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昔から使われている七輪とは?

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七輪とは炭を入れて着火し、上に載せた網で調理をおこなうための道具。現在出回っている様式の七輪は、江戸時代には使われていたとされています。
しかし、その形態はさまざまです。
BBQコンロよりも七輪を選ぶ理由

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七輪が選ばれる理由
- ●蓄熱性が高く燃費がいい
- ●本体の熱で暖をとることができる
- ●遠赤外線効果で焼き料理が美味しい
七輪は熱効率にすぐれており、少量の炭で簡単に調理できます。
さらに、本体から放たれる遠赤外線が、食材を香ばしく焼き上げてくれます。古風ながら、現代でも通用する利便性を備えているのが七輪の魅力なのです。
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【火起こし】七輪を使うには何が必要?
七輪の火起こし道具
- ●七輪
- ●炭
- ●バーナー、着火剤
- ●火ばさみ
- ●火消しつぼ
一つ一つ解説していきましょう。
七輪

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まず必要なのが七輪本体。七輪の種類には「切り出し七輪」と「練り物七輪」の2つがあります。
とくにこだわりがなければ、安価な練り物七輪で問題ありません。七輪の楽しさにハマったら、切り出し七輪にグレードアップするのもいいでしょう。
炭

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炭の種類は重要なポイント。木炭・豆炭・炭団(たどん)・備長炭・オガ炭・練炭などさまざまな種類があります。
なかでも
七輪におすすめなのが、備長炭とオガ炭です。
バーナー・着火剤

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ライターやマッチだけで炭に火をつけるのは困難です。ガスバーナーや着火剤などの火起こし道具を用意しましょう。
ガスバーナーは高温の炎を勢いよく放ち、風の影響をあまり受けないのが強み。着火剤がない場合でも、ガスバーナーがあれば安心です。
着火剤は数分間燃焼し続け、
ほぼ自動的に火起こしをおこなってくれる優れもの。手軽に七輪を使うために常備しておきたいアイテムです。
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火ばさみ

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炭をつかむための道具が火ばさみ。火傷を防止し、高温の炭を安全に扱うために必要な道具です。
トングに似た形状のものや、折りたためるものなど、さまざまなタイプの製品があります。
火消しつぼ

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火消しつぼは、七輪で使った炭を消火するために必要な道具です。燃焼している炭を入れてフタをすることで、酸素の供給がストップし、やがて燃焼が止まります。
七輪の炭が燃え尽きるのを待つ必要がなく、
後片づけが簡単になるのがメリット。火消しつぼで消火した炭は再使用可能です。
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火付けガイド
ここからは七輪で炭に火をつける手順をお伝えします。
※七輪を使用する際は、十分に換気をすること。換気が不十分だと一酸化炭素中毒のリスクが上がります。命にかかわる重篤な症状を引き起こす可能性があるため、屋外で使うようにしましょう。手順1:七輪に着火剤と炭をセットする

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はじめに七輪の底に着火剤を置きます。
今回使用するのは
ロゴス「防水ファイアーライター」。1個ずつ小分けされていて、必要な分だけ使用できる便利な着火剤です。今回は2個使いました。
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続いて、炭を縦向きに並べます。七輪の網を乗せられるように、短めのオガ炭を選んで並べましょう。長い場合は手で簡単に折れます。
あとからガスバーナーやチャッカマンの先端を差し込めるだけの隙間をあけておくのがポイント。
手順2:着火剤に火をつける

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手順1であけておいた隙間から、着火剤に火をつけます。今回使用しているバーナーは、
SOTO「フィールドチャッカー」。
風が強い日でも、ほぼ確実に火おこしを成功させられる強力なアイテムです。

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オガ炭に簡単に火をつけことができました。
手順3:七輪本体の風口(かざくち)を開ける

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着火剤に火がついたら七輪の風口を全開にし、オガ炭に火がつくまで待ちます。むやみに炭を動かさないことが大切です。

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炭が赤熱していれば、しっかり燃焼している証拠です。これで調理を始められます。
風口の開き具合により火力を調整できるため、火起こしが完了したあともうまく利用しましょう。
手順4:使い終わったらしっかり消火する

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食事を楽しんだあとに必要なのが、炭の消火。七輪のなかの炭を火消しつぼに入れます。

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炭を入れ終わったらフタをして、酸素の供給をストップ。
この状態で放置すると、自然に炭が消火されます。
火消しつぼ本体が高温になるため、やけどに要注意。
地面へのダメージにも配慮が必要。レンガやコンクリートブロックの上に置いて使用すると安心です。
炭を再使用したい場合は、火消しつぼに入れたまま、あるいは別の袋に入れ替えて持ち帰ります。炭の温度が十分に下がったことを確認してから持ち運びましょう。
種類別!おすすめアイテム15選
七輪での調理を楽しむには、まずは必要な道具をそろえなければなりません。
ここでは火起こしに役立つおすすめのアイテムをピックアップ!
七輪
バンドック 七輪
●サイズ:約26×25×21.5cm
●重量:約4.85kg
●素材:珪藻土、スチール
キャプテンスタッグ 炭焼き名人 万能七輪(水冷式)
●サイズ:外径28×高さ21cm
●重量:約2.7kg
●素材:鉄、普通鋼板
バンドック 俺用七輪
●サイズ:約20.2×14.3×12.1cm
●重量:約1.6kg
●素材:珪藻土、スチール、天然木
火起こし器
「火付けガイド」では登場しませんでしたが、火起こし器があると炭の着火がさらに簡単になります。
七輪だけでなくBBQコンロでも役立つので、持っておいて損はなし!
キャプテンスタッグ 炭焼名人 FD火起し器
●使用時サイズ:18.5×19×20.5cm
●収納時サイズ:15×20.5×5.5mm
●重量:1kg
●素材:亜鉛めっき鋼板、鉄
ユニフレーム チャコスタⅡ
●使用時サイズ:約19×24.5×28cm
●収納時サイズ:約28×19×3cm
●重量:約1.2kg
●素材:ステンレス、スチール
コールマン チャコールスターター
●使用時サイズ:約17×16×29cm
●収納時サイズ:約31×19×3.5cm
●重量:約1.2kg
●素材:ステンレス、他
着火剤
ロゴス 防水ファイアーライター
●サイズ:20×15×3cm
●内容量:21個
●総重量:約350g
●素材:パラフィン
ウェーバー 天然点火キューブ
●サイズ:25×17×10cm
●内容量:48個
●総重量:ー
●素材:おがくず
ユニフレーム 森の着火剤
●サイズ:ー
●内容量:12回分
●総重量:ー
●素材:木材破砕屑、リサイクルパラフィンワックス、ステアリン酸
ガスバーナー
ソト スライドガストーチ
●サイズ:3.8×1.8×115~185cm
●重量:52g
●炎温度:1,300度
ソト フィールドチャッカー
●サイズ:13.2×6.6×3.4cm(ボンベ除く)
●重量:153g
●炎温度:900〜1,300度
イワタニ カセットガス アウトドアトーチバーナー
●サイズ:16.9×4.2×9.3cm
●重量:約175g
●炎温度:1,400度
火消しつぼ
バンドック チャコール缶
●サイズ:約25.5×18.5×27cm
●重量:約940g
●素材:表面処理鋼板・フェノール樹脂
キャプテンスタッグ 和膳亭 火消しつぼ
●サイズ:外径16×高さ13cm
●重量:1.0kg
●素材:陶器
ロゴス ポータブル火消し壷
●サイズ:外径17×高さ21.8cm
●重量:約1.5kg
●素材:アルミニウム
必要な道具がそろっていれば七輪の火起こしは簡単!

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七輪での火起こしは、正しい手順でおこなうことが大切。そしてそれ以上に、必要な道具がそろっていることが超重要です!
はじめは安い道具で大丈夫。今回おすすめとしてピックアップしたアイテムなら、どれを選んでも存分に七輪での調理を楽しめます。
BBQコンロとはちがった趣がある七輪で、楽しい休日を過ごしましょう!
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