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底冷え知らず!冬キャンプに効く“ホットカーペット”

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ホットカーペット は、冬キャンプの底冷え対策に効果的。電気毛布に比べて消費電力は多めですが、床全体をじんわり暖めるので暖房効率は抜群。電源サイトなら導入したいアイテムです。
ホットカーペットのメリット

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ホットカーペットは火を使わないため、一酸化炭素中毒の心配がなく、初心者でも安心して使える防寒アイテム。燃料の準備や火起こしの手間もなく、準備がスムーズです。
さらに最大の魅力は、ストーブだけでは防ぎきれない地面からの冷えをシャットアウトできること。テント内をお座敷スタイルにすれば、イスを持参する必要もなくなり、荷物の軽量化にもつながります。
ホットカーペットのデメリット

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キャンプでホットカーペットを使用する際のデメリットは、電源が必要となる点です。ホットカーペットの消費電力は、サイズによっても異なりますが約200~700W以上のものが多いため、大容量のポータブル電源、または電源サイト付きのキャンプ場での使用が理想的です。
容量の小さいポータブル電源しか用意できない場合や、電源が必要なものがほかにもある場合は、消費電力が小さい電気毛布を使用した方が無難です。
キャンプで使うホットカーペットの選び方

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キャンプでホットカーペットを使う場合は、家庭用モデルから選ぶことになります。ただし、家庭用ホットカーペットは屋外使用を想定していないため、どれでもOKというわけではありません。以下の3つのポイントをチェックして選ぶようにしましょう。
キャンプで使うホットカーペットの選び方
①サイズ:大きすぎてもNG!ぴったりサイズを選ぼう

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ホットカーペットは、テントの広さやキャンプをする人数に合わせて、適切なサイズを選ぶことが大切です。
キッチンスペースやラックの下など、人が座らないエリアまで敷き詰める必要はありません。使用する人数が座ったり寝転んだりできる、必要最小限のスペース分をカバーできるサイズを選びましょう。
また、インナーテントなしで土間スペースを設けるなど、レイアウトに自由度を持たせたい場合は、小さめの2畳用サイズが使いやすくておすすめ。ソロキャンプであれば、消費電力も抑えられる1畳用で十分対応できます。
| 1畳タイプ | 約90×175cm |
| 2畳タイプ | 約175cm×175cm |
| 3畳タイプ | 約195cm×235cm |
②消費電力:ポータブル電源を使う場合は要注意!

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ホットカーペットを使用するには電源が必須! 電源サイトがない場合は、ポータブル電源などで電力を確保しましょう。使用するポータブル電源の容量に応じて、ホットカーペットの消費電力を意識して選ぶ必要があります。
ポータブル電源の容量は「Wh(ワットアワー)」で示されており、ポータブル電源のWhをホットカーペットの消費電力で割れば、使用可能時間の目安を算出できます。
例えば、1,000Whの容量のポータブル電源で、ホットカーペットを使用した場合、使用時間の目安は次のとおりです。
| ホットカーペットの消費電力 | 使用時間の目安 |
| 100W | 約10時間 |
| 200W | 約5時間 |
| 500W | 約2時間 |
200W以上のホットカーペットの場合、最長でも約5時間しか使えないため就寝中に途中で電源が切れてしまう可能性があります。
電源サイトがないキャンプ場の場合は、より消費電力の少ないホットカーペットを選ぶか、容量の大きいポータブル電源を選ぶことを意識しておく必要があります。
③機能性:ダニ退治機能と洗濯できるものがおすすめ

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ホットカーペットにもさまざまな機能があり、快適性を大きく左右します。
ホットカーペットの機能例
- ダニ退治機能
- 省エネ機能
- 暖房面切替機能
- 切り忘れ防止タイマー
- 防水・撥水機能
- 洗濯可能
特に、マダニなどを家に持ち込まないためにも、屋外で付着してしまったダニを退治する「ダニ退治機能」はキャンプで使用するホットカーペットに必須の機能と言って良いでしょう。また、清潔に使い続けるためにも洗濯できるモデルがおすすめです。
機能性だけではなく、荷物や装備の増えがちな冬キャンプでは、折りたたんでコンパクトにできるアイテムなど、携行性も意識したいところです。
キャンプに使えるホットカーペットのおすすめ7選

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ここからは、実際にキャンプで使うのにおすすめのホットカーペットを詳しく紹介します。
山善 洗えるどこでもカーペット
| サイズ | 80×90cm |
|---|---|
| 重さ | 1.75kg |
| 消費電力 | 75W |
| 機能 | 切り忘れタイマー,8段階温度調節,丸洗い,ダニ退治 |
| 素材 | ポリエステル |
おすすめポイント!
- ●本体からコントローラーを外して丸洗いができる
- ●フカフカのフランネル仕上げで肌触りが良い
●ソロキャンプでも使いやすい1畳タイプ
アイリスオーヤマ アウトドアヒートマット
| サイズ | 50×94.5cm |
|---|---|
| 重さ | 0.3kg |
| 消費電力 | USB 5V |
| 機能 | USB給電,温度調節 |
| 素材 | ポリエステル |
おすすめポイント!
- ●撥水加工が施されたアウトドア用のアイテム
- ●コンセントがなくてもモバイルバッテリーなどで給電できる
●付属のポーチにコンパクトに収納でき、持ち運びやすい
ロゴス ヒートユニット・アンダーシュラフマット
| サイズ | 118×72cm |
|---|---|
| 重さ | 0.58kg |
| 消費電力 | USB 5V 2A |
| 機能 | USB給電,切り忘れタイマー,3段階温度調節 |
| 素材 | ポリエステル |
おすすめポイント!
- ●メタルファイバーヒーティングで発熱し、敷き物やブランケットとして使える
- ●モバイルバッテリーから給電でき、4,400mAhの場合、28~31℃で約6時間使える
●裏面防水仕様や、持ち運びに便利なケース付きでアウトドアで使いやすい
アイリスオーヤマ ラグ一体型ホットカーペット 2畳
| サイズ | 186×183cm |
|---|---|
| 重さ | 5.1kg |
| 消費電力 | 530W |
| 機能 | 省エネ,暖房面切替,6時間タイマー,温度調節 |
| 素材 | ポリエステル |
おすすめポイント!
- ●極厚3cmのウレタンラグ一体型で断熱効果抜群。もっちりとやみつきになる肌触り
- ●温度調節は無段階。細かく設定できる
●微撥水加工が施されているので、液体がしみこみにくくお手入れ簡単
山善 小さく折り畳めるホットカーペット 2畳タイプ
| サイズ | 176×176cm |
|---|---|
| 重さ | 3kg |
| 消費電力 | 500W |
| 機能 | ダニ退治,暖房面切替,12折り収納,温度調節,切り忘れタイマー |
| 素材 | ポリエステル |
おすすめポイント!
- ●2畳・3畳タイプは12折りと、小さく折りたためて収納しやすい
- ●9,000円以下と手が出しやすい
●切り忘れ防止タイマー、ダニ退治、暖房面の切り替えなど多機能
▼3畳タイプはこちら
広電(KODEN) 電気カーペット 2畳 省エネモード搭載
| サイズ | 176×176cm |
|---|---|
| 重さ | ー |
| 消費電力 | 480W |
| 機能 | ダニ退治,暖房面切替,切り忘れタイマー,温度調節,折りたたみ |
| 素材 | ポリエステル |
おすすめポイント!
- ●室温が20℃以上になった場合、消費電力を30%節電する省エネモード搭載
- ●接着剤を使わない特許技術により生地が柔らかく、たたみやすい
●表面に遠赤外線カーボンフェルトを使用しているため、より暖かい
▼3畳タイプはこちら
アイリスオーヤマ ホットカーペット 3畳 室温センサー付き 省エネ
| サイズ | 195×235cm |
|---|---|
| 重さ | - |
| 消費電力 | 740W |
| 機能 | ダニ退治,暖房面切替,6時間OFFタイマー,無段階温度調節,省エネ運転 |
| 素材 | ポリエステル |
おすすめポイント!
- ●室温が約20℃以上のときは温度を低めに調節する省エネ機能搭載
- ●温度は弱〜強まで無段階調整可能
●使わないときはコンパクトに収納できる
ホットカーペットを使ったキャンプのレイアウト例
お座敷スタイル

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イスやコットを使わず、テントの床に直接座って過ごすお座敷スタイル。SNSでも人気のキャンプスタイルです。
ホットカーペットの上にふかふかのラグなどを敷けば、肌触りも良く寝転びたくなるような快適な空間にすることができます。
こたつスタイル

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お座敷スタイルに、こたつを設置するのもおすすめ! こたつを持っていなくても、キャンプテーブルに毛布やブランケットを組み合わせれば即席こたつを作ることができますよ。
ホットカーペットの熱が内部にこもってより暖かく快適なスタイルです。
キャンプでより快適にホットカーペットを活用するコツ!

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ここからは、ホットカーペットをより快適に活用するためのコツを解説します!
銀マットやアルミシートを併用する

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テントのフロアに直接ホットカーペットを敷くと、地面からの冷気でホットカーペットが暖まりにくくなってしまうため、地面の断熱対策は重要なポイント!
断熱性の高い銀マットやアルミシートは、ホットカーペットの発熱効果を最大限に生かしてくれます。テントのフロアに直接敷き、下からの底冷えをシャットアウトしましょう。
ホットカーペットはどの順番で敷く?

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熱効率を上げるには敷く順番も意識しましょう。地面からの放射冷却を防ぎつつ、空気の層を作って暖かさを逃がさない構造にすることでホットカーペットの熱効率に大きな差が生まれます。
熱効率を大幅にアップさせる順番は次のとおりです。
熱効率を大幅にアップさせる順番
6番目:ホットカーペットカバー・ラグ
5番目:ホットカーペット
4番目:インナーマット
3番目:銀マット
2番目:テント
最下層:ブルーシート・グラウンドシート
キャンプでホットカーペットを使う際の注意

キャンプでホットカーペットを使う際には、自宅でホットカーペットを使う場合と違い、さまざまな点に注意が必要です。ここでは、キャンプでホットカーペットを使う際に気をつけておくべき注意点を解説します。
延長コードは必ず「屋外用」を

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サイトのAC電源からテント内へ電気を引き込むには、延長コードが必要です。しかし、屋内用の延長コードをキャンプで使用すると雨や結露でショートしてしまう危険性があります。
キャンプでAC電源に直接差し込む延長コードは、必ず防雨型のプラグを備えた「屋外用」の延長コードを使用しましょう。
また、延長コードだけでなく、その先のコンセント部分にも注意が必要です。ホットカーペットなど家電製品自体のプラグは防雨タイプでないので、接合部分は必ずテント内に配置するようにしましょう。
低温やけどに気を付ける

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灯油ストーブなど火を使う暖房器具に比べるとホットカーペットは比較的安全ですが、直接肌に触れた状態が長時間続くと、低温やけどをしてしまう危険性も!
低温やけどを防ぐため、ホットカーペットには必ずカバーやラグを敷いて使用しましょう。とくに就寝時は体温以下の温度設定にしたり、タイマー付きタイプを選ぶなど、しっかり対策することがポイントです。
ホットカーペットで冬も底冷え知らず!

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手軽に導入できてすぐに暖めてくれるホットカーペット。火を使わずに高い暖房効果を得られるので、初心者の冬キャンプにもおすすめできる優秀アイテムです。冬キャンプの敵である地面からの底冷えをシャットアウトし、ぬくぬく快適なキャンプを楽しんでくださいね!
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