自称 “読書狂” に聞いてみた!キャンプで読みたい3冊のオススメ本

雨の日やソロキャンで、つい時間を持て余してしまうことはありませんか?そんなときに、とても心強い味方といえば本です。今回は、各メディアで文学作品の面白さや読書の意義をPRする一方、常に本を読み漁る “読書狂”から、キャンプにピッタリな本を紹介してもらいました。


アイキャッチ画像撮影:筆者

自然の中で読めば、また一味違う「読書」

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撮影:筆者
「雨で焚き火ができない」「何もしない時間に飽きてきた」など、楽しみだったキャンプがちょっと憂鬱に感じてしまいそうになってしまったとき、皆さんはどうしていますか?

そんなときには、自然の音をBGMにしてゆっくり本を読んでみる選択肢もオススメです。数多ある本の中で、キャンプにピッタリな本とはどのようなものなのでしょうか? 本を紹介するホームページをお持ちである専門家にご紹介していただきました。

読書部屋が本で床が抜ける!? 読書狂・今泉渚さんについて

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提供:今泉渚
今回、キャンプにピッタリな本をご紹介いただくのは、自称“読書狂”の今泉渚さんです。ニューヨーク大学文学部を卒業後、外資系ファッションブランドに就職。その後独立し、現在はPR会社「BLENDi」代表取締役兼チーフ・パブリシストとして活動しています。

ちなみに、”読書狂”とは「本を読まずには生きられない、読書に身も心も捧げた人」とのこと。あまりの本の多さに、本で部屋の床が抜けてしまう心配があるとか。そんな今泉さんは、自身が運営する「本のPR」と題したホームページにて、各メディアで紹介した本や、本を毎日読んでいた時代のおすすめの本を紹介しています。ぜひこちらもご覧くださいね!

https://bookpr.themedia.jp

読書狂イチ押しの「キャンプシーン別・オススメの本」

では早速、キャンプにオススメの本をご紹介! 今回は、「自然の中」「雨の日」「キャンプ飯」の3つのシーンに分けていただきました。


自然に囲まれた場所で読みたい「森の生活 ウェールデン」(著:H.D.ソロー/出:岩波文庫)

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撮影:筆者
・本の概要

アメリカの作家、詩人、思想家であるヘンリー・デイビィッド・ソローは、マサチューセッツ州のウォールデン湖畔に自らの手で丸太小屋を建て、自給自足の生活を営みながら2年2か月のあいだ、そこに暮らしました。森の景色の移り変わり、動植物の生態、何物にも囚われない自由な生活から生まれた思索が綴られた本書は、自然を愛する人々のバイブル的存在として知られています。

・オススメのポイント

小難しそうな本に感じるかもしれませんが(岩波文庫だし)、簡単に説明するとDIYしたオフグリッドなお家に住んで、自給自足のオーガニック生活を楽しみながら、自由にニート生活を楽しんだ人のエッセイです。資本主義の奴隷になって、いらないものを買うためにあくせく働いて、人生にとって本当に大切なものを見失っていませんか? というソローのメッセージが心に響きます。

詩人ならではの美しい風景描写に触れることで、自然に対する愛が更に増すこと間違いありません。そう、必要なものはすべて森にあります(多分)。

・どんな人にオススメか

自然を愛するすべての人。ちょっと働きすぎてしまっている人。人生は一回きりだとともすると忘れがちな人ですね。

雨の日にピッタリ「シャンタラム」(著:グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ/出:新潮文庫)

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撮影:筆者
・本の概要

オーストラリアの重警備刑務所から脱獄し、インドのボンベイに逃亡した武装強盗犯の主人公。スラムに潜伏しながら、観光客にドラッグを売り、無資格で住民の診療をする日々を送るが、次第にマフィアの活動に巻き込まれ……。なんとこれは物語のあらすじだけではなく、著者のG.D.ロバーツの経歴でのあるのです!

・オススメのポイント

雨の日のテントの中という非日常なシチュエーションだからこそ、インドのスラムで展開される、めくるめく冒険にどっぷりと浸れるはず。物語の息も吐かないようなスリリングな展開もとにかく面白いのだけれど、そんな活劇の中に現れる下手な哲学書よりもずっとずっと深いリン・シャンタラムの言葉に胸をえぐられます。

自由な精神も持つ人々に愛される名著、ぜひひとりになれる贅沢な時間に読んでみてください。

・どんな人にオススメか

ひと筋縄ではいかないアウトドア野郎たちにぜひ!


キャンプ飯の妄想が広がる「われらの時代・男だけの世界」(著:アーネスト・ヘミンウェイ/出:新潮文庫)

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撮影:筆者
・本の概要

ヘミングウェイがパリ時代に書いた短編小説集。中でもニック・アダムスという半自伝的な人物が登場する物語のいくつかに登場する魚釣りや、食事のシーンは数ある文学作品の中でも指折りのキャンプシーンと高く評されています。

・オススメのポイント

「松の切株を斧で割って何本か薪をこしらえると、彼はそれで火をたいた。その火の上にグリルを据え、四本の脚をブーツで踏んで地中にめりこませる。それから、炎の揺れるグリルにフライパンを乗せた。腹がますますへってきた。豆とスパゲッティが温まってきた。そいつをスプーンでよくかきまぜた。泡が立ってきた。いくつもの泡が、じわじわと浮かびあがってくる。いい匂いがしてきた。」

普通だったら、できればあまり食べたくないようなポークと豆の缶詰と、スパゲッティの缶詰をケチャップで味付けた物がこんなに美味しそうに感じるのは、やはり薪やグリル、そしてアウトドアのパワー! キャンプ飯はこうでなくては、と思うのです。

・どんな人にオススメか

キャンプについての本も執筆しているヘミングウェイ。男根中心主義のマッチョなイメージもありますが、自然との触れ合いにより人間を磨くというメッセージはきっと男女を問わず響くはずです!

自然の中で読むからこそ楽しめる本の魅力を体感してみては?

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撮影:筆者
著者の経験談を綴るノンフィクションもあれば、妄想の世界を膨らましたファンタジーもあるのが、本の面白さ。

さらにキャンプに関する本となれば、壮大な自然の中で生きる人の力強さや、都会とは違った非日常的な体験などが綴られています。今回ご紹介いただいた本を参考に、ぜひキャンプで本を読んでみてください!

読書のお供には美味しいコーヒーを

美味しいコーヒーを淹れて、自分だけの優雅なアウトドアカフェ空間を作ってみては?

Let’s enjoy reading with camping

キャンプで読書を楽しもう

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小川 迪裕

フリーランスライター・編集者。WEBや雑誌の執筆を主な活動とし、タブロイドやイベント冊子の製作も行う。近いうちにキャンプ場を開業予定。

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