使い勝手抜群!ソフトクーラーボックスの魅力とは?
キャンプやバーベキューで鮮度をキープしたまま食材を持ち運びできるクーラーボックスは、主に「ハード」タイプと「ソフト」タイプの2種類。保冷力を重視するなら断然ハードタイプがオススメですが、持ち運びや保管スペースを考えるとやや使いづらさを感じますよね。
その点ソフトクーラーなら軽く持ち運べて使わないときはコンパクトに折りたたんで収納可能。さらにピクニックやスポーツ観戦・買い物など様々な用途にも活用できるとあってハードタイプに負けない魅力が満載ですが、詳しいメリットやデメリットをチェックしてみましょう!
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ソフトクーラーボックスのメリット・デメリット
メリット① ハードクーラーに比べて軽くコンパクト
ソフトクーラーボックスは布生地など柔らかい素材が使われているため、ハードタイプと違って片手で手軽に持ち運べる軽さが最大の魅力。
帰り道も積載スペースを圧迫してしまうハードタイプに比べて、ソフトならサクッと折りたたんでわずかなスペースに収納して持ち帰ることができます。
メリット② 形の種類が豊富!
ソフトクーラーボックスは「ボックス型」や「トート型」「リュック型」などさまざまな形状があり、用途に応じて使い分けできるのも魅力のひとつ。
アウトドアで多くの食材を入れたい場合は大きく開閉でき取り出しやすいボックス型、買い物などのショッピングバッグとして兼用したいならトート型、重い荷物を背負って移動するならリュック型など、シチュエーションに応じて選ぶことができるのもソフトタイプならではです。
メリット③ ハードクーラーに負けない保温力を持つアイテムも
保冷力を重視するならハードタイプがオススメですが、今やハードクーラーに負けない保冷力を持つ高性能ソフトクーラーも続々とラインナップされています。
特にアウトドアブランドや釣具メーカー・真空断熱ボトル・業務用クーラーを専門とするメーカーなら、断熱性能もお墨付き。ソフトクーラーならではの使い勝手の良さに加え保冷力も高いアイテムが欲しいなら、こういったメーカーのアイテムを中心にチェックしてみると良いでしょう。
メリット④ ハードタイプより手軽な金額で購入できる
ソフトクーラーボックスはハードタイプに比べて比較的リーズナブルなのも魅力のひとつ。容量や断熱性能にもよりますが、汎用性の高い20〜30Lサイズでも2〜3,000円程度で購入できるソフトクーラーが数多くあり、お財布に優しいのも大きな魅力です。
デメリット① 保冷力の面ではハードには劣る
デメリットとしては、やはり保冷力の面ではハードタイプに劣る点。軽量コンパクトさが売りのソフトタイプはハードタイプほど分厚い断熱材が入っていないため、どうしても保冷力に差が出てしまいます。ソフトタイプでも保冷力を重視するなら、後述する選び方をしっかりチェックしてみてくださいね。
デメリット② 衝撃に弱い
ソフトクーラーは、基本的に柔らかい素材を使用しているので衝撃に弱いのもデメリット。軽さやコンパクト性を活かすなら柔らかい素材がベストですが、その反面丈夫なハードタイプに比べると衝撃に弱いのでぶつけたり落としたりしないよう取り扱いに注意が必要です。
そこでここから、ソフトクーラーボックスを選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介。ソフトクーラーボックスには容量や形状などさまざまな種類があるため、用途にあったモデルを選ぶことで快適に使用することができますよ。
ソフトクーラーボックスの選び方
小型・中型・大型から最適な容量をチェックしよう
小型から大型まで様々な容量があるソフトクーラーボックスですが、タイプは主に次の通り。
タイプ | 容量の目安 | 主な用途 |
超小型 | 15L以下 | ソロキャンプや登山 |
小型 | 15〜25L | ピクニックやデイキャンプ 買い物やスポーツ観戦など |
中型 | 25〜35L | デイキャンプや日帰りバーベキューなど |
大型 | 35L以上 | ファミリーキャンプなど |
それぞれの特徴とおすすめの使い方をチェックしていきましょう!
15L以下の超小型
15L以下の超小型サイズは、移動手段が徒歩のソロキャンプや登山など軽量コンパクト性を必要とした用途に最適。かさばらず必要最低限の食料を持ち歩くことができます。
15〜25Lの小型
15〜25Lの小型サイズは、ピクニックやデイキャンプなど日帰り用途でちょっとした食材を持ち運びたいときに最適。サンドイッチやお弁当などの食べ物と数本の飲み物を保冷して持ち歩くことができます。
また日常的な買い物やスポーツ観戦などにも使い勝手が良いでしょう。
25〜35Lの中型
25〜35Lの中型サイズはデイキャンプや日帰りバーベキューなどの用途に最適であり、もっとも汎用性が高いサイズといえます。大き過ぎず小さ過ぎず、2〜3人分の食材を持ち運ぶのに使い勝手が良いでしょう。
35L以上の大型
35L以上の大型サイズは、ファミリーキャンプやバーベキューなど多くの食材や飲み物を持ち運ぶ用途に最適です。45L以上の大容量になると軽量コンパクトなソフトクーラーのメリットを活かせないのでハードクーラーを検討したほうがよいでしょう。
▼おすすめのハードクーラーはこちら
どう持ち運ぶのが快適?用途に合った形を選ぼう
ソフトクーラーボックスは、ハードタイプと違い「ボックス型」や「トート型」などさまざまな種類の形状があるのがメリットであり、用途に合った形状を選ぶことで使い勝手が良くなります。
ボックス型
ボックス型はハードクーラーと同じ箱型で最も一般的な形状で、開口部が大きく開くので食材や飲み物を出し入れしやすいのが特徴。四方が壁になっているので整理しやすく、保冷剤を効果的に配置することもできます。
容量が大きくなるほど重量も重くなるので、天井面や両サイドにハンドル(取っ手)が付いていると持ち運びもしやすいでしょう。
トート型
トート型は大きな持ち手が付いているので持ちやすく、バッグ感覚で使用できるのが特徴。アウトドアはもちろん、普段の買い物などにも兼用して幅広い用途で使いたいという方にオススメです。
ショルダー型
ショルダー型は、ハンドル(持ち手)以外にショルダーベルトを装備しているのが特徴。重くなったクーラーボックスを肩に下げて持ち歩くことができるので手の負担がなくなり、持ち運びやすさを重視した方にオススメです。
リュック型
リュック型は、クーラーボックスにショルダーが搭載されているのでバックのように背負えるのが最大の特徴。
高さのあるペットボトルなどを収納しやすく、開口部が小さいので冷気が逃げにくいというメリットがありますが、下の荷物が取り出しにくいというデメリットもあります。
ショルダー型より体にフィットし固定力があるので、両手をフリーにして安定して持ち運びたいという方にオススメです。
保冷力最強クラスのソフトクーラーボックスなら、断熱材に注目を!
保冷力が最強クラスのソフトクーラーを選ぶときは、どんな断熱材を使用しているかをチェックするようにしましょう。
ソフトクーラーに使われている断熱材には主に「アルミ蒸着」と「ポリエチレンフォーム」の2種類で、これは保冷力を決める決定的要素。以下にそれぞれの特徴を解説していきます。
アルミ蒸着
アルミ蒸着とは輻射熱の反射に優れたアルミシートをソフトクーラーの内部に貼り付けた構造の断熱材であり、軽く安価なのが特徴。
薄いアルミシートを貼り付けているのでコンパクト性に優れますが、断熱性能は低く簡易的な保冷力となるので、お弁当やサンドイッチなどの軽食を短時間持ち運ぶ用途に最適です。
ポリエチレンフォーム
ポリエチレンフォームとはポリエチレンを発泡させた断熱材のことであり、厚みがあるためアルミ蒸着より断熱性能に優れているのが特徴。軽く丈夫で安価なので多くのソフトクーラーの断熱材として使用されています。
特に保冷力を重視するならポリエチレンフォームの厚さに注目! なるべく厚い断熱材を使用しているソフトクーラーを選ぶようにしましょう。また、何層も断熱材を重ねた構造ならより高い保冷力が期待できます。
使い勝手がアップする便利な機能をチェックしよう!
そのほか、以下のような装備や機能があると使い勝手がアップし、より快適に使用できますよ。
特に保冷力を重視したい場合は、「保冷剤が収納できるポケット」や「冷気が逃げにくい小窓」を装備したソフトクーラーがオススメ。上記を参考に、使い勝手がアップする便利な機能もチェックしてみてくださいね。
最強の保冷力を求めるなら!実力派ソフトクーラーおすすめ19選
それではここから、実力派ソフトクーラーのおすすめを「容量別」にご紹介していきます。超小型から大型まで、用途に合ったサイズを選んでくださいね!
15L以下の超小型
●驚異の保冷力を誇る5層構造で27時間後も氷が残る
オレゴニアンキャンパー クーラーパック8 7.6L
サイズ | 21×26×14cm |
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重量 | 150g |
容量 | 7.6L |
●必要なときにサッと開けるシンプルなロールダウン仕様
ARCTIC ZONE タイタンクーラーボックス Deep Freeze8L
サイズ | 31.1×20.3×31.1cm |
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重量 | 1.01kg |
容量 | 8L |
●氷を最大2日間キープできる驚異の保冷力
スノーピーク ソフトクーラー11 11L
サイズ | 23.4×23.4×29.2cm |
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重量 | 680g |
容量 | 11.4L |
●1.5Lペットボトルが4本収納できる縦長のスマートなデザイン
シアトルスポーツ フロストパック12QT 11.3L
サイズ | 29.2×20.3×20.3cm |
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重量 | 680g |
容量 | 11.3L |
●保冷効率の高い二重アルミ製特殊断熱層を採用
ザ・ノースフェイス フィルデンスクーラー12 12L
サイズ | 26×35×24cm |
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重量 | 約1.21kg |
容量 | 12L |
●独自の高機能クーリングシステムを採用し高い保冷力を発揮
コールマン デイリークーラートート 15L
サイズ | 約42×20×27cm |
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重量 | 410g |
容量 | 15L |
●ピクニックや買い物に最適なトートタイプ
15〜25Lの小型
AOクーラーズ 18パック バックパックソフトクーラー 17L
サイズ | 38×40×15cm |
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重量 | 1.36kg |
容量 | 17L |
●アクティブに持ち運べるリュックタイプ
ハイドロフラスク ソフトクーラートート 18L
サイズ | 20.3×43.1×32 cm |
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重量 | 1.18kg |
容量 | 18L |
●ボトムに高い断熱システムを採用し、最長48時間の保冷効果を発揮
●外部からの衝撃に強いシェル構造を採用
AOクーラーズ 24パック キャンバスソフトクーラー 23L
サイズ | 約30×43×25cm |
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重量 | 約1.36kg |
容量 | 約22.7L |
●厚みが約1.9cmある5層構造の断熱材を使用し、結露しない高性能クーラー
コールマン アルティメイトクーラーⅡ 25L
サイズ | 約42×32×33cm |
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重量 | 約1.3kg |
容量 | 25L |
●42時間の保冷効力があるので一泊二日のキャンプに対応
25〜35Lの中型
ダイワ ソフトクール2600 26L
サイズ | 48.2×34.6×13.3cm |
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重量 | 1.31kg |
容量 | 26L |
●地熱をカットする20mm厚底断熱材を採用した高保冷クーラー
コールマン デイリークーラー 30L
サイズ | 約34×24×33cm |
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容量 | 30L |
●2Lペットボトルを8本収納できる容量があり、スーパーでのまとめ買いやBBQでの使用に最適
●強力なマグネットを使用し、広く楽に開閉することが可能
オレゴニアンキャンパー クーラートートバッグ35 33L
サイズ | 60×62×24cm |
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容量 | 約33L |
●背が高いトート型で、繰り返しの開閉でも重い冷気が逃げづらい
35L~40L以上の大型
シアトルスポーツ フロストパック40QT 37.8L
サイズ | 52×31×12cm |
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重量 | 1.54kg |
容量 | 37L |
●空気孔が付いた二重アルミ製特殊断熱層により高い保冷効果を発揮
グレゴリー フィールドクーラーダッフル 45L
サイズ | 34×49×29cm |
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重量 | 1.65kg |
容量 | 45L |
●タフなヘビーデューティーキャンバス素材を採用しながら軽量
●30mm厚底断熱材を採用した7層断熱構造により、驚異的な保冷力を発揮
予算を抑えたいなら!コスパ重視のソフトクーラーおすすめ13選
続いてここからは、コスパ重視のソフトクーラーを厳選紹介。買い物やピクニックなどのデイリーユースがメインのため、お手頃価格を優先して選びたいという方におすすめのラインナップですよ!
15L以下の超小型
●バックパックやバイクに積載できるDリングを装備
●普段の買い物に使いやすいトート型
15〜25Lの小型
サーモス ソフトクーラー REQ-020 20L
サイズ | 23×30×34cm |
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重量 | 700g |
容量 | 20L |
●5層断熱構造により優れた保冷性能を発揮
●極厚発泡ポリエチレンフォームの断熱材を採用
チャムス チャムスロゴソフトクーラーバッグ 23L
サイズ | 24×32×33cm |
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重量 | 790g |
容量 | 23L |
●冷気を逃さないよう開口部が片側だけ開閉できる
キャプテンスタッグ 76シリーズクーラーバッグ 24L
サイズ | 33×25×36cm |
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重量 | 710g |
容量 | 24L |
●保冷剤用メッシュポケットを両サイドに装備しているので効果的に保冷できる
ヴァストランド ソフトクーラーボックス 25L
サイズ | 40×28×29cm |
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重量 | 1kg |
容量 | 25L |
●スーパーの買い物かごサイズで買い出しの食品がまるごと収納できる
25〜35Lの中型
キャプテンスタッグ デリス シルバーソフトクーラーバッグ 30L
サイズ | 38×27.5×33cm |
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重量 | 0.56kg |
容量 | 30L |
●保冷剤の入るメッシュポケットを内蔵
●5層構造の断熱力で冷気や暖気をしっかり遮断する
●軽量コンパクトに折りたため、持ち運びが楽々
●1.5cmのポリエチレンフォームを採用した3層構造で36時間の保冷力をキープできる
35L~40L以上の大型
ロゴス Loopadd・マルチクールバッグXL 40L
サイズ | 47×36.5×37cm |
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重量 | 1.7kg |
容量 | 40L |
●保冷力を高める10mm厚の断熱材を使用
キャプテンスタッグ スーパーコールドクーラーバッグ 43L
サイズ | 42.5×34.5×34.5cm |
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重量 | 1.5kg |
容量 | 43L |
●補強板が使われているので簡易テーブルとして使用可能
必読!ソフトクーラーボックスの保冷力を最強にするテクニック
ハードに比べ保冷力が劣るソフトクーラーボックスですが、ちょっとしたポイントを抑えることで保冷効果を高めることができるんです。ここからは、最強の保冷力を目指すために実践して欲しいテクニックをご紹介していきます!
保冷剤を効果的に使おう
ソフトクーラーの保冷力を高めるには、保冷剤を上手に活用することが最も重要。蓋の裏側に保冷剤を収納できるポケットがついたタイプを選び、上下で挟み込むように保冷剤をセットすれば効率的に食材を保冷できます。
また、食材を側面からも冷やせるよう保冷剤を立てかけるように置く方法も効果的。その場合、保冷剤で収納スペースを圧迫しないよう余裕のある容量のソフトクーラーを選ぶのがポイントです。
日陰やスタンドを使って外気温の影響を軽減させよう
保冷効果を保つための手段として、外気温の影響を受けにくい場所にソフトクーラーを保管するのがポイント。テーブルの上や直射日光の当たる場所に置くと日差しの影響を受けやすいので、日陰に保管しましょう。
また地面に置くと地熱の影響を受けてしまうので、スタンド台に乗せたりレジャーシートの上に置いたりするなど直置きしないこともポイントです。
頻繁に出し入れしない
頻繁に出し入れを繰り返すと、その都度冷たい冷気が逃げていくので保冷力を下げる原因に。そのため開口部を全開に開かなくても取り出しできる小窓が付いていれば冷気の放出を最小限に留めることができるので効果的です。
アルパインデザイン ソフトクーラーバッグL
サイズ | 約35×23×33cm |
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重量 | 約750g |
容量 | 23L |
●ファスナーを開かず出し入れできる小窓付きなので冷気を逃がしにくい
アークティックゾーン TITAN DEEP FREEZE 50
サイズ | 44.5×30.5×33cm |
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重量 | 約1.1kg |
●蓋にマジックテープ式小窓があるので冷気を逃さず取り出しできる
軽量コンパクトなソフトクーラーボックスなら、様々なシーンで大活躍!
軽量コンパクトで使い勝手に優れているソフトクーラーボックスは、普段の買い物や通勤・通学用のお弁当入れなど様々な用途大活躍。
軽量コンパクトで使い勝手に優れたタイプやハードタイプに負けない最強クラスの保冷力を持ったアイテムなど、今回ご紹介した選び方やオススメ商品を参考に、理想のソフトクーラーボックスを見つけてくださいね!