楽しもう!魅力いっぱいの冬キャンプ
冬の時期は世間的に、キャンプのオフシーズンとして認識されています。しかし「夏のキャンプより、冬のキャンプのほうが好き」という人も、決して少なくありません。
感じ方は人によってさまざまですが、冬キャンプには以下のような魅力があります。
もしあなたが「夏のキャンプが楽しかったから、冬のキャンプもやってみたい!」と感じているのであれば、ぜひ一度、この素晴らしい世界に足を踏み入れてみてください。
……とはいえ、やはり付きまとうのが「寒さ」に関する問題です。
冬キャンプ経験者のなかには「寒くて眠れなかった」「薪ストーブで子供やペットにやけどをさせてしまった」「一酸化炭素中毒などのリスクが怖いから、ほかの方法を知りたい」と、寒さ対策に苦労しているという人も……。
そこで今回は、寒さを解決するためのさまざまな方法を、以下の観点からじっくり解説します。
冬キャンプの服装選びで重要な4つのポイント
寒さ対策において、もっとも重要なのが服装です。以下に挙げる4つのポイントをチェックして服装の最適化をはかりつつ、同時におしゃれも楽しみましょう!
①重ね着は3層のレイヤーを意識する
冬キャンプでの服装は、ただ単純に厚着をすればいいわけではありません。
服装を選ぶとき、ベースレイヤー(肌着)・ミドルレイヤー(中間着)・アウター(上着)の、3層からなるレイヤーを意識することが大切です。
レイヤーごとに適切な服を選ぶことで、必要以上に厚着をすることなく、快適に過ごせるようになります。
【ミドルレイヤー】通気性・保温性があるもの
【アウター】雨や風をしっかり防いでくれるもの
②気温を考慮して服のタイプや小物を選ぶ
ひと口に冬キャンプといっても、住んでいる地域やタイミングによって、気温が大きく異なります。そのため、キャンプをする場所の気温に合わせて服を選ばなくてはなりません。
温度帯ごとに適した服装の例として、以下を参考にしてください。
【最低気温:10〜15℃】ほどほどの厚着で、温度調節しやすいものを
最低気温10〜15℃は、東京でいえば10〜11月頃、または4〜5月頃の気温です。
この時期は季節の変わり目であり、昼と夜の寒暖差が激しくなります。簡単に脱いだり着たりできるアウターを用意しましょう。
【最低気温:5〜10℃】しっかり防寒できる厚手の服が必要
最低気温5〜10℃は、東京では11〜12月頃、あるいは3〜4月頃の気温にあたります。
しっかりとした防寒装備が必要なため、ダウンジャケットなどの保温性に優れる服を用意したいところです。ベースレイヤー・ミドルレイヤーを厚めにし、熱を逃さないアウターを着用しましょう。
【最低気温:5℃以下】服装だけでなくテントなどの選択も重要になる
最低気温5℃以下は、東京において12〜2月頃にかけての気温です。半端な服装では快適に過ごせないどころか、場合によっては低体温症などのリスクが伴います。
服装を整えるだけでなく、後述するテントやシュラフなどを高性能なものにするほか、寒さをしのぐためのノウハウも知っておかなくてはなりません。
気温が一桁まで下がる時期は、マフラーなどの小物アイテムも取り入れましょう。肌の露出を可能な限り無くすことが重要です。
おすすめの小物アイテム
ザ・ノース・フェイス|THE NORTH FACE マイクロフリースマフラー
サイズ | フリー |
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素材 | ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン |
チャムス ブービーノルディックニットグローブ
サイズ | M・L(ユニセックス) |
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素材 | アクリル、ウール、ポリエステル |
コロンビア|Columbia キースハイツフライトキャップ
サイズ | 頭囲59cm |
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素材 | ナイロン、ポリエステル |
③焚き火をするなら“難燃性素材”のアウターが最適
冬キャンプにおいて、焚き火はなによりの楽しみであり、寒さをしのぐ手段でもあります。夏よりも焚き火との距離が近くなりがちであり、火の粉によるアウターの穴あきが心配です。
そこで便利なのが、難燃性素材で作られたアウターです。火の粉がついても燃え広がりにくく、損傷を最小限に抑えられます。また、火の粉に強いだけでなく、生地自体が丈夫であることも特徴です。
焚き火に強いアウターのおすすめモデル
コロンビア|Columbia シカゴアベニューフリーストップ
サイズ | S・M・L・XL |
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素材 | ポリエステル |
グリップスワニー|GRIP SWANY ファイアープルーフ ポンチョ
サイズ | フリー |
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素材 | 難燃生地ブレイズシールドコットン |
ザ・ノース・フェイス|THE NORTH FACE ジップインマグネファイヤーフライマウンテンパーカ
サイズ | XS・S・M・L・XL |
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素材 | Fire Resistant Nylon Cloth(モダクリル75%、ナイロン25%) |
④「ワークマン」「ユニクロ」の防寒装備も上手に取り入れよう
冬キャンプは服装をしっかり整えることが、なによりも重要です。しかし、一度にたくさんのアイテムを揃えるのは、金銭的に厳しいもの。
そこで、コストパフォーマンスの高さに定評がある、ワークマンやユニクロの服もおすすめです。冬キャンプに対応できる、保温性に優れたアイテムが数多くあります。
ワークマンのおすすめアイテム【メンズ&レディース】
サイズ | S・M・L・LL・3L・4L |
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素材 | ポリエステル、ダウン ほか |
▶︎詳細はこちら:ワークマン公式サイト
サイズ | F・XL |
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素材 | ポリエステル、ダウン ほか |
▶︎詳細はこちら:ワークマン公式サイト
サイズ | S・M・L・LL・3L |
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素材 | 綿、合成皮革 |
▶︎詳細はこちら:ワークマン公式サイト
サイズ | M・L・LL |
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素材 | ナイロン、ポリウレタン、ダウン ほか |
▶︎詳細はこちら:ワークマン公式サイト
サイズ | フリー |
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素材 | メリノウール |
ユニクロのおすすめアイテム【メンズ&レディース】
サイズ | XS・S・M・L・XL・XXL・3XL・4XL |
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素材 | ポリエステル |
▶︎詳細はこちら:ユニクロ公式サイト
サイズ | XS・S・M・L・XL・XXL・3XL・4XL |
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素材 | アクリル、ナイロン ほか |
▶︎詳細はこちら:ユニクロ公式サイト
サイズ | XS・S・M・L・XL・XXL・3XL・4XL |
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素材 | ポリエステル、ダウン ほか |
▶︎詳細はこちら:ユニクロ公式サイト
サイズ | XS・S・M・L・XL・XXL・3XL |
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素材 | ポリエステル、ダウン ほか |
▶︎詳細はこちら:ユニクロ公式サイト
サイズ | XS・S・M・L・XL・XXL・3XL・4XL |
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素材 | アクリル、ポリエステル、レーヨン ほか |
▶︎詳細はこちら:ユニクロ公式サイト
さて、ここまでは冬キャンプの服装について解説しました。寒い時期のキャンプでは、服装がなにより重要です。しかし、それだけでは心許ないのが実際のところ。
以下では、服装以外の寒さ対策の方法を徹底解説します。ぜひ最後までご覧ください!
テントは暖かい空間づくりの基本
冷たい風をしのげるテントは、冬キャンプにおいて非常に重要な役割を担っています。そのため、できることなら冬の環境に対応できるテントも持っておきたいところです。
さまざまなタイプのテントが販売されていますが、「“3シーズン用”か、あるいは“4シーズン(オールシーズン)用”か」という点が、テント選びにおける大切なポイントとなります。
それでは、3シーズン用と4シーズン用のテントでは、何が違うのでしょうか?
メッシュ素材の使い方
3シーズン用のテント の多くが夏をメインシーズンとして作られているため、最近ではインナーテントの上半分がメッシュになっているような、軽量で通気性の高いものも出ています。ですがこういったテントは冷気が入り込みやすく、冬キャンプには適しません。
対して4シーズン用のテント に用いられているメッシュは換気用にとどめられ、冷たい風があまり入り込まないように作られています。
ベンチレーションとスカートの有無
これは冬に使用するテントに重要な部分です。フライシート にスカートがないテントは下から冷気が入り込み、テント内があっという間に冷気に包まれます。
またスカートがあっても、ベンチレーションのないテントは空気の循環が悪く、テント内外の気温差で激しい結露が起こります。
ベンチレーションはあるけどスカートがないテントでは、マジックテープとブルーシートを使って自作でスカートをつけることも可能です。
自作スカートはテントを伝ってきた雨水が染み込まないようにするためマジックテープは幕の内側に付け、ブルーシートは耐水性の高い物にしましょう。
耐熱、防水性に優れたマジックテープ を使用することで耐久性は上がりますが、大事なテントにDIYを施す際は生地の傷みや劣化などの可能性などデメリットを考えて自己責任で行いましょう。
✔︎冬キャンプ向きのテントをさらに詳しく!
電源ありサイトのテント内はこれであたたかく過ごせる!
寒さには文明の力で簡単解決! ということで、冬が近づくにつれ人気が出るのが電源のあるキャンプ場。
連休のシーズンは予約が取れないキャンプ場もあるほど、冬は電気を使用する人が多くなります。次は、そんな電源サイトを活用して過ごす方法を紹介します。
まずは地面からの冷気を遮断!マット選びは慎重に
冬の寒さを感じる大きな原因が地面から伝わる冷気です。電源の有無に関わらず、いかに地面からの冷気を遮断するかが、テント内で快適に過ごすための基本です。
まずはグランドシート です。インナーのあるテントではフロアが湿気や雪で濡れるのを防ぐだけでなくテントの傷み防止にもなるため、オールシーズンで使用したほうがいいでしょう。
グランドシートの代わりにブルーシートでも構いませんが防水性の高いものを使用しましょう。雨や雪溶け水が入り込まないようテントより少しだけ小さいものが適しています。
そのうえにテントを設置したら、断熱性のあるシートや銀マット を敷きます。高断熱のシートと銀マットを重ねることで、効果はぐっと上がります。銀マットはできるだけ厚いものを選び、銀色の面を上にして使用しましょう。
キャプテンスタッグ|CAPTAIN STAG テントグランドシート240
使用時サイズ | 215×215cm |
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収納時サイズ | ー |
重量 | ー |
素材 | ポリエチレン |
ユーザー|USER 折りたたみレジャーマット極厚15mmタイプ
使用時サイズ | 120×180×厚さ1.5cm |
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収納時サイズ | 120×26×10.5cm |
重量 | ー |
素材 | 発泡ポリエチレン、アルミ蒸着フィルム |
さらにその上にブランケットやインナーマットなど厚めの布を敷けば、地面からの冷気とはほぼ無縁の快適なフロア作りの完成です! 寒さに合わせた自分なりの組み合わせをじっくりと考えてみましょう。
電気カーペットは冬キャンプの定番アイテム
フロアに直接座ってくつろぐスタイルやシュラフ 、布団を直接敷いて寝る場合などは電気カーペットを使用するのがおすすめです。
電気カーペットの使用電力(強)は1畳サイズで約300W/h、3畳サイズで約800w/hほど。
電源サイトのあるキャンプ場の多くが1区画の使用上限を1,000〜1,500w程度と定めている中で、安心して使用できる暖房器具といえます。
電気カーペット を使用すればコタツを作ることも可能です! 一度入ったら、その暖かさに抜け出せなくなることでしょう!
✔︎ホットカーペット活用術をさらに詳しく!
電気ストーブやヒーターもあればもっと快適!
直接フロアで過ごさず、チェアやコットを使用する場合はヒーターが活躍します。
機器によって違いはありますが、電気ストーブ の使用電力は約〜1,200W/h、石油ファンヒーターは待機電力が〜800W/hで燃焼時が〜22W/h、セラミックヒーターは約〜1,200W/hです。
使用上限を1,000Wに定めているサイトでは使用できない物もあるので、購入時はヒーターの最大消費電力を調べることをおすすめします。
石油ファンヒーター を使用する際は一酸化炭素中毒に十分に気をつけましょう。心配な方は一酸化炭素チェッカー を併用し、定期的な換気を必ず行いましょう。
そのほか、電気アンカ (消費電力30〜60W)をシュラフやブランケット内に入れることで温め、腰や足を温めたりするのもおすすめです。
前述しましたが、サイトには使用電力の上限が定められています。容量を超えた電気の使用はブレーカーが落ちる原因となり、自分だけでなくキャンプ場全体の迷惑になりますので、くれぐれも注意が必要です。
✔︎カセットガスヒーターを詳しく!こちらの動画もチェック
電源無しサイトは工夫が大切!子供がいる家庭も安心な方法あり
電源のあるサイトと違って寒さ対策にはそれなりに工夫が必要となりますが、準備次第では十分に快適な空間を作ることが可能です。サイトの電源の有無に左右されない方法を見ていきましょう。
ポータブル電源があれば電気毛布などが使用可能に
電源がないなら持って行く! これが一番簡単な方法です。ポータブル電源 のメリットは、サイトの使用電力上限を気にしなくてもいいところ。
当たり前のことながらキャンプ場でエンジン式の発電機は使用できませんが、家庭で充電したポータブル電源なら騒音もなく、充電の容量いっぱいまで使いたい放題です!
容量&出力の高いものほど、その自由度は増しますが、容量の大きい電源は本体が重くなるため、自分が運べる重量と合わせて検討しましょう。
✔︎人気のポータブル電源をもっと詳しく!
ストーブは使い方に注意しよう
ストーブは過酷な環境下で古くから使われてきた代表的な暖房器具です。
テント内など焚き火ができない環境下において灯油という安価な燃料で手軽に活躍する石油ストーブ は電源サイトでも重宝されるアイテム。
そこでキャンパーにも多くのファンがいる石油ストーブの人気メーカーのモデルを一覧にして比較してみました。
石油ストーブは大きく分けて2つの様式に分けられます。対流式はストーブを中心に360度温められ、反射式は一方向を集中して温めるものです。
反射式は背面に熱が行かず、空間の隅に置けるメリットがあり、対流式は中心に置いて広範囲を温めるメリットがあります。パワーや見た目、大きさなど自分に合うタイプのものを選びましょう。
薪ストーブ もキャンプにおいては最強レベルの暖房器具です。正しい理解のもとで薪ストーブを使用すると、テント内で調理をしたり、Tシャツで過ごしたりできるほどの温かさを得られます。
薪ストーブを使用する際に必要な装備の基本として、難燃素材のテント、煙突を出すことのできる穴、煙突がテントに直接触れないようにするための煙突ガード、フロアが焦げないようにするシートは必須です。
薪ストーブなど火器の近くにガス缶など引火の危険性のあるものを置かないようにし、うっかりストーブに触れてしまうのを防ぐ柵を設置したりすることで安全性を確保して使用しましょう。
また、ティピーテントのようにベンチレーションが上部についている場合は煙突をベンチレーションより高くしないと煙が逆流する恐れがあるので要注意です。
便利な反面、設置の手間や積載がかさ張ったり、薪を大量に消費するなどのデメリットもあります。とくに一酸化炭素中毒や火事には要注意。あくまでも自己責任で正しい理解のもと使用しましょう。
✔︎人気のストーブについてもっと詳しく!
湯たんぽは低コストながら効果絶大
湯たんぽの使用は寒さ対策では最も安全で簡単な方法です。湯たんぽは金属製のものを選べば直火でお湯を沸かすことが可能です。温めた湯たんぽをしっかり包んで使用すれば子供でも安心して暖まれます。
湯たんぽを直火に当てる際は蓋を開けるようにしましょう。また、温めた湯たんぽで火傷をしないように注意しましょう。
✔︎詳しくはこちら!
コットで地面から距離をとるのも有効
コット は冷気を遮断したフロアからさらに一段高くすることで、より寒さを感じにくくする効果があります。また、フロアのないテントの場合は地面にシュラフを敷くことが不可能なため、必須のアイテムです。
コットにはローコットとハイコットがあり、ローコットは天井の低いテント内で使用でき、ハイコットには下に荷物を入れておけるメリットがあります。自分のテントに合ったものを選びましょう。
✔︎人気のコットをさらに詳しく!
外で思いきり遊んで体を温める方法も
せっかくのアウトドアなら、外へ出て思いきり遊べば体は温まります! 子供のいる家庭だけでなく、大人だけでも楽しめる遊び道具はたくさんあります。ただし汗冷えには気をつけましょう。
✔︎キャンプを盛り上げる遊びをもっと詳しく!
朝まで快適に眠るために寝床を工夫しよう
薪・石油ストーブやヒーターなどは起きているときは十分に暖まれるものの、いざ眠る際には付けっ放しにすれば命の危険がともないます。
そこで、寝ている間に寒さから身を守る寝室作りの方法を紹介していきます。
コット&マット&シュラフの組み合わせが効果的
快適性を向上させたいなら、先述したとおりフロアから体を浮かせるコット・マット・シュラフの組み合わせがおすすめです。
マットは空気を入れて使うインフレーターマットや、ポリエチレンフォーム素材のクローズドセルマットといわれる、寝具として特化したマットのほうが銀マットよりも断熱性は高くなります。
✔︎マットについてさらに詳しく!
マットには「R値」という断熱性能を示す数値があり、この数値が高いほど断熱性能が高くなります。R値が比較的高いのはインフレーターマットです。
マット はそこそこにして、シュラフの質を上げるというのがオールシーズンのキャンプに対応させるにはコスパがいいでしょう。シュラフの質は就寝時の暖かさを決める大きな要素のひとつです。
今では多くのメーカーからシュラフが出ており、性能がいい=値段が高いとは言い切れませんが、素材や形状のほかにFPという数値(高いほうが高品質なダウン)がありますので、じっくり考えて自分に合ったものを選びましょう。
✔︎シュラフ選びについてさらに詳しく!
なるべくコストを抑えたい! という方は封筒型にマミー型を入れたりシュラフの中に毛布を入れる方法もありますが、暑すぎて汗をかいてしまうようでは逆効果になるため注意しましょう。
あまり知られていない便利なアイテムも!
就寝時には「シュラフに湯たんぽを入れる」といったように、すでに持っている自分のギアの性能を向上してくれる補助アイテムが存在します。
✔︎寝袋の保温力をアップするアイテムはこちら!
ほかにもシュラフにマットを入れるといったおもしろいアイテムがあります。
クライミット|KLYMIT イナーシャ X フレーム
使用時サイズ | 幅45×長さ183×厚さ3.8cm |
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収納時サイズ | 7.6×15.2cm |
重量 | 258g |
素材 | ポリエステル |
シュラフではなく、電気毛布や電気カーペットを使用するのも手ですが、「寝ている間に何かあったら怖い」と考えている方におすすめなのが、タイマー式のコンセントです。
ダイヤルを合わせると時計のようにチッチッと動き、指定した時間に電気を開通・遮断して電源を操作してくれるアイテムです。キャンプ以外にも役立ちます。
食事の工夫で体の内側から温めよう
キャンプの醍醐味でもあるアウトドア料理は、使う食材やメニューによって体温を上げてくれる役目も果たします。楽しく自炊して体をぽかぽかにしましょう!
体を温める食材はこれだ!
体をあたためる食材として有名なのは唐辛子や生姜ですね。これは唐辛子の中のカプサイシンや生姜のショウガオールが働くからです。
ほかにも豚肉や大豆に含まれるビタミンB1、ナッツ類に含まれるビタミンE、柑橘類に含まれるビタミンCは体を温めると言われています。つまり『柚子と生姜入りの豚キムチ鍋』は体を温める料理の理想形ともいえますね!
✔︎あったかレシピをさらに詳しく!
体が温まる飲み物も取り入れよう
先述のとおり生姜を使用したスープは体を温めますが、温かい飲み物を飲めばいいという訳ではありません。
緑茶やコーヒーは体を冷ます効果がある反面、ココアに含まれるテオブロミンやワインに含まれるポリフェノール、紅茶に含まれるテアフラビンは体を温める効果があります。
またホットアルコールは体を温める効果がありますが、ほかの飲み物同様に飲み過ぎはトイレに行く回数を増やす原因となるので注意しましょう。
万全の寒さ対策で快適な冬キャンプを楽しもう!
実は人体には寒さを感知する「零点」というセンサーが存在します。
零点を研究した学術論文によると、零点は体の前面では額、顎、乳房下部、下腹、胸の順。背面では腰、肩甲、うなじ、肩、胴の順で集中しているようです。
寒い時期のキャンプは、空気が澄んでいて星がよく見えることや人が少ないことなどメリットがたくさんあります。
キャンプの際に役立つ寒さ対策はたくさんありますが装備が増えればそれだけ積載がかさばるため、自分ができる積載量を考えながら最適な組み合わせを探し、楽しいキャンプライフを満喫しましょう!
✔︎快適な冬キャンプをさらに詳しく!
✔︎こちらの動画も要チェック!