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【私がキャンプで使っている小技テク】ポールや生地を傷つけないためにできるコト

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キャンプがもっと便利で快適になる、ちょっとしたTipsやテクニックを紹介する連載シリーズ。アウトドアのプロや先輩キャンパーたちに普段から実践しているとっておきの小技を教えてもらいます! 今回はテント設営時に注意したいポールの入れ方編。間違った扱いで大事なテントやポールを壊さないよう心得ておくべし!

古澤 健太郎

アイキャッチ画像・記事中画像撮影:筆者

そのテント、ほんとに正しい設営方法で建てられてる?


キャンプの中心的アイテムといえば、やっぱり存在感もあるテント。その日寝泊まりする“我が家”ともいうべき重要なアイテムですよね。しかし、そんなテントも一歩扱いを間違えるとポールが折れたり生地が破れたりと、簡単に壊れてしまうことも。

もしそうなってしまうと、安心して眠れないだけでなく、せっかくにお気に入りギアが使用不可になってしまう悲しい事態に……。そこで今回は、正しい設営方法を学んでポールや生地を破損させないよう、今一度基本の“き”から再勉強。初心者だけでなく、中級者以上のキャンパーも自分の設営方法を見直すきっかけにしてみて!

教えてくれた人

牛田浩一さん
アウトドアコーディネーター、B.O.W代表取締役。アウトドア用品の輸入会社を経て、アウトドア専門のPRとして独立。マーケティングや撮影コーディネート、イベント運営まで行う「アウトドアの何でも屋」。著書『キャンプ雑学大全2020』(三才ブックス)では、キャンプやアウトドアで役立つあらゆるハウツーを紹介している。
今回レクチャーいただいたのは、アウトドアコーディネーターとして幅広く活躍される牛田さん。テントをはじめとするキャンプギアを知り尽くした達人です。

早速テントを建てながらポイントを見ていきましょう!

テントを正しく建てるにはポールの扱いに注意しよう


テントを建てるうえで最も注意したいのが、ポールの扱い。骨格として居住空間を作り出すだけでなく、風を受け流し柔軟性と剛性を併せ持つ、まさにテントの大黒柱的存在です。

ところが、このポールも扱いを間違えると意外にも簡単に曲がったり、折れてしまったりすることもあるのだとか。

テントのポールが破損してしまうと、そもそもテントの設営が不可能だったり、折れた箇所で生地を傷つけてしまったりすることも。そうならないためにも、ポールに負荷をかけすぎないように設営することが大切です。(牛田さん)

ポールは強く曲げないで!


設営時にはポールに過剰な負荷がかからないように最も注意すべきタイミング。一本目のポールはただスリーブに通すだけなので普段どおりで問題ないですが、注意したいのは二本目のポールを入れいざ建てようとする瞬間。


無理やりポールをはめ込もうとするとポールが過剰に湾曲し、想定以上の負荷がかかることも。破損を未然に防ぐためにも、ポールを持った手はそのままに、テント側の手を引き寄せて設営しましょう。たったこれだけのことではありますが、正しい手順を踏むことがキャンプでの安全に繋がるはず!

この写真は間違ったやり方の様子。ポールを入れようと奥に押し込み、大きく湾曲してしまっています。ここまでポールを曲げてしまわないよう、「ポールを押す」のではなく右手に持った「生地を引き寄せる」のが重要です。これだけでもポールが破損するリスクは減少します。(牛田さん)

ガイラインで固定して風にも強くしよう!


ポールが破損することは設営時だけでなく、もちろん通常の使用でも起こりえるもの。例えば荒天時。

不意の強風でポールが曲がったり折れたりすることもあります。しかしそんな自然のリスクにもきちんと対処しておくことが大切です。

特にテントの横側の面が広いところは風の影響を受けやすいです。そのため、テント全体へ過剰な負荷を逃がすような工夫が必要なんです。(牛田さん)

ポールのクロス部分には、各社写真のようなスリングが付属していることが多いです。ただここからガイラインを引いてペグダウンするのではなく、一度ポールに巻きつけて、ポールをテントに固定させるようにしましょう。そうすることで、生地だけでなく、ポール自体でテントを引っ張るので、風に対して強くなります。(牛田さん)

正しい設営方法は安全にも繋がる!


テントは野外で身を守るための大事なシェルター。もしテントが破損してしまうと、雨による浸水や倒壊の恐れも。

そうならないためにも、まずは正しいテントの組立方法を知っることが大切です。キャンプ道具の正しい使い方を学んで、安全にキャンプを楽しみましょう!

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古澤 健太郎

編集者、ライター。アウトドアギアの新作展示会に足を運ぶのがなによりの楽しみ。キャンプだけでなく登山も好きで、日本山岳ガイド協会認定・登山ガイドステージⅡの資格も持つ。

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