目次
ソロ~ファミキャンまで! 1年中活躍するテント

2人用、4人用、6人用の3モデル展開で、それぞれ使用人数が商品名になっているのでわかりやすいですね。
アメドとの違いって?ランドブリーズ5つの特徴

一体どんなところに違いがあるのでしょうか? さっそく見ていきましょう。
特徴①耐久性がすごい!
同じモデルでも、”素材”によってテントの値段は大きく変わるもの。ランドブリーズとアメニティドームの場合、幕帯は同じですがフレーム素材に違いがあります。両者ともアルミニウム合金の一種であり、軽量で強度の高い“ジェラルミン製”のフレームを採用しています。「え、何が違うんだ? 同じジュラルミン製じゃないか!」そんな声が聞こえてきそうですが、いいえ、実は少し違うんです。もう少しお付き合いください。

上はアメニティドームのフレーム。「ジュラルミンA7001+A6061」という素材で作られています。

アルミニウム合金は、番手と呼ばれる4桁の数字で分類されています。その中でも7000番系は一番強度があり、航空機の部品や野球の金属バッドなどに使われているほど。その7000番台のアルミニウム合金のみで作られているランドブリーズのほうが、強度の面では優位であると言えます。
続いては、アメニティドームとランドブリーズ2,4,6のテント構造から、強度の違いを紐解いていきましょう。
【ランドブリーズ2】


ランドブリーズ2は、2本のフレーム(半円の部分)を2か所で交差させる「うお座型」というフレーム構造に、中央に1本のポール(図でいうAの部分)を通しています。
X型よりもポールの接点が多くなるので耐久性も上がります。【ランドブリーズ4】


【ランドブリーズ6】


アメニティドームと同じクロスフレーム型と、ランドブリーズ2と同じ魚座型を組みわせたフレーム構造。フレームの数は5本と、2と4に比べて多いです。【アメニティドーム】
最後にアメニティドーム。2本のポールを一カ所で交差させる、もっともシンプルなクロスフレーム型のフレーム構造です。その分、設営がしやすいですが強度面はランドブリーズよりもやや劣るでしょう。
結論として、ランドブリーズはアメニティドームに比べてポールの接点が多くなる分、風など外部からの圧力に強くなります。
なので、キャンプの数が多いキャンパーや天候に左右されずキャンプを楽しみたいキャンパーにはランドブリーズがオススメです。

結論として、ランドブリーズはアメニティドームに比べてポールの接点が多くなる分、風など外部からの圧力に強くなります。
特徴②夏はメッシュ窓とベンチレーションで過ごしやすい

上の写真はランドブリーズ4です。メッシュパネルは前室に3つ、後室にはかなり大きめなのが2つ、合計5つあります。かなり解放感があって気持ちよさそうですね。また前室の高さが約100㎝しかないので、後室を出入口にするという手もアリ。

また天井部には開閉できるベンチレーションがついています。テント上部に籠りがちな熱気を効率よく外へ排出してくれるので、テント内に熱気がこもる心配もありません。

特徴③冬キャンプも楽しく過ごせる!

このスカートがフライシートと地面のすき間から冷気が入らないように抑えてくれるので、冬でも快適に過ごせるというワケ(アメニティドームにはついていません)。また、雨風の侵入も防いでくれるので、雨の日のキャンプも安心です。
スカートの素材には丈夫な「210Dポリエステルオックス」を採用。さらに防水性を高めるPUコーティングが施されており、かなりタフな作りになっています。
特徴④設営しやすい!

またフライシートも75Ⅾポリエステルタフタを使っているので軽く、なおかつ背も低いのでフライをかけるのがとても楽チン!
しかし設営のしやすさでいうと、やっぱりシンプルなX型構造のアメニティドームのほうに軍配が上がります。
特徴⑤4人用でも軽さも考慮!

【アメニティドーム】
重量:8㎏(フレーム、ペグ、ロープを含む)
収納サイズ:74×22×25(h)
【ランドブリーズ4】
重量:6,9㎏(フレーム、ペグ、ロープを含め)
収納サイズ:75×22×26(h)㎝
と、重量以外はほとんど差がありませんね。他にもフレームの数や幕帯の素材もまったく同じです。もちろん幕帯のサイズ感やフレームの長さなど多少なりともの差はあるでしょうが、大きな要因は冒頭で紹介したフレームの素材にあります。
ランドブリーズのここが気になる!
続いては、ランドブリーズとアメニティドームを比較してみて、気になった点をご紹介します。気になる①インナーテントはアメドの方が広い?
ランドブリーズ4とアメニティドームMで比較してみます。まずはインナーテントの形を見てみてみましょう。【ランドブリーズ4】

対応人数:4人(大人2人子供2人)
【アメニティドームM】
サイズ:295×295×165(h)㎝
対応人数:4~5人(大人2人子供2、3人)
アメニティドームは正方形、ランドブリーズ4は七角形になっており、デッドスペースが発生します。アメニティドームの方が広いうえに、スペースを有効に活用できそうです。
室内高も、ランドブリーズ4は132㎝、アメニティドームは150㎝とだいぶ差がありますね。
気になる②別売りのグランドシートが必要になってくる

しかし専用のグランドシートも合わせて……となるとお財布もかなり寂しくなります。なのでブルーシートやレジャーシートを代用しているキャンパーも多いのが実態。一方アメニティドームの場合は、他メーカーのものでもピッタリ合うので、類似品でも対応OK! これは、ちょっと嬉しいですよね。
ランドブリーズ2 グランドシート
ランドブリーズ4 グランドシート
スノーピーク ランドブリーズ4 グランドシート
●サイズ:210×250cm
●重量:0.67kg(ケース含)
●重量:0.67kg(ケース含)
ブルーシートで事は足りるかもしれませんが、人それぞれ満足感は違うと思います。私は満足しました。
出典: 楽天
ランドブリーズ6 グランドシート
設営の仕方について
ランドブリーズの設営はとても簡単! とよく聞きますよね。でも、実際にどのくらい簡単に設営できるのかは気になるところです。またランドブリーズシリーズの中でも、ランドブリーズ4は構造・設営方法が他と違うので要注意!ランドブリーズ2

①グランドシートを敷く
②グランドシートの上にインナーシートを置く
③ポールを繋ぎ合わせて、伸ばす
④インナーテントに1本目のポールを差し込む
⑤インナーテントを立ち上げる
⑥2本目のポールを差し込む
⑦2本のポールをクロスして固定する
⑧ポールとインナーテントをフックで固定する
⑨フライシートをかぶせる
⑪前室のポールを差し込む
⑫前室のポールにストッパーを固定したら完成!!
ランドブリーズ4のざっくり設営方法

①グランドシートを敷く
②グランドシートの上にインナーシートを置く
③ポールを繋ぎ合わせて、伸ばす
④インナーテントに2本のポールをクロスさせて差し込む
⑤インナーテントを立ち上げる
⑥入り口のポールを入れる
⑦それぞれポールとインナーテントをフックで固定する
⑧前室のポール2本をクロスして組み立て、フックに固定する
⑨フライシートをポールに固定したら完成!!
ランドブリーズ6のざっくり設営方法

①グランドシートを敷く
②グランドシートの上にインナーシートを置く
③ポールを繋ぎ合わせて、伸ばす
④インナーテントに1本目のポールを差し込む
⑤インナーテントを立ち上げる
⑥2本目のポールを差し込む
⑦2本のポールをクロスして固定する
⑧ポールとインナーテントをフックで固定する
⑨フライシートをかぶせる
⑪前室のポールを差し込む
⑫前室のポールにストッパーを固定したら完成!!
ランドブリーズ2
スノーピーク ランドブリーズ2
●サイズ:225×165×127(h)cm
●重量:5.5kg
●収納サイズ:60×18×23(h)cm
●対応人数:2名
●室内高:127cm
●耐水圧:1,800mm
●重量:5.5kg
●収納サイズ:60×18×23(h)cm
●対応人数:2名
●室内高:127cm
●耐水圧:1,800mm
ランドブリーズ4
スノーピーク ランドブリーズ4
●サイズ:260×220×132(h)cm
●重量:6.9kg
●収納サイズ:75×22×26(h)cm
●対応人数:4名
●室内高:132cm
●耐水圧:1,800mm
●重量:6.9kg
●収納サイズ:75×22×26(h)cm
●対応人数:4名
●室内高:132cm
●耐水圧:1,800mm
ランドブリーズ6
スノーピーク ランドブリーズ6
●サイズ:300×300×162(h)cm
●重量:9.8kg
●収納サイズ:75×23×27(h)cm
●対応人数:6名
●室内高:162cm
●耐水圧:1,800mm
●重量:9.8kg
●収納サイズ:75×23×27(h)cm
●対応人数:6名
●室内高:162cm
●耐水圧:1,800mm
アメニティドーム
スノーピーク アメニティドームM
●サイズ:265×265×150(h)cm
●重量:8kg
●収納サイズ:74×22×25(h)cm
●対応人数:5名
●室内高:150cm
●耐水圧:1,800mm
●重量:8kg
●収納サイズ:74×22×25(h)cm
●対応人数:5名
●室内高:150cm
●耐水圧:1,800mm
2人用なら「DUO」「DUOラージフライ」も忘れずチェック!
2人用モデルとして「ランドブリーズ2」がありますが、それ以外にも「ランドブリーズ DUO」(デュオ)と、「ランドブリーズ DUOラージフライ」の2モデルが展開されています。「ランドブリーズ DUO」とは

スノーピーク ランドブリーズ DUO
スノーピーク ランドブリーズ DUO
●セット内容:本体(フライ/インナー)、メインフレーム、センターフレーム、ロープ(1.5m×6)、ジュラYペグ15本、フレームケース、ペグケース、リペアパイプ、シームグリップ剤、キャリーバッグ、取扱説明書
●収納サイズ:15×57cm
●重量:2.5kg(フレーム・ペグ・ロープ含む)
●対応人数:2名
●耐水圧:ボトム1,800mm、フライ1,500mm
●収納サイズ:15×57cm
●重量:2.5kg(フレーム・ペグ・ロープ含む)
●対応人数:2名
●耐水圧:ボトム1,800mm、フライ1,500mm
「ランドブリーズ DUOラージフライ」とは

スノーピーク ランドブリーズ DUOラージフライ
スノーピーク ランドブリーズDUO ラージフライ
●セット内容:本体(フライ/インナー)、メインフレーム、センターフレーム、前室フレーム、ロープ(1.5m×6、1.5m×2)、ジュラYペグ 19本、フレームケース、ペグケース、リペアパイプ、シームグリップ、キャリーバッグ、取扱説明書
●収納サイズ:15×57cm
●重量:3.0kg(フレーム・ペグ・ロープ含む)
●対応人数:2名
●耐水圧:フライ1,500mm、ボトム1,800mm
●収納サイズ:15×57cm
●重量:3.0kg(フレーム・ペグ・ロープ含む)
●対応人数:2名
●耐水圧:フライ1,500mm、ボトム1,800mm
両モデルとも廃番に……
現在、両モデルとも廃番となっています。ただし、スノーピークの直営店であればまだ在庫がある可能性もあるので、「直営」の記載がある店舗に問い合わせてみましょう(2018年11月現在)。店舗検索はこちらオールシーズン活躍のランドブリーズで楽しもう!

Let’s enjoy the all season camping with the Landbreeze!
ランドブリーズで年中キャンプを楽しもう!
紹介されたアイテム

スノーピーク ランドブリーズ2 グランド…

スノーピーク ランドブリーズ4 グランド…

スノーピーク ランドブリーズ6 グランド…

スノーピーク ランドブリーズ2

スノーピーク ランドブリーズ4

スノーピーク ランドブリーズ6

スノーピーク アメニティドームM

スノーピーク ランドブリーズ DUO

スノーピーク ランドブリーズDUO ラー…