バーベキュー炭の量・値段・種類をチェック!
バーベキューには欠かせない「炭」。必要な量や種類など、知れば知るほど美味しくて楽しいバーベキューになること間違いなしです。
バーベキュー炭の量は1人1キロまたは1時間1キロ
バーベキューに必要な炭の量は、一般的なサイズのバーベキューコンロを使うとき、1時間または大人1人または1時間1キロが目安です。
【例えば…】
・家族4人で3時間楽しむ場合は、3~4キロ
・10人以上で、コンロ2台使って5時間楽しむ場合は10キロ
このように、コンロの台数と時間で炭の量を考えても良いでしょう。
あくまで一般的な必要量ですので、炭の質やコンロの大きさなどによっても変わってきます。
ただ、バーベキューの途中で炭がなくなるのは避けたいので、少し多めに見積もった量を意識して準備すると安心ですね。
バーベキュー炭の種類で燃焼時間が異なる!
バーベキューの炭は、種類によって燃えている時間が違います。
●黒炭・切炭
ホームセンターなどで売られている炭はたいてい黒炭です。着火から2時間程度の燃焼時間を保つことができます。
●白炭
金額が高く、燃焼しにくいのが特徴の炭です。着火してからおよそ8時間程度、火力を保ち続けることができます。炭の質によって燃焼時間が異なってくるので、必要な量を考える際の参考にしてみてください。
バーベキュー炭の値段は500~1500円代と幅広い!
ホームセンターで売られているような炭は、3㎏500円前後。マングローブ炭といわれる着火しやすいタイプの炭なので、初心者にはおすすめです。炭の種類に関しては、後ほど詳しく説明いたします。
備長炭のような高い炭だと1500円前後するうえ着火がしにくいので、最初は本番で使いやすい炭を選ぶのが良いでしょう。
バーベキュー炭の特徴をチェック!一番使いやすい炭はどれ?
バーベキューの炭と一口に言っても、種類はさまざま。炭の種類によって燃焼時間や火付けの良さも全く違うので、用途によってベストな炭を選びましょう。
バーベキューの炭①黒炭(くろずみ)
ナラ・クヌギなどの木材で作られているのが黒炭。一番バーベキューに向いているバランスの良い炭です
【黒炭の特徴】
●火付きが良い
●立ち消えが少ない
●火力のコントロールがしやすい
●残留物が少なく煙・匂いがあまりない
●燃焼時間が比較的はやい
【国産木炭】 岩手なら炭 堅一級 木炭5kg
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バーベキューの炭②白炭
「備長炭」などの有名な炭が白炭の一種。火力が安定しているのでプロの料理人などに好まれますが、火が付きにくいのでバーベキューには不向きとも言える炭です。
【白炭の特徴】
●火が付きにくい
●酸素量が少ないと立ち消えする
●火力のコントロールがしやすい
●残留物・煙・匂いがほとんど無い
●硬くて重い
●一度着火すると燃焼時間が長くもつ
●比較的高価
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バーベキューの炭③マングローブ炭
一般的に「バーベキュー用木炭」として店頭に並んでいる物の多くはマングローブ炭。比較的簡単に火は付きますが、燃焼時間が短く頻繁に継ぎ足さなくてはいけません。また、煙や臭気が気になるのも特徴です。
【マングローブ炭の特徴】
●火付きが良い
●手ごろな値段
●入手しやすい
●煙が多く、臭気がある
●燃焼時間が比較的はやい
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初心者におすすめ!バーベキュー炭の火おこしの方法
なかなか炭に火がつかなかったり、火の強さを調整できなかったり、そんな経験ありませんか?そこで誰でも簡単にできるコツやアイテムがあるのでご紹介します。
バーベキュー炭の火おこしに必要なもの
●バーナー・ライター・マッチ
●うちわ・火吹き棒
●耐火グローブ(軍手でも)
●アルミホイル
●トング(2つ以上)
①着火剤を使ったバーベキュー炭の火おこし方法
固形の着火剤を使うときにおすすめなのが「8の字かまど式」です。バーベキューの炭を「8の字」の形に組み、8の字の丸の部分に着火剤を置き火をつけます。
火が大きくなったら、大きめの炭をかぶせて、火が回るのを待ちます。炭全体が白っぽくなり、煙が出なくなれば完成です!
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②着火剤を使わないバーベキュー炭の火おこし方法
バーベキューの炭を立てて置き、その中央にねじった新聞紙を入れて着火します。火がついたら蓋をするように炭を上に置き、火がつくまで待つ!
少し時間はかかりますが、火が回るまでじっくりと動かさずに待つのがポイントです。
③「火おこし器」を使ったバーベキュー炭の火おこし方法
煙突効果で効率よく火が起こせ、手軽に着火させることができるバーベキュー炭の火おこし方法です。火おこし器の中にバーベキューの炭を入れ、炭床に着火剤を置き火をつけます。火おこし器を上からかぶせたら20分くらいで全体に火が回るので炭床に炭を移せば完了です。
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④「トーチバーナー」を使ったバーベキュー炭の火おこし方法
バーベキューの炭を置いて直接バーナーであぶる一番確実とも言える方法です。着火させるための紙や資材を使わないので、灰が舞いにくいのも嬉しいポイント。
しかし、炭をあぶっている最中は炭が爆ぜることもあるので、バーナーを使用する際は火傷には注意が必要です。
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バーベキュー炭の置き方のコツ
バーベキュー炭で上手に火加減の調節ができれば、食材を一番おいしい状態で食べることができますよね。炭コンロ内を強火、中火、弱火(保温)の3段階の火力に調節しましょう。
強火は炭を二層分重ね、中火は一層分、弱火には置きません。弱火スペースにはアルミホイルを敷いておくと油受けになるのでおすすめです。
バーベキュー炭をつぎ足すときのコツ
早め早めに新しいバーベキュー炭を投入するようにしましょう。ポイントは、白く火がおきている炭の下に炭を入れること。はじめに火おこしをしたとき、火が起こり白くなった炭の下に新しい炭を多めに入れてしまうのもおすすめですよ。
気を付けよう!バーベキュー炭の後始末~再利用する方法
炭の後始末どうしてますか?「水を一気にかけて火を消す」これは細かい灰が舞い上がり、火傷の危険もあるので止めましょう。そこで安全に火を消す方法をご紹介します。
①火消壺を使用したバーベキュー炭の後始末の仕方
①燃えている状態の炭でも、そのまま壺の中に入れます。
②炭を入れたら蓋を閉じましょう。炭が入った状態の火消壺は高温なので、グローブをしながら作業するのがベスト!
③完全に炭が消化されたら、火消壺から炭を取り出し、指定の場所に持っていくなど後始末をしましょう LOGOS ポータブル 火消し壺
②バケツを使用したバーベキュー炭の後始末の仕方
容量は火消壺と同じです。
①たっぷり水の張ったバケツに、一つずつ炭を入れていきます。一気に入れてしまうと、高熱の水蒸気が発生する恐れもあるので、1つずつは厳守!
②完全に火種がなくなるまでは、水に漬けておくのが安全です。
③完全に冷めたら、バーベキュー炭の捨て場に持っていくなどきちんと後始末をしましょう。
消化したバーベキュー炭の後始末は?
持ち帰ったバーベキュー炭は基本的には燃えるゴミです。炭は自然に還りませんので、土に埋めるのは禁止事項。炭の捨て場のあるバーベキュー場やキャンプ場もあるので、その場合は捨てさせてもらいましょう。
来たときよりもきれいにして帰る!これができればバーベキュー上級者にきっとなれるはず!
バーベキュー炭を再利用する方法は?
燃え残った炭が完全に消化された状態を「消し炭」といいます。消し炭は、火付が良くなる特徴があり、次回の火種としても再利用できます。持ち帰る際は、乾燥材を淹れたビニール袋やケースに保管して、湿気対策を万全に行いましょう。
炭を知り尽くしてバーベキューを楽しもう
今まで炭にはそんなに気を配っていなかった方、後始末の仕方を改めて知った方、いるかと思います。炭の種類にこだわったり、火起こし・火消しアイテムを活用しバーベキューをもっともっと楽しみましょう。
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