強風でタープが煽られる
風が強い日は、幕モノが煽られて飛ばされないか、不意にペグが抜けてしまわないかと不安になりますよね。
筆者の友人の話ですが、湖畔でタープを張っていた際、“最強ペグ”と名高いスノーピークのソリッドステーク(しかも40)を使用していたにも関わらず、強風でソリステが抜けてしまい怖い思いをしたことがあるそう。
きちんと設営していても、状況によってはこういったハプニングに遭ってしまうことがあります。
「ストレッチコード」で安全性をアップ
風による影響が不安なときは、ストレッチコードが大いに活躍!
ペグとロープの間にプラスすることで、強風などによる衝撃を吸収し、ロープにかかる負荷を分散。ペグを抜けにくくし、ロープの緩みも軽減してくれるというアイテムです。
Humilovy ストレッチコード
サイズ | 19.1 x 11.9 x 3 cm |
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重量 | 560 g |
素材 | ポリプロピレン |
ストレッチコードの使い方
ストレッチコードの使い方は簡単で、ペグとロープの間に引っ掛けるだけ。このとき、フック側をロープに引っ掛けます。
このようにゴムが伸縮することで風の衝撃をやわらげ、ロープや幕体へかかるテンションを軽減してくれます。
ほかにもあるぞ。活用方法4つ
このストレッチコード、じつは他にも便利ポイントが。工夫次第でさまざまシーンに活用できるので、筆者が実践している活用方法を3つご紹介。
【1】地面に直接ペグダウンしたいときに使う
タープを地面に直接ペグダウンする場合に、ストレッチコードを使用すると地面から少し浮かせることができるので、通気性を損わずにペグダウンできます。
タープのハトメやループが小さくてペグが通らないときも、ストレッチコードのフックなら通る場合があるので、そういったときにも有効です。
【2】軽量チェアの吹き飛ばされ防止に使う
ヘリノックスなど軽いチェアは、座っていないときに風で倒れたり飛ばされてしまうことがありますが、打ち込んだペグにストレッチコードを通し、フックをチェアに引っ掛けると転倒&吹き飛ばされ防止に一役買ってくれます。
結構ガッチリ固定してくれるので、前後に揺らしても全然外れません。
【3】幕モノの乾燥に役立てる
テント撤収時、雨や湿気で濡れてしまったインナーテントやボトムスの底面を乾かしたいときにもストレッチコードが大活躍! 地面から浮かせる=風が通りやすくなり、乾燥を早めることができます。
調べてみると、なかにはドアパネルやスカート部分を上手に浮かせている方もいらっしゃいました。
【4】ハンガーフックとして使う
タープポール等に引っ掛けると即席のハンガーフックにもできます。上着をかけておきたいとき、濡れてしまったウェアを乾かしたいときに便利。
ちょっとした小物をかけてもよし。このストレッチコードは太さ25mmのタープポールとの相性◎でした!
買うときはフックの仕様に注目
調べているとストレッチコードにはいくつかのタイプがあり、一番違うのがフックの仕様。
コールマン ピン&リングフック
サイズ | 18.4 x 7.2 x 0.2 cm |
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重量 | 81.65 g |
Humilovy ストレッチコード
サイズ | 19.1 x 11.9 x 3 cm |
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重量 | 560 g |
素材 | ポリプロピレン |
ただしこちらには類似品が多数あり、そのなかには「金具の部分がすぐにすっぽ抜けた」という口コミも。構造上、使い方や頻度によってはすっぽ抜けてしまうリスクがなきにしもあらずなので、併用するアイテムとの相性を加味して選ぶのがいいと思います。(筆者は今のところ不具合なし)
【結論】1,000円未満で買えるし、持っておいて損なし!
ストレッチコードを使うとタープへの負荷を軽減させることができるし、ロープの緩みも減るので、持っておくとめちゃくちゃ便利なアイテムです。もちろん120%の危険回避は難しいですが、強風時の安心材料にはなると思います。
筆者が購入したストレッチコードは、8本セットで799円。イエローなど視認性の高いカラーもありますし、1,000円未満で安全面をレベルアップできるのでぜひお試しあれ!