「最強のクーラーボックス選び」について、プロにきいてみた!
たくさんのメーカーから展開されている、ハードクーラー。デザインやサイズ、保冷力の高さなど、基準もさまざまなので、どう選ぶかが悩みどころ。
クーラーボックスって、お値段もそれなりにするし、長く使うものだから、絶対に失敗したくないですよね?
そこで今回は、クーラーをもっともハードに使うプロの釣り人視点から、その選び方を学んでいこうと思います。
釣りのハードなシーンで機能するってことは、キャンプでどんな状況になっても安心ということ!
医師とプロ釣り師の二刀流、イカ先生
今回、クーラーボックスについて語ってくれたのは、釣り業界の有名人、富所潤(とみどころじゅん)さん。
医師でありながら、プロの釣り師、さらにシマノのインストラクターという、異色の経歴を持っています。“イカ先生”の愛称で知られ、その名の通り、船でのイカ釣りが得意。
今回は、そんなイカ先生に、ハードな状況でも機能するクーラーボックスの条件について語ってもらいました!
悪条件でもしっかり機能するクーラーボックス、それは……?
キャンプシーンでは、タープ下やシェルター内など日陰に置けるほか、クーラースタンドを用いて地面からの熱を避けるなど、比較的ゆるい条件でクーラーボックスを使えます。
しかし、釣りのシーンではそうはいきません!
まずは、イカ先生に釣り場のハードさと釣り人のニーズに応えるクーラーボックスについて語ってもらいました。
そもそも釣り場の環境下とはどこまで過酷なんですか?
イカ先生:まず釣りのシーンでは、キャンプとは違いタープやテントは使えず、砂浜や船上など、直射日光に当たり続ける環境がほとんど。
僕の場合は船釣りがメインなので、海からの照り返しもあり、陸っぱりよりもさらに条件は悪くなります。
上からも下からも熱を浴び続けるわけですから、クーラーの保冷力の高さは絶対条件。
イカ先生:例年、夏は猛暑が続きますが、今年も異常気象といえる暑さでしたので、クーラーのスペックが高くないと、釣った魚を新鮮な状態で持ち帰ることは不可能でした。
また、釣り人のドリンクを入れるものでもあり、暑ければ水分補給も頻繁に。意外と釣りは荷物が多いため、効率的に収納できるクーラーが最適。
収納力が不十分でドリンク不足となれば、熱中症の危険もありますので、まさにクーラーは生命線と言っても過言ではありません。
イカ先生:狭い船上では、クーラーボックスが開けられる場所も限られます。
また、クーラーに座って釣りをすることもあるため、開け閉めしづらい、成人男性が座ると壊れやすいクーラーだと、致命的。
使いやすさと堅牢性はクーラーに求める要素の一つです。
では、イカ先生“イチ推し”のクーラーボックスとは?
イカ先生:釣り師の立場から、個人的にもっともイチ推ししたいのは、SHIMANOの『アブソリュート』。
その名の通り、世界のSHIMANOが“完全無欠”を目指して開発したハイエンドなハードクーラーなんです。
コイツはヤワなクーラーボックスとは比較にならないタフさを備えてますよ。釣り人のニーズに応えてくれるポイントが多々あります!
……ん? どこかで見たことあるクーラー!?