寝袋のファスナーが生地を噛んでしまう……
キャンパーなら誰しも一度は経験したことがあるんじゃないでしょうか? 寝袋のファスナーが噛んでしまう煩わしさを……。
筆者が所有しているナンガのシュラフは、表地が柔らかいタイプのため5回に1回は噛み込みます……。寝ているときにちょっと温度調節しようと思ってこうなると、めちゃくちゃテンション下がるこの問題。寝たまま直すのは難しいので、地味に厄介なトラブルです。
でもそのストレス、1分で解決できる!
300円以内で解決できます
ナンガがYKKと共同開発した「噛み込み軽減パーツ」。これをつけるだけで、生地の噛み込み問題をすぐに解決できます。
ナンガ 噛み込み軽減パーツ 蓄光
重量 | 1.6g |
---|---|
素材 | 樹脂(蓄光) |
ナンガ公式サイトには装着方法が書かれていないので、独自でたどり着いた取り付け方をまとめておきます。
どうやらこんな感じでパーツを組み合わせて使う模様。実際に装着していきます!
パーツの取り付け方
【1】グレーのパーツを下側のファスナーに通す
【2】白いパーツを上側のファスナーに通す
【3】2つを合わせて、ぱちっとはめる
ポイントは、パーツの穴を下にしてジップタイを通すこと。
1分で完了!
手順を覚えてしまえば、1分もあれば装着できます。装着後はびっくりするくらい噛み込まなくなった……!
パーツは2セット分
パーツは2セット分の価格で、550円税込。1セットあたり275円です。
しかもパーツは蓄光性なので、暗闇のなかでファスナーが探しやすくなります。ムダにゴソゴソと手探りしなくて済むところも嬉しいポイント。
一度付けたら、取り外せる?外せない?
ひとつ気になったのが、装着後に取り外しができるのかどうか。こちらも情報がなかったので試してみました。
結論からいうと、取り外しはできるけど、簡単には取り外しできません。パーツ下部をグッと押し上げて力づくで取り外したので、おそらく取り外さないことを前提に作られていると思います。
無理をさせてしまったがために、よく見るとパーツが一部欠けてしまっている……。
「噛み込み軽減パーツ」を使う際は、取り外さないことを前提に。
使用できるメーカーは?
なお、ファスナーのタイプ(大きさ)によっては取り付け不可の場合も。よく見てみるとメーカーやモデルによってファスナーのサイズが違うので、「噛み込み軽減パーツ」との相性チェックは必須です。
各サイトのレビューを調べた限りでは、
・ナンガ
・イスカ
・DOD
・タケモ
の寝袋にはそのまま取り付けできたとの情報がありました。
ただし、これらメーカーでもモデルによっては取り付けできない場合もあるようなので、やはり事前に情報収集しておいた方が無駄にならずに済むかなと思います。
なお、モンベルの寝袋には、「多加工することで装着できるようになった」とのコメントが散見されました。パーツの一部を切断すると取り付けできるようです。
ここにも注意!
そもそも、この「噛み込み軽減パーツ」は、両面にスライダー(引手)があるタイプにしか取り付けできません。
実際、筆者のナンガのシュラフも、画像のように上のファスナーは取り付け可、下のファスナーは取り付け不可でした。こちらも事前に確認しておきましょう。
2つのストレスを回避できる!
生地の噛み込みでイラッとしたことがある方、夜間のファスナー探しをしたことがある方、このお値段で2つのストレスが解決できるので、声を大にしてオススメしたいです。
寝袋はそれなりに高いお買い物ですし、これを取り付けることで生地のダメージも軽減できるので、規格さえ合えば取り入れない選択肢はないかと。手持ちの寝袋、ぜひチェックしてみてください!
ナンガ 噛み込み軽減パーツ 蓄光
重量 | 1.6g |
---|---|
素材 | 樹脂(蓄光) |