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焚き火の“いいところだけ”が詰まった、50gのコレが最高!「片付け面倒」「重い」とはもう無縁です

ベルモント2025年新作の「テトラストーブ」をレビュー! アルコールストーブと固形燃料に加えて、小枝などで手軽に焚き火もできるという便利すぎるウッドストーブが登場しました。

コーヒーセットを持ってちょっと近場までお出かけ……日常にちょっとしたアウトドアをプラスしてくれる、お手頃アイテムのご紹介です。

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

装備が限られると、焚き火は…

アルコールストーブにのったクッカー

軽量スタイルゆえ、基本装備は最低限に絞っている私。実用面からアルコールストーブを優先的に持って行くことが多く、そうなると焚き火はあきらめざるを得ない場合も多々あるんですよね。

できれば夜はちょっと火で癒されたい! なんかいいアイテムないかな? と思っていたところ……

すべての条件を満たす新作に出会った

ベルモントのテトラストーブ

そんな中、この春ベルモントから気になる新作が登場。その名も「テトラストーブ」というもので、アルコールストーブや固形燃料にも使えてそのままウッドストーブにもなるという画期的なアイテムです。

これなら普段使っているゴトク一体型のアルコールストーブと同じように使えて、焚き火もできる! ということでさっそく入手して使ってみたので、みなさんにもぜひご紹介したいと思います。

    ベルモント テトラストーブ

    サイズ本体:約125×132×74mm
    底板:約76.6×88.5×0.4mm
    ケース:約80×140mm
    収納時サイズ76×132×1.6mm
    重量本体:約50g
    ケース:約3g
    材質本体:チタニウム
    ケース:タイベック
    耐荷重約1kg

    「テトラストーブ」を、いざ開封!

    重さは50g

    ベルモントのテトラストーブ

    テトラストーブの重さを実測してみたところ、50g。収納サイズは76×132×1.6mmで、軽い上にポケットにも収納できるほどのコンパクトサイズになっています。

    素材はチタン

    ベルモントのテトラストーブ

    実際に触ってみるとかなりペラペラな板といった感じなのですが、素材は剛性のあるチタン。これは耐久性にも期待できそうですね。

    また、チタンは燃焼後に虹色の変色をするので、使用した後の“チタン焼け”も楽しみ!

    収納ケースもタイベック素材でイイ感じ

    ベルモントのテトラストーブ

    収納ケースも付属しているのですが、素材はタイベック。丈夫で水濡れにも強いというUL派におなじみの素材というのも、個人的にはなかなか嬉しいポイントです。

    焚き火にも使うとなると他の道具に煤汚れなどが付くのが結構気になるので、収納袋付きはかなりありがたいですね。

    実際に使ってみる

    組み立ては、たった30秒!

    ベルモントのテトラストーブ

    組み立て方法はとても簡単で、スリットを3つ組み合わせるだけで自立します。

    ベルモントのテトラストーブ

    底板パネルは側面のパネルを歪ませながらハメることができるので、後から設置すればOK。

    ベルモントのテトラストーブ

    こうして見ると、無駄を省いた綺麗なフォルムが素晴らしい!! 

    シンプルな構造ゆえ組み立ては非常に簡単なのですが、詳しく知りたい方はぜひ動画でチェックしてみてください。パネルの薄い質感なども、わかりますよ。

    アルコールストーブは、底板ナシで使う

    ベルモントのテトラストーブ

    ベルモント公式サイトによると、アルコールストーブを使う場合、底板は外して使うようです。底板があった方が熱は伝わりにくいのですが、一般的なアルコールストーブの場合高さに影響が出てしまうためでしょう。

    私が使っているトークスのチタンアルコールストーブも、底板ナシでこの通りぴったりフィット。念のため熱対策として、耐熱性のテーブルを用意しました。

    固形燃料も使える

    ベルモントのテトラストーブ

    テトラストーブは、100円ショップでも買える固形燃料を使うことも可能。固形燃料の場合は、底板をセットします。固形燃料は火力が弱いので、屋外使用の際はなるべく風が無いときが良いでしょう。

    安定感にも問題なし!

    ベルモントのテトラストーブ

    とにかく薄いので安定感が気になるところ。そこで、ラージメスティンと同じサイズのクッカーに、お湯を入れた状態でテトラストーブにのせてみました。重さは、持った感じ1kg程。ちょうど本体の耐荷重と同じです。

    薄いパネルでできているので、重たい物をのせると歪んでしまうのは? と思いましたが、安定感があり変形も見られず。2回ほど使ったところでは、耐久性に問題はありませんでした。

    風防としての機能もあり

    ベルモントのテトラストーブ

    ある程度風も遮ってくれるので、風防としての役割も◎。この日はわりと風があったのですが、ゴトクにクッカーをのせての湯沸かしもスムーズでした。

    これだけ薄くて軽量でありながら機能性も十分だったので、調理ギアとしてさっそく一軍の予感ですが……私が最も気に入ったのが「焚き火もできる」という点。さっそく火をおこして、その使い勝手をお見せしましょう。

    ミニマムな焚き火が、最高なんです!

    小枝で気軽に焚き火ができる

    ベルモントのテトラストーブ

    本体をひっくり返し、底板を上から落とすことで焚き火モードに変形。火床は小さめですが、木の枝をある程度置くことができました。

    落ちている木の枝が湿っていて不安でしたが、燃焼効率も良いため焚き火も順調!

    ベルモントのテトラストーブ

    軽く暖を取れるだけの焚き火ができました、ご覧のとおり、なかなかの燃えっぷりですよね。底の面積が小さいこともあり、あまり枝を追加してしまうと倒れてしまう心配があったので、慎重に。

    焚き火で湯沸かしもできた!100均メスティンと好相性

    ベルモントのテトラストーブ

    そのまま焚き火でお湯を沸かすことができました。燃料が無くても、落ちている木の枝などを使って湯沸かしができるのは、何ともロマンがありますよね。

    楽しくなってきて色んなクッカーをのせて試してみたのですが、ここでわかったことがひとつ。底が丸型のミニクッカーだと安定感が無く、かといって角型も大きめのものだと、やや不安定になってしまいました。

    結論、焚き火モードのテトラストーブにクッカーをのせるなら、100円ショップのミニメスティンが一番ぴったり。というわけで、スタッキングも試してみます。

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