いざ、スノーピークの武蔵小杉店に潜入!
多数のキャンパーに支持されるブランド「スノーピーク」。もはや説明不要の人気ぶりですね。でもアイテム数が多すぎてどれを選べばいいのかちょっと迷う……なんて人もいることでしょう。
そんな悩みにお答えすべく、ファミキャン層でごったがえすというスノーピーク武蔵小杉店に潜入。持ち前のセンスの良さで数多くのファッション誌にも登場するスタッフの山田さんに、まさに「今買うべき」ギアを厳選してもらいました!
まずは自己紹介から
ではまず今回のナビゲーターである山田さんのプロフィールをご紹介しましょう。
所属:スノーピーク武蔵小杉 スタッフ
お名前:山田昭一さん
性別:男性
年齢:39歳
住まい:東京
キャンプ歴:16年
この日も店舗での仕事が終わり次第、その足で直接伊豆へキャンプしに向かうという生粋のアウトドアマンである山田さん。忙しい合間を縫って、CAMP HACK読者にピッタリの「今買うべきおすすめアイテム」を10個選んでもらいました。
はたしてどんなチョイスが飛び出すのか、これは期待せずにはいられません!
キャンプ場が洗練キッチンに!
やっぱりキャンプの醍醐味のひとつはゴハン。大自然のなかで料理して食べる楽しみは他では得られませんからね。
と語る山田さんがまず推してきたのはキッチンまわりのこの2品。
①フラットバーナー
このギアのすごいところは何といっても携帯性の良さだそう。
この「フラットバーナー」のいいところは全てバラバラに分解できるところですね。五徳まで外せるし。スノーピークのグリルテーブルシステムに組み込むことももちろん可能です。
コンロやバーナー類は意外とかさばるもの。こちらはバラバラになったものをキュッとまとめるベルトも付属しているのでケースのなかで暴れることもありません。
これはキャンプ料理の心強い味方になってくれそうです。税抜きで1万を切るプライスも魅力的。
スノーピーク フラットバーナー
②ステンジャグ
続いてはジャグ。キッチンでの水の供給に欠かせないこちらは15ℓと十分な容量を誇り、ステンレス製でサビにも強そうです。
どこかでみたことある形だと思いませんか? これ、牧場とかにあるミルク缶の構造をもとに作られているんですよ。ミルク缶の構造って密閉性がすごく高いので、ジャグにも応用できるんじゃないかっていうところから始まったんです。
普通のジャグだと、ずっとレバーを下げていないと水が止まってしまいますが、こちらはフリーハンドで出しっぱなしにできるというのも大きな利点。
出にくくなったら、上にある調節弁を引き上げてください。何せ密閉性がすごすぎるので、時おりこれで圧力を調整する必要があるんです。
そんな一手間もガスランタンのポンピングと同様に、キャンパーには楽しい儀式となることでしょう。
スノーピーク ステンジャグ
荷物はココにおまかせ!
キャンプでは大荷物は避けられません。どう収納し、どう運ぶかが上級者への分かれ道となるといってもいいでしょう。山田さんがピックアップしたのは素敵な「モノ入れ」でした。
③シェルフコンテナ50
見た目の武骨さとは裏腹に、用途に応じて姿を変えるおりこうさんがこちら。
閉じたボックス状態ではタフなコンテナ。広げて重ねればシェルフになるスグレモノです。僕はキャンプではもちろん、自宅でも愛用しています。フツーにカッコいいですからね。
ただこの50のサイズでシェルフ型にして置いておくと、家で見るとちょっと大きいです。なのでいつのまにか奥さんにコンパクトなボックス型に変更されていることも(笑)。
軽くて丈夫なので、クルマの中での荷物の仕分けにも一役買ってくれるのだそう。
もうちょい小さめがよければ、一回りコンパクトな25サイズも人気です。
スノーピーク シェルフコンテナ 50
スノーピーク シェルフコンテナ25
④ヴォレ30 コヨーテ
移動時には何だかんだでバックパックを推奨するのが山田さん。
ヴォレ30というリュックです。僕、コヨーテカラーがとにかく好きなので、気づくとコヨーテだらけになっちゃいます。
とまずは色へのコダワリを表明。聞けばこのリュックはキャンプだけでなく、普段使いにも愛用しているそう。
ミニマムなキャンプだったらこれ1つあればいけちゃいます。ちょっと大きめに見えますけど僕くらいの体型(身長183㎝)だったら逆にちょうどいい。
ギミックも申し分ないようです。
カラビナをかけられるフックは便利だし、しっかり内ポケットつきで、キーフックも備えています。
スノーピーク バックパック ヴォレ30 コヨーテ
⑤フィールドユーティリティープルオーバー
キャンプ場内で動き回るならこれが便利。プルオーバー型のシャツで、ウエスト部をぐるっと取り囲むようにポケットが連続しているのが特徴です。
これさえあればサコッシュすら要りません。身の回りのものはたいてい入りますから。
サイドにはループがついていて、これが意外と便利なのだそう。
本来ペグハンマー用なんですが、僕はここにほおずきをぶら下げてることが多いですね。
胸のペンポケットに入れたのは携帯用のお箸。
そうめんとか、どうしてもお箸で食べたいときって、ありません?(笑)
シャツの詳細はこちら
スノーピーク ほおずき もり
スノーピーク テーブルウェア 和武器
焚き火回りを充実させたい
焚き火タイムが一番楽しいというキャンパーも多いことでしょう。山田さんも大の焚き火好きであり、間違いないチョイスでおススメしてくれたのがコチラです。
⑥焚火台Lスターターセット
これは意外と知られてないんじゃないですかね。焚き火台と、専用の“焚火台Lコンプリート収納ケース”がセットになってるんです。
焚き火台といえばスノーピークというくらい絶大な支持を集めているのがこのギア。なぜこれほどまでに人気なのでしょうか?
やっぱり燃焼効率がすごくいいからじゃないですかね。火がつきやすいのはもちろんですが、これは火が大きくもなりすぎない。しっかり着火して、ちょうどいい火加減で安定して燃え続けてくれる焚き火台って意外と少ないですからね。
チェアに人が座ったときにちょうどいい温かさになるよう綿密に計算されているのだそう。
このLサイズをベースに、炭床だけMサイズにチェンジするという高等テクニックを駆使する山田さん。Mだと炭床が深く沈むので、炭料理の際に炭を多く入れられたり、焚火に移行するときも深さが出るので炭床を外さなくていいなど、さまざまなメリットがあるという。
そして何より軽いですからね(笑)
これは試してみる価値ありそうだ。
スノーピーク 焚火台L スターターセット
⑦タキビベスト
機能性とデザインを併せ持つ、スノーピークを代表する一着です。
すっかり定番になりましたが、じつは毎シーズンいろいろアップデートしているんです。今季のはめちゃくちゃ軽い。これまでのと全然違いますよ。
と太鼓判。難燃素材で焚き火に強い特性は維持しつつ、どんどん進化しているようです。
この時期にTシャツに羽織ってもいいし、秋冬にはインナーダウンの上に合わせてもイイ感じです。身幅が広いから応用が効くんです。
僕はこれに焚き火パンツを合わせて完璧なスタイルで焚き火に臨んでいます。
詳細はこちら
⑧ローチェアショート アイボリー
焚き火を囲むのに、イスにこだわらない手はない。
いろいろ試してたどり着いたのがこれ。焚き火はもちろんローテーブルにもぴったり。ヘリノックスももちろんいいんですが、僕みたいなガタイだとちょっと窮屈というのも正直なところです。
スノーピークのローチェアは少し重いですがそのぶんしっかり安定性もあるので、強風で飛ばされる確率も低いです。
コンパクトに収納できるのも魅力的。アイボリーの他にグレーもあるので、そこはお好みで選びたいところ。
スノーピーク ローチェアショート アイボリー
楽しさはテントで決まる!
やっぱりテントはキャンプの根幹をなすもの。ここのチョイスを外さなければ、楽しいキャンプは約束されたも同然です。
⑨エントリーパックTT
ヴォールトのテントとヘキサタープがセットになってこの値段ですからね。めちゃくちゃ売れてるのもわかります。
すっかりお馴染みとなったオトクなパック。4万円台という驚きの値段もさることながら、特筆すべきは設営の簡単さ。
アコーディオンみたいにガバッと広げて、ペグダウンすればもうほぼ完成ですからね。僕はとりあえずすぐシェルターとしてパパっと立てちゃいます。
仲間で同じヴォールト持ちの人がいれば、連結できるのも魅力ですね。子どもは大喜びしますよ。
子どもはガマンが苦手。現地に到着してすぐにシェルターが現れたら、それは格好の遊び場になるでしょう。
スノーピーク エントリーパック TT
⑩ミリタリースリーピングバッグ
テント内での安眠にシュラフは不可欠。
ミリタリーと名がつくだけあって、ほんと軍の放出品みたい。男ゴコロをくすぐりますね。
熱を逃がさないドローコードが付いているので、冬も快適に眠れるそう。
ピローケースも装備されています。ここにスノーピークのマクラがすっぽり入るようになっているので、もうぐっすり。何かと重宝するヘッドライトポケットもちゃんとありますよ。
と、まさに至れり尽くせり。
スノーピーク ミリタリースリーピングバッグ オリーブドラブ
スノーピークで最高のキャンプを!
グランツリー武蔵小杉には、自分らしくキャンプを楽しむ多くのお客様が来店します。
キャンパーさんとお店でそういう話をするのはとても楽しいですね。僕自身は最近、釣りとセットでキャンプするのにハマってるんです。山梨あたりの支流でテンカラ釣りをやるんです。
と嬉しそうに語ってくれました。
イワナやヤマメ、アマゴといった渓流魚を伝統的フィッシングスタイルで釣り上げる楽しさは格別なようです。
キャンプには人の数だけ楽しみ方があります。スノーピークならあらゆるキャンプをより充実したものへと引き上げてくれることでしょう。
今度の週末はスノーピークのショップへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【今回訪れたショップ】
スノーピーク 武蔵小杉
[住所]神奈川県川崎市中原区新丸子東3-1135 グランツリー武蔵小杉3階
[電話]044-982-3120
[営業時間]10:00~21:00
[定休日]不定休(グランツリー武蔵小杉の定休日に準じる)
[HP]https://www.snowpeak.co.jp