クッカーっていろいろあるけど、どう選ぶのが正解?
アウトドアでの楽しみのひとつと言えば料理ですよね。調理器具は自宅で使用している鍋 やフライパン でもできないことはないのですが、やはり屋外での使用を想定して作られたアウトドアクッカーが断然快適!
でも調べてみると形やサイズなど種類がたくさんあって「どう選んだらいいか分からない!」という方も多いのではないでは? というわけでこの記事では、そんなお悩みも解消できる最適なクッカーの選び方とおすすめを紹介します!
クッカー選びの3つのポイント
クッカー を選ぶ際、注目したいのは次の3つ!
それぞれ詳しく見ていきましょう。
① 重視したいポイントから素材を選ぼう
クッカーの素材は大きく分けてアルミ・チタン・ステンレスの3つで、それぞれ次のような特徴があります。
価格を抑えてたいという方にはアルミ素材、お鍋や汁物など保温性があると嬉しいという方はステンレス素材、登山やバックパックキャンプがメインのためとにかく荷物を軽くしたいという方にはチタン製がおすすめです。
② 自分に最適なサイズ(容量)を見つけよう
使用人数やシーンに合ったサイズを選ぶことも重要なポイント。たとえばお米1合の炊飯に必要な水量は200ml程度で、インスタントラーメンなら450ml程度……というようにメニューによってはもちろん、グループ/ファミリーなら900mlの大容量が使いやすいなど人数によってもちょうど良いサイズは変わります。
ちなみに大きいクッカーの中に小さいクッカーやケトル を複数個入れることができるクッカーセット ものもあるので、いろいろなメニューを楽しみたいという方や大人数のファミリーにはこのタイプがおすすめです!
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スタンレー ベースキャンプクックセット
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③ 形ごとにメリットとデメリットがある
形 | 丸型 | 角型 | 浅型 | 深型 |
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メリット | 定番の形状で料理しやすい | 袋麺を割らずに入れられる デッドスペースが少なく収納しやすい
| 熱の伝わる面積が広く 素早く料理できる
| 登山時などザックへの収まりが良い ガス缶などとのスタッキング相性も◎
|
デメリット | 収納時デッドスペースを作りやすい | 四隅が洗いにくい | 幅があるので 収納場所を取る
| 熱伝導にムラがあり 炒め物などには不向き
|
クッカーには主に丸型と角型、浅型と深型があり、それぞれのメリット・デメリットがこちら。どれが良いかは持ち運びの快適性や作る頻度が多そうなメニューなどから考えると、おのずと選ぶ形状が決まるはずです。
さて、選び方のポイントをチェックしたところでここからはおすすめのクッカーをご紹介。ファミリー用とソロ用それぞれ選びやすいよう素材別にセレクトしました!
ファミリー向けおすすめクッカー
熱が伝わりやすく料理もすぐできる!「アルミ」
アルミ製の特徴である熱伝導率の良さで、ボリュームの多い家族分の料理もしっかり火が通って調理もスムーズ。リーズナブルな商品が多いあたりも家計にやさしいおすすめのポイントです!
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ユニフレーム fan5 DX
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コールマン アルミクッカーコンボ
ビギナーにも使いやすい調理器具が揃うコールマン のクッカーセットは、鍋×2、フライパン×1、ざる×1、うち蓋×1、計量カップ×1がセットに。収納ケースや計量カップなど付属アイテムも充実しています。
モンベル アルパインクッカー16+18 パンセット
それぞれ単体でもラインナップされているアルパインクッカー16(1.5L)と18(2L)の2つに、18サイズのフライパンがセット。ハンドルや取っ手は熱くなりにくい工夫がされていて、アウトドアでの調理も快適です。
▼モンベルのクッカーについて詳しくはこちら!
保温性バッチリで大容量のスープも温かさキープ!「ステンレス」
続いては保温性の高いステンレスクッカー をご紹介。余熱でじっくり火を入れたい煮込み料理や、大人数分のスープなどを作るのにおすすめです。
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スノーピーク フィールドクッカー PRO.1
キャプテンスタッグ フィールドシェフ クッカーセット4
鍋×2、ざる×1、フライパン×1がセットになっているのですが、こちらもフライパンは黒皮鉄板製。少しコンパクトなものが欲しいという方におすすめです。
強度の高さが売り!耐久性で選ぶなら「チタン」
軽いという以外にも強度が高く耐久性に優れているチタン製は、アウトドアらしい焚き火料理も快適に楽しめます。熱伝導率が低いため熱くなりにくいので、クッカーに直接口をつけて飲んだり食べたりしたい人におすすめですよ。
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スノーピーク チタンパーソナルクッカーセット
容量1,000ml(クッカーL)と780ml(クッカーS)がスタッキングされたシンプルなクッカーセット。蓋もそれぞれ500ml(フタL)と350ml(フタS)のサイズなので、4つを使って調理から食器まで好みの使い方を楽しめます。
ベルモント チタンクッカー3点セット
大鍋と小鍋とフライパンの3つがスタッキングされたクッカーセット。軽くてコンパクトな3点セットは極力荷物を軽くしたい方におすすめなシンプルセットです。
▼チタンクッカーについて詳しくはこちら!
村の鍛冶屋 チタンクッカー3点セット
こちらも大小の鍋に浅型のフライパンというシンプルなセット。ステンレスならではの高い耐久・耐蝕性で衛生面も安心なうえ、金物の町として有名な燕三条製で品質もお墨付き!
ソロ向けのおすすめクッカー
サクッと湯沸かしに最適!「アルミ」
熱伝導率の高いアルミ製は湯沸かし時間も短く、サクッと料理を済ませたいソロキャンパーにおすすめです!
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トランギア メスティン
キャンプブームで一躍有名になったメスティン もクッカーのひとつ。炊飯はもちろん煮たり焼いたり、底網を使えば蒸したり燻製もできるなどあらゆる調理ができる万能アイテムです。
▼メスティンについて詳しくはこちら!
トランギア ツンドラ3ミニ
▼トランギアのクッカーについて詳しくはこちら!
ユニフレーム 山クッカー角型
四角型の鍋2つとフライパン1つと3点セット。角を使った湯切りのしやすさは麺類の調理時に大活躍! 四角い形状はデッドスペースが少ないためスタッキングしやすく、ザック に入れるのも快適です。
▼山クッカー角型について詳しくはこちら!
プリムス イージークックNS(ノンスティック)・ソロセットM
900mlと400mlの深型クッカーが2つセットになったクッカーセット。この2つだけでもソロでは十分なのですが、イージークックミニ やSをスタッキングできるので使用シーンに合わせて選べる楽しさがあります。
ソロでものんびり料理を楽しむなら「ステンレス」
ステンレスならではの保温性はコーヒーをのんびり楽しみたいソロキャンプにも◎。重量がある分バックパック に入れての持ち運びは少し重さを感じてしまうかもしれませんが、オートキャンプのソロでもしっかり料理を楽しみたい方にはおすすめです。
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スタンレー キャンプクックセット 0.71L
▼キャンプクックセットについて詳しくはこちら!
SOTO サーモスタッククッカーコンボ
マグ としてもクッカーとしても使用することを考えられた形状で350・400・750mlの3点セット。350mlと400mlはジョイントを使って重ねることで、二重構造の保温/保冷機能に優れたマグとして使用することもできます。
村の鍛冶屋 2WAY ステンレス ソロ用炊飯鍋
300mlと500mlのクッカーを上下2段に重ねるタイプのクッカーセット。下段で炊飯をしながら上段でカレーや目玉焼き、スープなどを同時に調理するなんていう便利な使い方もできちゃいます!
登山の持ち歩きにも最適「チタン」
最も軽量なチタン素材は、1gでも荷物を軽くしたい登山やバックパックキャンパーに最適。保温性も十分で飲み口が熱くなりにくいことからもマグの代わりとしてもおすすめです。
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スノーピーク チタントレック 900
▼チタントレックについて詳しくはこちら!
エバニュー チタンクッカー1人用セットRED
チタン製の特殊な薄板を使用することで、超軽量化を実現させたクッカーセット。大小2つの鍋をスタッキングさせた状態で110サイズのガス缶 も入れることができます。燃料も含めコンパクトに持ち歩きたいという方におすすめです。
ベルモント チタンクッカー深型(M)ケース付
深型鍋とフライパンのクッカーセット。深型となっていますが内径が150mmあり容量1750mlと大きめサイズで、調理がしやすい形状に。軽量で料理もしやすいクッカーをお探しの方におすすめです。
本格調理にこだわるなら「鉄製クッカー」もアリ!
番外編的紹介にはなりますが、スキレット やダッチオーブンといった鉄製鍋も選択肢のひとつ。蓄熱性が高いためお肉など食材がふっくら美味しくなる反面、シーズニングのメンテナンスが必要になので他の素材の比べてやや手間はかかります。
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ユニフレーム UFダッチオーブン10インチ
ペトロマックス ダッチオーブン サイズft3t
ニトリ スキレット鍋 15cm(6インチ)
コスパ抜群と注目されているホームセンター系では、やはりニトリが人気! 2サイズ展開のうちの大きいサイズの20cmでも1,000円以下と、何ともリーズナブルです。この値段なら2つ買って料理に合わせてサイズ違いを使い分けることもできちゃいますね。
ニトリ:紹介ページ
▼ニトリのスキレットについて詳しくはこちら!
ベアボーンズ リビング オールインワン キャストアイアン スキレット 10インチ
内側を三度研磨することによって滑らかな表面に仕上がったスキレット。8インチと10インチの2サイズ展開で、使用シーンに合わせて選ぶことができます。
クッカーを快適に使うためにあると良いアイテムは?
アウトドアでの調理は家のキッチンとは何かと勝手が違うもの。慣れない環境でもスムーズにクッカーを使いこなせるよう、ここからはクッカーと一緒に使いたい便利で料理がしやすくなるプラスアルファのアイテムを紹介していきます!
クッカーと併せて持っておこう!関連グッズ
熱々のクッカーも持てる!クッカークリップ
クッカーは取っ手が付いていなかったり後付けタイプなど様々ですが、そんなクッカーでもクリップで挟むだけで“取っ手付き”として使うことができちゃうんです。クッカー以外にコンパクトな鉄板なんかにも使える便利小物ですよ!
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ソト デュオハンドル
持ち手部分がトング 状になっているので、クッカークリップ として以外に湯銭をしているレトルト食材などをつかむのにも役立ちます。
トランギア アルミハンドル TR-TH-25
肉抜き加工により50gと超軽量化されたクッカークリップ。厚さが1mm程度のソースパン やフライパンもつかめるハンドルです。
ミリキャンプ クッカークリップ
アルミ製で軽量のクリップ。絶妙な強度に調整されたバネで、厚めの鉄板から薄いクッカーまで様々なアイテムに対応できます。
これがあれば安定感抜群!クッカースタンド
シングルバーナー などを使って安定した状態でクッカー調理をするなら、スタンドがあると便利! 二台同時調理もできるので、時短にも繋がります。
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ユニフレーム クッカースタンド350
耐久性に優れたステンレス製で、焚き火での五徳 としても◎。350と450の2サイズ展開なので、使うバーナー の台数や鍋のサイズに合わせて選べます。
▼ユニフレームのクッカースタンドについて詳しくはこちら!
ベルモント ワイド五徳 Low
脚が取り外し可能で、別売りの脚に付け替えることでロータイプからハイタイプへ変更可能。脚なしで上台のみで使用することもできますよ。
ハイマウント アジャスタブルグリル
脚部の長さを調整することで、高さを5段階に変えられるアジャスタブル仕様のクッカースタンド 。耐荷重が30kgあるのでダッチオーブンやスキレットなど重めの調理道具にも安定感抜群です。
熱くてもすぐ置ける!鍋敷き
耐熱性のあるテーブル なら熱々の鍋も直接置けますが、そうでない場合に役立つのが鍋敷き 。テーブルをお洒落にしてくれるスタイリッシュな鍋敷きもいろいろありますよ。
▼おすすめはこちら!
ペレグリンデザインファクトリー 圧縮杉の鍋敷き スター
3本の圧縮杉を組み合わせ、革ひもを金具で絞り込んで留めるだけで星形の鍋敷きに。天然素材を圧縮して作っているので1つ1つ違った木目になっています。
松野屋 ワラ釜敷き 中
自然素材を中心とした生活道具を扱う松野屋 から販売されているワラ釜敷き。新潟県の佐渡ヶ島でお米を取った後のワラで作られている釜敷きは、丈夫で飽きの来ないシンプルなデザイン。大中小の3サイズ展開です。
サイドバイサイド トリベット鍋敷き L
蛇腹状に伸縮できる仕様で自分の好みサイズに展開可能。S・Lの2サイズ展開なので、好みのサイズを選んで自宅でもアウトドアでも使いたいアイテムです。
▼その他おすすめの鍋敷きはこちら!
クッカーでコーヒードリップもできちゃう!後付け注ぎ口
キャンプでもしっかりドリップしてコーヒーを楽しみたい、こだわり派の方におすすめなのが「後付け注ぎ口」 。通常のクッカーやケトルでは注ぎ口が大きくて狙った量でお湯を注ぐのは至難の技ですが、これがあれば湯量を調整しながら注ぐことができちゃいます!
▼おすすめはこちら!
森乃雫
機能性だけでなくデザイン性にもこだわった森乃雫は金属3Dプリンターによる成型で生み出されておりコーヒーのドリップに必要な細い注ぎ口をマグやクッカーからでも作れるようになります。
Rappo-Kyoto:森乃雫紹介ページ
▼森乃雫について詳しくはこちら!
ワイヤスキッター450
元々スノーピークのシングルチタンマグ450 用に作られたものですが、飲み口が薄いマグやクッカーであればであれば取り付けるだけで細い注ぎ口ができあがります。
パール金属 ベジクラ 変身ドリップケトル
お洒落に持ち運びたい!ケース
付属の収納袋も良いですが、耐衝撃性に優れたものや保温性があるものなど見た目だけでなく機能性も備えたおすすめケースをご紹介!
▼おすすめはこちら!
エバニュー NPクッカーケース#1
オレゴニアンキャンパー クッカーポーチ
オレゴニアンキャンパー メスティンウォームキーパー Lサイズ
メスティンウォームキーパーと言う名前ですが、350ml缶が6本入るサイズなのでメスティン以外のクッカーにも使用可能。内部はフォーム入りのアルミフィルムなので、保温効果だけでなく保冷剤 を入れてソフトクーラー としても使えちゃいます。
クッカー選びに悩むのはもう終わり、お気に入りを見つけよう!
クッカーには素材や形ごとに様々な特徴があるクッカーですが、自分のスタイルに合ったアイテムを選べればアウトドア料理をより楽しめること間違いありません。ぜひお気に入りのクッカーを見つけてアウトドア料理を楽しみましょう!