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ウルトラライト ファイヤースタンド 

世界最軽量?!ブッシュクラフトの焚き火台「ウルトラライト ファイヤースタンド」で武骨キャンパーを目指す

ブッシュクラフター御用達!直火のような焚き火を楽しめる焚き火台ブッシュクラフト株式会社の「ウルトラライト ファイヤースタンド」を徹底レビュー!重量たったの352gと超軽量ながら、大きな薪も余裕で載せられる焚き火台の実力を探ります。

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目次

これってほぼ直火?!ブッシュクラフトの焚き火台を調査

ウルトラライト ファイヤースタンド

ブッシュクラフト株式会社がリリースしている焚き火台「ウルトラライト ファイヤースタンド」をご存知ですか? 超軽量ながら薪をしっかり載せられる焚き火台として、発売からずっと高評価を得ています。

直火さながらの焚き火を楽しむことができるそうで、ブッシュクラフトスタイルが好きな武骨寄りのキャンパーなら気になるアイテムです。このたびキャンプで実際に使ってみたので、その使用感を詳しくお伝えします。

パッケージでわかってしまう驚きの軽さ

ウルトラライト ファイヤースタンド

さあ現物を入手しました、ブッシュクラフト株式会社の「ウルトラライト ファイヤースタンド」。パッケージには「世界最軽量」「特許出願済」のコピーが踊ります。こうして握った時点で、はやくも軽さに驚いています。

開封して中身をチェック

ウルトラライト ファイヤースタンド

さっそく開封しました。左から収納袋、ステンレスメッシュ、サイドバー2本、ステーブルスキッド2本と並んでいます。パーツ構成はいたってシンプルですね。

組み立ては簡単……?

ウルトラライト ファイヤースタンド 組立て

組み立てていきましょう。まずはサイドバーを、火床となるメッシュに通します。もうちょっとで貫通……というところで折り返されたメッシュに引っかかりがちなので、両側から一度ずつバーを差し込んで、丸く型をつけてやるとスムーズでしょう。

ウルトラライト ファイヤースタンド 組立て

2本のサイドバーを通しました。火床のサイズは35×44cm、焚き火台としてフルサイズと呼べる大きさです。

ウルトラライト ファイヤースタンド 組立て

次に脚となるステーブルスキッドを取り付けましょう。ステーブルスキッドを縮めるように力を加えて、サイドバーを引っかけます。するとメッシュを外側に引っぱる方向でテンションがかかり、パツパツに張られるというわけです。

ウルトラライト ファイヤースタンド 

サイドバーとステーブルスキッドの接合部は、このような状態。火床のメッシュに重さがかかると、ますますがっちり固定される仕組みになっています。おそらくこの構造が、特許出願済みなのではないでしょうか。

ウルトラライト ファイヤースタンド 

完成しました。組み立ては「理解は簡単、実践はコツが要る」といったところでしょうか。サイドバーを通したメッシュを、地面に広げながら取り組むとやりやすいと思います。

ちなみに火床をひねるように力を加えると、簡単にテーブルスキッドが外れるので、分解は一瞬です。

重量は缶ドリンク並み!

ウルトラライト ファイヤースタンド 

重量はたったの352g! 350ml缶のドリンク程度です。

もっと軽い焚き火台をご存知の読者もいらっしゃると思いますが、火床の有効面積が1500平方cm以上という、キャンプ場で購入した薪(30〜40cm尺程度の薪)をそのまま載せることができるフルサイズの焚き火台では、揺るぎなく世界最軽量です。

メッシュのテンションは充分

ウルトラライト ファイヤースタンド 

組み立てた高さは8cmですから、火床の位置はかなり低いですね。メッシュの火床がたわんで、地面についてしまうのではないかと心配でしたが、テストしてみたところ心配はいりませんでした。

それでは「ウルトラライト ファイヤースタンド」を野に連れ出して、実際に焚き火をしてみましょう。

薪は組みやすい?実際に使ってみた

ウルトラライト ファイヤースタンド 

さてキャンプ場に到着し、さっそく焚き火を開始しました。今回は、念のためキャンプ場は直火OKのところを選んでいます。

着火するとメッシュの通気性もあって、燃えっぷりは上々。それ以前に約Φ7×44cmという収納サイズにより、持ち運びがラクラクだったことも報告しておきます。

大きな薪でもイケる?

ウルトラライト ファイヤースタンド 焚き火

軽量でコンパクト収納できる焚き火台にありがちなのが、「火床が狭いので薪をカットする必要がある」というもの。しかし「ウルトラライト ファイヤースタンド」にその心配はなさそうですね。ためしに長め、かつクセのある薪を投入してみましょう。

ウルトラライト ファイヤースタンド 焚き火

火床面積は充分にあり、かつ多少はみ出ても問題ないので、長い薪も苦にしません。薪を組む高さに制約がないのも助かりますね。これがたった352gの焚き火台だとは、にわかには信じられません。

サイドバーの存在が大きい

ウルトラライト ファイヤースタンド 焚き火

上から見て四角形の火床なわけですが、その2辺にはチタンのサイドバーが走っています。メッシュだけの辺と違ってユサユサと揺れることがなく、火床にまたがる長い薪をがっちりと支えてくれるんです。

また薪を高く組む際には、薪のエッジを引っかけることもでき、じつに頼もしく感じました。

焚き火調理も武骨にキマる!?

ゴトクをどうするかは自分次第

ウルトラライト ファイヤースタンド 

「ウルトラライト ファイヤースタンド」は、すべてのパーツを別売りでも購入できます。破損や紛失のダメージが最小限で済むように……という配慮からなんですが、ステーブルスキッド2本セットを別途購入することで、上記写真のように別売りのゴトクを設置することが可能に。

ウルトラライト ファイヤースタンド 

しかし「ウルトラライト ファイヤースタンド」は、シンプルで自由度の高いアイテム。そこで筆者は、太い薪×2本で熾火を挟み、ゴトク代わりにしてみました。試しにこの状態で、ソロキャンプ向きの鉄板で肉を焼いてみます。

ウルトラライト ファイヤースタンド 肉を焼く

ちょっと火力が強すぎましたが、ワイルドかつ美味しそうに焼き上がりました。普通にゴトクを使用するよりも、不思議なドヤ感があります。

まことに蛇足ながら、現地の道の駅で買ったご当地スパイスを振ったところ、とても美味しかったです。

ブッシュクラフトに挑戦したくなる焚き火台

ウルトラライト ファイヤースタンド クッカー

クッカーを使って煮炊きもできました。ケトルや加熱OKの水筒でお湯を沸かす場合は、もっと斜めになっても大丈夫ですし、薪をゴトクにする手段でも問題なさそうです。

ここでも長い薪をがっちりと支える、サイドバーの存在が大きかったですね。

ウルトラライト ファイヤースタンド 

しかし倒木を利用してトライポッドを作ったりしたら、もっと楽しかったことでしょう……と、そんなことを思いながらチルタイムを過ごしています。「ウルトラライト ファイヤースタンド」を使ったことで、がぜんブッシュクラフトに興味が湧いてきました。

使用後の様子を確認

ウルトラライト ファイヤースタンド 

一夜が明けました。昨晩、たっぷりと焚き火をした火床は、中央が沈み込むように変形しています。しかし焚き火台のパーツが変形するのは当たり前なので、まったく気になりません。

それに「ウルトラライト ファイヤースタンド」の火床メッシュは1,640円(税抜)という商売っ気のなさで別売りされていますから、いつの日か限界を迎えたら交換するだけ。そもそも焚き火台のメッシュは消耗品ですしね。

片付けやすさ◎

ウルトラライト ファイヤースタンド 片付け

それでは片付けをしましょう。テーブルスキッドを外してメッシュを丸めれば、燃え残った炭や灰をまとめて処理できます。灰捨て場があればこのまま持って行けばいいし、なければ消し壺に注いで完了。優秀な片付けやすさだと思いました。

気になった点は……?

ウルトラライト ファイヤースタンド 

前述した通り火床の位置がかなり低いので、草原系のキャンプ場や芝生サイトでは、使うべきではないでしょう。

公式サイトにも「直火禁止で、且つ、焚火台使用を条件付けられているキャンプ場で当焚火台をご使用になる場合は、事前に各キャンプ場管理者様へご確認くださいますようお願いいたします」と記述があります。

直火OKのキャンプ場で使うのが望ましいと思いますが、いかがでしょうか。「直火OKなら直火でいいのでは?」という意見もありますが、片付けマナーの悪さが原因で直火禁止になったキャンプ場も多く、こうした焚き火台の存在意義は大いにあります。しっかりマナーを守って、気持ちよく焚き火を楽しみたいですね。

▼この機会に焚き火マナーをおさらいしておきましょう!

ウルトラライト ファイヤースタンド 

こちらはローチェアでくつろいでいる様子なんですが、なんだか自分の位置が高く、かっこ悪いと感じました。「ウルトラライト ファイヤースタンド」で焚き火をする場合は、武骨に地べたに座るか、あるいはあぐらチェアの使用が決まりそうです。

これは「気になった」というよりは、勝手に気にしているだけ。キャンパー自身に武骨なスタイルが求められる点は、「ウルトラライト ファイヤースタンド」の個性だと言えるでしょう。

ブッシュクラフトの入り口になる焚き火台

ウルトラライト ファイヤースタンド 

以上、ブッシュクラフト株式会社の「ウルトラライト ファイヤースタンド」を、実際に使ってみました。筆者はぜんぜんブッシュクラフターではないのですが、当製品を使ってみたことで、ブッシュクラフトに興味が湧いてきました。

トライポッドを自作したり、焚き火の中に放り込めるようなケトルが欲しくなったりしています。「ウルトラライト ファイヤースタンド」は、ブッシュクラフトの入り口になりうる焚き火台でした。

ブッシュクラフト ウルトラライト ファイヤースタンド 35×44 Ver.1.0

●サイズ:高さ540mm×幅75mm×奥行75mm ●重量:469g

ブッシュクラフト たき火ゴトク Sサイズ

●長さ:380mm 最大幅:130mm パイプ径:6mm ●重量:90g(スタッフサック含まず) ●素材:チタン

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