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ユニフレームのKOLME

3品同時調理で“ご飯・おかず・汁物”が完成!たった5分でソロキャン定食が作れる神クッカーをレビュー

ユニフレームのスチームクッカー「KOLME(コルメ)」をレビュー! 一度の加熱調理で「アルファ米の炊飯」「缶詰の温め」「インスタント汁物」の3つが同時にできるという画期的アイテムのKOLME。

今回実際に同時調理をして使い勝手を確かめつつ、さらに応用料理にもチャレンジ。時短で美味しいソロ飯が食べたい方。必読ですよ!

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

ソロ飯を手軽に充実させてくれるコレ、知ってる?

ユニフレームのKOLME

簡単なもので済ませるという方も多いであろうソロ飯ですが、寒い季節になるとホカホカのご飯に汁物、そしてちょっとしたおかずなんかもあるとホッとしますよね。

そんなソロ飯定食を手軽に作れる画期的アイテムがあるのをご存知でしょうか?

クッカーひとつで「ご飯」「おかず」「味噌汁」が同時にできる!

ユニフレーム「KOLME(コルメ)」

それが、ユニフレームの省エネクッカー「KOLME(コルメ)」。KOLMEはフィンランド語で「3」を指し、その名のとおり3つの調理を一度にできるのが特徴です。

これならソロでも充実したご飯が食べられそう! 期待を含まらせつつ、さっそく使ってみました。

    ユニフレーム スチームクッカー KOLME

    サイズ約直径11.5×12×15.5cm
    重量約310g
    材質蓋・内蓋・外鍋/アルミニウム、シリコーン蓋/シリコーンゴム(耐熱温度:約200℃)

    KOLMEのパーツ全容と役割をチェック!

    KOLMEの外観
    じつはこのクッカー、千葉大学工学部デザイン学科とフィンランド・アールト大学の学生らがコンセプトやアイデアを提案し、およそ3年の歳月をかけて製品化されたのだとか。

    実用性も考え抜かれた、ユニフレームらしさ全開のアイテム。さっそく中身をチェックしていきましょう!

    KOLMEのパーツ
    KOLMEのセット内容は外鍋・内鍋・シリコーン蓋・蓋・専用ハンドル・メッシュ生地の収納袋。外鍋・内鍋・蓋はフッ素樹脂加工を施したアルミ製です。

    外鍋の中に内鍋が入っていることと、鍋と蓋の間にシリコーン蓋が挟んであることを除けば、見た目はコンパクトなソロ用寸胴型クッカーです。

    KOLMEの総重量
    上皿測りに載せると、総重量は約300g。メーカー公証値の約310gは収納袋まで入れた重さです。

    外鍋:おもに「湯沸かし」用

    外鍋
    メインクッカーとなる外鍋は、高さ10.6cm、胴体部外径10cm、開口部外径10.8cm。満タンに水を入れると容量は800mlです。

    外鍋にOD缶を入れている様子
    外鍋の内径は9.8cm。内鍋を使わないときは110gのOD缶(ガスカートリッジ)が入ります。

    内鍋にUNIFLAMEのFDシリコンスプーンをケースごと入れている様子
    同様に内鍋を使わないときは、ユニフレームのFDシリコンスプーンがケースごと入ります。カトラリーもセットして持って行けるのは便利ですよね。

      ユニフレーム FDシリコンスプーン

      サイズ約193mm
      収納時サイズ約115mm
      重量約19g
      材質本体/ナイロン・シリコンゴム、ハンドル/ステンレス鋼、ケース/ナイロン
      付属品収納ケース

      内鍋:おもに「炊飯・茹で」用

      内鍋
      内鍋は高さ7.9cm、胴体部外径8.4cm、開口部外径10.8cm。ハンドル取り付け用の切り欠き直下まで水を入れると360ml入ります。

      シリコーン蓋:缶詰など「蒸し」用

      シリコーン蓋
      KOLME独特の部品であるシリコーン蓋は、ハンドル保持用の出っ張りを除くと外径11.4cm、高さ2.1cm、缶詰を載せる窪み底部の直径は7.8cmです。

      蓋:単体でも使える

      蓋
      蓋は胴体部直径10cm、開口部外径10.8cm、内径は9.8cm。満タンに水を入れると300ml入ります。一般的なカップスープやインスタント味噌汁に必要な150mlのお湯は、蓋だけでも沸かせますね
      ハンドルを取り付けた蓋
      蓋をシェラカップのように使えるかと思いハンドルを取り付けてみましたが、底が水平になりませんでした。これは残念。

      メーカー的にも「フライパン使用については安全上NG」としています。

      3つの調理を同時進行している図解がこちら

      3つの調理を同時進行している図解

      出典:ユニフレーム

      全貌がわかったところで、さっそく調理開始。が、その前に「3つの調理が同時進行可能」という大胆な発想の仕組みが気になったため、図解にて予習。

      ほほう……これはどういうことなんでしょう? 使ってみないとわからない! というわけで実際の使い勝手を確かめていきましょう。

      【基本の調理手順】焼き鳥ご飯定食を作ってみた

      最初の準備:しっかり洗う

      洗ったKOLME
      使用する前に全部の部品をよく洗います。特にシリコーン蓋はホコリが付きやすいので、丁寧に。

      手順1:外鍋に水を入れる

      外鍋に水を入れている様子
      まずは外鍋に210mlの水を入れます。210mlのラインは外鍋の内側に刻まれています。

      手順2:内鍋に水、アルファ米を入れる

      内鍋に水、アルファ米を入れている様子
      内鍋の内側に刻まれた目盛りに合わせて水150mlアルファ米100gを入れます。ひとり分にパッケージされた市販のアルファ米の多くは100gなので、全量をどうぞ。

      手順3:シリコーン蓋に缶詰を載せて鍋に固定

      内鍋開口部の切り欠きとシリコーン蓋側面の台形の穴
      内鍋開口部の切り欠きとシリコーン蓋側面の台形の穴が合うように、内鍋にシリコーン蓋をかぶせます。
      内鍋を外鍋に入れ、シリコーン蓋の上に缶詰を置いた状態
      シリコーン蓋を被せた内鍋を外鍋に入れ、シリコーン蓋の上にキレイに洗った缶詰を置きます。

      手順4:蓋を閉じてバーナーで加熱

      ハンドルを付けた蓋で閉じ、小型バーナーの上で加熱調理開始
      ハンドルを付けた蓋で閉じ、小型バーナーの上で加熱調理開始。
      炎がクッカーの底からはみ出ないように火力調整
      炎がクッカーの底からはみ出ないように火力調整し、約5分加熱します。火力が強すぎるとシリコーン蓋が硬化する恐れがあるので、注意しましょう。

      5分たったらできあがり!

      外鍋のお湯でインスタント味噌汁を作っている様子
      火を止めて蓋を開けたら内鍋側にハンドルを差し替え、缶詰と内鍋を取り出します。さらにハンドルを差し替えて、外鍋のお湯でインスタント味噌汁を作りました。
      ご飯、おかず、汁物
      ご飯・おかず・汁物の3品が一気にできあがりました! ちなみにアルファ米100gの炊き上がりはお茶碗大盛り1杯分。そこそこに満足できる量の食事です。

      缶詰加熱時の注意点

      色々な缶詰のサイズの比較
      パッケージやWebで紹介されていた缶詰はいわゆる焼き鳥缶で、ほとんどが直径7.5cmの高さ3cm。このサイズの缶詰はもちろん、大きめのシーチキン缶で直径8.6cm、高さ4cmのサイズのものも載せられましたが……

      残念ですが細長い缶詰は入りません

      細長い缶詰をのせた様子
      幅10.6cm、奥行6.3cm、高さ2.3cm前後のいわゆる蒲焼缶は収まらず! これが入ればおかずのバリエーションが一気に増えたのですが……ちょっと残念。

      紙ラベルは剥がしましょう

      紙ラベルを剥がしている様子
      気を付けたいのは紙ラベル付きの缶詰。加熱中に紙ラベルが剥がれて湯に溶け出す可能性があるので、事前にラベルを剥がしておきましょう。

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