのチリングキャンピープスの「OMUSUBI」を使いました。

他にも落ちている松ぼっくりや小枝を拾って遊んだり、夜はそれらで火種を作り焚き火も楽しみました。

親子キャンプで気付いたこと

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場所決め・移動・パッキングなど事前にムリなく過ごせるよう手配した結果、今回の親子キャンプは無事成功。ですが「こうしたほうが良かったな~」と感じたこともあったので、まとめておきます。

パッキング面

バックパックとテント

今回使ったバックパックはスノーボード用の腰や胸にベルトが付いたタイプ。外側のコンプレッションベルトにテントを吊り下げて移動していたのですが、これが不安定で……。やはり登山用のバックパックがベストだなと感じました。

防犯面

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子供と2人のテント泊は夜間が少し心配だと夫にも言われ、漠然とした不安も。けれど区画サイトで周りがファミリーだったことと、スマートフォンの電波が通じていたため何かあったときにも連絡ができる環境であったことはとても心強かったです。

テントに鍵などはつけていませんでしたが、あると安心度も高まりますね。

体力面

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設営撤収は親子で協力するも、主力は大人1人。さらに体力の限界まで遊びまわる子供に付き添うと体力ゲージは減る一方……。「次に行くまでにもっと鍛えておかなければ!」と痛感しました。

初めての親子キャンプ、それぞれの感想は?

親子キャンプ
娘と2人でキャンプへ行くという長年の夢が叶い、前日からドキドキとワクワクが止まらなかった筆者。普段「ママ怖い!」と恐れられる鬼ママを封印して娘ととことん楽しく遊べた解放感、そして無事に生還できた達成感は感無量です!

一方娘はというと……

アスレチックが一番楽しかった! 今度はパパと弟くんとみんなで遊びに行きたい

と、キャンプよりもアスレチックの印象が大きかったようですが、楽しい想い出ができて何より。さっそく家族4人で行ける日を予約し、お気に入りのキャンプ場が増えたのも収穫でした。

親子キャンプで、かけがえのない想い出をつくろう

親子キャンプ

6歳の娘と経験した親子キャンプはお互い想像していた以上に楽しく、無事に帰宅できたことで自信と達成感が生まれました。「車がないからな~」と諦めている方も、場所選びや装備のポイントをおさえて挑戦してみませんか?

今しか味わえない親子の時間を、キャンプでたくさん楽しみましょう!