買う前に知ってほしい!エアーマットのメリット・デメリット
エアーマット は、キャンプ用のマットとして人気のアイテム。しかし、いいことばかりではありません。メリット・デメリットの両方を知り、自分の理想にマッチしているかを考えてみましょう。
●軽量・コンパクトで携帯性に優れている
●空気を入れる手間が発生する
重要なのはこの6つ!エアーマットの選び方
エアーマットを選ぶ際は、以下の6つのポイントに着目しましょう。
以下ではそれぞれのポイントについて、簡単に解説します。
価格はピンキリ!まずは予算を決めておこう
エアーマットは安いものだと3,000円ほどで購入できますが、なかには50,000円を超える高価な製品もあります。
断熱性を高めるために特殊な素材を使用しているものや、寝心地をよくするための機能が充実している製品ほど、価格が高い傾向があります。
暖かい時期であれば安い製品でも大丈夫ですが、冬も使いたいのであれば、予算をある程度高めに見積もっておくことをおすすめします。
使用時・収納時のサイズと重さをチェック
エアーマットのサイズ選びは、使用時と収納時の2つに注目しましょう。自分の体をしっかりカバーしてくれるか、そして所有しているテント に入るかどうかも重要です。
収納時のサイズと重量は、携帯性に大きく影響する要素。徒歩でキャンプへ行く場合や、登山で使用する場合はとくに重要なポイントです。
また、登山で使用する場合はあえて短いエアーマットを選ぶのもアリです。太ももあたりまでカバーできるサイズを選び、足はバックパックに乗せて寝る方法もあります。
表面の生地は撥水加工されていると便利
エアーマット表面に使用されている素材や、撥水加工などの機能性も要チェック。撥水加工がほどこされていると、夜間の結露の影響で濡れたり、雨の中の登山で濡れたりしても安心です。
その他にも手触りに優れるスエード調の生地を採用したもの、滑り止め加工がなされているものなどもあります。使い勝手がよさそうな製品を選びましょう。
用途によって求められる要素がちがう
エアーマットを使うシーンは人それぞれちがいます。普通のキャンプで使用するのか、それとも登山に持って行きたいのか。それにより選び方が変わるため、まずは用途を明確にしましょう。
あらゆるシーンにおいて完璧なパフォーマンスを発揮するエアーマットはありません。とくに快適性と携帯性はトレードオフの関係にあります。
どのようなシーンがメインになるのかを考え、必要な要素を満たしているエアーマットを選びましょう。
断熱性を示す「R値」にも注目!
厚いエアーマットほど断熱性において有利ですが、厚さだけでは正確に判断できません。断熱性を正確に知るために、R値をチェックしましょう。
R値が高いほど断熱性に優れており、寒冷地でも対応できます。その反面、夏場は暑苦しく感じることも。
ただし、すべての製品にR値が表記されているわけではありません。冬山登山などの断熱性がとくに重要な環境で使用する場合は、R値がしっかり示されている製品を選びましょう。
※あくまで目安です。使用環境や個人の感覚により差が生じます。
「インフレーターマット」という選択もアリ!
厳密にはエアーマットとちがうカテゴリですが、よく似たタイプとしてインフレーターマット があります。
内部が空洞のエアーマットに対し、インフレーターマットはクッション材が内蔵されているのが特徴です。
●寝心地と断熱性はエアーマットより優秀
●収納時のサイズが大きくて重い
今回はエアーマットとともに、インフレーターマットもおすすめとしてピックアップしています。収納時のサイズにこだわらない人にとっては、むしろエアーマットよりメリットが多い優れものです。
キャンプ用マットの種類については、以下の記事でも詳しく紹介しています!
【全25アイテム】キャンプ用エアーマットのおすすめはコレ!
ハードな環境にも対応する高性能なモデルから、ビギナーでも買いやすい低価格なモデルまで、幅広いアイテムをピックアップ。
使用するシーンや予算にマッチしたエアーマットを探してみましょう!
【上級者向け】冬山でも使える高性能なエアーマット8選
厳しい環境で活躍する、上級者向けのエアーマットをピックアップ。価格は高めですが、高い断熱性を備えています。
ニーモ フライヤー レギュラーワイド マミー
●収納時サイズ:17×30cm
●重量:790g
●厚さ:5cm
●R値:3.3
●素材:20D PUポリエステル、オープンセルフォーム
●大胆な肉抜きにより軽量化したフォーム
エクスペド ダウンマット XP 7 M
●収納時サイズ:15×23cm
●重量:805g
●厚さ:7cm
●R値:5.8
●素材:75Dポリエステル、ダウン
●700フィルパワーのダウン入り
サーマレスト ネオエアーウーバーライト
●収納時サイズ:15×9cm
●重量:250g
●厚さ:6.4cm
●R値:2.3
●素材:15Dナイロン
●重量250gと驚異的な軽さを実現
サーマレスト モンドキング3D ラージ
●収納時サイズ:66×23cm
●重量:1990g
●厚さ:11cm
●R値:7.0
●素材:50/75Dポリエステル、フォーム
●サーマレストのマットで最高の断熱性
ジャックウルフスキン コージーレスト
●収納時サイズ:21×38cm
●重量:ー
●厚さ:6cm
●R値:ー
●素材:50Dポリエステル、75Dポリエステル、フォーム
●肌ざわりがいいストレッチ素材を採用
シートゥーサミット コンフォートライト インサレーティッドマット レギュラー
●収納時サイズ:11×23cm
●重量:640g
●厚さ:6.3cm
●R値:3.7
●素材:30/40Dナイロン
●ドット状の気室構造「エアスプラングセル」
クライミット イナーシャ オゾン
●収納時サイズ:8.9×15.2cm
●重量:354g
●厚さ:4.4cm
●R値:ー
●素材:30/75Dポリエステル
●寝袋に入れて使える革新的デザイン
プロモンテ エアマット GMT35
●収納時サイズ:15×27cm
●重量:450g
●厚さ:2.5cm
●R値:ー
●素材:30Dポリエステル、フォーム
●従来モデルから20〜25%の軽量化を実現
【定番ブランド】必要十分なスペックのエアーマット10選
DOD、ロゴス、コールマンなど、定番ブランドのアイテムをピックアップ。価格が手頃で、初めてのエアーマットにもおすすめです。
ロゴス ラダーベッド・SOLO
●収納時サイズ:16×13×25cm
●重量:1.3kg
●厚さ:16cm
●R値:ー
●素材:PVC
●表面の素材は肌ざわりがいいベルベット仕上げ
コールマン エアーマットウェーブ
●収納時サイズ:13×28cm
●重量:650g
●厚さ:6cm
●R値:ー
●素材:75D ポリエステルリップストップ
●コールマンの定番エアーマット
コールマン エクストラデュラブルエアーベッド
●収納時サイズ:ー
●重量:2.1kg
●厚さ:20cm
●R値:ー
●素材:70Dポリエステル、PVC
●ダブルレイヤー構造でパンクへの耐性アップ
コールマン テントエアーマット300
●収納時サイズ:12×34×49cm
●重量:8kg
●厚さ:14cm
●R値:ー
●素材:PVC
●300×300cm以上のテントで使える大型マット
ビッグアグネス エアコアウルトラ
●収納時サイズ:10×18cm
●重量:510g
●厚さ:8cm
●R値:1.4
●素材:高強度ナイロン
●3シーズン対応のベーシックモデル
イスカ コンフィライトマットレス 180
●収納時サイズ:15×27cm
●重量:660g
●厚さ:3.2cm
●R値:ー
●素材:30Dナイロン、フォーム
●重量660gと軽量なインフレーターマット
DOD ソトネノサソイS
●収納時サイズ:15×66cm
●重量:2.4kg
●厚さ:4.5cm
●R値:ー
●素材:ポリエステル、ポリウレタン、ポリコットン
●丸洗いできるシーツを装備
DOD ソトネノキワミS
●収納時サイズ:23×91cm
●重量:4.6kg
●厚さ:10cm
●R値:ー
●素材:ポリエステル、ポリウレタンフォーム、ポリコットン
●「ソトネノサソイS」を超える寝心地
キャプテンスタッグ エクスギア インフレーティングマット
●収納時サイズ:20×65cm
●重量:2.2kg
●厚さ:5cm
●R値:ー
●素材:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
●「フロッキー加工」によるやわらかな肌ざわり
スノーピーク キャンピングマット2.5w
●収納時サイズ:20×85cm
●重量:1.9kg
●厚さ:6.2cm
●R値:ー
●素材:75Dポリエステル、TPUフォーム
●高身長な人でも対応できるサイズ
【コスパ重視】安く買えるエアーマット7選
国内ブランドの製品を中心に、安くても十分実用的なエアーマットを厳選。コストパフォーマンスを重視したい方におすすめのモデルを集めました。
WAQ インフレータブル式マット
●収納時サイズ:20×65cm
●重量:2.5kg
●厚さ:8cm
●R値:ー
●素材:75Dポリエステル、ウレタンフォーム
●2個のバルブでスピーディーにふくらむ
フィールドア ウルトラライト エアーマット
●収納時サイズ:10×22cm
●重量:450g
●厚さ:5cm
●R値:ー
●素材:40Dリップストップナイロン
●500mlペットボトルなみのコンパクトサイズ
クイックキャンプ 車中泊マット 8cm スエード
●収納時サイズ:20×65cm
●重量:2.5kg
●厚さ:8cm
●R値:ー
●素材:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
●フワフワのスエード調生地を採用
ネイチャーハイク ダイアモンド インフレータブルマット
●収納時サイズ:10×30cm
●重量:620g
●厚さ:6.5cm
●R値:1.5
●素材:ナイロン
●ダイヤモンド状のパターンが体にフィット
バンドック ポンプ付インフレータブルマット
●収納時サイズ:17×30cm
●重量:970g
●厚さ:2.5cm
●R値:ー
●素材:ポリエステル、発泡ポリウレタン、熱可塑性エラストマ―
●キャンプデビューに最適なお手頃価格
キングキャンプ マット
●収納時サイズ:13×30cm
●重量:840g
●厚さ:8cm
●R値:ー
●素材:ポリエステル
●広々使えるワイドサイズ
ホールアース ミニマリストインフレータブルマット
●収納時サイズ:17×30cm
●重量:800g
●厚さ:3cm
●R値:ー
●素材:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
●ひざまでをカバーするショートモデル
信頼できるブランドの製品を選ぼう!
Amazonや楽天市場などのECサイトには、安価なコピー商品がたくさん販売されています。ですが可能な限り、品質や保証の面で信頼できるブランドのものを選びましょう。
今回取りあげたアイテムは、どれもよく知られている人気ブランドの製品。品質がよく、安心して選べるものばかりです。
キャンプにおいて睡眠はとても重要。安物買いの銭失いならないように、許された予算のなかで、より快適なエアーマットを探しましょう。