【え、これがチタン製!?】炊飯もお手の物のベルモント「チタンクッカー」が優秀らしい!

2020/11/17 更新

チタン製 クッカーは軽量かつ丈夫、酸による腐食などにも強いのが特徴。一方で希少金属のため高価で、熱伝導率が低いことから調理の難しさがあります……。しかし、このベルモント・「チタンスタッキングクッカー」は、一般的なプレス加工ではなく、スピン(ヘラ絞り)加工により、各部の厚みを変え熱伝導率を向上。フタ兼用フライパンの内側にテフロン加工を施すなど、チタン製の弱点をカバー。しかも値段も手頃。そんな常識を破るチタンクッカーセットの実力を徹底レビューします。


アイキャッチ・本文画像撮影:筆者

炊飯もしやすい!?チタン製でも難しく……ないのだ!


チタン製クッカーのメリットといえば軽量&タフなこと。対してデメリットは熱伝導率が低いこと……。よって炊飯などの加熱調理には不向きと捉えるのが一般的です。



今回紹介するベルモント「チタンスタッキングクッカー」はスピン加工という各部の厚みを変えられる加工技術により、そんな弱点をカバーした画期的なクッカーらしい!? しかもチタンなのにリーズナブルだって!?


そこで今回は、このクッカーセットを実際に使い調理可能な簡単レシピを考えてみました。主食はご飯+レトルト食材の牛丼やパスタ。おかずはハムエッグやツナ玉ねぎ炒め。ご飯も炊けるから主食もおかず作りもOKなんです。

果たしてどんな実力を秘めているのか、各部を徹底的に見ていきましょう。


どんな特徴があるのか?調理前のスペックチェック

小さく、軽い!ソロ山行にも好適


フライパンをフタとして閉じると、全体の高さは10.4cm。大人の手の平に乗ってしまうほどコンパクトなサイズ感は、登山やソロキャンプといったミニマムなキャンプにピッタリです。

同じ製品が複数あれば、スタッキング収納できるのもこのクッカーの特徴。2セット以上の購入がお得かも?


上皿測りでの実測値は、ポッド単体の重量は85g、フライパン単体は73g。収納袋に入れても全部で168gという軽さ。さすがチタン製です。

携行に便利なメッシュの収納袋


このクッカーには巾着閉じの収納袋が付属しています。収納袋の重さはわずか10g。メッシュ素材を使うことで袋まで軽量で、多少濡れていても収納可能です。

メインクッカーの特徴


メインクッカーには折り畳み式の取手が付いています。取手のリーチは6.5cm。ちょっと短めですが、熱伝導率の低いチタンなので、厚い手袋をしていれば加熱中に握っても火傷はしません。


開口部側に底面より1cm以上張り出したフランジ(段)があるのが、このクッカーの特徴。炊飯の際の吹きこぼれ防止や、ギリギリいっぱいのお湯を沸かすときにも役立ちます。


開口部の外径は13.1cm、内径は11.1cm。高さは7.2cm。羽釜に似たやや太めのシルエットは炊飯に向いた形状です。


メーカーの容量表示は650mlですが、摺り切りいっぱい水を入れると700ml。フランジより下だと500ml入ります。

カップ麺(250ml)2杯分、大盛カップ麺(470ml)1杯分のお湯が沸かせます。


そして、110gのガスカートリッジを入れても周囲に余裕があるので、アーミーナイフや折りたたみ型チャウキットなども入れられます。


110gガスカートリッジを入れてもスペースに余裕があったため、200gガスカートリッジを逆さにして入れると、フタが少し開いた状態で収まりました。

持ち運びには問題ないのですが、ちょっと惜しい!

フタ兼フライパンの特徴


フタ兼フライパンには折り畳み式の取手があり、取手のリーチは9cmです。見た目通りシェラカップとして使うこともできます。


内側にはフッ素樹脂コーティングが施され、焦げ付きにくくなっています。熱伝導率の低いチタン製クッカーにとって、これは非常に嬉しい仕様です。


フライパンの外径は12.1cm、高さは4.1cm。摺り切りいっぱい水を入れると、360ml入ります。フライパン側でもカップ麺1杯分のお湯が沸かせます。


【調理で使ってみた】これがチタン!?実力の高さに大満足!

使用前にまずはしっかりと洗います


箱の注意書きにもあるように、使用する前に食器用洗剤で洗い、3〜5分煮沸しましょう。スピン加工はプレス加工以上に、粘性の高い工作機械油を多く使うので、使用前の十分な洗浄が大切です。

メインクッカーは、牛丼大盛一杯分のご飯が炊けます


炊飯を実践する前に、炊けるご飯の量を推測するため、既に炊いてあるご飯を入れると345g入りました。これは一般的な牛丼大盛のご飯量(320g)に近い重さです。


牛丼大盛のご飯量は、米1合の炊き上がり量350gに近いです。つまりこのクッカーはおおよそ1合炊きと判明。ということで、お米1合と水220ml(失敗しないための水1割増し)で、炊飯してみます。

バーナーヘッドは大きめのものを選ぶと◎


チタン製クッカーの加熱には炎が一点に集中しない大きなヘッドのバーナーが向いています。今回は、長年愛用のプリムス2243を使用。直径が6〜9cm程度のバーナーヘッドがいいと思われます。


思った以上にお焦げも少なく、美味しく炊き上がりました。チタン製クッカーの炊飯としては、上々の炊き上がりです。フランジのおかげで吹きこぼれもありませんでした。素晴らしい!

失敗しないのは茹でる調理法


炊飯は火加減に気を使い時間もかかりますが、主食をパスタにすれば失敗も少なく時間もさほどかかりません。このクッカーで茹でるには80g前後の小粒マカロニがいいようです。


パックを折り畳むことでレトルト食材も温められます。白飯を炊けばカレーライス、牛丼など。パスタを茹でればミートソースやナポリタンなどが作れちゃいます。


ワンクッカーでの調理は、先にレトルトパックを温めてタオルなどでくるんで保温しておきます。続いて同じクッカーで白飯やパスタが炊いた後、すぐにレトルト食材をかければ、温かい状態で食べられますよ。

フタ兼フライパンは焦げ付き知らず


フタ兼フライパンは、底の直径が市販の薄切りハム(直径9cm)にピッタリなので、ハムエッグに最適。クッキーの型抜きでハムに黄身ホールを開けると黄身が白身より加熱され、ハムエッグが美味しくできます。


このフライパンでのおかず作りには、ツナ缶(内容量70g)も適量です。ツナ缶の油を使って玉ねぎ1/4個と一緒にツナを炒めてみました。味付けは出汁つゆと七味。

フッ素樹脂加工のおかげで、焦げ付きも全くありません。

見事!チタン製クッカーの常識を覆してくれました!


チタン製シェラカップを追加してスープも用意すれば、主食、おかず、汁物をミニマムで超軽量なクッカーセットで作れちゃいます。

これはチタン製クッカーの常識を破る実用性の高さです! チタン製クッカーの弱点を見事にカバーしたこの製品は、炊飯や炒め物にも難なく使えました。

今まで筆者はクッカーはアルミ製と決めていましたが、もうその考えは古いようですね。すごく気に入っちゃいました。

ITEM
ベルモント チタンスタッキングクッカー650FC(ケース付)
サイズ:本体:約Φ145mm×90mm(内径Φ123mm) フライパン:約Φ137mm×40mm(内径Φ115~Φ130mm)
容 量:1000ml
重 量:約185g
材 質:本体:チタニウム フライパン:チタニウム(フッ素コーティング) ケース:ナイロン

紹介されたアイテム

ベルモント チタンスタッキングクッカー6…
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野外活動インストラクターの資格を持つフリーランス写真家。キャンプ歴は40年以上で、自転車、テレマークスキー、登山、カヌー、アマチュア無線などを長野を拠点に実践中。

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