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【2024年最新】エアーマット人気おすすめランキング12選|コンパクトでキャンプや車中泊に最適

【2024年最新】エアーマット人気おすすめランキング12選|コンパクトでキャンプや車中泊に最適

エアーマットは、あるだけでキャンプでの寝心地が段違いにアップするアイテム。さまざまなメーカーから大きさ、厚みの異なるアイテムが販売しているので、どれにしようか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、人気のアイテムから厳選した、12のおすすめエアーマットを徹底検証! 選び方や使い方、収納方法やメンテナンスまで網羅しているので、求めている条件にピッタリのエアーマットが見つかること間違い無しです。膨らませるのに便利な電動ポンプも紹介しているので、参考にしてみてください。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ・本文画像撮影:CAMP HACK編集部

※本記事は、CAMP HACKが検証結果をもとに独自で制作したものです。コンテンツの制作やランキングの選定にブランドは一切関与していません。

検証ポイント

実際の検証の様子へ

  • エアーマットに寝る

    検証ポイント①寝心地

    寝心地について、実際にエアーマットに横になり以下のポイントについて比較しました。
    ・厚み
    ・幅
    ・音
    ・肌触り

  • マットに空気を入れるエアポンプ

    検証ポイント②空気の入れやすさ

    同条件になるように同一のエアーポンプを使って空気を入れ、時間を比較しました。

  • エアマットの片付け

    検証ポイント③片付けやすさ

    片付けやすさについて、以下のポイントを比較しました。
    ・空気の抜きやすさ
    ・折りたたみやすさ
    ・収納ケースへの収納のしやすさ

  • エアマットを持つ

    検証ポイント④持ち運びやすさ

    収納時のサイズ、重量を比較しました。

  • エアマットの連結部

    検証ポイント⑤機能性

    断熱性能(R値)、連結や枕の有無や素材、リペアキットの有無を比較・検証しました。

エアーマットとは

シートューサミットのエアーマットで寝る男性

エアーマット とは、空気で膨らます寝具マットです。キャンプや登山、車中泊などのアウトドアで、快適な睡眠環境を作る上では欠かせないアイテムです。
空気の入れ方は、電動や手動など様々な種類があり、数多くのメーカーが販売しています。
また、家庭用寝具や介護で使われるタイプのものは「エアーマットレス」呼ばれています。

エアーマットの特徴

ネイチャー俳句のエアーマットを膨らませている

エアーマットをキャンプで使う際、さまざまなメリットがあります。同時にデメリットもあるためチェックしましょう。

メリット

エアーマットのメリット

  • クローズドセルと比べると寝心地がいい
  • インフレータブルよりかさばら
  • 空気を抜いた状態なら持ち運びしやすい
  • 厚みがあるものは空気の層が厚くなるため、地面の熱を感じにくい
  • 厚さや空気量を調整できる
  • 価格がお得なものが多い

空気を入れて使用するため、収納時は小さく、重量も軽いため携帯性が高いです。

デメリット

エアーマットのデメリット

  • 空気を入れるのが手間
  • 凸凹の地面で穴が開く可能性
  • 穴が空いたら使えなくなる
  • マットより沈み込むので寝心地が合わない人もいる

最大のデメリットは、穴が空いてしまうと使い物にならなくなってしまう点です。

エアーマットの選び方

山積みのエアーマット

エアーマットを選ぶときは、以下の6つのポイントに注意して選びましょう

横幅は成人男性で60cm以上が目安。80cm以上で快適になる

DODソトネノキワミエアーSに寝ている男性

サイズは自分の体格に合わせるのが重要です。一般的には成人男性で60cm以上が目安。それ以下だと腕や肩がはみ出る可能性があり、ゆとりがなく窮屈に感じる方が多いです。横幅が80cm以上あると寝返りを打ってもはみ出ずに快適になります。

また、連結できるタイプや、ダブルサイズなども販売されているので、家族で並んで寝る際など、使用シーンに合わせてサイズを選びましょう!

厚みは15cm以上で快適だが、地面の状況次第では5cmでも寝られる

シートゥーサミットのエアーマットの厚み

厚みは10cm以上あると寝ているときに地面の凸凹を感じにくいです。15cm以上あると膝をついた際などでも地面の凹凸を感じずさらに快適。10cm以下の場合は、地面の凹凸をなるべく減らすことで快適に過ごせます。

厚みと収納サイズの関係は比例するので、使用するシチュエーションを想像して選ぶと良いでしょう。

フラットなタイプだとさらに快適に

DODのソトネノキワミエアーSの表面

形状安定、軽量化のため、ハニカム式や格子状になっているものが多いですが、全面に空気が入り凸凹が少ないフラットタイプは普段寝ている家庭用寝具のマットレスに近い状態になるので、快適に感じやすいです

寝心地を優先する場合は、厚みに加えて構造まで確認してみましょう。

R値は、春〜秋は2以上、冬は3以上あると快適

モンベルの断熱構造の解説

出典:モンベル

「R値」とは、マットの断熱の性能である「熱抵抗値」を表す数値です。数値が高いほど「冷気が伝わりにくく、断熱性が高い」となり、寒い冬を快適に過ごすためには、R値3以上がおすすめです。

なお、このR値は足し算をすることができるため、エアーマットの下にクローズドセルマットを敷くなどして断熱性をアップすることが可能です。

膨らませ方は足踏み式が楽でコスパがいい

エアマットの足踏みポンプ

膨らませ方は「手動ポンプ式」、「足踏み式」、 「吹き込み式」 のほか、「電動ポンプ」を使用する、計4種類あります。

手動ポンプ式は、付属する袋やスタッフサックを一度膨らませ、その空気を送り込む方式です。

足踏み式はエアーマットに内蔵されているポンプを足で踏むことで空気を送り込みます。製品によってはコツのいる仕様のものもあります。

吹き込み式はその名の通り、浮き輪のように口で空気を吹き込む方式です。

電動ポンプを使うことができる製品もありますが、別途購入する必要があります。

収納サイズは直径15cm×長さ30cm、1kg未満だと持ち運びしやすい

サーマレストのエアーマットを持っている

直径15cm×長さ30cmで1kg未満なら持ち運ぶのが楽なサイズです。それ以上の大きさだと持ち運ぶのにかさばってしまうこともあり、ストレスを感じる場合もあります。

ご自身の移動手段などを考慮して、選ぶと良いでしょう。

枕やカバーなど付属品にも注目

クライミットのイナーシャオゾンで寝ている男性

ポンプが付属しているものであれば別途用意する必要はなく、リペアキットがあると、穴が空いてしまった際にも修理することが可能です。また、枕一体型になっている製品であれば、荷物を減らすこともできます。
その他に、マットに被せる専用のカバーがある場合、肌触りも良く寝心地にも好影響を与えます。

エアーマットのおすすめ人気ランキング12選

この記事では、数あるエアーマットのなかから12製品を実際に使用して比較し、独自にランキング化しました。

ランキングは筆者の主観に基づく総合評価の結果順ですが、どのような商品がおすすめなのかは用途や目的によっても異なるので、あくまで参考としてチェックしてみてください。

※同率順位のアイテムは、総合評価が小数点第2位も含めて高い順番に並べています。

1位

シートゥーサミット ウルトラライトマット

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.62

  • 寝心地 ★2.8
  • 空気の入れやすさ ★4.3
  • 片付けやすさ ★4.2
  • 持ち運びやすさ ★4.1
  • 機能性 ★4.1
使用時サイズ183×55cm
収納サイズ9×9×18cm
厚み5cm
R値1.1
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)46
膨らませ方エアストリームポンプサック
重さ395g
素材30/40Dナイロンファブリック
付属品リペアキット、ポンプ(袋一体型)

機能性と取り扱いやすさがピカイチのUL向けエアーマット

シートゥーサミットのエアーマットを持っている

総合No1は、「シートゥーサミット」の「ウルトラライトマット」です。

シートゥーサミットのエアーマットの内容物一覧

内容物はリペアキットのほか、収納袋が拡張されてポンプになる仕組みとなっています。

シートゥーサミット ウルトラライトマットの寝心地

UL向けで機能性が高く、同時に身体にフィットする寝心地の良さも備えています。空気の入るブロック1つ1つに高さが出るため、クッション性能は高いです。

その反面、寝返りを打てる程の幅はなく、ハリのある生地でマットの上で動くと音が気になります。

シートゥーサミット ウルトラライトマットの空気の入れやすさ

膨らませるのにかかった時間は46秒。ポンプとして使用できるスタッフサックは縦長構造で空気を溜めやすく、一回の空気の注入で大量に送り込めるため、今回検証したエアマットのなかで最も使いやすかったです。

入れやすさ同様に、空気を抜いて平たくするのも非常に簡単で、収納も楽におこなうことができました。「ピローロックパッチ」が付属しており、対応するピローを購入した際にしっかり固定することができるのもポイントです。

収納サイズと軽さ、寝心地、使用感のバランスのよいアイテムです。

2位

ニーモ テンサー レギュラーマミー

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.53

  • 寝心地 ★2.7
  • 空気の入れやすさ ★3
  • 片付けやすさ ★4.4
  • 持ち運びやすさ ★4.3
  • 機能性 ★4.2
使用時サイズ183×51cm
収納サイズ7.5×7.5×20cm
厚み8cm
R値2.5
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)79
膨らませ方パッドポンプ
重さ365g
素材20D PUポリエステル
付属品ポンプ

ダントツの収納しやすさに加え、機能性も備えるULアイテム

ニーモのエアーマットを持っている

総合第2位は「ニーモ」の「テンサー レギュラーマミー」。

ニーモのエアーマットの内容物一覧

収納袋とエアーポンプが別になっているほか、うれしいポイントとしては収納用のバンドが付属しており、質も高い点です。

ニーモ テンサー レギュラーマミーの寝心地

寝心地は、厚みはありますが幅が狭く、可もなく不可もなくといったところ。寝袋に入ることを考慮すれば問題ありません。

ニーモ テンサー レギュラーマミーの空気の入れやすさ

膨らませるのにかかった時間は79秒スタッフサックの口が狭く、呼気を吹き込む仕組みになっているため、付属の空気入れは扱いにくく感じました。ただし収納は空気が抜きやすく、畳みやすいです。収納袋にも余裕があるため撤収にストレスは感じませんでした。

こちらも1位のシートゥーサミット同様、機能性と扱いやすさのバランスが良いアイテムです。特に登山やULキャンプをする方にはぴったりです。

3位

モンベル U.L. コンフォートシステム エアパッド 180

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.5

  • 寝心地 ★3.3
  • 空気の入れやすさ ★2.3
  • 片付けやすさ ★3.6
  • 持ち運びやすさ ★3.5
  • 機能性 ★4.4
使用時サイズ180×50cm
収納サイズ11×11×20cm
厚み7cm
R値1.4
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)73
膨らませ方別売りのポンプバッグを使用すると簡単な操作で素早く空気を注入できます。
重さ514g
素材30D・ポリエステル・リップストップ
付属品リペアキット

快適に寝られる厚みと幅の、ベーシックなエアーマット

モンベルのエアーマットを持っている

第3位は「モンベル」の「U.L. コンフォートシステム エアパッド 180」。

モンベルのエアーマットの内容物一覧

リペアキットはありますが、ポンプは付属していません。

モンベル U.L. コンフォートシステム エアパッド 180の寝心地

今回比較したなかで、最もベーシックなタイプ。幅も厚みもそれなりにあり、多少下が凸凹していても難なく寝られる印象です

モンベル U.L. コンフォートシステム エアパッド 180の機能性

膨らませるのにかかった時間は73秒。マットのサイドに紐が付いており複数並べる場合は連結が可能です。収納時は縛ることができるため、比較的楽な印象でした。

また、収納時本体を縛っていたバンドが枕を固定する役割も果たしてくれるのもうれしいポイントです。

モンベルのマットについてはこちらの記事もチェック!

4位

DOD ソトネノキワミエアーS

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.44

  • 寝心地 ★4.4
  • 空気の入れやすさ ★2
  • 片付けやすさ ★3.2
  • 持ち運びやすさ ★2.4
  • 機能性 ★3
使用時サイズ208×80cm
収納サイズ25×18×18cm
厚み10cm
R値
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)382
膨らませ方手動 ※エアーポンプになるキャリーバッグ付
重さ2,000g
素材マット本体:ポリエステル、シーツ:ポリコットン
付属品ポンプ(袋一体型)、マットカバー

幅広で寝心地も快適。肌触りの良いカバーがうれしい

DODのエアーマットを持っている

第4位は「DOD」の「ソトネノキワミエアーS」。スペックからも分かるように、使用サイズに比例した収納サイズの大きさです。

DODのエアーマットの内容物一覧

袋がスタッフサックになっている点が特徴で、そのまま専用のポンプとして使用できるものになっています。また今回のアイテムで唯一、シーツが付属しています。

DOD ソトネノキワミエアーSの寝心地

肌触りが良いシーツは、ひんやり感を消してくれるほか、洗濯ができるためお手入れも楽にしてくれます。幅も広く、厚みも10cmあり、十分満足できる寝心地です。

DOD ソトネノキワミエアーSの空気の入れやすさ

膨らませるのにかかった時間は382秒。収納袋をポンプとして使用できますが、スタッフサックなので口が大きく、空気を溜めるのが難しい印象でした。また弁が大きいため、電動エアポンプのアタッチメントにサイズの合うものがなく、時間がかかってしまいました。

5位

フィールドア 枕付き コンパクトエアーマット

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.43

  • 寝心地 ★4
  • 空気の入れやすさ ★3
  • 片付けやすさ ★2.8
  • 持ち運びやすさ ★2.7
  • 機能性 ★3.5
使用時サイズ190×75cm
収納サイズ13×13×30cm
厚み14cm
R値
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)146
膨らませ方エアーポンプなどの空気入れ不要、ポンプ搭載で空気入れもラクラク
重さ1,100g
素材40D リップストップナイロン
付属品ゴムバンド

比較的重く大きいが、もはやベッドのような寝心地

フィールドアのエアーマットを持っている

第5位は「フィールドア」の「枕付き コンパクトエアーマット」。

フィールドアのエアーマットの内容物一覧

付属品は収納用のバンドのみです。

フィールドア 枕付き コンパクトエアーマットの寝心地

膨らませるのにかかった時間は146秒。その名の通り枕が一体型になっており、寝心地が良いです。厚さも今回検証したアイテム中トップの18cmと極厚です。さらに両サイドが膨らんで高さがあるため、体が包み込まれている感覚があり寝心地は文句なし

その反面、マットが大きい分、小さく畳むのが難しいので、収納袋へ入れにくいです。バンドはありますが、収納袋がもう少し大きいと楽に収納できるという印象でした。

6位

クライミット イナーシャ オゾン

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.43

  • 寝心地 ★3.1
  • 空気の入れやすさ ★2.7
  • 片付けやすさ ★3.3
  • 持ち運びやすさ ★4.6
  • 機能性 ★4
使用時サイズ183×54.6cm
収納サイズ9×9×15cm
厚み4cm
R値
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)64
膨らませ方
重さ369g
素材ポリエステル
付属品-

シュラフの性能を引き出す、変わり種エアーマット

イスカのイナーシャオゾンを持っている

第6位は「クライミット」の「イナーシャオゾン」。こちらはシュラフの下ではなく、なかに入れることで真価を発揮する変わった形のエアーマットです。

イスカのイナーシャオゾンの内容物一覧

内容物は、シンプルに収納袋と本体のみ。

クライミット イナーシャ オゾンの寝心地

肉抜き構造なので、空気をパンパンに入れたほうが寝心地が良くエアーマット特有の反発感は少ないです。かといって沈み込むわけでもなく、枕もあるためフィット感は抜群、寝心地も問題ありません。

クライミット イナーシャ オゾンの機能性

膨らませるのにかかった時間は64秒。このエアーマット最大の特徴である肉抜き構造は、寝袋のなかに入れることでダウンが隙間を埋め、保温力を背面からも感じられる仕組みになっています。またマットのズレも防いでくれるため、よくあるエアーマットのストレスがグッと軽減されたアイテムです。

7位

ネイチャーハイク エアーマット R3.5

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.36

  • 寝心地 ★2.7
  • 空気の入れやすさ ★3.5
  • 片付けやすさ ★3.7
  • 持ち運びやすさ ★3.9
  • 機能性 ★4
使用時サイズ168×58cm
収納サイズ10×10×16cm
厚み7cm
R値3.5
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)68
膨らませ方空気入れ袋付き
重さ415g
素材200ナイロンTPU
付属品リペアキット、ポンプ、ゴムバンド

R値3.5と高機能な高コスパアイテム

ネイチャーハイクのエアーマットを持っている

第7位は「ネイチャーハイク」の「エアーマット R3.5」。

ネイチャーハイクのエアーマットの内容物一覧

リペアキットのほか、収納用バンド、エアーポンプが付属しています。

ネイチャーハイク エアーマット R3.5の寝心地

生地にハリがあり、マットの上で動くと結構な音が鳴るため、ストレスに感じる人もいるかもしれません。

厚みは問題ありませんが、幅・長さともに若干小さく感じました。

ネイチャーハイク エアーマット R3.5の空気の入れやすさ

膨らませるのにかかった時間は68秒。空気入れへの空気は溜めやすかったのですが、マットへの空気入れは難しく、力が必要でした。収納時は、内蔵されたアルミシートのおかげか折り畳みやすいのですが、収納袋が小さくて入れるのに苦労しました。

8位

コールマン コンパクトインフレーターマット/S

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.34

  • 寝心地 ★3.3
  • 空気の入れやすさ ★3.5
  • 片付けやすさ ★3.8
  • 持ち運びやすさ ★3.1
  • 機能性 ★3
使用時サイズ186×74cm
収納サイズ11×11×26cm
厚み6cm
R値
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)68
膨らませ方収納ケースをポンプに利用し簡単に膨らませる
重さ725g
素材75Dポリエステル
付属品ポンプ(袋一体型)

エアーマットでは珍しい幅の広さで快適だが、沈み込みも感じやすい

コールマンのエアーマットを持っている

第8位は「コールマン」の「コンパクトインフレーターマット/S」。

コールマンのエアーマットの内容物一覧

収納袋がスタッフサックで、ポンプの役割も持っています。

コールマン コンパクトインフレーターマット/Sの寝心地

マットの幅は広く、DODのソノネノキワミエアーSと同程度で、腕も落ちることなく快適です。厚さはないため、空気が荷重部分以外に逃げやすくなってしまいます。なのでしっかり膨らませるのがポイントです。

コールマン コンパクトインフレーターマット/Sの空気の入れやすさ

膨らませるのにかかった時間は68秒。幅が広い分、空気の量が多く必要です。スタッフサックも底が浅く、一度に注入できる空気の量が少なかったので、慣れるまでは難しい印象でした。

大きさにはかなり余裕のある収納袋のため、多少は雑に畳んでも問題なく撤収できる点は魅力的です。

コールマンのマットについてはこちらの記事もチェック!

9位

サーマレスト ネオエアーウーバーライト

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.32

  • 寝心地 ★2.7
  • 空気の入れやすさ ★3
  • 片付けやすさ ★3.1
  • 持ち運びやすさ ★4.8
  • 機能性 ★4.2
使用時サイズ183×51cm
収納サイズ9×9×15cm
厚み6.4cm
R値2.3
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)81
膨らませ方ポンプサック
重さ250g
素材15Dナイロン
付属品リペアキット、ポンプ

最軽量・最小サイズになるうえ、機能性も十分なULエアーマット

サーマレストのエアーマットを持っている

第9位は「サーマレスト」の「ネオエアーウーバーライト」。収納サイズ、重量は、全検証アイテム中No1の登山、UL向けエアーマットです。

サーマレストのエアーマットの内容物一覧

リペアキットのほか、ポンプ用の袋が付属しています。

サーマレスト ネオエアーウーバーライトの寝心地

軽量素材で生地が薄くガサガサと音が鳴るため気になります。幅は若干狭く感じますが、厚さは十分で背面に不快感を感じることはなさそうです。

サーマレスト ネオエアーウーバーライトの空気の入れやすさ

膨らませるのにかかった時間は81秒。空気入れは扱いにくく、慣れが必要です。弁も特殊な形状をしていますが、慣れてしまえば一般的なものより扱いやすそうでした。

生地が非常に軽くやわらかいため平らにしやすく、同時に空気も抜きやすいのです。しかし、袋もギリギリのサイズで、ポンプも一緒に収納するとなるとかなり窮屈に感じました。

サーマレストのネオエアーウーバーライトについてはこちらの記事もチェック!

サーマレストのおすすめマットについてはこちらの記事をチェック!

10位

Soomloom ポンプ内蔵型エアーマット

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.17

  • 寝心地 ★3
  • 空気の入れやすさ ★4.2
  • 片付けやすさ ★2.7
  • 持ち運びやすさ ★2.5
  • 機能性 ★3.8
使用時サイズ230×60cm
収納サイズ10×10×30cm
厚み5cm
R値
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)64
膨らませ方ポンプ内蔵で手で押すだけで簡単に膨らませられる
重さ560g
素材40Dナイロン
付属品リペアキット、ゴムバンド

枕・ポンプが付属した高コスパマルチエアーマット

スームルームのエアーマットを持っている

第10位は「スームルーム」の「ポンプ内蔵型エアーマット」。

スームルームのエアーマットの内容物一覧

リペアキット、収納用バンドが付属しています。

Soomloom ポンプ内蔵型エアーマットの寝心地

軽量だが、幅が広く寝心地が良いです。長さは検証アイテム中1位の230cmあり、ほとんどの人が収まるサイズ感。一体となっている枕のフィット感も良く、使い勝手の良い仕様です。

Soomloom ポンプ内蔵型エアーマットの空気の入れやすさ

膨らませるのにかかった時間は64秒。ポンプは足踏み式でサイズが小さいため、一回のポンピングで入る空気の量が少なく時間がかかります。電動ポンプ使用であれば比較的早く膨らみます。

40Dナイロン素材は、高耐久・高撥水な反面、硬いため空気が抜けにくく、たたむのに時間がかかります。ただしバンドがあるので、ある程度しっかりと空気が抜けていれば袋には入れやすいです。

11位

フィールドア ウルトラライトエアーマット

総合評価

★★★★★★★★★★ 2.93

  • 寝心地 ★2.7
  • 空気の入れやすさ ★3
  • 片付けやすさ ★3
  • 持ち運びやすさ ★3.5
  • 機能性 ★3
使用時サイズ196×56cm
収納サイズ10×10×22cm
厚み6cm
R値
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)53
膨らませ方15~25回ほど空気を吹き込むだけ
重さ520g
素材40D リップストップナイロン
付属品ゴムバンド

設営撤収の楽な最低限のサイズ・機能性を備えたコンパクトエアーマット

フィールドアのエアーマットを持っている

第11位は「フィールドア」の「ウルトラライトエアーマット」。名前はウルトラライトとなっていますが、他の山岳系エアーマットと比較すると重く、最軽量の「サーマレスト ネオエアーウーバーライト」の2倍程度、全体でもほぼ中間値です。

フィールドアのエアーマットの内容物一覧

付属品はバンドのみです。

フィールドア ウルトラライトエアーマットの寝心地

膨らませるのにかかった時間は53秒。名前はウルトラライトとなっていますが、他の山岳系エアーマットと比較すると、中間程度の重さです。

ウルトラライトという名の通り、最低限の面積と薄さですが、寝心地としては許容範囲。岩や大きな石があれば気になるかもしれません。

サイズが小さいため、空気を入れるのに時間と労力はそれほどかかりません。価格がお手頃なので、ULキャンプを始めてみたい人に最適なエアーマットです。

12位

ロゴス エアライトマット

総合評価

★★★★★★★★★★ 2.9

  • 寝心地 ★2.7
  • 空気の入れやすさ ★3.3
  • 片付けやすさ ★2.8
  • 持ち運びやすさ ★3.3
  • 機能性 ★3
使用時サイズ185×52
収納サイズ10×10×28cm
厚み10cm
R値
膨らむまでの秒数(エアポンプ使用)90
膨らませ方ポンプ内蔵
重さ540g
素材ナイロン、PU
付属品-

クッション性は十分だが、52cmの幅は少し狭い

ロゴスのエアーマットを持っている

第12位は「ロゴス」の「エアライトマット」。

ロゴスのエアーマットの内容物一覧

付属品は特になく、袋と本体のみです。

ロゴス エアライトマットの寝心地

厚さ10cmとクッション性は抜群なのですが、幅が52cmと非常に狭いです。一般的な肩幅の男性では腕が落ちてしまうほか、寝返りをうつことは難しく、さらに生地がツルッとしており、すべりやすいです。

ロゴス エアライトマットの空気の入れやすさ

膨らませるのにかかった時間は90秒フットポンプは開放している穴を踏む必要があり、初見では難しく感じました。またバルブが足に当たるとそれなりに痛いので、やはりコツを掴むのに時間がかかりそうです。幅が狭いぶん、2つ折りでたたむことができるため、収納は手間がかからず簡単でした。

エアーマットの人気12製品を徹底比較

今回はエアーマット人気12製品を実際に使用し、以下の5つのポイントに基づいて比較・検証しました。

検証ポイント①寝心地

エアーマットに寝る

寝心地について、実際にエアーマットに横になり、以下のポイントについて比較しました。

寝心地の比較・検証ポイント

  • 厚み
  • 肌触り

厚みは寝心地に直結しますが、幅が狭く腕が落ちてしまったり、ギシギシと音がするのも意外と気になるものです。今回はそんな、単純なクッション性以外のポイントにも着目しています。

検証ポイント②空気の入れやすさ

エアーマットに電動ポンプで空気を入れる

基本口で息を吹きこんだり、付属の空気入れを使用することになるのですが、今回は同条件で検証するため、同一のエアーポンプを使って空気を入れ、時間を比較しました。

今回の検証で使用したエアーポンプはこちら。

おすすめポイント

●USB Type-Cで充電可能なワイヤレス設計
●5種類のノズルでさまざまなニーズに対応

検証ポイント③片付けやすさ

エアーマットを畳む

テントや車内は狭いので、片付けやすさは使用時のストレスに大きく影響します。片付けやすさについては、以下のポイントで比較検証しました。

片付けやすさの比較・検証ポイント

  • 空気の抜きやすさ
  • 折り畳みやすさ
  • 収納ケースへの収納のしやすさ

検証ポイント④持ち運びやすさ

エアーマットを持つ

持ち運びのしやすさは、公式情報より収納時のサイズ、重量を比較しています。

検証ポイント⑤機能性

エアーマットの連結パーツ

断熱性能(R値)、連結や枕の有無や素材、リペアキットの有無を機能性として比較・検証しました。断熱性能(R値)については公式情報がないものもあるため、明記されているもので評価しています。

エアーマットの畳み方・メンテナンス方法

畳んだエアーマットを持つ

エアーマットはきれいに畳むことで、収納のストレスがグッと少なくなります。また、劣化しにくくする大事なポイントでもありますので、きれいな畳み方とメンテナンス方法について詳しく解説していきます。

きれいな畳み方

エアーマットに限らず、空気を入れて使用するアイテムはしっかり空気を抜かないと、収納袋に入らない、なんてことが多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決するために、エアーマットをきれいにたたむ方法を解説します。

エアーマットのきれいな畳み方

  1. 弁を外す
  2. 一度くるくる巻いて大まかな空気を抜く
  3. 弁をしめる
  4. 再度開く
  5. 弁の方に向かって綺麗にたたんでいく
  6. 弁の部分にある程度空気が溜まったら抜く
  7. 仕上げまで畳み、弁をしめる
  8. 収納状態へ戻す(袋へ入れる/ベルトで巻く)

① 弁を外す

まずは弁を外します。

エアーマットの弁

② 一度くるくる巻いて大まかな空気を抜く

開いた状態である程度の空気を抜くことで、その後折り畳みやすくなります。

エアーマットを丸める

③ 弁をしめる

ある程度空気が抜けたところで弁を閉めましょう。せっかく抜いたところに空気が入ってくるのを防ぎます。

エアーマットを弁に向かって巻く

④ 再度開く

弁を閉めたら開きます。

エアーマットを広げる

⑤ 弁の方に向かってきれいにたたんでいく

アイテムごとに収納されていた状態に戻るように、折りたたんでいきます。このとき弁の部分が最後に残るようにしましょう。

エアーマットを畳む

⑥ 弁の部分にある程度空気が溜まったら抜く

弁の箇所まで折りたたんだら、少し空気が溜まっているはずなので、弁を開け空気を抜きます。

エアーマットを丸めて弁の近くに空気が溜まる

⑦ 仕上げまで畳み、弁をしめる

仕上げに最後まで畳みながら、空気が入らないよう弁を閉めます。

エアーマットを収納状態で弁をしめる

⑧ 収納状態へ戻す(袋へ入れる/ベルトで巻く)

ベルトやバンドがある場合は縛り、袋に入れて完了です。

エアーマットを収納する

メンテナンス方法

寝具を自宅で干す

出典:PIXTA

帰宅したら、汚れている場合は軽く水拭きをして汚れを落としてから十分に乾燥させましょう。湿気が抜けづらいのでしっかり乾かすことが重要です。放置するとカビが生えてしまう可能性があるので注意しましょう。

エアーマットのよくある質問・疑問

ここからは、エアーマットの購入時や使用時のよくある質問に回答していきます!

おすすめの自動ポンプはある?

FLEXTAIL GEARのエアーポンプ

エアーマットと自動ポンプの相性は抜群! 自動ポンプがあるとマットを膨らませるのがとても楽になります

今回検証で使用したエアーポンプ以外にも、各社から便利な電動エアーポンプが販売されています。

おすすめポイント

●USB Type-Cで充電可能なワイヤレス設計
●5種類のノズルでさまざまなニーズに対応

おすすめポイント

●空気入れ・抜き、ランタンの3Way仕様
●5種類のノズルに加え、クイックキャンプエアベッド専用ノズル付属

キャプテンスタッグ 電動エアーポンプ

サイズ120×110×120mm
重量310g
電池DC6V単1形乾電池4本使用
圧力

おすすめポイント

●単一電池4本でどこでも使える便利な電動エアーポンプ
●エアーベッド、エアーマット、ゴムボートまで対応

エアーマットとインフレータブルマットの違いは?

DODのインフレータブルマット

出典:ディーオーディー

エアーマットはその名の通り中身は空気のみですが、インフレータブルマットの中身はウレタンです

ウレタンが空気を取り込み膨らむ仕組みなので、ポンプがなくても一定量まで自動で膨らみます。ウレタンがある分、収納時のサイズや重量はインフレータブルマットの方が大きくなります

穴が空いたらどうすればいい?

穴の空いた場所が特定できれば、補修キットがあるので直せます。補修キットは本体に付属しているものや別売のものもあります。

また、メーカーによっては修理をお願いできる場合もあります。

エアーマットでアウトドアでも快適な睡眠を!

山積みのエアーマット

エアーマットは、クローズドセルマットに比べて厚みやクッション性を調節できるため、快適な睡眠を得るには必要不可欠なアイテム。また、インフレータブルマットと比べても持ち運びやすさで勝る、バランスのよいマットです。

さまざまなメーカーから、形状や素材、断熱性能の異なるアイテムが販売されているので、今回の検証結果を参考に、自分にぴったりのエアーマットを見つけてくださいね。

エアーマットの人気売れ筋ランキング

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