キャンプの楽しみ方はどう決める?
キャンプの楽しみ方に決まりはありません。状況や環境などに応じて、楽しみ方を決める要素があり、それぞれできることも違います。
今回紹介する5つのポイントを参考に、ぜひ自分らしいキャンプの楽しみ方を見つけてください!
1. 人数
ソロキャンプとグループキャンプでは、キャンプの楽しみ方が変わるでしょう。
ソロキャンプでは、時間の存在を忘れるほど自分のしたいことに集中できるのが魅力のひとつ。
などなど、自分がしたいと思ったことは何でもできます。1人だから「寂しい」わけではなく、心をリセットできる贅沢な時間の使い方です。
グループキャンプでは、常に時間を意識したライフサイクルから離れ、ゆるい時間の中で和気あいあいと充実したアウトドアライフを楽しめます。
家族や友人と一緒に作る食事やアスレチックなど、わいわい楽しむことができるのはグループキャンプの醍醐味です。
2. 季節
日本の四季の中では、季節ごとの特徴がキャンプの楽しみ方に直結します。
春は暖かくなり過ごしやすい気候です。木々が芽吹き出し、花も咲くので色鮮やかな風景を楽しむことができます。花見をしながらキャンプも最高です。
暖かいとはいっても夜は冷えるので、焚き火を囲んで楽しむこともできます。
夏キャンプの醍醐味は何といっても水遊びです。暑い中する川遊びや海水浴など水を使ったアクティビティは最高。日が暮れるのが遅いので目一杯アクティビティを楽しむことができます。
キャンプ場は標高が高かったり、水辺にあったりする場合が多いので涼しさを感じることもできます。また、お酒が好きな方にとって暑い中飲むビールは格別です!
秋は紅葉が美しいので、歩いているだけでも美しい木々の彩りを楽しめます。食欲の秋といわれるとおり、秋の味覚も見逃せない季節です。
気温も徐々に涼しくなるので焚き火を囲んで語り合うにはもってこいの季節。暑すぎず寒すぎず、過ごしやすく虫も少ないので、初心者キャンパーにもおすすめの季節です。
冬のキャンプ地はその他の季節に比べてキャンプ場に人が少ない傾向にあり、静かな空間でキャンプを楽しむことができます。ベテランキャンパーの中には「キャンプの季節は冬」という方もいるほど。
とにかく寒いので体を温める装備は必須なものの、焚き火を囲んだり、寒い空気の中ストーブで暖を取るのは趣があります。空気も澄んでいるので星が綺麗に見えるほか、あえて外で食べる鍋料理も格別です。
3. 天気
天気もキャンプの楽しみ方に直結します。
晴れキャンプでは、外での料理や焚き火、ウォーキングや自然観察、釣り、水遊びなど、さまざまな楽しみ方ができます。何より晴れていると気分がいいですよね!
雨キャンプではどうでしょうか。テントから出られず、がっかりした経験があるかもしれませんが、雨キャンプならではの楽しみ方もあります。
ソロの場合は、テント内で読書や音楽鑑賞など趣味に時間を費やせます。グループの雨キャンプでは、ボードゲームを楽しんだりトランプをしたりと、家の中とは別のアナログな楽しみ方をすることができます。
また、テント やタープ に当たる雨音は聞いているだけで癒されます。
雪の中するキャンプも普段の気候とは別の楽しみ方があります。
寒さ対策は万全に行う必要がありますが、雪の中の静けさや景色は格別です。サイトを雪で固めて自分だけの特別なサイトを作ることもできます。
4. 場所
キャンプ地として選ぶ場所により、キャンプの雰囲気や楽しみ方が変わります。
山キャンプの魅力は、景観の美しさだけではありません。
山の緑が生む爽やかな空気は、じっくりと味わいたいポイントです。自ら集めた薪で焚き火をしたり湧き水を汲んだり、サバイバルのようなアウトドアライフも楽しめます。
海は海水浴を楽しんだり、釣りをしたりとさまざまなアクティビティを楽しむことができます。また、波の音にも癒されて贅沢な時間を過ごすことができるのもポイント。
地平線の向こうに沈んだり登ったりする太陽を眺めるのも素敵です。
キャンプに行くとなると、地方に行くことが多くなります。地方でのキャンプの面白さは、その土地ならではの魅力を味わえることです。
キャンプだけではなく、旅行を同時に楽しむのも良いでしょう。
5. 滞在時間
キャンプはデイキャンプや泊まりなど、滞在期間によって楽しみ方や計画が変わります。
日帰りのデイキャンプではその日に帰る必要があるものの、気軽にキャンプをすることができ、荷物も軽量で済みます。やることを厳選すると濃密な時間を過ごせるでしょう。
泊まりのキャンプは、キャンプ場に宿泊するので星空観察など夜のアクティビティができ、帰りの心配をすることなく食事を楽しむこともできます。
また、複数日のキャンプは連泊するので、相応の装備や荷物を準備する必要がありますが、朝に帰り支度をする必要がなくなる分、バタバタしがちな朝の時間を贅沢に楽しむことができます。
食材も多めに買い出しする必要がありますが、あえて少なめに持っていって、現地のスーパーで買い物を楽しむこともできます。
キャンプの楽しみ方15選
では、キャンプの楽しみ方をソロ、夫婦・カップル、家族・子供連れ、友達のスタイルごとに分けてご紹介します。
ソロ
ソロキャンプを計画している人は、ソロならではの5つの楽しみ方をぜひ参考にしてください。
こだわりのキャンプ料理に挑戦する
ソロキャンプの楽しみ方のひとつは、こだわりのキャンプ料理です。定番料理だけに注目せず、オリジナル料理やアレンジ料理に挑戦してみるのもおすすめ。
グループだと、他の人の食事にも気を使う必要がありますが、ソロキャンプでご飯を食べるのは自分だけ。時間がかかる料理をしても文句を言われることはありません。
貝印 o.e.c. W角鍋 DY5204
以下の記事では、おつまみになる一品系・おなかがいっぱい系・子供と作れるデザート系の料理を紹介しています。こだわりのキャンプ料理を追求したい人は、ぜひチェックしてください。
焚き火の前でゆっくり過ごす
焚き火は暖を取る以外にも、ゆらいでいる火を見つめるだけで心が癒やされていきます。焚き火を見つめながら魚や肉を焼いたり、ホットドリンクを作ったりなどとても実用的。
フェザースティックを作って一から薪をくべるなど、こだわって火を起こすのもおすすめです。
ユニフレーム ファイアグリル
以下の記事では、キャンプ場での焚き火におすすめの焚き火台を厳選しました。焚き火に癒されたいソロキャンパーは、ぜひ読んでみてください。
静かに読書に耽る
読書中は誰にも邪魔されない静かな時間です。キャンプ場では玄関の呼び鈴が鳴ることもなく、車の騒音で気が散ることもないため、読書に集中して贅沢な時間を過ごすことができます。キャンプ場での読書用に、座り心地の良い椅子を用意すると快適です。
コールマン サイドテーブル付デッキチェアST
以下の記事では、キャンプに持って行きたいおすすめの本を紹介しています。読書好きの人は要チェックです!
音楽やラジオを聞く
ラジオは聞き流してるようでも、いつの間にか聞き入っているものです。情報収集に役立つほか、洋楽・邦楽や懐メロまで音楽を幅広く楽しめるのもポイントです。また、キャンプでの料理、釣り、ウォーキングなども好きな音楽を聴きながらするとテンションが上がってはかどります。
ただし、音量は周りの迷惑にならないように注意しキャンプ場のルールを守るようにしましょう。
ソニー FM/AMポータブルラジオ ICF-B99
モバイルバッテリーとしても使えるため、スマホの充電もできます。ライト付きなので、暗い場所で足元や手元を照らしたいときにも便利です。
以下の記事では、キャンプに最適なスピーカーをご紹介しています。音楽ファンはぜひ参考にしてください。
映画や動画を鑑賞する
大自然での映画、動画鑑賞は、家や映画館とは違い趣深いものになります。
自分の好きな動画を見て、誰にも邪魔されることのない特別な時間を過ごすことができます。しかし、動画鑑賞はデバイスの充電を著しく消費します。
充電が切れてしまっては、動画を楽しめないどころか緊急時に連絡を取ることもできなくなってしまいます。
アンカー PowerCore Essential 20000
低電流モードを搭載しているのでスマートフォン以外に小型の端末の充電も可能で、幅広い機器の充電に対応しています。
以下の記事では、キャンプにおすすめの映画をご紹介しています。ぜひ、映画選びの参考にしてください。
夫婦・カップル
夫婦・カップルにおすすめの、キャンプの楽しみ方をご紹介します。
キャンプ場近くの温泉に入る
夫婦・カップルでキャンプに行く場合は温泉に入ってみてはいかがでしょうか? 寝る前に入ると焚き火のにおいもなくなってさっぱり清潔に寝ることができ、帰りに入っても汗を流すことができます。
中には温泉が併設されているキャンプ場もあるのでとても便利です。地域によって泉質が違うので、温泉を目当てにキャンプ場を決めても面白いかもしれません。
以下の記事では、温泉が魅力のキャンプ場をご紹介しています。温泉ファンは、ぜひチェックしてみてください。
ロマンチックな星空を眺める
せっかくパートナーと静かな夜を過ごすなら、満点の星空を鑑賞してみてはいかがでしょうか? 空に広がる満点の星が、特別な時間を演出してくれます。
一緒に流れ星を探したり、なかなか口にできなかった言葉を伝えたり、そのまま静かに時を過ごしたりと過ごし方は人それぞれ。
横になって星空を眺めるとよりロマンティックな気分を味わえます。
コールマン キャンパーインフレーターマット/WセットⅡ
以下の記事では、ロマンチックなキャンプ場を紹介しています。お目当ての星空をパートナーと一緒に選んでみてください。
デートで観光地をめぐる
夫婦・カップルでキャンプを楽しむなら観光地めぐりはおすすめです。キャンプ地では、必ずしもアウトドアアクティビティにこだわる必要はありません。
移動できる範囲に観光スポットがあるなら、ぜひ足を運んでみてください。特に地方でキャンプをするなら、観光地の近くを選ぶのも手です。ご当地グルメに舌鼓を打ったりご当地アイテムを購入したり、旅の思い出づくりを楽しんでください。
以下の記事を読めば、観光地めぐりの楽しさが伝わるはず!
パートナーの写真を撮る
パートナーとの思い出づくりに一役買うのが写真です。写真なら何年経っても色褪せず、その時の姿を記録してくれます。あとから写真を見返してキャンプの思い出話に花を咲かせることもできます。
せっかく写真を撮るなら、写真撮影のテクニックをワンランクアップしたくはありませんか? キャンプでは焚き火や風景を背景に、普段とは一味違う写真を残せます。
以下の記事を参考に、パートナーとの色褪せない思い出を記録してみてください!
家族・子供連れ
家族・子供連れのキャンプでは、思いっきり体を動かして羽を伸ばすのもおすすめです。子供も大人も楽しめるポイントをご紹介するので、チェックしてみてください!
アスレチックを楽しむ
子供は元気が一番! 家族のキャンプでは、子供が思う存分楽しめるキャンプ場を選んでみましょう。おすすめは、大人も子供も楽しめるアスレチックです。お父さんもお母さんも、たまには童心に戻って遊んでみませんか?
以下の記事では、子供が元気いっぱいに楽しめるキャンプ場をご紹介しています。ぜひ、訪ねてみてください。
川や海で水遊びをする
暑い季節なら、川や海で水遊びを体験するのもおすすめです。泳ぐだけではなく、水中メガネを使って川に生息する生き物を観察し、夏休みの自由研究を進めるのも良いですよ。
オーシャンライフ オーシャンJr-1S&1M型TYPE A
以下の記事では、水遊びにおすすめのキャンプ場をご紹介しています。暑い夏に、大人も子供も楽しめるキャンプ場を訪れてみませんか?
サイクリングに出かける
家族でキャンプをするなら、サイクリングをしてみませんか? 特に森や海岸線では街で見られない発見もあり、子供にとって大冒険です。子供の好奇心を刺激するので、会話も弾みますよ。
また、サイクリングは適度に疲れるので、キャンプ場で食べる食事も格別のものになります。子供と一緒のキャンプに、ぜひサイクリングを取り入れてみてください。
オリンパス キッズヘルメットMサイズ OMV10
以下の記事では、子供におすすめの自転車をご紹介しています。子供と一緒に、自転車を楽しんでみませんか?
友達
友達同士のキャンプでの楽しみ方の例をご紹介します。食事、コテージ泊やグランピング、ゲームなどを参考に、思い出に残るキャンプを満喫してください!
みんなでバーベキューをする
キャンプの定番料理といえば、バーベキューが挙げられます。好き嫌いがある人も、好きな素材を選んで食べられるのがおすすめのポイントです。網に乗せて焼くだけなので、手間もかかりません。いろいろな食材を組み合わせて、オリジナルレシピを披露するもの盛り上がります。
ロゴス チューブグリルSmart80 L
以下の記事では、レシピのほかに、串選びや上手に串焼きをするポイントをご紹介しています。ぜひ参考にして、バーベキューを盛り上げてください。
コテージ泊やグランピングをする
贅沢な時間と贅沢な空間の中でキャンプを楽しんでみませんか? 例えば、コテージ泊やグランピングです。キャンプといえば「あえて不便を楽しむ」イメージですが、コテージ泊やグランピングならテントを持って行く必要がありません。キャンプ道具一式が揃っていない初心者やグループキャンプにおすすめです。
以下の記事ではグランピングを体験したい人におすすめのスポットをご紹介しています。ぜひ、新しいアウトドアのスタイルを体験してみてください。
仲良くゲームに興じる
グループキャンプでぜひ楽しんでほしいのがゲームです。特にアナログなカードゲームやボードゲームは、会話も弾みます。相手の心理を読みながら緊張感や笑いのある時間を過ごせるでしょう。
以下の記事では、駆け引き系ゲームや笑える系ゲームなど、さまざまなタイプのゲームをご紹介しています。記事をチェックして、ぜひグループキャンプを盛り上げてください。
初心者がキャンプを楽しむためのチェックポイント
初心者がキャンプを楽しむために最低限気をつけたいポイントとしては、以下のようなことが挙げられます。
1. 1日の流れを把握しよう
キャンプでは食事の準備や後片付けのほかに、何をしたいのかある程度決めておきましょう。どんな作業をする必要があるのか把握し、無理のない計画を立てることが大切です。
予定を詰め込みすぎて計画に追われないよう、余裕のあるスケジュールを組んでください。
以下の記事ではキャンプのスケジュールの例を紹介しています。のんびり過ごせるキャンプ計画の参考にしてください。
2. 必要なアイテムを揃えよう
キャンプに行くのなら一通りアイテムを揃える必要があります。テント ・シュラフ (寝袋)のほか、自炊をするなら調理器具のクッカー や焚火台 などを準備してください。寝るときの冷えや地面の凹凸が気になるなら、キャンプマット を使うのがおすすめです。
また、キャンプ場では基本的に照明がなく夜間は真っ暗になるため、ライトを持って行きましょう。全体的に照らすことができるランタン と小型のライトがあると便利です。
キャンプ場によってはレンタルに対応している場合もあります。うまく活用して楽しくキャンプができるようにしましょう。
以下の記事では、キャンプの必需品からあると便利なものまで幅広くご紹介しています。ぜひ参考にして、自分スタイルのアウトドアライフを楽しんでください。
3. 適切な服装を選ぼう
キャンプでは服装の選択も大切なポイントです。
虫刺されや日焼け防止とはいえ、暑い季節に肌の露出が少ない服を着るのも大変です。そのようなときは、日焼け止め・虫刺され防止のスプレー・蚊取り線香なども準備しておくと便利です。
以下の記事ではキャンプにおすすめの服装やコーデを紹介しています。ぜひ読んでみてください。
4. キャンプ場選びに注意しよう
キャンプ場選びのポイントをご紹介します。ぜひ参考にして、充実したキャンプ生活を満喫してください。
以下の記事では、初心者も充実したキャンプを楽しむためのキャンプ場選びをご紹介しています。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
5. 基本的なマナーを把握しよう
自由なアウトドアライフを漫喫できるキャンプでも、守るべきマナーがあります。周囲の人と笑顔でキャンプができるように、以下のようなキャンプ場でのルールを守りましょう。
キャンプ場はみんなが楽しむ場所です。1人のマナー違反で全員が不快な思いをしないように、定められたルールは必ず守るようにしましょう。
以下の記事では、注意したいマナー違反についてご紹介しています。マナーを守って気持ちの良いキャンプを楽しみましょう。
贅沢な時間を満喫しよう!
焚き火のゆらぎ、満点の星空、やさしく顔をなでていく風、新鮮な空気の中で食べる料理。それは、自由な時間の中にあります。
その時間をどのように使うかは自分次第です。街の喧騒から離れ、自分だけのために用意した贅沢な時間で心をリフレッシュしませんか?
また、子供と一緒のキャンプは、子供にとって新しい発見の連続であり、いつもとは違うお母さんやお父さんを知る機会でもあります。ソロでもファミリー日常とは違う時間の流れをぜひ楽しんでください!