とあるキャンパーに徹底フォーカス!
インスタグラムに寄せられた『#camphack取材』タグがついた投稿の中から、気になるキャンパーを取材する企画『あのキャンパーのウラ側HACK!』。
今回は無骨なスタイルで自己流のワイルドなアウトドアを楽しむ@so_free7さんの登場です!
プロフィール
お名前:ソーさん
Instagramアカウント名:@so_free7
お住まい:大阪府
ご職業:会社員
キャンプ歴:実質6年目
アウトドアを始められたのは「キャンプのブログを見て、ワクワクしたのがきっかけ」というソーさん。ファミリーキャンプを2年、その後7年のブランクを経て、ここ4年はソロキャンプが中心なのだそう。
必要最低限のギアを携えたミニマルなスタイルですが、そのひとつひとつにはこだわりが感じられます。まずはお気に入りのギア3つをご紹介いただきました!
3つのお気に入りギア
1. ピコグリル398
収納しやすく軽量で、燃焼効率も抜群。薪が均等に燃えてくれますし、大きい薪をそのまま入れても案外大丈夫です。
ピコグリル ピコグリル 398
2. DD Hammocks
設営・撤収が、とにかく楽! テントが張れそうもない傾斜地でもハンモックなら問題ないなど、ハンモックを使うことでいろいろな場所でキャンプができるようになり、スタイルの幅が広がりました。
3. 焚火スタンド “fujiyamaokibi”
ずーっと欲しかったのですが、何せ入手困難で……。実際手に入れるまではかなり待ちました(笑)。
とにかく完成されたフォルムが気に入っているのと、生産終了になってしまったのでレアギア感もあります。
軽量焚き火台にハンモックにレアな焚き火スタンド、なかなか個性強めのセレクトをいただきました。
ところでこういったギアの情報は、どこで集められているのでしょうか?
ギア選びは、何を参考に?
ショップには滅多に行かないので、インスタでフォローさせていただいている方のオリジナルギアを買ったりしています。最近では登山される方のULギアに興味がありますね。
具体的には@backside_summit _designさんや@hiiragi.outfittersさん、@sola_titaniumgearさんなどです。
いずれも、ソーさんの雰囲気に通じるアイテムがラインナップされているショップ。このテイストを目指したい方は要チェックです!
さて、無骨で男前なスタイルがカッコいいソーさんですが、ここにたどり着くまで様々なスタイルを試されてきた模様。そんな中で、特にお気に入りのキャンプ写真を選んでいただきました。
ソーさんが選ぶ!お気に入りのキャンプフォト
その独特な雰囲気のキャンプスタイルでInstagramを賑わせている、ソーさん。一躍注目を集めたのがこちらの和風キャンプスタイル。
”以前は「〇〇キャンプ」というように何かしらのテーマを持ってよくキャンプをしていたのですが、これは和風キャンプをしていた頃。
その最終形態である、軍幕での和風キャンプです。今ではもうやりたくはありませんが(笑)。
縛りのあるキャンプを続けてきたなか、これはテキトーに好きなギアを持ってゆったりしたいなぁ〜と思って行った時の写真です。
良い意味で力の抜けた雰囲気が出ていて、好きな写真です。
タープをその場で何かアレンジして張りたいと思ってラインに上げ・下げをつけただけなんですが、自分では上手く行ったなぁ〜と思います。
アクアクエストのタープとミルテックテント、背景の朝焼けそれぞれの色も良い感じでした!
時に想像力をフル稼働させて、時に少し肩の力を抜いて。その時々の気分や趣向で楽しんできた経験が、ソーさんの今のスタイルの礎になっているようです。
これから挑戦したいスタイルは?
山頂まで行けなくてもトレッキングなどもやってみたいです。
でも今は体力に自信がないので、まずはULギアでオートキャンプやオート野営をやろうと思います(笑)。
紆余曲折を経てたどり着いたのは、先ほどのお気に入りギアにも挙がっていた「ハンモック」。憧れはありつつもトライするに至らないキャンパーも多いこのスタイルは、今ではソーさんの十八番です。
ハンモックユーザーとしての、リアルな所感をいただきました。
一度やったらやめられない!?魅惑の「ハンモックキャンプ」
ハンモックキャンプに目覚めたきっかけは?
京都にあるセレクトショップ「@noasobiya」さんにお邪魔させていただいた時、DD Hammocks japanのタカ社長から、ハンモックキャンプの優位性や楽しさを聞いたことです。
以前から興味もありましたし、ぜひ自分もやってみたい! と思うようになりました。
ちなみに@noasobiyaではハンモックが展示されていて、体験もできるのだとか。近くにお住まいの方は足を運んでみると、ソーさんのように新たな世界が開けそうです!
以来、すっかりハンモック泊にハマったソーさん。
ハンモックテントを始めてキャンプできる場所が本当に増えましたし、楽しさが増しましたね!
着々と増え続けたハンモックとタープのうちのひとつが、こちら。
この写真のハンモックはDD Hammocksの「フロントライン」で、タープは米軍の「マーパットフィールドタープ」です。
布でしっかりと樹木を保護しつつ、カッコよく張られていますね! ところで設営は、難しいんでしょうか?
設営や撤収は簡単で、テントを張るより楽です! コツなども特にありませんが、寝転んだ時に下側の生地を上下左右にピンッと伸ばしてやれば腰への負担もなく、安定して寝ることができます。
DD Hammocks フロントライン
落ち着いて寝られるものなんでしょうか?
私は家ではよくソファーに寝転がっているんですが、キャンプではハンモックがそのような役割をしています。初めてハンモックに寝転んだ時「上手く乗らないとひっくり返るのでは?」と思っていましたが、本当に安定していてビックリ。
ひっくり返る方が難しいなぁと思いました(笑)。
ハンモックは浮いているのでタープさえ張ってしまえば雨でも濡らさずに設営・撤収ができますし、椅子代わりにもなるのでチェアも不要です。
ビギナーにはハードルの高いスタイルと思われがちですが、意外に手軽でメリットも多い!? そんな気持ちにさせられる、ソーさんのお話でした。
さあ、このあたりで今回もそろそろ”ウラ事情”にうつります!
ソーさんの「ウラ事情」
月にいくらくらいキャンプに使っていますか?
ハンモックの他にもテントや小物など、いろいろお持ちのソーさん。やりくりはというと……?
今は子供にもお金がかかりますので、与えられた小遣いの範囲内でやりくりしています。本当に毎月大変なんですよー(笑)。
でも使わなくなったギアをオークションなどで売ったりして、なんとかやっています。
これまでに失敗談などエピソードはありますか?
特に大きな失敗談はありませんが、友人と二人でハンモックキャンプしていた時のこと。自分が寝ているすぐそばまで、鹿が何頭か来ていたらしいです。
爆睡していたので全くわかりませんでしたが……(笑)。
たしかに、鹿がいてもまったく不思議ではない環境で寝泊まりされているソーさん。そのキャンプはスタイルというより、もはや野営そのものです!
お気に入りのキャンプ場BEST3
1位:笠置キャンプ場(京都府)
笠置キャンプ場は家から近いのと、IN・OUTが自由なのでよく利用しています。また、全エリアではありませんが直火で焚き火ができる場所があるところも気に入っています。
笠置キャンプ場の詳細はこちら
2位:六ツ矢崎浜オートキャンプ場(滋賀県)
3位:名前を出したくないキャンプ場
3位には、気になるご回答が。理由を伺うと……
ここで一言! キャンプ場のマナーについて
管理人さんが常駐されていない場所なので、直火跡が残っていたりゴミも落ちていたりするんです。川や苔も綺麗でとても気持ちいい所なんですが……。
これ以上荒らされるのは本意ではないので、名前は伏せておきます。
「管理されていないキャンプ場や、お気に入りの野営地は詳細を明かさない方がいい」というのが、ソーさんの考え方。
マナーの悪さで閉鎖したキャンプ場や火事で焚火が禁止になった所もあるので。みなさんも、大切な場所は心にしまっておきましょう!
最後に、ソーさん的「キャンプの魅力」とは?
以前にインスタで海外のフォロワーさんにこんなコメントをしていただきました。
「キャンプは、人間が自然界に依存していた時代に戻してくれるアクティビティだ。わずかな時間でも私達を祖先のルーツに戻し、自然の一部として生きることを思い出させてくれる。
テクノロジーも素晴らしいが、ネイチャーイマジネーションは健康的な視点を維持する為の比類なきプラクティスだ。」
はっきりした事はわかりませんが、自分もキャンプの魅力とはそうなのではないかと思います。
ソーさん、ありがとうございました!!
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