飯盒とは?
飯盒 (はんごう)とは、主にアウトドアで料理を作るときに使用する調理器具の一種です。もともとは軍用品として普及しましたが、今日ではキャンプや登山といったシーンで幅広く使われています。
とくに炊飯のために使われることが多く、飯盒でご飯を炊くことを「飯盒炊さん(飯盒炊飯)」といいます。
飯盒にはどんな種類がある?
一般的に飯盒として扱われるアイテムは、主に以下のような種類に分けられます。
【そら豆型】定番の形でアウトドア感アップ
まるでそら豆のような形をしている「そら豆型飯盒」は、最もオーソドックスなタイプといえます。「兵式飯盒(へいしきはんごう)」や「戦闘飯盒(せんとうはんごう)」とも呼ばれており、昔ながらのレトロな雰囲気が人気です。
スペースを取りにくい形状なので、調理スペースが限られている場合にも使いやすいのがメリット。コンパクトな2合炊きの「戦闘飯盒2型」は、近年ソロキャンプでも支持を集めています。
【丸型】扱いやすく、初心者にもおすすめ
一般的な鍋に近い形状の「丸形飯盒」は底面が広く、置いたときに安定感があって使いやすいのが特徴です。均等に熱が伝わりやすいので、キャンプで初めてご飯を炊く人にもおすすめといえます。
また、角がないぶん洗いやすく、お手入れがしやすいのもメリット。持ち運びの際には、ほかの調理器具を中に収納しやすい点もポイントです。
【角型】収納ボックスとしても併用しやすい
「角型飯盒」は、いわゆる「メスティン」のこと。そら豆型や丸型は持ち手が上向きについているものが多いですが、角型は基本的に側面についていて、炊飯以外に煮る・焼く・蒸す・揚げるなど、幅広い用途に使いやすいのが特徴です。
調理器具だけでなく、食器やお弁当箱としても使える汎用性の高さが魅力。取っ手を折りたたむとかさばりにくく、カトラリー類を収納するボックスとしても便利なので、持ち運べるギアが限られるソロキャンプでも人気を集めています。
【タンブラー型】コンパクトで多機能
「タンブラー型飯盒」は、丸形をさらにコンパクトにしたタイプ。販売されている商品数は多くありませんが、スタイリッシュな筒状のフォルムが特徴です。
炊飯以外にもスープを作ったり、飲み物を入れたりと多用途に使いやすいアイテムをお探しの方におすすめです。
【ライスクッカー】炊飯に特化した便利アイテム
炊飯メインで使いたいなら、ご飯を炊くのに特化した「ライスクッカー」を選択肢に入れてみましょう。
飯盒炊さんで注意したいポイントである「吹きこぼれ」や「焦げ付き」を防ぎやすい作りになっていて、味もおいしく仕上がりやすいのが特徴です。
飯盒の選び方
飯盒を選ぶときには、種類と合わせて「素材」や「容量」、「機能」にも注目してみましょう!
①初心者の方は「アルミ」素材の製品を選ぶのがおすすめ
まずは飯盒の素材をチェック! 飯盒の多くは「アルミ」「ステンレス」「チタン」「鉄」などで作られているので、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで選びましょう。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
アルミ | ・軽い ・熱伝導率が高い | ・蓄熱性が低い ・強度が低い |
ステンレス | ・耐久性が高い ・サビにくい | ・焦げ付きやすい |
チタン | ・軽い ・強度が高い | ・値段が高い ・熱伝導率が低い |
鉄 | ・蓄熱性が高い | ・重い ・お手入れが手間 |
【アルミ】価格が安い&熱伝導率が高い
初心者の方が最初に買う飯盒としておすすめしたいのが「アルミ」素材の製品です。素早く加熱できる熱伝導率の高さが魅力で、料理がしやすいのがポイント。
軽量で比較的安い値段で買いやすいのもメリットですが、ほかの素材と比べると蓄熱性や強度はそれほど高くないといえます。また、製品によっては使用前にシーズニングが必要な場合もあるので注意が必要です。
【ステンレス】耐久性が高い&サビにくい
「ステンレス」素材は耐久性が高く、サビにくいのが大きな魅力。見た目もスタイリッシュでかっこいい光沢感のあるものが多いので、おしゃれな飯盒を探している方にもおすすめです。
ただし、焦げ付きやすく、アルミと比べると熱伝導率はあまり高くないので、長く愛用できるアイテムを探している中〜上級者向けといえるかもしれません。
【チタン】軽い&強度が高い
とにかく軽い飯盒を選びたいなら「チタン」がおすすめ! 装備を軽量化したい方でも飯盒を持っていくハードルが低くなるでしょう。強度が高く丈夫な点もメリットといえます。
ただし、熱伝導率が低いため、料理をするとき食材に均等に火を通すのが難しいのはデメリット。こちらも中〜上級者向けの素材といえます。
【鉄】蓄熱性が高い&本格的な料理に対応しやすい
「鉄」は蓄熱性が高く、本格的な煮込み料理などにも対応しやすいのがメリット。重いので安定感はありますが、そのぶん持ち運びには不向きです。
また、丁寧に使えば長持ちするものの、シーズニングや使用後のお手入れなど、メンテナンスの手間はかかりやすい素材といえます。
②ソロやデュオなら2合前後、グループなら4合前後の容量が使いやすい
ソロキャンプやデュオキャンプなどの少人数用なら、戦闘飯盒2型のような容量2合前後の飯盒がおすすめです。種類が豊富で値段が安い製品も多いので、お気に入りを探してみましょう。
グループキャンプやファミリーキャンプなど、大人数での使用を想定している場合は、容量4合前後のものを用意すると安心です。汁物やカレーなどを調理したいときも大きめサイズの飯盒があると便利でしょう。
大きいものは持ち運びが大変と思われがちですが、飯盒の中にほかのアイテムを収納すると意外と省スペースで済む場合も。
携行性を重視している方なら、中に入れたいものに合わせて種類を選ぶのもおすすめです。
③アルマイト加工や取っ手など機能面もチェック
素材とサイズが決まったら、次はプラスアルファの機能に注目してみましょう。構造や素材への加工などチェックポイントをいくつかご紹介します。
焦げや汚れを防止する加工が施されていると便利
飯盒の使いやすさを左右するポイントのひとつが、焦げや汚れがつきにくい加工が施されているかどうか。
汚れにくい加工は使用後の洗浄も素早くできるので、水の使用が制限されることも多いアウトドアでは注目したいポイントです。
焦げ付きが心配なアルミ製の飯盒なら、アルマイト加工が施されているものを選ぶと安心。シーズニングの必要がないのもメリットといえます。
フライパンなどにも使用されているテフロン加工(フッ素樹脂加工)のものは焦げ付きだけでなく、調理中の食材のくっつきも防止できるので使い勝手が良いでしょう。
ただし、このような加工は基本的に使っているうちに効果が弱まってくるので要注意。空焚きしない・金属製のヘラでこすらないなど、品質を維持するために扱い方に気をつけましょう。
取っ手が固定できると取り扱いやすい
飯盒の取っ手は、上向きに付いているものから、横向きに付いているものまでさまざまです。
取っ手が上向きで、なおかつ固定できるタイプの飯盒は、加熱中に取っ手が熱くなりすぎず、使いやすさがアップします。
蓋をフライパンとして使えると料理の幅が広がる
キャンプ飯を充実させたいなら、蓋をフライパンとして活用できる飯盒がおすすめ。
ご飯を炊いたあとにお肉を焼いたり、ちょっとした炒めものを作ったりするのに便利です!
【材質別】飯盒のおすすめ30選!
ここからは、飯盒のおすすめ商品を素材ごとに30種類ご紹介します!
見た目は似ていても機能や特徴が異なるので、お気に入りを探してみてくださいね。
アルミ製の飯盒おすすめ21選
まずは、初心者の方におすすめしたい「アルミ素材の飯盒」をご紹介。軽さや調理のしやすさなど全体的にバランスが良いので、迷ったらこちらをチェックです。
アルマイト加工など使いやすい工夫がされている商品も多いので、プラスアルファの機能にも注目してみましょう。
ロゴス ハンドル付ハンゴウ
種類 | そら豆型 |
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サイズ | 20.5×11.5×14cm |
重量 | 365g |
容量 | 2.2L |
炊飯量 | 4合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
ロゴスのハンドル付ハンゴウは炊飯と同時におかずの調理ができる優れもの。炊飯の “蒸らし” の段階は内蓋をかぶせれば、外蓋はフライパンとして使用可能です。
蓋に付いている取っ手が長いため、使い勝手も抜群。4合炊きなのでファミリー向けかと思いきや、荷物を減らしたいソロキャンプや登山にもぴったりです。
ロスコ 戦闘飯盒2型
種類 | そら豆型 |
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サイズ | 17.5×10.5×10cm |
重量 | 400g |
容量 | 1.1L |
炊飯量 | 2合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
自衛隊員が使用している飯盒を忠実に再現した本格派。内蓋に深さがあるので飯盒本体でカレーなどの汁物を作り、内蓋で炊飯する同時調理も可能です。
外蓋側面にはハンドルがついており、フライパンとして使いやすいのも魅力。外蓋と内蓋は結合させられるので、ワンプレートとしても使用できます。
ムラコ Rice Cooker Black
種類 | そら豆型 |
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サイズ | 10.5×18×14.5cm |
重量 | 338g |
容量 | - |
炊飯量 | 4合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
ムラコオリジナルカラーの耐熱塗装とロゴのワンポイントがおしゃれな兵式飯盒です。本体内側はアルマイト加工が施され、汚れが付きにくく使い勝手抜群。
炊飯以外にも煮込み料理や燻製など幅広い調理に対応しています。初めてでも安心のお米の炊き方リーフレット付き。ブラックのほかにグレーも展開されています。
キャプテンスタッグ 兵式ハンゴー4合
種類 | そら豆型 |
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サイズ | 18×11×13.5cm |
重量 | 350g |
容量 | 2.2L |
炊飯量 | 4合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
柔らかいカーキの色合いが目を引くベーシックな兵式飯盒です。4合炊きサイズで、炊飯から汁物調理まで幅広く対応。
アルマイト加工が施されているので、扱いやすさも申し分なしです。外蓋にはキャプテンスタッグおなじみの「鹿番長」。オシャレな飯盒をお探しの方におすすめです。
Field to Summit ハンゴー兵式4合炊き
種類 | そら豆型 |
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サイズ | 20×11×14.5cm |
重量 | 340g |
容量 | 1.9L |
炊飯量 | 4合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
内側はアルマイト加工、外側は耐熱塗装が施されたシンプルな兵式飯盒です。中蓋1杯でちょうど2合のお米を計量でき、本体側面には2合炊きと4合炊き用の水量線の目安つき。
蓋もシンプルなので、焼き調理なども可能です。お値段がお手頃なので、初めての飯盒にいかがですか?
ルースター ギア マーケット RGM飯盒バケツ
種類 | そら豆型 |
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サイズ | 20.5×11.5×14cm |
重量 | - |
容量 | 2.2L |
炊飯量 | 4合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
釣り好きさんにおすすめしたいのが、こちらの兵式飯盒。なんと魚釣り用バケツとしても使えるアイテムなんです。見た目は普通の飯盒ですが、中蓋に穴が空いており釣った魚を入れられる仕様。
もちろん通常の兵式飯盒としても使用できます。学校給食の食器を手がける国内工場での生産しているので、品質も確かです。
キャプテンスタッグ 林間 丸型ハンゴー〈4合炊き〉
種類 | 丸型 |
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サイズ | 15.5×15.5×13.5cm |
重量 | 360g |
容量 | 2.2L |
炊飯量 | 4合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
シンプルな4合炊きの丸型飯盒です。耐久性に優れたエポキシ樹脂塗装が施されており、オールブラックのかっこいい見た目がポイント。
ススが付いても目立ちにくいので、長く愛用したい方にもおすすめです。中蓋1杯で2合のお米を計量できるほか、2合炊きと4合炊き用の水量線付きで炊飯も手軽です。
Field to Summit ハンゴー丸型 4合炊き
種類 | 丸型 |
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サイズ | 15.5×15.5×14cm |
重量 | 320g |
容量 | 1.9L |
炊飯量 | 4合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
アルマイト加工が施された4合炊きの丸型飯盒です。熱の伝わり方にムラが少なく、どんな調理も失敗しにくいのでおすすめです。
本体は柔らかい色合いで、外蓋にはブランドの刻印も。お値段もお手頃なので、初心者にぴったりです。
プラスマニア 丸メスティン
種類 | 丸型 |
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サイズ | 10.7×10.7×7.4cm |
重量 | 135g |
容量 | 0.49L |
炊飯量 | 2合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
職人の手によって仕上げられたこだわり商品ならこちらがおすすめ。「丸メスティン」のネーミングの通り、側面に取っ手がついたデザインです。
内蓋はないシンプルな構造ですが、セットで蒸し網も付いており、蒸し料理がしたい方にもぴったり。表面にはアルマイト加工が施されており、シーズニング不要で汚れにくいのもポイントです。
マルドウロ アルミオーバルコンテナー
種類 | 丸型 |
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サイズ | 19×11.5×13.5cm |
重量 | 234g |
容量 | 0.75L |
炊飯量 | 2合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | - |
おしゃれなアイテムをお探しなら、ポルトガルの老舗メーカーが作ったアルミ製オーバルコンテナがおすすめです。
吹きこぼれを軽減するためのスクリューパーツが2点ついており、蓋をしっかりとロックできる仕組み。炊飯もそれ以外の調理もしやすい形状なので、1つあると便利に使えます。
トランギア ラージメスティン
種類 | 角型 |
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サイズ | 20.7×13.5×7cm |
重量 | 270g |
容量 | 1.35L |
炊飯量 | 3.5合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | - |
スウェーデンの人気メーカー、トランギアのラージメスティンです。約3.5合まで炊飯可能なので、4人分前後の食事にも十分なサイズ感。
取っ手はラバーチューブ付きで、収納時は折りたたみ可能。サイズ違いのメスティンを中に収納することもできるので、シリーズで揃えるのもおすすめです。
大一アルミニウム アルミホシマル メスティン
種類 | 角型 |
---|---|
サイズ | 15.4×9.6×6.7cm |
重量 | 183.5g |
容量 | 0.75L |
炊飯量 | - |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
安心の日本製で、バリもほとんどない高品質なメスティンです。表面はアルマイト加工が施されており、汚れや焦げにも強い仕様。
容量は750mlなので、1〜2人分の汁物調理にも最適。取っ手は取り外し可能で、アウトドア以外ではお弁当箱としても使えます。
フィールドア メスティンアルミクッカー
種類 | 角型 |
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サイズ | 29×9.5×6.5cm |
重量 | 150g |
容量 | - |
炊飯量 | 2合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | ノンスティック加工 |
焦げつき防止にノンスティックコーティングが施されたメスティンです。ブラックの本体はパール調でやや光沢があり、ビジュアル抜群。
2合炊きなので、ソロキャンプで使いたいときに最適のサイズです。オプションとしてバット網やグリルプレートが販売されているので、シリーズで揃えるのもおすすめです。
ロゴス カラーメスキット
種類 | 角型 |
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サイズ | 31.5×11.5×6cm |
重量 | 230g |
容量 | 1L |
炊飯量 | 2合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
マットカラーの本体にロゴが映えるデザイン性抜群のメスティンです。ハードアルマイト加工が施され、傷つきにくく耐久性の高い仕様。
蓋には取っ手がついているので、開けたり閉めたりしやすいデザインですが、そのかわり調理には使えない点はご注意を。カラーは全5色展開で、お気に入りを見つけやすいのも嬉しいポイント。
気軽にチャレンジしたい方は、ダイソーで購入できるメスティンがおすすめです。
1,100円(税込)とお手頃価格ながら、フッ素加工が施されており食材がくっつきにくいのが嬉しいポイント。最大1.5合の炊飯が可能なので、2〜3人でちょうどよく使えます。
▼ダイソー「メスティン」シリーズを詳しく紹介した記事はこちら!
スノーピーク トレック1400
種類 | タンブラー型 |
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サイズ | 13.6×13.6×11.4cm |
重量 | 305g |
容量 | 1.4L |
炊飯量 | - |
素材 | アルミニウム |
加工 | アルマイト加工 |
炊飯や汁物を調理するときに便利な深型のクッカーです。炊飯は約3合まで可能なので、グループキャンプにももってこい。
取っ手は本体側面についているほか、蓋にもハンドルがついています。「トレック900」とスタッキングが可能で、専用メッシュケースもついており持ち運びに便利です。
▼スノーピーク「トレック」シリーズを詳しく紹介した記事はこちら!
ユニフレーム ライスクッカーミニDX
種類 | ライスクッカー |
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サイズ | 16.5×16.5×9.3cm |
重量 | 470g |
容量 | 1.8L |
炊飯量 | 3合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | フッ素加工 |
ご飯を美味しく炊きたいなら、炊飯に特化したライスクッカーがおすすめです。炊飯容量は1~3合。難しい火加減のタイミングを「カタカタ」音で知らせ、誰でも上手にご飯が炊ける仕様です。
また、吹きこぼれを防止する形状で、側面が焦げ付きにくいのも嬉しいポイント。満水容量が1.8Lあるので、汁物にも使えます。
▼ユニフレーム「ライスクッカー」シリーズを詳しく紹介した記事はこちら!
ユニフレーム キャンプ羽釜5合炊き
種類 | ライスクッカー |
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サイズ | 22.6×22.6×16.5cm |
重量 | 1.75kg |
容量 | 2.8L |
炊飯量 | 5合 |
素材 | アルミニウム |
加工 | - |
すり鉢状の形状でご飯が美味しく炊ける羽釜が、アウトドア仕様になって登場。本体はアルミ素材中心ですが、蓋は重量感のあるステンレス素材。
本格的な羽釜のデザインで気分が盛り上がること間違いなしです。サイズは、ファミリーにも対応した5合炊き。持ち手もついているので、使い勝手も抜群です。
▼ユニフレーム「キャンプ羽釜」シリーズを詳しく紹介した記事はこちら!
コールマン アルミライスクッカー
種類 | ライスクッカー |
---|---|
サイズ | 19×19×18cm |
重量 | 920g |
容量 | - |
炊飯量 | 3合 |
素材 | アルミニウム・ステンレス |
加工 | ノンスティック加工 |
コールマンから登場したライスクッカーも注目の一品です。本体はアルミ素材ですが底面は強い火力でも安心して使えるステンレス素材なのが特徴的。
ご飯の甘味を逃さない二重蓋構造で、美味しく炊き上げたい方におすすめです。付属の米とぎ用ザルと計量カップは本体に収納可能です。
ステンレス製の飯盒おすすめ3選
次は「ステンレス素材の飯盒」のおすすめをご紹介。ステンレス素材はマットな質感で、スタイリッシュな見た目がポイントです。
高火力にも耐えうるタフさが魅力なので、長く使えるこだわりの逸品をお探しの方はチェックしてみてくださいね。
村の鍛冶屋 2WAY ステンレス ライスクッカーセット
種類 | 丸型 |
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サイズ | 10×10×9.3cm(大) / 10.7×10.7×6cm(小) |
重量 | 270g |
容量 | 0.5L(大) / 0.3L(小) |
炊飯量 | - |
素材 | ステンレス |
加工 | - |
ステンレス製のソロ用炊飯鍋のセットです。サイズ違いのクッカーが上下2段になっており、大きい下段で炊飯をしながら、上段で焼き調理や煮込み調理を同時にできる仕様です。
下段のクッカーには100・300・500mlの目盛付き。安心の燕三条製なので、こだわり派におすすめです。
米軍タイプ パンメスキット EE644NN
種類 | 角型 |
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サイズ | 21.5×17×5.5cm |
重量 | - |
容量 | - |
炊飯量 | - |
素材 | ステンレス |
加工 | - |
かつてアメリカ軍で使われていたメスキットを忠実に再現したアイテムです。本体は長めのハンドルがついており、深めのフライパンのように使用可能。
蓋は2つに区切られており、お皿としても重宝する形状です。蓋は本体のハンドルに乗せることで、一体化できるのもポイント。ミリタリー好きにおすすめの一品です。
ダイソー クッカー3点セット
種類 | セット |
---|---|
サイズ | 14.5×14.5×6.5cm(鍋大) / 12.5×12.5×6.5cm(鍋小) / 15×15×2.7cm(フライパン) |
重量 | - |
容量 | 0.96L(鍋大) / 0.7L(鍋小) / 0.435L(フライパン) |
炊飯量 | - |
素材 | ステンレス |
加工 | - |
ダイソーが販売している、ステンレス製の大小の鍋とフライパンの3点セットです。フライパンは鍋用の蓋も兼ねており、1つで幅広い調理に対応。
耐久性の高いステンレス素材ながら、770円(税込)とお手頃価格なのが魅力です。ソロキャンプではもちろんのこと、2〜3人のキャンプでのおかず作りにも重宝します。
チタン製の飯盒おすすめ飯盒4選
ここからは、軽さが自慢の「チタン素材の飯盒」をご紹介。
熱伝導率は高くないものの、それを上回る取り回しの良さがあり、2個目・3個目の飯盒としても人気です。
Boundless Voyage チタン飯ごう
種類 | そら豆型 |
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サイズ | 18.5×17.2×10.5cm |
重量 | 324g |
容量 | 1.5L(大) / 0.6L(小) |
炊飯量 | - |
素材 | チタン |
加工 | - |
深いクッカーと浅いクッカーがセットになったアイテムです。それぞれ1.5Lと0.6Lの容量がありながら、324gと軽いのが魅力です。
使われている素材は高品質な99.8%チタン。お値段はやや高めですが、炊飯からその他調理までオールマイティにこなせるこだわりの一品をお探しの方におすすめです。
チタンマニア 角形クッカー
種類 | 角型 |
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サイズ | 18.9×16.9×5.9cm |
重量 | 335g |
容量 | 1.1L |
炊飯量 | - |
素材 | チタン |
加工 | - |
インスタントラーメンを2袋同時に調理できる大容量1.1Lのクッカーです。蓋には湯切り用の穴が空いており、ザル要らずで湯切りが可能。
炊飯ももちろんOK。335gと軽量で薄型なので、バックパックに入れてトレッキングなどにも持ち歩きやすいのもポイントです。
Boundless Voyage チタン メスティン
種類 | 角型 |
---|---|
サイズ | 16.3×9.8×6cm |
重量 | 165g |
容量 | 0.6L |
炊飯量 | - |
素材 | チタン |
加工 | - |
山歩きにも持っていきやすい軽量メスティンなら、99.8%純チタンのこちらがおすすめ。
中には250mIと500mIの目盛りがあり、水の量を計りやすいのもポイント。ハンドルにつけられた蛍光黄緑のラバーチューブがおしゃれです。
KEITH クッキングポット チタンライスクッカー
種類 | タンブラー型 |
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サイズ | 15.8×11.8×10.8cm |
重量 | 256g |
容量 | 0.9L |
炊飯量 | - |
素材 | チタン |
加工 | - |
チタン素材のライスクッカーです。軽くて強度があり、耐食性が非常に強いのが魅力。本体は内鍋と外鍋の二重構造で、それぞれ別々に使用可能です。
蓋をがっちり止められる金具付きで、中に食品を入れて持ち運べる仕様。側面にハンドルがついているので、食べるときに持ちやすいのもポイントです。
鉄製の飯盒おすすめ2選
最後は「鉄製の飯盒」のおすすめをご紹介。
熱伝導率が高く調理に向いているので、料理好きな方は要チェックです。
キャプテンスタッグ 3層鋼段付ライスクッカー
種類 | ライスクッカー |
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サイズ | 17.5×17.5×14cm |
重量 | 810g |
容量 | - |
炊飯量 | 5合 |
素材 | 鉄・ステンレス |
加工 | - |
熱伝導の良い軟鉄を使用し、耐食性に優れたステンレス鋼でサンドした3層鋼を採用したライスクッカーです。
鉄の良さとステンレスの良さ両方を備えているので、使い勝手抜群。美味しいご飯を炊きたい方にとくにおすすめです。最大5合炊飯でき、ファミリーでも安心です。
壱鋳堂 南部鉄器 カプセルクッカーPOT
種類 | ライスクッカー |
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サイズ | 20×15.5×8.8cm |
重量 | 1.8kg |
容量 | - |
炊飯量 | - |
素材 | 鋳鉄 |
加工 | カシュー焼付塗装 |
岩手県の伝統工芸品、南部鉄器のクッカーです。2つの鉄皿が上下に合わさったような構造で気密性が高く、少量の食材でもしっかりと旨味を引き出して美味しく仕上げてくれます。
まるでダッチオーブンのように使えるので、焼き調理・蒸し調理にこだわりたい方におすすめです。
失敗しない!飯盒で美味しくご飯を炊く方法
ここからは、飯盒を使った基本の調理、お米の炊き方を見てみましょう。
飯盒の種類によっても適切な炊き方は異なりますが、基本的には以下のような手順で行います。
① お米と水を計量する
お米と水の量は、正しく計量するのが美味しく仕上げるコツです。基本的にはお米1合に対し、水200ml程度を目安にして、好みの固さに合わせて調整してください。
飯盒の蓋でお米の量を計り、目安線に合わせて水を注ぐのもOKです。シェラカップなどにもメモリがついていますので、活用しましょう。
② 浸水させる
お米と水を分量通り入れたら、蓋を閉めてしばらく浸水させましょう。夏は30分〜1時間弱、冬は1時間ほどが目安です。
しっかり浸水させると炊き上がりにムラがなくなり、美味しく仕上がります。
③ 火にかける
準備ができたら火にかけましょう。沸騰するまで中火で加熱したら、弱火で10〜20分程度加熱します。
かすかに「チリチリ」という音が聞こえてきたり、少しお米が焦げるような匂いがしたりしたら、火から離す目安です。
④ 蒸らす
残った水分が米に吸収されるように、ここからさらに10〜15分ほど蒸らすと完成です。
※参考:農林水産省「今日からできる!お米のおいしい食べ方」
▼飯盒炊さんの方法を詳しく紹介した記事はこちら!
飯盒のお手入れ方法3つ
ここからは、お気に入りの飯盒のお手入れ方法をご紹介します。
シーズニングや日々のお手入れを丁寧に行い、長くきれいに使いましょう。
① 素材によっては使い始めにシーズニングが必要!
鉄製やアルミ製の飯盒は焦げ付きや食材のはり付きが起こりやすいので、使い始めにシーズニングが必要。
表面に膜を作り、長く使えるようにお手入れしましょう。基本的にコーティングが施されているものやチタン製、ステンレス製は行わなくても大丈夫です。
シーズニングにはいくつか方法がありますが、今回はアルミ製の角型飯盒(メスティン)に米の研ぎ汁を使って行う方法を紹介します。
また、アルミ製の角型飯盒の場合は使い始めに「バリ取り」が必要な場合もあります。詳しい方法は以下の記事で紹介しています!
② シーズニング済みの飯盒は水洗いが基本!
飯盒を使用したあとは、ほかの調理器具と同様に食器用洗剤を使って洗えば問題ありませんが、シーズニング済みのものは皮膜が取れてしまうので、基本は水とスポンジで汚れを落とす程度で大丈夫。
また、焦げ付きや食材のはり付きが気になってきたら、定期的にシーズニングを行いましょう。
③ スス汚れは素材に合った方法で落とそう!
ススがついてしまった飯盒は、都度お手入れをしましょう。主に重曹を使う方法や、クエン酸を使う方法などがありますが、基本的には各製品の使用上の注意に従うようにしてください。
重曹を使う
ステンレスやチタン製の飯盒は、重曹を溶かしたお湯に浸けておき、食器用スポンジやメラミンスポンジなどで磨くときれいに汚れが落ちやすくなります。
ただし、アルミ製の飯盒は変色してしまう可能性があるので、重曹は避けるのが無難です。
クエン酸を使う
アルミ素材の飯盒であれば、クエン酸を溶かしたお湯に浸ける方法が定番。
沸騰させたところに飯盒を入れて浸けておき、取り出したあとは同じく食器用スポンジやメラミンスポンジなどで磨きましょう。
ただし、汚れを落としたあとは再びシーズニングが必要。また、アルマイト加工が施された製品は、加工が剥がれる可能性があるメラミンスポンジは使わないようにしましょう。
▼スス汚れや焦げ付きを落とす方法を紹介した記事はこちら!
炊飯だけじゃない!飯盒を使うおすすめレシピ3選
ここからは、飯盒を使用した炊飯以外のレシピを見てみましょう。製品によっては、定番のカレーのほか、スープ、メインディッシュ、デザートなども作れちゃいます。
今回は煮込み料理、蒸し料理、焼き料理の3品のレシピを掲載します。
食べごたえ抜群!「ゴロゴロ野菜たっぷりスープ」
体が温まるスープは長時間屋外で過ごすアウトドアにぴったり。1人分〜大人数まで、どんな量でも作りやすいのがポイントです。
今回は野菜を大きめにカットして、食べごたえ満点に仕上げるレシピをご紹介します。最初は水を少なめで煮込むのが美味しさのポイントです。
ベーコン……50g
にんにく……1片
水……600cc
塩……少々
オリーブオイル……大さじ2
パセリ(彩り用)……適量
ふっくら熱々!「シュウマイ」
飯盒に網を設置すれば、蒸し器に大変身。今回は手軽に作れるシュウマイのレシピをご紹介します。
シュウマイ作りは自宅で済ませておけば、現地では蒸すだけ。市販品でも大丈夫なので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。ご飯と一緒に楽しむほか、練り辛子を添えればおつまみとしても最適です。
片栗粉……大さじ2
●塩……ひとつまみ
●ごま油……小さじ1
シュウマイの皮……10〜15枚
練り辛子……適量
クッキングシート
朝食やデザートに「ミルクパン」
飯盒を使って、キャンプならではのパン作りに挑戦してみませんか? 今回は朝ごはんやおやつにぴったりなほんのり甘いミルクパンをご紹介します。
ジッパー付きの保存袋で揉んで作る簡単レシピなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。お好みで中にチョコレートやレーズンなどを混ぜ込んでもOKです。
▼飯盒を使ったレシピを詳しく紹介した記事はこちら!
飯盒を使ってアウトドアをもっと楽しもう!
飯盒はご飯を炊く以外に、煮る・焼く・蒸す・揚げるといった調理法に対応するものもあります。
レトロなそら豆型から使いやすい丸型、おしゃれなメスティン、炊飯に特化したライスクッカーまで、幅広い選択肢の中からお気に入りを見つけるのも醍醐味。
次のキャンプでは飯盒を使ってアウトドア気分をもっと満喫しちゃいましょう!
飯盒の人気売れ筋ランキング
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Amazon「ハンゴウ」売れ筋ランキング
楽天市場「キャンプ飯盒」人気ランキング
Yahoo!ショッピング「飯盒」おすすめ人気ランキング
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