寒い日の熱燗って沁みるよね…

筆者はもっぱらビール派ですが、寒い日のキャンプ中は流石に冷たいビールはなかなか進みません……。なので冬は温かいお茶割りを飲んだり、日本酒を飲んでいます。
とくにチビチビ飲む熱燗って、身に染みて美味しいんですよね〜。でも熱燗って、作ろうと思うと温度調整がなかなか大変。

出典:楽天
そんなとき、魔法瓶でお馴染みの「ピーコック」から酒燗器が出ているのを発見!
なんと好みの温度メモリに合わせてお湯を入れ、湯煎で10分待つだけという簡単さ。……これマジ? と気になったので調査してみます!
ピーコック 酒燗器
実容量 | 徳利0.33L |
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本体サイズ | 140x122x199 |
本体質量 | 約0.78kg |
酒燗器のディテールをチェック
酒燗器と2合徳利がセット

購入しパッケージを開けてみると、写真の2点が入っていました。
酒燗器は真空二重構造となっており、保温性は抜群。魔法瓶を扱っているピーコックから出ているとあって安心感が違います。
徳利は2合がちょうど入るサイズで容量は330ml。1合だけ入れることもできますが、この後紹介する湯煎方法では規定の温度にはならないのでご注意ください。
持ち手付きで移動も安心

雰囲気が出る天然の竹製持ち手がついており、自宅やキャンプサイトで使う際も持ち運びしやすいです。
簡単に熱燗を作れる!

出典:楽天
この酒燗器、とにかく使用方法が分かりやすい! 作り方は3ステップです。
熱燗の作り方
- 1、徳利に日本酒を入れる
- 2、酒燗器にお湯を入れる
- 3、徳利を酒燗器にセットし約10分待つ
たったこれだけ!
温度調節も自由自在

熱燗を作るときに大変な温度調整ですが、ピーコックの酒燗器なら自由自在! 写真のように酒燗器の内部に温度目安のメモリがあります。
湯煎用のお湯を、お好みの温度のメモリまで入れるだけで温度調整できます。メモリの指す温度は以下の通り。
- とびきりかん:約55℃
- あつかん:約50℃
- じょうかん:約45℃
- ぬるかん:約40℃
- ※室温約20℃で、常温(約20℃のお酒を規定量まで入れた場合の目安)
果たして、こんなに簡単に希望温度の熱燗が作れるのでしょうか? 実際に試してみます。
実際に熱燗作ってみた
徳利に日本酒を入れる

まずは徳利に2合を注ぎます。今回は西日本キャンプ旅行中に山口県で購入した「長門峡」という日本酒が2合サイズだったので、全部入れました。
一升瓶などで注ぐ場合は、徳利の注ぎ口から3cm程度まで(一番凹んでるあたり)を目安に入れると規定量になります。
酒燗器の「あつかん」メモリまでお湯を注ぐ

次に湯煎用のお湯を酒燗器に入れますが、必ず沸騰させた直後のものを使用しましょう。お好みのメモリまで注げばOKなので、今回は「あつかん」までお湯を入れました。
徳利をセットして10分放置

メモリまでお湯を入れたら、徳利を酒燗器の中に入れて10分間放置します。

……10分たち完成。飲んでみると確かにちょうどいい温度になっている! これは感動。
一般的な湯煎式だと、「ちゃんと温まったかな? まだかな?」と何度も徳利を確認しがち。でも、ピーコックのものは「10分放置するだけ」で温まるのでとてもラクでした。
出来上がった後も真空二重構造の酒燗器のおかげでしっかり保温できます。ちなみに「あつかん」の場合だと約50分保温しておくことができるそうです。
※保温時間は目安温度から-5°Cになるまでの時間のこと。室温にも左右されます。
家では「電子レンジでチンッ」でOK

付属の徳利は陶器製(セラミック)なので、電子レンジ使用可能。自宅であれば「電子レンジでさっと温めて、テーブルでは酒燗器に入れて保温」なんて使い方もできちゃいます。
電子レンジで温めた熱燗が好きじゃない方は、自宅でも湯煎式で温めればいいので、お好みの方法で熱燗を作ってください。
※お猪口は別途用意が必要

お猪口は付属していないので、別途用意する必要があります。
キャンプであれば小さめのシェラカップで飲んだりしてもいいですが、ピーコックからステンレス真空二重構造の「酒器セット」も販売されていますよ。こちらは徳利とお猪口2つセット。
徳利自体にも保温効果があるので、酒燗器で作った熱燗を移し替え、さらに追加で2合作る……といった使い方ができます。グループキャンプで2合以上飲みたい場合に、あるととても便利です。
ピーコック 酒器セット
実容量 | 徳利0.3L、猪口0.08L |
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本体サイズ | 徳利68×68×161mm、猪口59×59×53mm |
本体質量 | 徳利0.19kg、猪口0.04kg |
ちょっとだけ気になる点は?
冬の外気温に要注意!

最後に実際に使ってみて、気づいたことを共有。酒燗器についている温度目安のメモリですが、室温20℃で常温の日本酒を入れたときを想定して作られています。
そのため、冬キャンプなどの寒い環境で行うと「あつかん」のつもりが「ぬるかん」になってしまうことも……!
対策としては、日本酒を外気に触れる場所に置かず、テント内などに入れておくのがおすすめ。日本酒そのものが冷えすぎないようにするためです。

もし飲むときに日本酒がぬるいと感じたら、徳利に入れる量を減らすなどして調整してみてください。
もっと早く知りたかった…!

居酒屋ではちょうどいい温度で提供される熱燗も、自宅やキャンプでは温度調整が難しいもの。でも、ピーコックの酒燗器があれば、アルコールや風味を損なうことなく、熱くなりすぎる心配もなく、簡単に美味しい熱燗が作れます。保温もしっかりできて一石二鳥!
外気温には注意が必要ですが、何度か使ううちにコツが掴めてくるので、自分に合った使い方を見つけてみてください!
ピーコック 酒燗器
実容量 | 徳利0.33L |
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本体サイズ | 140x122x199 |
本体質量 | 約0.78kg |