タープ購入完全ガイド!【選び方・おすすめアイテム・張り方】
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おすすめタープ決定版! キャンプで日除けや居間を作るのに活躍するタープは、形状や設営方法の違いで複数の種類に分かれます。今回はヘキサ / ウィングタープ、スクエア / レクタタープ、ワンタッチタープ(タープテント)、スクリーンタープの4種類を徹底網羅! おすすめアイテムと設営時のポイントもあわせて紹介しますので、自身のキャンプスタイルに合ったぴったりのタープを見つけてくださいね。
目次
タープがあるとキャンプがもっと楽しくなる!

快適なキャンプを実現したいなら、タープは必須のアイテム。日差しが強い時期や、雨が多い時期などを含め、1年を通して快適な空間を作り出してくれます。
とはいえ、想定している予算もキャンプでの使い方も人それぞれ。そこでこの記事では、幅広いタイプを網羅するとともに、ビギナーでも手が届くお手頃な製品も取り上げています。
「タープのことは大体わかってるから、早くおすすめのアイテムを見せて!」という方は、目次から目当ての場所にジャンプしてください。
タープの選び方:種類と特徴を知ろう!

デザインにも注目しつつ、自分の理想を叶えてくれそうなタイプを選びましょう。
以下ではタイプごとのメリット・デメリットとともに、おすすめのモデルをピックアップしていきます。
アレンジ無限大!ヘキサ / ウィングタープ

大人気ブランドの王道タープ!
スノーピークがエントリーモデルとして販売するタープ。アースカラーを基調とした、ツートンのデザインがスタイリッシュです。ビギナーに優しいフルセット。スノーピーク アメニティタープヘキサLセット
●使用時サイズ:570×500cm
●収納時サイズ:80×17×19cm
●重量:7.9kg
●耐水圧:1,800mm
●素材:210Dポリエステルオックス
オーソドックスなスタイルが魅力
ウサギのロゴがなんとも可愛らしいアイテム。シンプルなデザインと、オーソドックスなスタイルが特徴です。価格が手頃で、初めて購入するタープとしてもおすすめ。DOD いつかのタープ
●使用時サイズ:420×410×230cm
●収納時サイズ:67×14×14cm
●重量:5.4kg
●耐水圧:2000mm
●素材:150Dポリエステル、スチール
火の粉に強いポリコットン製
火の粉に強く、耐久性にすぐれるポリコットンを採用。近くで焚き火をしても大丈夫です。テントと連結するのに適した形状もポイント。テントファクトリー TCウィングタープL
●使用時サイズ:400×380cm
●収納時サイズ:45×14cm
●重量:2.3kg
●耐水圧:2,000mm
●素材:コットン65%、ポリエステル35%
ソロキャンプに最適なサイズ!
まるで戦闘機のようなシルエットが魅力の、ソロキャンプ用ペンタタープ。スノーピーク純正のポールのほか、トレッキングポールでの設営も可能です。スノーピーク ライトタープ ペンタ シールド
●使用時サイズ:400×320×150cm
●収納時サイズ:32×9×20cm
●重量:790g
●耐水圧:1,800mm
●素材:75Dポリエステルタフタ
有効面積が広い!スクエア / レクタタープ

スクエアタープといえばコレ!
DDハンモック社の定番スクエアタープ。ベテランキャンパーたちも愛用するモデルです。19か所に設けられたループを活用すれば、多彩な張り方を実現できます。DDハンモック DD Tarp 3x3
●使用時サイズ:300×300cm
●収納時サイズ:ー
●重量:790g
●耐水圧:3,000mm
●素材:190Tポリエステル
変幻自在のアイデア商品
幕の真ん中に切れ目が入ったユニークなアイテム。まさに変幻自在で、タープとしてもテントとしても使えます。想像力を頼りに、自分だけのスタイルを見つけましょう。DOD ヌノイチS
●使用時サイズ:340×210×150cm
●収納時サイズ:62×16×16cm
●重量:5.9kg
●耐水圧:350mm
●素材:ポリエステル65%、コットン35%、アルミ合金
徒歩キャンプにも使える軽さ!
キャプテンスタッグから、コストパフォーマンス抜群のタープをピックアップ。コンパクトに収納でき、リュックに入れて携帯できます。キャプテンスタッグ トレッカー レクタタープ290×180UV
●使用時サイズ:290×180cm
●収納時サイズ:20×10×10cm
●重量:450g
●耐水圧:2,000mm
●素材:210Tポリエステルリップストップ
ファミリーキャンプにも対応
幅445cm、奥行き425cmの大型レクタタープ。すさまじいカバー力を備えているうえ、多彩な張り方にも対応します。ファミリーキャンプにおすすめ。エバニュー Tarp TC1
●使用時サイズ:445×425cm
●収納時サイズ:ー
●重量:2.95kg
●耐水圧:ー
●素材:ポリエステル65%、コットン35%
組み立て簡単!ワンタッチタープ(タープテント)

シンプルデザインの大人気商品
無駄のない、すっきりとしたデザインのワンタッチタープ。開放感があり、景色を存分に楽しみながらくつろげます。自然に溶け込むオリーブカラーが印象的です。コールマン インスタントバイザーシェードⅡ/M
●使用時サイズ:270×270×254cm
●収納時サイズ:19×19×90cm
●重量:12kg
●耐水圧:800mm
●素材:150Dポリエステルオックスフォード、スチール
アルミフレーム採用の軽量モデル
お手頃価格のキャンプ用品を、多数販売しているフィールドア。なかでも「タープテント」は、多くの人から愛されている主力商品です。フィールドア タープテント(アルミ)
●使用時サイズ:300×300×176/248/256cm
●収納時サイズ:22×22×114cm
●重量:9.3kg
●耐水圧:2,000mm
●素材:ポリエステル、アルミニウム
色の組みあわせが自由自在
有名メーカーに製品を供給しているニューテックジャパン。そんなニューテックジャパンが独自に展開するブランドが「カンタンタープ」です。別売りの幕はカラー展開が豊富。ニューテックジャパン カンタンタープ 300
●使用時サイズ:300×300×235/250cm
●収納時サイズ:19×19×127.5cm
●重量:14.5kg
●耐水圧:1,000mm
●素材:ポリエステル、スチール
唯一無二のスタイリング
完全なワンタッチではないものの、1人でも簡単に設営できるタープです。気分が盛り上がるユニークなスタイルで、サイトをオシャレに彩ります。コールマン パーティーシェードライト/300+
●使用時サイズ:300×300×230cm
●収納時サイズ:23×23×88cm
●重量:12kg
●耐水圧:3,000mm
●素材:75Dポリエステルタフタ、アルミ合金、スチール
デイキャンプやBBQに!スクリーンタープ

スクリーンタープの定番!
成人男性が立てるほどの、広いスペースを作り出せるスクリーンタープ。コールマンらしさを強く感じさせるカラーリングも魅力です。スクリーンキャノピージョイントタープⅢ
●使用時サイズ:320×340×215cm
●収納時サイズ:23×23×82cm
●重量:11.3kg
●耐水圧:1,200mm
●素材:75Dポリエステルタフタ、FRP、スチール
1人で設営できるワンタッチ式
タープ上部のヒモを引っ張るだけで、フレームが立ち上がる構造。1人でも十分に設営できます。風の影響を受けやすいため、強風時の使用においては要注意。クイックキャンプ スクリーンタープ 3m
●使用時サイズ:300×300×210cm
●収納時サイズ:20×20×135cm
●重量:7.3kg
●耐水圧:1,000mm
●素材:ポリエステル、グラスファイバー、スチール
脅威の遮光率99.2%!
ブラックを基調とし、差し色としてレッドを用いたクールなデザイン。ほぼ完全に光をカットする、特殊な生地を使用しています。外から見えないため、着替え用スペースとしても最適です。ロゴス Black UV スクリーンシェードM-AI
●使用時サイズ:210×210×160cm
●収納時サイズ:19×19×68cm
●重量:4.7kg
●耐水圧:1,200mm
●素材:68Dポリエステルタフタ、グラスファイバー
家族全員で入れるシェード
ビーチでよく見かけるサンシェードを、そのまま大型化したような製品。ワンタッチで設営できる構造で、キャンプ場についてすぐに乾杯できます。DOD わがやのシェード
●使用時サイズ:205×305×168cm
●収納時サイズ:20×20×100cm
●重量:7.6kg
●耐水圧:1,500mm
●素材:68D ポリエステル、グラスファイバー
タープを設営するときに必要なもの・あると便利なもの

ポール
ポールが付属するタープの場合は、それを使用すればOK。いっぽうでタープの幕だけで販売されている製品もあり、その場合は別途ポールを購入しなくてはなりません。ポールはタープを支える柱であり、十分な強度を持っていることが大切。大型のタープほど太いポールが必要です。高さ調整が可能なポールが特に便利。
ペグ
ペグはタープが倒れたり風で飛ばされたりしないように、地面に固定する道具。タープはテントより風の影響を受けやすいため、地面から抜けにくい長めのものを選びましょう。ペグの長さは、最低でも30cm以上がおすすめ。大きめのタープは40cm以上あると安心です。
ハンマー
ハンマーはペグを地面に突き刺すために必須の道具。使用されている素材により、重量や使用感が大きく異なります。おすすめは、ペグ抜きを備えているハンマーです。素手では抜けないペグも、手を汚さず簡単に抜けるようになります。
グローブ
キャンプの必需品ともいえるグローブ。ペグダウンの際に手を保護したり、土で手が汚れるのを防いだりするのに役立ちます。安いものでも十分機能しますが、せっかくですから見た目が気に入ったものを選びましょう。購入する際は、サイズに注意。
ガイロープ
ガイロープは、タープを地面に固定するための道具。風が吹いても倒壊しないように支えてくれます。タープのサイズによりますが、太さは4mmほど、長さは1か所につき4mほどがおすすめ。ガイロープは太いほど丈夫で、長いほど大型のタープに対応できます。
タープを設営する場所の決め方:4つのポイント!

①地面が水平で平らな場所を選ぶ
地面が傾いている場所では、なかなか快適に過ごすことができません。いろんな角度から地面を見て、傾いていないか、平らであるかをチェックしましょう。②地面がしっかりしている場所を選ぶ
地面がやわらかすぎるとタープをしっかり固定できず、風を受けて倒れてしまう可能性があります。地面に突き刺したペグが、グラグラと動かないくらいの固さがある場所を選びましょう。③長い草が生えていない場所を選ぶ
長い草が生い茂っている場所は、虫が発生しやすい環境です。ヘビが隠れている可能性も考えられるため、そういった場所は避けるのが無難。土や芝生の上に設営するのが理想的です。④風の強さや向き、天気の変化を考える
タープはテント以上に風の影響を受けやすい道具。強い風に吹かれても、倒壊しないように設営しなくてはなりません。大切なのは風に逆らわないことと、タープの高さを低めにしておくこと。タープを張った状態で寝る場合は、夜間の天気の変化にも気を配りましょう。ガイロープが緩んでいないかをチェックしつつ、可能であればさらに低くします。風が強くなりそうであれば、タープを撤収することも考えましょう。
タープの建て方:シワなくきれいに張るコツ

「コツよりも、まずはタープの張り方を知りたい」という場合は、動画で詳しく解説しているので先にこちらをチェックしましょう!
ポイント①サイドのペグダウンはセンターラインに対して平行に

その際、タープがたるまないように適度なテンションをかけることも大切です。タープがたるんでいると見た目が悪いだけでなく、雨がたまることや、風でばたつく原因となります。
ポイント②ポールを傾ける方向に気をつける

ポールを傾けることで安定感が増し、見た目もきれいに。傾けすぎて倒壊することがないように注意しましょう。
便利なロープの結び方もマスターしておこう

巻き結びは1回見るだけで覚えられるほど、超簡単なロープワーク。タープを木に固定したいときや、タープどうしを連結させたいときに使える技です。
✔︎巻き結びのやり方はこちらをチェック!
無限大!タープのアレンジ例を見てみよう
Instagramでは、タープのアレンジ例をたくさん見ることができます。そこにはシェルターのような空間を作る便利な張り方や、「これどうなってるの?」と驚くような張り方も。ベテランキャンパーによるタープのアレンジを、ちょっとだけのぞいてみましょう!
ペンタタープのスタンダードな張り方

スクエアタープでステルス張り

テントと連結して広大なリビングスペースに

ハンモック×タープでミニマムなスタイルを楽しむ

タープでワンランク上のキャンプを実現しよう

設営の簡単さを重視するか、それとも張った姿の美しさを重視するか、はたまたアレンジのしやすさを求めるか。
自分が求める要素を満たすタープを見つけ、ワンランクアップしたキャンプを楽しみましょう。
メーカー別におすすめタープを紹介している記事も要チェック!
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