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料理しやすい焚き火台の選び方

大自然のなかで焚き火で料理をすることに憧れている人も多いのではないでしょうか。しかし、焚き火台と一口に言ってもさまざまな種類があり、料理には適さないモデルも販売されています。ここでは料理しやすい焚き火台の選び方を解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
料理しやすい焚き火台の選び方のポイント
火力調整のしやすさが重要!

料理をするうえで、火力調整がスムーズにできるかは重要なポイント。ゴトク・焼網・火床などの高さを調節できると、調理器具と炎の距離を微調整できます。何段階高さを変えられるかも含めて確認しておくとよいでしょう。
また、薪・炭の継ぎ足しやすさも要チェック。焼網を移動させなくても薪・炭を追加できると手間がかかりません。素早く薪・炭を足すことで火力の低下も防げますよ。
ダッチオーブンを使うなら耐荷重15kg以上が目安

ダッチオーブンを使ったキャンプ料理に挑戦したい場合は、耐荷重が15kg以上あると安定して使えます。自分が使用する調理器具に適した耐荷重か確認しましょう。
ただし、調理器具だけの重さで考えるのはNG。特にシチューなどの煮込み料理などは水を使うぶん重くなります。食材の重さも考慮して余裕のあるアイテムを選んでくださいね。
オプションが充実していると料理の幅が広がる

付属品やオプションも要チェック。焼網とゴトクは最低限揃えましょう。さらに、鉄板や串などのオプションがあると料理のバリエーションも増えますよ。
アイテムによってはユニークなオプションが用意されている場合も。例えばスノーピークには「原始焼き」が楽しめるアイテムもあるので、料理を楽しみたい方はぜひ付属品・オプションのバリエーションまで確認しておくのがベターです。
おすすめの料理しやすい焚き火台8選

料理しやすい焚き火台のおすすめ商品をご紹介します。個性的なアイテムが多いので、どんな料理に使いたいかも考慮して選んでくださいね。
商品 | 画像 | 販売サイト | ポイント | 詳細情報 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
使用サイズ(cm) | 収納サイズ(cm) | 重量(kg) | 耐荷重(kg) | ||||
さまざまな調理に対応した焚き火台。ポップなデザインもかわいい | 50×50×58 | 39×46.5×12 | 8.5 | - | |||
スノーピーク | 焚き火台の代名詞的モデル。オプションを組み合わせてさまざまな料理を楽しめる | 45.5×45.5×31.5 | 56×64×3.2 | 5.5 | - | ||
ユニフレーム | とにかく料理しやすい焚き火台。大きな鍋も使用可能 | 47.5×30×35 | 25×45.5×6.5 | 3.8 | 10 | ||
ユニフレーム | 焚き火台の不朽の名作。BBQから炒めものまで幅広く対応できる | 43×43×33 | 37.5×37.5×7 | 2.7 | 20 | ||
MAAGZ | ![]() | 広い調理スペースを確保できるアイテム。オプションパーツも充実 | 38~39.5×34.5×34.5~35 | 35.3×34.5×1.3 | 1.8 | - | |
テンマクデザイン | 雰囲気抜群のアイテム。贅沢な1人飲みにぴったり | 32×17.5×22.8 | 30×20×15 | 3.8 | - | ||
YOKA | ![]() | 七輪型の個性的な焚き火台。ステンレス製でお手入れも簡単 | 24.5×24.5×19.7 | - | - | - | |
ベルモント | 軽量コンパクトで使いやすいアイテム。ピザを焼ける点も魅力 | - | - | 5.8 | 薪量:5、ワイヤーシェルフ:8 |
ロゴス LOGOS THE KAMADO EMiwa
使用サイズ(cm) | 50×50×58 |
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収納サイズ(cm) | 39×46.5×12 |
重量(kg) | 8.5 |
耐荷重(kg) | - |
本格的なオーブン調理を野外で楽しみたい場合は、ロゴス「LOGOS THE KAMADO EMiwa」がぴったり。

上部には10インチのダッチオーブンを設置でき、内部ではグラタンやピザなどを焼けます。両方を同時に作ることもできるので、ファミリーキャンプで料理時間を短縮したい場合にもおすすめです。

フードを取り外して、別売りの焼網を使えばバーベキューを楽しんだり、純粋な焚き火台として炎の揺らぎを満喫したりできます。収納サイズもコンパクトで楽に持ち運べるのもうれしいポイントです。
おすすめポイント
●鍋料理とオーブン料理を同時にできる
●焼網を使えばバーベキューも可能
●パーツは折りたたみ式なのでコンパクトに収納できる
スノーピーク 焚火台 L
使用サイズ(cm) | 45.5×45.5×31.5 |
---|---|
収納サイズ(cm) | 56×64×3.2 |
重量(kg) | 5.5 |
耐荷重(kg) | - |
焚き火台の代名詞的モデル、スノーピーク「焚火台 L」。剛性が高く、熱でひしゃげる心配もないので、長く愛着を持って使用できます。

オプションが充実しているのが魅力で、グリルブリッジをベースに鉄板や焼き網を装着できます。ジカロテーブルを使って、囲炉裏感覚で焚き火を囲むのもおすすめです。

オプションのなかでも異彩を放っているのが、Lサイズでのみ使える「セイエンスターターセット」。日本の伝統的調理法「原始焼き」が楽しめ、魚や肉を遠赤外線効果でじっくり焼き上げられます。日本酒片手にちびちび味わうのも素敵な時間ですね。
おすすめポイント
●剛性が高く、長く使用できる
●オプションが充実。さまざまな調理に対応可能
●セイエンスターターセットを使えば原始焼きを楽しめる
▼オプションはこちら
▼スノーピーク「焚火台 」を紹介している記事はこちら
▼スノーピーク「焚火台 」の拡張パーツを紹介している記事はこちら
ユニフレーム 薪グリルⅡ
使用サイズ(cm) | 47.5×30×35 |
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収納サイズ(cm) | 25×45.5×6.5 |
重量(kg) | 3.8 |
耐荷重(kg) | 10 |
▼オプションはこちら
ユニフレーム ファイアグリル
使用サイズ(cm) | 43×43×33 |
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収納サイズ(cm) | 37.5×37.5×7 |
重量(kg) | 2.7 |
耐荷重(kg) | 20 |
焚き火台の超ロングセラーアイテム、ユニフレーム「ファイアグリル」。品質の高さとコスパのよさが魅力で、キャンプ初心者にもぴったりです。
焼網が付属するので、バーベキューが楽しめます。耐荷重20kgなのでダッチオーブン料理もばっちりですよ。

オプションが充実しているのもうれしいポイント。エンボス加工の施された鉄板を使えば食材の焦げ付きを防止でき、スムーズに調理を楽しめます。

中心が開いたヘビーゴトクを使えば、調理をしながらでも薪の投入が楽々。自分の使い方に合ったオプションを組み合わせて使い勝手を高めてくださいね。
おすすめポイント
●組み立てが簡単。初心者でも迷わない
●焼網が付属。バーベキューも楽しめる
●特徴的なオプションが充実。自分好みにカスタムできる
▼オプションはこちら
▼ユニフレーム「ファイアグリル」を紹介している記事はこちら
MAAGZ 多次元型焚き火台 RAPCA 風防セット
使用サイズ(cm) | 38~39.5×34.5×34.5~35 |
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収納サイズ(cm) | 35.3×34.5×1.3 |
重量(kg) | 1.8 |
耐荷重(kg) | - |
ほかの焚き火台とは違う独創的な見た目が目を引く、MAAGZ「多次元型焚き火台 RAPCA 風防セット」。

火床が広く、大きな薪をそのまま投入できる点が特徴です。下から上に広がる逆台形デザインなので調理スペースが広く、ゴトクの高さを3段階に調整できるので焼きや保温などの調理を同時に進めることができます。

オプションの鉄板を使えば焼きそばなども楽しめます。収納時には厚さ1.3cmにまでコンパクトになるので、荷物を極力コンパクトにしたいキャンパーにもおすすめです。
おすすめポイント
●火床が広く、大きな薪をそのまま投入できる
●天面が広く、煮炊きとフライパン調理を同時にできる
●オプションパーツを使えばチキンの丸焼きなども可能
▼オプションはこちら
▼MAAGZ「RAPCA」を紹介している記事はこちら
テンマクデザイン 天幕燗銅壺
使用サイズ(cm) | 32×17.5×22.8 |
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収納サイズ(cm) | 30×20×15 |
重量(kg) | 3.8 |
耐荷重(kg) | - |
テンマクデザイン「天幕燗銅壺」は、江戸時代から昭和初期に使われていた燗銅壺を現代風にアップデートしたアイテム。

お酒を燗にしながら炭火で食材を炙れる1人飲みにぴったりのアイテムです。四角い燗用の鍋は着脱可能で、全面で焼きものを楽しんだり、シンプルな焚火台として使ったりもできます。

四角い燗用の鍋は、おでんを温めるのにも便利。細部まで丁寧に作られていて、いつまでも使い続けたくなる商品です。約3.8kgと軽量なので、持ち運びも問題ありません。
おすすめポイント
●江戸時代から昭和初期に使われていた燗銅壺を現代風にアップデートしたアイテム
●熱燗と炭火焼きを同時に楽しめるアイテム
●着脱可能な鍋を搭載。おでんを温めるのにも便利
▼テンマクデザイン「天幕燗銅壺」を紹介している記事はこちら
YOKA SHICHIRIN++
使用サイズ(cm) | 24.5×24.5×19.7 |
---|---|
収納サイズ(cm) | - |
重量(kg) | - |
耐荷重(kg) | - |
YOKA「SHICHIRIN++」は、今までにない七輪型の焚き火台。江戶時代から基本構造が変わらない七輪がステンレスでアップデートされました。

従来の七輪には欠かせない空気孔を無くすことで灰がこぼれなくなり、テーブルでも使いやすく進化。さらに、フタ付きなので消火ができたり、丸洗いできたりと七輪の常識を覆す特徴が盛りだくさん。

焼き網は真ん中が盛り上がった2段構造になっており、調理スペースを広く取れる点が魅力。下段が近火、上段が遠火になるので、食材を焼き加減に応じて移動させることもできます。
おすすめポイント
●今までに無いステンレス製の七輪
●フタ付きなので消火が可能。丸洗いもできる
●焼き網が2段構造になっており、焼き加減に応じて移動できる
▼YOKA「SHICHIRIN++」を紹介している記事はこちら
ベルモント TOKOBI フルセット
使用サイズ(cm) | - |
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収納サイズ(cm) | - |
重量(kg) | 5.8 |
耐荷重(kg) | 薪量:5、ワイヤーシェルフ:8 |
ベルモント「TOKOBI フルセット」は、料理を楽しむためのオプションが最初から全て揃った焚火台です。

セットのアイアンプレートは、上に設置すると鉄板料理、下に設置するとオーブン料理が楽しめます。火床がメッシュになっているので通気性がよく、空気を効率よく取り込めるのが特徴。燃焼効率が高く、大きな薪もガンガン燃やせます。

焼網の位置は2段階で調整でき、左右で高さを変えたり、両方上段にして薪の継ぎ足しをしたりと自由自在。別売りで二次燃焼を起こすためのパーツも用意されているので、拡張性の高さを重視する方におすすめの焚き火台です。
おすすめポイント
●鉄板料理やオーブン料理、バーベキューなどが楽しめる
●焼網の位置は2段階で調整でき、左右で高さを変えることも可能
●別売りで二次燃焼を起こすためのパーツが用意されている
▼ベルモント「TOKOBI」を紹介している記事はこちら
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