ドーム型テントとは?
ドーム型テント とは、2本のポールをクロスさせテンションをかけることで自立する骨組みをもつテントのこと。その見た目が半球体であるため「ドーム型」と言われ、丸みのあるフォルムが風の影響を受けにくく安定感に優れているのが特徴です。
コツを掴めば簡単に設営でき、就寝スペースとリビングのある2ルームテント に比べると収納も比較的コンパクトなため、キャンプ初心者のはじめてのテントとしてもオススメ。
そんなメリットたくさんのドーム型テント、まずは選び方からチェックしていきましょう!
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ドーム型テントを選ぶときのポイント
サイズは「使用人数+1〜2人」を想定して選ぼう
テント選びで最も重要となるのが、就寝サイズ。一般的に大人一人が快適に寝られる就寝スペースは180cmほどとされており、テントも使用する人数に応じて適正サイズを選ぶ必要があります。
ここで注意したいのが、メーカー表記の定員数はあくまで収容できる最大人数を指す場合がほとんどということ。荷物を置いたり着替えたりの余剰スペースは考慮されていないので、「実際の使用人数+1〜2人」のサイズを目安に選ぶのがオススメです。
天井は180cm以上だと広々過ごせる!
収容サイズと同様、テント内の高さも重要なチェックポイント。天井が低いとテント内で常に行動が制限され、長時間過ごすには窮屈に感じます。そのため天井高は180cm以上を目安に選ぶのがオススメです。
身長にもよりますが、180cm以上の高さがあれば立った状態で着替えることができ、圧迫感を感じることがありません。ただし天井が高ければ高いほど設営が大変になるので、最適な天井高を選ぶことがポイントです。
使い勝手が大きく変わる!前室の有無・広さ
テントを選ぶ際は、前室スペースが確保されているかもチェックするようにしましょう。前室スペースがあることで、強い日差しや雨をしのぎながらキャンプ料理やリビングスペースとして過ごすことができ、荷物置き場としても有効に活用することができます。
また、フロントパネルをポールで立ち上げキャノピー として使用できればタープ要らず! 広いリビングスペースを確保することができるので、ドームテントひとつでも使い勝手が向上します。
必ずチェックしておきたい!耐水圧は1,500mm以上を
急な天候悪化により雨が降ってきても大丈夫なよう、重視したいのが耐水圧。フライやフロアの耐水圧は1,500mm以上を目安にし、耐水圧の数値が高ければ高いほど強い水圧に耐えることができます。
雨が激しく降る梅雨の時期もキャンプの予定があるなら、2,000mm以上がオススメ。また地面に接するフロアシート は体重や荷物の重量で圧力が掛かりやすいので、より高い耐水圧を確保できれば安心です。
初めての人は設営・撤収のしやすさが重要!
設営・撤収に関しては、パーツが多く複雑な構造をしているテントよりもシンプル構造のドーム型テントのほうが圧倒的に簡単です。
なかにはポール とスリーブが色分けされていて、同じ色を組み合わせることで直感的に設営できる親切機能を装備したモデルも。テント設営に不慣れな初心者さんにとっては心強いですね。
また、ドーム型テントの基本的な設営方法には「吊り下げ式」と「スリーブ式」があり、それぞれ使い勝手に特徴があります。
支柱となるポールにフックで吊り下げるだけの「吊り下げ式」は、なんといっても設営や撤収が非常に簡単に行える点が最大のメリット。その反面吊り下げている構造なので強度が低く、風に弱いのがデメリットです。
いっぽう「スリーブ式」は、テントのスリーブにポールを通して自立させる構造なので均等に荷重がかかり、強度が高いのが特徴。風が強い日でも安定感がありますが、設営に手間がかかるのでテントの扱いに慣れた人向けに最適といえるでしょう。
それでも設営できるか心配な場合は大手メーカーならショップで設営方法をレクチャーしてくれる場合もあるので、もし設営が不安ならショップスタッフに相談してみると良いでしょう。
換気や冷気対策……季節に応じた機能もチェック
そのほか使いやすさや季節に応じた機能もチェックポイント。より快適に使用するには以下のポイントに注目してみるのがオススメです。
テント内を明るく照らすために、天井にランタンフック があると便利。ランタンをテーブルなどに置いて照らすよりも天井に吊り下げて使用したほうがテント内全体を明るく照らすことができます。
メッシュパネルを多く採用しているテントは通気性に優れるだけでなく外の景色も眺めることができるので、開放感抜群。また、ベンチレーションを搭載していると新鮮な空気を取り入れることができテント内の結露を軽減させる効果もあります。
冬キャンプも予定されている方は、スカート付きのテントがおすすめ。フライシートにスカートが装備されていると冷気の侵入を防げるので、寒い季節も安心です。
定番と最新、どれにする?
テントを選ぶポイントを把握したうえで、いよいよオススメのドーム型テントをチェック! 人数別かつ「定番」と「新作」に分けて紹介しているので、ぜひ用途にあったお気に入りのテントを見つけてみてくださいね。
【1〜3人用】小型!ソロ〜デュオキャンプにおすすめのドーム型テント
定番
コールマン ツーリングドーム ST+
▼ツーリングドームST+について詳しくはこちら!
キャプテンスタッグ キャンプアウト アルミドームテント3UV
ニーモ オーロラストーム 2P
ogawa ステイシー ST-Ⅱ
スノーピーク アメニティドームS
▼アメニティドームについて詳しくはこちら!
バンドック ソロドーム1
バンドック ドーム テント3
2022年最新
オガワ ホズST
キャプテンスタッグ トレッカー アルミテント2UV
コールマン インスタントアップドーム
ゼログラム ALL NEW Chalten Pro 2P
テンマクデザイン テンゲルコンパクト
ニーモ オーロラリッジ2
ザ・ノース・フェイス エバカーゴ2
▼エバカーゴ2について詳しくはこちら!
One Tigris SCAENAテント
パーゴワークス NINJA TENT
出典:パーゴワークス
サイズ | 120×220×105cm |
重さ | 1.16kg |
人数 | 1~2人 |
素材 | 30Dナイロン シリコンコーティング |
ワークマン BASICドームテント
サイズ | 215×104×98cm |
重さ | 2.5kg |
人数 | 1人 |
ワークマン ミシックドームテントAG
サイズ | 213×93×95cm |
重さ | 2kg |
人数 | 1人 |
ワークマン ミシックドームテントFT
サイズ | 213×93×95cm |
重さ | 2.4kg |
人数 | 1人 |
ワークマン ミシックツーリングテントAG
サイズ | 210×130×116cm |
重さ | 2.3kg |
人数 | 1人 |
ワークマン ワイドミシックドームテントAG
サイズ | 271×272×171cm |
重さ | 11kg |
人数 | 4人 |
ワークマン:ワイドミシックドームテントAG紹介ページ
▼ワークマン2022年新作テントについて詳しくはこちら!
▼その他2022年最新ソロテントはこちらでチェック!
【4〜6人用】中型!ファミリーキャンプにおすすめのドーム型テント
ここからは、ファミリーキャンプにオススメのドーム型テントをご紹介。大人数でもシンプル設営で居住性の高いドームテントが揃っていますよ!
定番
コールマン タフワイドドームⅤ300 スタートパッケージ
▼タフワイドドームについて詳しくはこちら!
コールマン タフドーム/3025+
▼タフドームについて詳しくはこちら!
コールマン BCクロスドーム/270
ホールアース アースファイナイトドーム270
ミニマルワークス シェルターG
スノーピーク アメニティドームM
スノーピーク ランドブリーズPro.4
▼ランドブリーズについて詳しくはこちら!
スノーピーク ドックドーム Pro.6
▼ドックドームについて詳しくはこちら!
MSR ハビチュード4
MSR ハビチュード6
▼ハビチュードについて詳しくはこちら!
ムラコ GUSTAV 4P
ムラコ GUSTAV 6P
オガワ ピスタ5
DOD ザ・テントL
フィールドア フィールドキャンプドーム300
ザ・ノース・フェイス ジオドーム4
ウィーオ ヤクドーム450
2022年最新
オガワ ヴィガスⅡ
ニーモ チョゴリ3P
ザ・ノース・フェイス エバカーゴ4
ザ・ノース・フェイス エバベース6
ザ・ノース・フェイス ランダー4
ザ・ノース・フェイス ランダー6
モビガーデン ROYAL CASTLE
【7人〜】大型!グルキャンにもおすすめのドーム型テント
続いてここからは、7人以上に対応した大型のドームテントを紹介していきます。グループキャンプなど大勢でキャンプを楽しみたい方は要チェックです。
定番
ミニマルワークス マンゴーステーションプラス
ロゴス スペースベース オクタゴン-BJ
ロゴス スペースベース デカゴン-BJ
ビッグアグネス ガードステーション8
ヒルバーグ アトラス
サイズ | 425×435×200cm |
重さ | 10.5kg |
人数 | 6~8人 |
2022年最新
オガワ クーポラ
▼その他2022年最新ファミリーテントはこちらでチェック!
【知っ得】ドーム型テント使用時のよくある疑問と解決策
ドームテントを使って理想のスタイルでキャンプをしたいとなったら、わからないことも出てくるはず。ここでは、ドーム型テントを使うときによくある質問と解決法をご紹介していきます。
タープはどうする?
前室が設けられている場合はタープがなくても大丈夫ですが、前室があってもスペースが狭くて十分なリビングスペースを拡張したいときにはタープを小川張りするのがオススメ。
セッティングテープ を使ってテント後方からタープを連結させる小川張りなら、限られたサイト区画でも広い前室を有効に確保することができます。
テントとテントを連結するようにタープを張ることで圧倒的なリビングスペースを確保。家族同士のファミリーキャンプや大勢のグループキャンプに効果的です。
▼小川張りについて詳しくはこちら!
薪ストーブはどうやって使う?
テントで薪ストーブ を使うためには煙突穴が必要です。自分でカスタムして使う方もいますが、安全面から選びたいのはやはり煙突穴が装備された薪ストーブ対応のドーム型テント。見た目もおしゃれでトレンド感あるアイテムが揃っていますよ!
ノルテント ギャム4
サイズ | 315×315×160cm |
重さ | 5.8kg |
人数 | 4人 |
素材 | ダブルシリコンコーティングリップストップナイロン,ダイニーマ強化40D、260T、3,000 mm,100% 防水フライシート |
ヘルスポート バランゲルドームテント
サイズ | 435×470×210cm |
重さ | 9.75kg |
人数 | 8~10人 |
素材 | フライシート:ポリアミドWR(耐水性)/ポール:Yunan Pressfit(48 cmセグメント) |
▼バランゲルドームについて詳しくはこちら!
Luxe Outdoor ヘラクレス
サイズ | 360×300×200cm |
重さ | 13.5kg |
人数 | 6~8人 |
素材 | アウターカバー:68D ポリエステル タフタ PU加工/テント上部:68D ポリエステル タフタ PU加工/テント壁面:150D ポリエステル オックスフォード PU加工/底枠:150D ポリエステル オックスフォード PU加工/フットプリント:150D ポリエステル オックスフォード PU加工/ホールカバー:シリコンコーテッドファイバーグラス(穴幅:±8×14cm)/ポール:ファイバーグラス(φ11mm) /ガイロープ:反射素材を編みこんだリフレクトロープ(φ3.5㎜、赤) |
▼薪ストーブ対応テントについて詳しくはこちら!
ドーム型テントは初心者からベテランまでおすすめ!
半球体のフォルムをしたドーム型テントは設営が簡単で初心者でも扱いやすいのが特徴。吊り下げ式やスリーブ式、また使用サイズや耐水圧などに注目することで用途に最適なドーム型テントを選ぶことが可能です。
ぜひ今回紹介した選び方やオススメモデルを参考に、初心者からベテランまで全員にオススメできるドーム型テントで快適なキャンプライフを楽しんでくださいね!