車中泊クッキングの救世主!電熱式「トラベルマルチクッカー」が買いな本当の理由

2019/06/10 更新

車中泊で加熱調理をするとき、どんな器具を使ってますか? 普通のキャンプであれば焚き火やバーナーなど制限なくつかえますが、密室である車内では一酸化炭素中毒の問題もあり躊躇しますよね。そこでおススメなのが、火を使わずに調理可能な電熱式の「トラベルマルチクッカー」です。はたしてどれほど車中泊で使えるのか、実際に検証してみましょう!


記事中画像撮影:すべて筆者

車中泊クッキングにバーナーは不要!?


車中泊で意外と困るのが食事。もちろん出来合いのものを買ってきてしまえばそれまでですが、やはり調理そのものを楽しみたいですよね。

しかしバーナーを車内で使うのはリスキー……。そんな悩み、ありませんか?

そんなときの救世主がコチラ!

画像提供:YAZAWA
そんな人にぜひオススメしたいアイテムがこれ。携帯型電気調理器の「トラベルマルチクッカー」です!

そもそもの開発コンセプトが”海外滞在中のホテルの部屋で気軽に調理ができる電気調理器”ということなので、これは車中泊でも活躍してくれそうです。


「トラベルマルチクッカー」使ってみた

まずはこの「トラベルマルチクッカー」が一体どんなものなのかをチェックしてみましょう。

中身はこんな感じ


左上から時計回りにどんぶり、専用ポーチ、鍋、本体、スプーンフォーク、ふたがセットになっています。

「トラベル」とつくだけあって本来は旅行用の製品なので、コンパクトに収納できる設計がなされています。また、素材はかなり頑丈そうです。

使用する電圧に合わせる


海外での使用が想定されているので、マイナスドライバーを使って電圧設定を変更することが可能です。

デフォルトが220~240Vになっているので、日本で使用するときは100〜130Vに切り替えることを忘れずに。

ポータブル電源を使用する


250Wの消費電力表記だったので、当初は300Wの出力のDC-ACコンバーターを使おうと試みました。ところが、すぐにコンバーターがエラーモードに入ってしまい使用不能に……。

そこで、純正弦波出力のポータブル電源「Suaoki」を使用してみたところ、こちらは問題なく動作しました。この原因については後ほどご説明します。

これで料理を作ってみた!


では早速、トラベルマルチクッカーを車内で使ってみることに。ワゴンの後方にテーブルを設置して、ここで調理をします。

鍋に水を入れた場合、合計で約2kgとそれなりに重く、調理中は不安定になるためこういった安定した場所での使用がベストでしょう。

まずはお湯を沸かしてみる


約500mlの水を入れふたをして、ポータブル電源に接続してお湯を沸かします。スイッチによる起動ではなく、電源の抜き差しによってそのまま自動過熱が始まるので注意してください。

ちなみにこのときの車内温度は30度と高めです。


約17分後、ぐつぐつとお湯が沸騰しました。そして車内の温度は33.3度にまで上昇。

火を使わない電熱式なので基本的には換気の必要はありませんが、室温が上がるので窓を開けるなどの対策はしたほうがよさそう。


ここでポータブル電源のディスプレイを確認したところ、316W前後の消費電流を表示していました。

使用条件によって異なるとは思いますが、トラベルマルチクッカーの消費電力はどうやら実際は250Wを上回るようです。

なので300W出力のDC-ACコンバーターを使用しても出力が足りなかったのがエラーの原因でした。使用する際は400Wくらいの出力が可能なタイプがオススメ。

今回使用しているSuaokiのポータブル電源は300W(最大600W)出力のスペックを持ち、トラベルマルチクッカーの消費電力にギリギリ対応してくれたようです。

ゆで卵を作る


先ほど同様、水が沸騰するのに約17分。そこからさらにゆで卵が完成するまでに約10分間かかります。

今回は卵6個を同時に茹でましたが、すべて問題なくイイ感じでできあがっていました。このクッカーの大きさと深さは大きすぎず、小さすぎずでちょうどいいですね。

レトルト食品を加熱する


レトルトカレーや冷凍ハンバーグの場合も、クッカーの絶妙なサイズ感のおかげで沸騰してもお湯が溢れることなく加熱することができました。

即席袋麺を調理する


今度はお湯を沸かしてインスタントラーメンを投入します。鍋の形状が麺の形にぴったりなので、いちいち砕いたりせずに調理ができます。

また剛性の高いクッカーに装着されている取っ手も、熱が回り込みにくくしっかりと持つことができます。


麺が茹で上がったら粉末スープを入れて、ラーメンを付属のどんぶりに移します。このとき必ず電源を抜いて加熱を停止させるのを忘れないようにしましょう。

また、付属のスプーンフォークは食べやすいのですが、うっかりどんぶりの中に落とすと沈んでしまうサイズなので注意が必要です。

しゃぶしゃぶをしてみる


どんぶりにポン酢を入れて、リッチにしゃぶしゃぶはいかがでしょうか。

焼いたり炒めたりしないので油がハネることもなく、車中泊でも十分に楽しめる料理です。冬場であれば車内も温まるので一石二鳥ですね。

スキレット調理にも挑戦


フラットで円形の形状なので、スキレット調理もできちゃいます。

しかし、異常加熱を感知するとサーモスタットが働き電源が自動的に切れる機能が備わっているので、加熱し過ぎには注意が必要です。

目玉焼きを作った際も、サーモスタットが実際に作動してしまいました。そしていちど冷却されてからまた復帰するのに、約20分ほどかかってしまいます。

(※メーカーとしては付属の調理器具以外の使用は推奨していないので、あくまで自己責任での扱いになります)


使用後の収納方法


スプーンフォークがふたにぴったりと収まります。電源コードを巻きつけた本体は、鍋とどんぶり内にジャストで入るようになっています。

専用ポーチもあるので、とても携帯性にも優れた商品だという印象を受けました。
ITEM
ヤザワ トラベルマルチクッカー
■出力:350W
■満水容量:約1.3L
■鍋材質:アルミ

気になった点は2つ

持ち運びやすく、操作はきわめてシンプルで、使い勝手もいい。そんな「トラベルマルチクッカー」ですが、気になった点もないわけではありません。

それなりに重さはある


コンパクトに重ねられ専用ポーチに収納できるのはいいのですが、重量が本体だけで636gあるので、ガスバーナーに比べると重いという印象をもつかもしれません。

専用鍋以外だとやや不安定?

画像提供:YAZAWA
発熱する円形部分がやや膨らんでいる形状なので、専用鍋以外の調理器具ではやや不安定になりがちです。


他の調理器具の使用は推奨していませんが、たとえばアルミホイルの鍋焼きうどんなど、鍋底が柔らかいものであれば問題なく調理できます。

電源さえ確保できればかなり使える!


電熱式の調理器具は消費電力と発熱量が正比例します。250Wより消費電力が多ければ、さらに発熱も強く時短で調理ができるでしょう。

しかし車中泊での加熱調理器具であれば、トラベルマルチクッカーのこの出力くらいがベストではないでしょうか。

これ以上の出力だと、大型ポータブル電源や電源サイトからの電力供給が必要になってしまい、手軽さがなくなってしまいますからね。車中泊以外でもさまざまなシーンで活用してみてはどうでしょう。

執筆:Kentos

車中泊でご飯も炊いてみよう!

そんなときは「タケルくん」の出番です。

You can use the Travel Multi Cooker for peace of mind while traveling in a car
トラベルマルチクッカー車中泊料理も安心!


紹介されたアイテム

ヤザワ トラベルマルチクッカー

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フィグインク

浅草を所在地とする編集プロダクション。主にキャンプ・アウトドア関連の出版物の編集・制作を行う。また、料理や健康など生活実用ジャンルの本も多く手掛ける。

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