車中泊での料理に!人気のトラベルクッカー&IHクッカー5つを徹底レビュー

2021/05/27 更新

車中泊で使いたい、トラベルクッカーやIHクッカー5つを、実際に使ってみました。お湯が沸くまでの所要時間や消費電力の実測値、使い勝手を徹底的にレビュー!あわせておすすめのポータブル電源も要チェックです。

アイキャッチ・記事中写真撮影:岡村武夫

車中泊での料理、どんな調理器具を使えばいいの?


車中泊では、車内で簡単に食事を済ませたいときも多いですよね。そんなときに、パパっと温かいものを作れたら最高です。とはいえ、車内でガスコンロなどを使うのは、一酸化炭素中毒や火災の危険性もあるので避けたいところ……。

そんなときに一つあると便利なのが、トラベルクッカーやIHクッカーです。ポータブル電源の種類も増えている今、車内で使える製品の幅もどんどん広がっています。今回はそのなかでも人気の5製品を、実際に使ってみて徹底レビューします。

トラベルクッカー&IHクッカーは、電源とセットで選びたい!


トラベルクッカーと一口にいっても、消費電力はさまざま。消費電力が大きいものは、早くお湯が湧いたり焼き物ができたりといったメリットもありますが、その分容量の大きな電源を用意する必要があります。


既に手持ちの電源がある人や、高価なバッテリーは買えないという人は、まず用意できるバッテリーの容量をチェックし、その電源で使えるものの中からクッカーを選ぶのがおすすめです。

人気のトラベルクッカー&IHクッカー5つを、車内で使って比較してみた


さっそく、人気のトラベルクッカー&IHクッカーを実際に使ってみました。ライターが実測した消費電力や沸騰までの所要時間、使用してみた感想など、トラベルクッカー選びの参考にしてみてください!

※今回の電源は我が家のキャンピングカーのサブバッテリーを使用。計測値などはライター自身による簡易的なものです。

①シガー電源で使える!タケル君(JPN)


こちらのタケル君は、なんとシガーソケットから電源を取れる炊飯器です。ポータブル電源などを用意しなくても、エンジンをかけた状態で付属のコードをシガーソケットに差し込むだけで、簡単にご飯が炊けちゃいます。


まずは、付属の計量カップ(1杯0.5合)でお米を計ります。お釜は本体から外せないので、お米を研ぐ際などは電源コード口のカバーを閉めて、濡らさないように要注意。無洗米を使うと簡単です。


蓋を閉めて本体を安定した場所に置いたら、コードをシガーソケットに差し込みます。炊飯ボタンを押したら、早速炊飯スタート! 操作は実に簡単です。


今回は上限の1.5合を炊いてみましたが、炊き上がりまでは約40分。炊く量によって所要時間は変わるようです。保温ランプが点灯したら蓋を開けずに約10分蒸らします。炊き上がりは見てのとおり完璧! 家で炊いたご飯にも劣りません。

ちなみに長時間保温には向かないようなので、食べる直前に炊くのがベスト。シガーから電源を取れるので、他のトラベルクッカーと併用するのも良さそう。別売の専用蒸し器「ムスヨ婆さん」を併用すれば、炊飯以外の調理も可能です。

ITEM
直流家 アウトドア炊飯器 タケルくん
本体サイズ:W160×D150×H145mm 
本体重量: 592g  
入力電圧: DC12V
使用電流: 8.5A
消費電力: 110W

キャンピングカーで使用

キャンピングカーで使用しましたが、消費電力も少なく、米も美味しく炊き上がりましたので、大満足です! 残念な点、というか気になる点がひとつ! お釜と本体が分離できないので、本体は特に防水処理されてなく、洗う際は非常に気をつかいます。



ITEM
直流家 タケルくん専用 多機能蒸器 ムスヨ婆さん
大きさ:ドーム型蒸フタ/W116×D142×H116mm
    フードポット 小/W94×D94×H67mm)
    フードポット 大/W116×D116×H84mm
    ガラス鍋フタ/W135×D135×H52mm)
    ステンレストレイ/W116×D123×H27mm
    蒸しスノコ/W110×D110×H25mm 

車中飯の幅が広がる!

使用には別途タケル君が必要ですが、おかずを温めたり、蒸したり、炊飯と同時にカレーのルーを加熱したりと、なかなか便利です。


②消費電力200W以下!ワールドクッカー3(カシムラ)


カシムラのワールドクッカー3は、トラベルクッカーのなかでも消費電力が低いので、電源の容量が少なめでも使えるのが利点です。電圧自動調整式で海外旅行でも使いやすいのと、クッカー内に本体や付属品がすべて収まるコンパクトさも魅力。


使用方法は、コンセントにコードを差し込み、スイッチを押すだけと簡単。消費電力が低い分、500mlの水(常温)を沸かすのに、蓋をして約30分かかりました。お腹が空いてからお湯を沸かし始めると、ちょっとイライラしてしまうかもしれません……。


クッカーのサイズは十分で、インスタントラーメンもそのまま余裕で入ります。が、ふたを開けて麵を入れるとお湯の温度が下がり、再び沸騰するまでに2分くらいかかりました。やはり火力不足は否めません。


お湯を沸かし始めてから約36分で、インスタントラーメンが何とか完成しました。蓋さえ閉めれば時間はかかるもののちゃんと沸騰・調理できます。気長にお湯を沸かしながら仕事や読書などを楽しめる人向けですね。


消費電力は、実測値183Wとかなり低め。出力200W以上のポータブル電源があれば使用できそうです。4万円以下で購入できる、Anker PowerHouse II 400(定格出力300W、容量 388.8Wh)などと組み合わせるのがおすすめです。

ITEM
カシムラ マルチボルテージ調理器 ワールドクッカー3
鍋サイズ:W15.5xH7.5xD15.5cm
本体サイズ:W13.2xH6.8xD13.6cm
コード長:1m
鍋重量:0.26kg(フタ込み)
本体重量:0.7kg
付属品:どんぶり、電源コード、収納袋
消費電力:AC110V/190W AC240V/380W
周波数:50Hz/60Hz

500mlのお湯を沸かすために30分ほどかかりましたが、消費電力も少なく、扱いやすいと思います。Jackery ポータブル電源 400で使用してみましたが問題なく使えました。時間はかかっても省電力で使えるこちらの商品はとても便利に使えます。

ITEM
Anker PowerHouse II 400
サイズ:約 255 × 148 × 139 mm
重量:約 4.62 kg
バッテリー容量:108,000mAh / 388.8Wh

災害用の電源として購入。試しにフル充電して家で使ってみましたが、問題なし。それなりに重さはありますが、持ち手がしっかりしているので持ちやすい。ポータブル冷蔵庫がどの位持つのか等試してみたいし、キャンプ時に活用していきたいと思います。




③定番!トラベルマルチクッカー(YAZAWA)


次に紹介するのは、トラベルクッカーのなかではよく知られた存在であるYAZAWAのトラベルマルチクッカー。クッカー内に本体などがすべて収納できるのはワールドクッカーと同じですが、消費電力はやや高めで、電圧調整は手動です。

※写真には写っていませんが、収納袋も付属しています。




まずは本体裏面の電圧切り替えスイッチをチェック。国内で使う場合はコインなどを使って100-110Vに合わせます。これを忘れると故障の原因になるので注意が必要です。


500mlの水を沸騰させてみます。スイッチはなく、本体に繋がっているコードをコンセントに差すと電源ランプが灯り、加熱が始まります。やや焦げ臭いのはワールドクッカーもトラベルマルチクッカーも同じ。蓋をして、沸騰するまで約19分でした。


麺を入れてから再沸騰するまでもさっきよりは早い印象。電源を入れてから約23分でインスタントラーメンが完成しました! やはり家庭のコンロと比べると時間がかかりますが、待てなくはないスピード感です。クッカーの大きさも充分。


消費電力は実測値で255Wでした。ワールドクッカーと比べると少し高くなりますが、中容量のポータブル電源でなんとか対応できそうです。LACITAのエナーボックス(定格出力400W、容量444Wh)などと一緒に使ってみてはいかがでしょうか。

ITEM
ヤザワ トラベルマルチクッカー
鍋サイズ(約):幅155×高さ78×奥行148mm
本体サイズ(約):幅128×高さ68×奥行128mm
重量(約):1Kg
周波数:50Hz/60Hz
消費電力:100〜130V/250W、220〜240V/360W
付属品:どんぶり、ふた、スプーン&フォーク、不織布収納袋
コード長:約1m(取り外し不可)
材質:鍋/アルミ、ヒーター/ステンレス、どんぶり/PP

車中泊で安全に調理する為に購入。使用の感想としては、ポータブルバッテリーを使用した電熱源なので、調理に時間かかりますが、安全に料理できて、コンパクトなので、気に入っています。車の中でカセットコンロ等を使うのは危ないので、これからも大活躍すると思います。



ITEM
LACITA  ポータブル電源エナーボックス
バッテリー容量:444Wh( 120000mAh )
バッテリー種類:三元系リチウム電池
入力:14.5V~24V / 6.2A
AC出力:100V-60Hz / 400W
USB出力: 5V / 2.1A(×3ポート)
シガーソケット出力:9~12.6V
重さ:5kg
本体充電所要時間:約7時間(ACアダプター使用時)
出力波形:純正弦波

この手の製品は容量が大きければそれに越したことはないのでしょうが、上を見ればきりがないので、デザインと日本で企画されたものという信頼感で購入しました。 満充電状態で届き、少ししか使っていませんが保障やサポートも充実してそうで満足しています





④焼き物もOK!クッキングポット&プレート (山善)


続いては、山善のクッキングポット&プレートです。まず、パッと見がおしゃれ! ポイントとしては、消費電力がやや高めで火力が強く、フライパンも付属しているので焼き物なども楽しめるということ。これは期待大です。


まずは鍋の方で500mlのお湯を沸かします。使用方法はコードをコンセントに差して、ツマミで火力を調節するだけ。保温・低温・中温・高温が選べます。沸騰までの所要時間は蓋をして高温で約12分とかなり早く、鍋の大きさも充分です。


蓋を開けても麺を入れてもすぐに沸騰し、湯気でレンズが曇ります! これだけ火力があれば、ストレスなく調理できますね。調理開始から約15分でインスタントラーメンが完成しました。心なしか、火力が強いとラーメンもおいしい気が……。


せっかくなのでフライパンのほうも使ってみました。テフロン加工が施されているので油を引かずにソーセージを焼いてみます。加熱を始めるとすぐにジュージューと音がし始め、きれいな焼き色が付きました。これなら大抵の料理はできそうです。


消費電力は、高温に設定した状態の実測値で579Wと、これまでのものよりだいぶ高いです。火力が強い分、電源も出力高めのものを用意する必要があります。EcoFlow RIVER Maxポータブル電源(定格出力600W、容量576Wh )なら、高温でも約1時間使用できる計算になります。

ITEM
山善 クッキングポット&プレート acorde
鍋サイズ:直径18.5×高さ9cm
焼きプレートサイズ:直径18.5×高さ4cm
本体サイズ:幅15.5×奥行15×高さ7cm
重量:515g(鍋・コード含まず)
電源:AC100V(50/60Hz)
消費電力:600W
温度設定:80-250℃ 

コンパクト

思ったよりコンパクトで部屋に馴染みます。深鍋は1400mlくらい容量あるので、一人鍋で具材追加しながら楽しめそうです。LOWにして白湯を飲むのにちょうどいいです。発熱部位が平らなのも良かったです。



ITEM
EcoFlow ポータブル電源 RIVER Max
重量:7.8kg
サイズ:28.9 x 18.4 x 23.5 cm
色:サイバーブラック
容量:576Wh (28.8V)
電池素材:リチウムイオン
AC充電入力電力:最大500W(X-Steamテクノロジー)
AC充電入力電圧:100-120V AC(50Hz/60Hz) のみ  

最大1200wまで使えるとのことでしたので購入を決めました。 1400wの卓上IHヒーターが火力をすぐに落とせば問題なく稼働したので今後アウトドアでの活躍に期待です。


⑤火力抜群!IHクッカー「ミニチュラ」(dretec)


最後に使ってみるのは、dretecのコンパクトなIH調理器、ミニチュラです。IH調理器は消費電力1000Wを超えるものが多いなか、こちらは800Wと省エネ。持ち運びも収納も楽にできるサイズ感です。


コードを接続し、電源スイッチを入れ、ツマミで火力を調整します。鍋はIH対応鍋のほか、ホーロー鍋や鉄鍋も底が平らなら使用可能。ただし、鍋底の直径が14㎝までしか使えません。インスタントラーメンがピッタリ入るくらいのサイズ感です。

※我が家のキャンピングカーのサブバッテリーでは出力が安定しなかったため、お湯を沸かすのに時間が掛かりました。自宅のコンセントを使って再計測したところ、500mlのお湯を沸かすのにかかった時間は約6分でした。


インスタントラーメンがあっという間に完成しました! やはり小さくてもIHクッカー、家庭のキッチンに引けを取らない火力が魅力です。


鉄鍋も使えるので、試しにミニスキレットでソーセージを焼いてみると、これまたあっという間に綺麗な焼き色が付きました。800wでは火力が強すぎて油煙がもうもう上がり、空焚き防止機能が作動しました。適切な温度調節がポイントです。


消費電力は最高火力で710W前後。大容量バッテリーを用意できるなら、ぜひ火力の強いIHクッカーを使ってみてくださいね。Jackery ポータブル電源 1000(定格出力1000w、1002Wh)などがおすすめです。

ITEM
ドリテック IHクッカー ミニチュラ
サイズ:約 W18.5×D19.5×H5.5cm
重量:約 1.3kg(付属の電源コードを含む)
電源:AC100V 50/60Hz 
定格消費電力:800W 
電源コード長:約 180cm

車中泊用

車中泊用に購入しました。 コンパクトで使いやすく、お手入れも簡単。



ITEM
Jackery ポータブル電源 1000
サイズ :33.2×23.3×24.3cm
重量:約10.6㎏
カラー:ブラック
容量:1002Wh
定格出力:1000W
瞬間最大出力:2000W

キャンプ&車中泊用と災害時の電源確保のために購入しました。ドライヤー1000Wも使えるので頼りがいがあります。1泊2日車中でiPhone、iPad充電、ライト、冷風機等使用しても70%以上残があり、安心して使えます。価格がもう少し安価になってほしいです!




トラベルクッカー&IHクッカーは、〝一車″に一台欲しい便利アイテムだった


火器が使えない所でも、電源さえあれば調理ができるトラベルクッカー&IHクッカー。実際に使ってみると非常に便利で、車中泊はもちろんのこと、キャンプ場の電源サイトで使用したり、災害時にポータブル電源と組み合わせて使ったりと、様々な場面で活躍しそうです。

その火力と消費電力は比例しているので、用意できる電源の出力や容量と、どのようなシーンで使いたいかをよく考えて、自分にぴったりのクッカーを見つけてくださいね!

紹介されたアイテム

直流家 アウトドア炊飯器 タケルくん
直流家 タケルくん専用 多機能蒸器 ムス…
カシムラ マルチボルテージ調理器 ワール…
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ドリテック IHクッカー ミニチュラ
Jackery ポータブル電源 1000
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ライター・編集者。テント泊登山からキャンプを始めたため、キャンプスタイルは実用重視。プライベートでは2児の母であり、最近は中古キャンピングカーで出かける子連れキャンプ旅&低山ハイクにハマっている。

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