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冬 焚き火

冬キャンプを楽しもう!寒さ対策完全保存版【服装・暖房・テント】

これから寒い時期にもキャンプをしてみようと考えている方や、チャレンジしたけど寒くて辛い思いをした方、暖房器具の危険性に不安を感じているキャンパーの方もいるのではないでしょうか?そこで、キャンプにおける寒さ対策のあれこれを総まとめしてみました。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA/本文画像:筆者撮影

楽しもう!魅力いっぱいの冬キャンプ

富士山の見える冬のキャンプ場

出典:PIXTA

夏キャンプの楽しさを感じ、冬にもキャンプを続けたいと思っている方はたくさんいるはず! 冬キャンプには、

・空気が澄んでいるので星が綺麗に見える
・温かいご飯がいつもよりおいしい
・虫が少ないので快適に過ごせる

といった魅力があります。

いつだってキャンプがしたい!『寒さ』は大きな課題

しかし、やはり付きまとう悩みが『寒さ』。経験者の中にも「寒くて眠れなかった」「薪ストーブで子供やペットにやけどをさせてしまった」「一酸化炭素中毒などのリスクが怖いから他の方法を知りたい」などと考えたことがあるのでは? そこで今回は寒さを解決するためのさまざまな方法を、

・服装
・テント
・暖房器具(電源サイトの有無)
・寝袋&マット、コット
・食事

これらの観点からじっくり紹介していきます!

寒さ対策は暖かい服装から!おすすめの着方とアイテムを紹介

まずは自分自身を暖かくしないことには寒さ対策は始まりませんよね。しっかりオシャレも意識しつつ、快適に過ごせる衣類で身を包みましょう。

防寒着の基本の着方はこれ!

冬キャンプにおすすめの服装

断熱性の高い服や重ね着は最も基本的な寒さ対策である反面、暑くなり汗をかきやすい状態から汗冷えにつながる原因でもあります。そのため、一番下に着るべきは吸水性、速乾性のあるインナーです。

その上には上記の図の順で着ていくのが効果的。冬の寒さはマイナスに達することも珍しくなく、命の危険にもつながるため甘く見ずにしっかりと着込むことをおすすめします。

もっと暖かい装備はこれ!

✔︎ネック(レッグ)ウォーマー
レッグウォーマー

出典:Rakuten

ネック(レッグ)ウォーマーや腹巻きを使用することで衣服の分かれ目を守ることができます。しゃがんだときや前かがみになったときに腰や足首にヒヤッとした空気が入り込む心配はこれで解決!

✔︎ポンチョ
ブランケットポンチョを羽織る女性

出典:Rakuten

ポンチョタイプの防寒着もおすすめです。ブランケットポンチョというアイテムを使えばテントから出るときは羽織り、中に入ったらマットとして敷くこともできて便利です。

✔︎スキーウェアやカッパなど
スキーウェアを着た3人の後ろ姿

その他にもスキーウェアやカッパを着ることで冷気を遮るだけでなく、雨天時に衣服が濡れて冷えてしまうのを防ぐこともできます。持っていける荷物量と相談しながら自分に合った着合わせを考えましょう。

✔︎こんな裏技もチェック

テントは暖かい空間づくりの基本

冬キャンプでテントの中で寝る人

屋外においては野ざらしよりテントやシェルターの中にいるほうが暖かいのは当然のこと。そんなテントはメーカーやモデルごとに使用できるシーズンが定められています。

では3シーズンと4シーズンのテントでは何が違うのでしょうか?

メッシュ素材の使い方

天井がメッシュ素材のインナーテント3シーズンテントの多くが夏をメインシーズンとして作られているため、最近ではインナーテントの上半分がメッシュになっているような軽量で通気性の高いものも出ていますが、これを冬に使ったらどうなるかは言わずもがな……。

対して4シーズンのテントはメッシュはあるものの、二重構造や局所的な使用で最低限の換気を目的としています。

ベンチレーションとスカートの有無

ベンチレーションとスカート

出典:Rakuten

これは冬に使用するテントに重要な部分です。フライシートにスカートがないテントは下から冷気が入り込み、テント内があっという間に冷気に包まれます。またスカートがあってもベンチレーションのないテントは空気の循環が悪く、テント内外の気温差で激しい結露が起こります。

自作スカート

スカートの端の角度は隣接するスカートと重なり合うほうが好ましい

ベンチレーションはあるけどスカートがないテントでは、マジックテープとブルーシートを使って自作でスカートをつけることも可能です。

自作スカート見本

耐水圧2000mm以上は欲しいところ

自作スカートはテントを伝ってきた雨水が染み込まないようにするためマジックテープは幕の内側に付け、ブルーシートは耐水性の高い物にしましょう。

防水耐熱マジックテープ

-10〜50℃まで対応している両面テープ

耐熱、防水性に優れたマジックテープを使用することで耐久性は上がりますが、大事なテントにDIYを施す際は生地の傷みや劣化などの可能性などデメリットを考えて自己責任で行いましょう。

電源ありサイトのテント内はこれであったかい!

キャンプ場の電源サイト

寒さには文明の力で簡単解決! ということで冬が近づくにつれて人気が出るのがAC電源のあるキャンプ場。連休のシーズンは予約が取れないキャンプ場もあるほど冬の装備に電気を使用する人が多くなります。

次はそんな電源サイトを活用して過ごす方法を紹介します。

まずは地面からの冷気を遮断!マット選びは慎重に

霜の降りた地面

冬の寒さを感じる大きな原因が地面から伝わる冷気です。電源の有無に関わらず、いかに地面からの冷気を遮断するかが、テント内で快適に過ごすための基本です。

グランドシート敷く男性

まずはグランドシートです。インナーのあるテントではフロアが湿気や雪で濡れるのを防ぐだけでなくテントの傷み防止にもなるため、オールシーズンで使用したほうが良いでしょう。

グランドシートの代わりにブルーシートでも構いませんが防水性の高いものを使用しましょう。雨や雪溶け水が入り込まないようテントより少しだけ小さいものが◎

防寒性のあるフロアを敷く順番

そのうえにテントを設置したら、断熱性のあるシートや銀マットを敷きます。ここまででも地面からの冷気は大幅に軽減されます。高断熱のシートと銀マットを重ねることで効果はぐっと上がります。銀マットはできるだけ厚いものを選び、銀色の面を上にして使用しましょう。

グラバー オールウェザーブランケット オールウェザーブランケット

NASAが開発した多目的シート。医療機器としてFDAに正式登録されているほか、アメリカの軍隊やボーイスカウトでも使用されています。
●サイズ:約152×213cm
●重量:約325g
●材質:プラスティックフィルム・アルミニウム・ポリエチレン繊維・プラスティックフィルムの4構造

グランドエイト 銀マット

厚さ8mmのクッション性と表面のアルミフィルムで、地面の凸凹や冷気が気にならない。

さらにその上にブランケットやインナーマットなど厚めの布を敷けば、地面からの冷気とはほぼ無縁の快適なフロア作りの完成です! 寒さに合わせた自分なりの組み合わせをじっくりと考えてみましょう。

①電気カーペットを使う

ホットカーペット

フロアに直接座ってくつろぐスタイルやシュラフ、布団を直接敷いて寝る場合などは電気カーペットを使用するのがおすすめです。電気カーペットの使用電力(強)は1畳サイズで約300W/h、3畳サイズで約800w/hほど

電源サイトのあるキャンプ場の多くが1区画の使用上限を1000〜1500w程度と定めている中で、安心して使用できる暖房器具といえます。

冬キャンプでこたつの使用例電気カーペットを使用すればコタツを作ることも可能です! 一度入ったら、その暖かさに抜け出せなくなることでしょう!

✔︎ホットカーペット活用術をさらに詳しく!

②ヒーターを使う

ヒーターとストーブ

直接フロアで過ごさず、チェアやコットを使用する場合はヒーターが活躍します。機器によって違いはありますが、電気ストーブの使用電力は約〜1200W/h、石油ファンヒーターは待機電力が〜800W/hで燃焼時が〜22W/h、セラミックヒーターは約〜1200W/hです。

使用上限を1000Wに定めているサイトでは使用できない物もあるので、購入時はヒーターの最大消費電力を調べることをおすすめします。

一酸化炭素チェッカー出典:DOD

石油ファンヒーターを使用する際は一酸化炭素中毒に十分に気をつけましょう。心配な方は一酸化炭素チェッカーを併用し、定期的な換気を必ず行いましょう。

一酸化炭素チェッカー

●サイズ:10×10×2.6
●警報が鳴る濃度:300ppm
●警報タイミング 50ppm/60分〜90分
        100ppm/10〜40分
        300ppm/3分
        400ppm/即警報
●動作気温(℃):0〜50℃
●動作湿度(%):10〜95%
●電池:単4×3個

電気アンカ

その他電気アンカ(消費電力30〜60W)をシュラフやブランケット内に入れることで温め、腰や足を温めたりするのもおすすめです。

前述しましたが、サイトには使用電力の上限が定められています。容量を超えた電気の使用はブレーカーが落ちる原因となり、自分だけでなくキャンプ場全体の迷惑になりますので、くれぐれも注意が必要です。

✔︎カセットガスヒーターを詳しく!こちらの動画もチェック

電源無しサイトは工夫が大切!子供がいる家庭も安心な方法あり

森の中で木に座る子供の背中

電源のあるサイトと違って寒さ対策にはそれなりに工夫が必要となりますが、準備次第では十分に快適な空間を作ることが可能です。サイトの電源の有無に左右されない方法を見ていきましょう。

①ポータブル電源を使う

ポータブル電源

出典:Instagram by @anker_jp

電源がないなら持って行く! これが一番簡単な方法です。ポータブル電源のメリットは、サイトの使用電力上限を気にしなくても良いところ。当たり前のことながらキャンプ場でエンジン式の発電機は使用できませんが、家庭で充電したポータブル電源なら騒音もなく、充電の容量いっぱいまで使いたい放題です!

容量&出力の高いものほど、その自由度は増しますが、容量の大きい電源は本体が重くなるため、自分が運べる重量とあわせて検討しましょう。
✔︎人気のポータブル電源をもっと詳しく!

②ストーブを使う

ストーブ

ストーブは過酷な環境下で古くから使われてきた代表的な暖房器具です。テント内など焚き火ができない環境下において灯油という安価な燃料で手軽に活躍する石油ストーブは電源サイトでも重宝されるアイテム。

そこでキャンパーにも多くのファンがいる石油ストーブの人気メーカーのモデルを一覧にして比較してみました。

ストーブ比較表

石油ストーブは大きく分けて2つの様式に分けられます。対流式はストーブを中心に360度温められ、反射式は一方向を集中して温めるものです。

反射式は背面に熱が行かず、空間の隅に置けるメリットがあり、対流式は中心に置いて広範囲を温めるメリットがあります。パワーや見た目、大きさなど自分に合うタイプのものを選びましょう。薪ストーブ薪ストーブもキャンプにおいては最強レベルの暖房器具です。テントメーカーは基本的にテント内の火器の使用を推奨していませんが、正しい理解のもとで薪ストーブを使用すると、テント内で調理ができたり、Tシャツで過ごせるほどの熱量があります。

薪ストーブ装備とテントの排気口

薪ストーブを使用する際に必要な装備の基本としては、難燃素材のテント、煙突を出すことのできる穴、煙突がテントに直接触れないようにするための煙突ガード、フロアが焦げないようにするシートは必須です。

ストーブと火気

薪ストーブなど火器の近くにガス缶など引火の危険性のあるものを置かないようにし、うっかりストーブに触れてしまうのを防ぐ柵を設置したりすることで安全性を確保して使用しましょう。

また、ティピーテントのようにベンチレーションが上部についている場合は煙突をベンチレーションより高くしないと煙が逆流する恐れがあるので要注意です。

大量の薪

便利な反面、設置の手間や積載がかさ張ったり、薪を大量に消費するなどのデメリットもあります。特に一酸化炭素中毒や火事には要注意です。あくまでも自己責任で正しい理解のもと使用しましょう。

✔︎人気のストーブについてもっと詳しく!

③湯たんぽを使う

湯たんぽ

湯たんぽの使用は寒さ対策では最も安全で簡単な方法です。湯たんぽは金属製のものを選べば直火でお湯を沸かすことが可能です。温めた湯たんぽをしっかり包んで使用すれば子供でも安心して暖まれます。

湯たんぽを直火に当てる際は蓋を開けるようにしましょう。また、温めた湯たんぽで火傷をしないように注意しましょう。

✔︎詳しくはこちら!

④コットで底上げする

テント内にあるコットコットは冷気を遮断したフロアからさらに一段高くすることで、より寒さを感じにくくする効果があります。また、インナーのないテントの場合は地面にシュラフを敷くことが不可能なため、必須のアイテムです。

コットにはローコットとハイコットがあり、ローコットは天井の低いテント内で使用でき、ハイコットには下に荷物を入れておけるメリットがあります。自分のテントに合ったものを選びましょう。

✔︎人気のコットをさらに詳しく!

⑤外で思いきり遊んで体を温める

フリスビーを楽しむ少年

出典:JFDA

せっかくのアウトドアなら、外へ出て思いきり遊べば体は温まります! 子供のいる家庭だけでなく、大人だけでも楽しめる遊び道具はたくさんあります。ただし汗冷えには気をつけましょう。

✔︎キャンプを盛り上げる遊びをもっと詳しく!

寝室の工夫で朝まで快適に眠りたい!

テント内で寝る男性

薪・石油ストーブやヒーターなどは起きているときは十分に暖まれるものの、いざ眠る際には付けっ放しにすれば命の危険がともないます。そこで寝ている間に寒さから身を守る寝室作りの方法を紹介していきます。

コット&マット&シュラフ

コット&マット&シュラフ

出典:Instagram by @sachigreengreen

快適な寝具の組み合わせなら、先述のとおりフロアから体を浮かせるコット→マット→シュラフがおすすめです。マットは空気を入れて使うインフレーターマットや、ポリエチレンフォーム素材のクローズドセルマットといわれる、寝具として特化したマットのほうが銀マットよりも断熱性は高くなります。エアーマットという手もありますが、エアーマットは中の空気が温まらない限り効果的とはいえません。

✔︎マットについてさらに詳しく!

マットには「R値」という断熱性能を示す数値があり、この数値が高いほど断熱性能は高くなります。R値が最も高いのはインフレーターマットです。

大型シュラフ

マットはそこそこにして、シュラフの質を上げるというのがオールシーズンのキャンプに対応させるにはコスパが良いでしょう。シュラフの質は就寝時の暖かさを決める大きな要素のひとつです。

今では多くのメーカーからシュラフが出ており、性能が良い=値段が高いとは言い切れませんが、素材や形状の他にFPという数値(高いほうが◎)がありますので、じっくり考えて自分に合ったものを選びましょう。
✔︎シュラフ選びについてさらに詳しく!

なるべくコストを抑えたい! という方は封筒型にマミー型を入れたりシュラフの中に毛布を入れる方法もありますが、暑すぎて汗をかいてしまうようでは汗冷えにより逆効果ですのでご注意を。

意外と知らないアイテムも!

クライミット イナーシャX フレームパッド

出典:KLYMIT

就寝時には「シュラフに湯たんぽを入れる」といったように、すでに持っている自分のギアの性能を向上してくれる補助アイテムが存在します。

✔︎寝袋の保温力をアップするアイテムはこちら!

他にもシュラフにマットを入れるといったおもしろいアイテムもあります。

クライミット イナーシャX フレームパッド

●サイズ:180cm x 45cm x 3.8cm
●パックサイズ:12.7cm x 22.8cm
●重量:258g(ポンプ/スタッフサック別)

シュラフではなく、電気毛布や電気カーペットを使用するのも手ですが、「寝ている間に何かあったら怖い」と考えている方におすすめなのがタイマー式のコンセントです。

タイマー式コンセント

ダイヤルを合わせると時計のようにチッチっと動き、指定した時間に電気を開通・遮断して電源を操作してくれるアイテムです。キャンプ以外にも役立ちます。

食事の工夫で内側から温める!

キャンプ料理BBQ

キャンプの醍醐味でもあるアウトドア料理は、使う食材やメニューによって体温を上げてくれる役目も果たします。楽しく自炊して体をぽかぽかにしましょう!

体を温める食材はこれだ!

キムチ鍋

体をあたためる食材として有名なのは唐辛子や生姜ですね。これは唐辛子の中のカプサイシンや生姜のショウガオールが働くからです。

他にも豚肉や大豆に含まれるビタミンB1、ナッツ類に含まれるビタミンE、柑橘類に含まれるビタミンCは体を温めると言われています。つまり『柚子と生姜入りの豚キムチ鍋』は体を温める料理の理想形ともいえますね!

✔︎あったかレシピをさらに詳しく!

飲み物でも体は温まる!

ホットワイン

先述のとおり生姜を使用したスープは体を温めますが、温かい飲み物を飲めば良いという訳ではありません。緑茶やコーヒーは体を冷ます効果がある反面、ココアに含まれるテオブロミンやワインに含まれるポリフェノール、紅茶に含まれるテアフラビンは体を温める効果があります。

またホットアルコールは体を温める効果がありますが、ほかの飲み物同様に飲み過ぎはトイレに行く回数を増やす原因となるので注意しましょう。

万全な準備をして春秋冬もキャンプを楽しもう!

人体のツボ

実は人体には寒さを感知する『零点』というセンサーが存在します。零点を研究した学術論文によると、零点は体の前面では額、顎、乳房下部、下腹、胸の順。背面では腰、肩甲、うなじ、肩、胴の順で集中しているようです。

冬 星空

いかがだったでしょうか? 寒い時期のキャンプは、空気が澄んでいて星がよく見えることや人が少ないことなどメリットがたくさんあります。

キャンプの際に役立つ寒さ対策はたくさんありますが装備が増えればそれだけ積載がかさばるため、自分ができる積載量を考えながら最適な組み合わせを探し、楽しいキャンプライフを満喫しましょう!

✔︎快適な冬キャンプをさらに詳しく!

✔︎こちらの動画も要チェック