焚き火台が欲しいけど、話題のアイテムはどれも高い……?
国内外大手アウトドアブランドのみならず、ガレージブランドの参入も相次ぎ、革新の止まらない焚き火台市場。軽量・コンパクトは当たり前、調理にもマルチに使える便利な焚き火台 が続々とリリースされています。
けれど、そんな革新的で話題の焚き火台はお値段もそれ相応。2万円を超えるモノも少なくありません。かといって、あまりに激安の焚き火台に手を出すのも安全面での懸念が……。
そこで今回は、ALL1万円以下でコスパの良い焚き火台を厳選! ビギナーからベテランまで注目の、新旧網羅した珠玉の15選、じっくりご紹介していきますよ。
コスト VS パフォーマンス 焚き火台の選び方
調理に適しているか?
ファミリーや大人数でのキャンプには、焚き火の鑑賞だけよりも調理など幅広く使える焚き火台を選ぶと◎。最初からセットになっている物もありますが、オプションで調理用アイテムが用意されている場合もあるので、自分好みやスタイルに合わせて拡充させるのも良いです。
持ち運びやすいか?
キャンプは移動がつきもの。移動手段に合わせて焚き火台を選ぶことも肝心! 重量や収納サイズ、収納時のケースや袋が付属か? 確認して選びましょう。
用途×使用人数に合わせよう
焚き火台をみていくと、おおよそサイズにより使用人数が書かれています。サイズ以外にも焚き火を鑑賞したい、焚き火で調理したい、焚き火で温まりたいと用途も考えて選びましょう。
大人数で火を囲む場合は四方に風除けなど遮るものがないほうがおすすめですが、1~2人の少人数の場合、風除け構造のある焚き火台のほうが火の効率が上がり温まりやすいです。
【 ALL1万円以下! 】ファミリー向け6選
ファミリー向けには構造がしっかりしており、調理にも向く焚き火台が人気。コスパに定評のある焚き火台を紹介します。
①キャプテンスタッグ「CSブラックラベル ヘキサステンレスファイアグリル」:8,500円
マットブラックのボディとロゴパネルが男前なこちら。2018年にスタートしたキャプテンスタッグ のブラックカラーシリーズ、「CSブラックラベル」のアイテムです。
大人数で囲見やすい六角形のボディは、幅475×奥行410×高さ300mmで、10インチダッチオーブンもスッポリ。
焚き火はもちろん、BBQからダッチオーブン 調理までこれ1台でマルチに対応可能。組立は本体を開いてスタンドにセットするのみ。収納時も厚さ6cmと薄くコンパクト。
ブラックカラーでサイトを引き締めたいファミリーやグループにおすすめの焚き火台です。
キャプテンスタッグ CSブラックラベル ヘキサステンレスファイアグリル UG-50
サイズ:475×410×300mm
収納サイズ:570×470×60mm
材質:ステンレス鋼、鉄(クロムめっき)、鉄(焼付塗装)
持ち運びや収納時に便利なバッグ付
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②ロゴス「the ピラミッドTAKIBI M」:8,740円
ゴトクを標準装備した本格的な焚き火台は簡単組立て約10秒。2個のゴトク が互いに補強しあう独自構造により抜群の強度。
さらに、ゴトクに装着できる「串焼きプレート」 も付属。丸串と平串どちらにも対応し、魚の串焼きまで楽しめます。
また、豊富なオプションアイテム(別売品)でカスタム自在。たき火台でありながら、鍋料理やBBQ、串焼きなどを楽しむことができます。
LOGOS the ピラミッドTAKIBI M
サイズ:360×350×220mm
収納サイズ:350×195×70mm
構成:本体、焚火ゴトク(串焼きプレート付)、ワイヤーロストル、収納バッグ
主素材:ステンレス、スチール、ポリエステル
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③ユニフレーム「ファイアグリル」:7,500円
1998年の発売以来、20年以上愛され続けるロングセラー焚き火台。コスパのよさはもちろん、ハードな使用に耐える高い強度を誇り、長く愛用できるのが魅力です。
付属のBBQ網は焚き火台の角とずらしてセットできる構造で、炭の継ぎ足しがスムーズ。本体は耐荷重20kgで、ダッチオーブンを直接置けるうえ、「FGポットハンガー」など吊り下げ調理オプションも充実。
組立は脚パーツ開いて火床・ロストル・網を順に乗せるだけ。初めての焚き火台に、クオリティの確かな定番をチョイスしたい人に、テッパンの1台です。
ユニフレーム ファイアグリル
サイズ:430×430×330mm
収納サイズ:380×380×70cm
材質:18ステンレス、鉄・クロムメッキ
④UCO「フラットパックグリルM」:7,150円
スタイリッシュなキャンドルランタンが人気の「UCO(ユーコ)」 は、焚き火台もやっぱりスタイリッシュ。ルックスだけでなく、脚を交差させて本体を開くだけのイージー設営も魅力です。
展開時は縦34cm×横25.4cm×高さ28.5cmと、コンパクトながら一般的サイズの薪がそのまま入る大きさもポイント。
また「フラットパック」の名に違わず、折り畳めば厚さ約3.5cmのノートサイズに。コットン製の収納バッグも、中に焚き火台が入っているとは思えないカッコよさ。
調理に便利な金網と金網用ハンドルも付属。スタイリッシュに持ち運べ、でもしっかりと焚き火を楽しみたい人は、1台持っておきたいアイテム。
UCO フラットパックグリルM
サイズ:340×254×285mm
収納サイズ:375×270×35mm
材質:ステンレス
付属品:網用ハンドル、収納ケース
⑤コールマン「ファイヤーディスク」:6,980円
シンプルな円盤状の美しい佇まいで、2017年にグッドデザイン賞を受賞したコールマン のファイアーディスク。焚き火を囲む“壁”のない構造で、直火に近い全体像の焚き火を楽しめるのが魅力です。
折り畳み式の脚を広げるだけの簡単設営で、シンプル構造ゆえ洗うのも楽チン。
炭の継ぎ足しがしやすいよう一部がオープン形状の焼き網も付属。オプションの「ダッチオーブンスタンド」 を使えば、ダッチオーブン調理もおてのもの。
とにかくシンプルに焚き火やBBQを楽しみたい人、初心者キャンパーにおすすめの焚き火台です。
コールマン ファイアーディスク
サイズ:Φ450×230mm
収納サイズ:Φ460×8.5mm
材質:ステンレス
収納ケース付
⑥尾上製作所「フォールディングファイヤグリル35」:5,830円
尾上製作所 の人気焚き火台「フォールディングファイヤスタンド」がリニューアル。ステンレスの板材だった底部分がラス網のロストルに変更され、燃焼効率が格段にUP。
折りたたみ式の脚を広げて本体パネルを押し下げるだけのイージー設営はそのままに、灰受けの吊り下げ金具が4箇所から2箇所になってさらにシンプル構造に。
当然ながら尾上製作所アイテムとの相性は抜群。「マルチハンガー」 をセットすれば、ポットや鍋の吊り下げ調理もOK。
さらに、画像のように「マルチスタンドplus」の脚を外してセットすれば、吊り下げの難しいスキレット なども調理可能に。
収納時は全パーツが本体パネルに納まり、厚さわずか5cmに。35×35cmとソロでも大きすぎずファミリーにも小さすぎない絶妙なサイズ感。1台をシームレスに使い回したいキャンパー必見の焚き火台です。
尾上製作所 フォールディングファイアグリル35
サイズ:350×350×280mm
収納サイズ:350×350×50mm
材質:ステンレス、鉄(メッキ)、ポリエステル
付属品:専用バッグ
【 ALL1万円以下! 】軽量焚き火台4選
荷物を軽くしたいキャンパー必見!持ち運びに有利な軽量の焚き火台を集めました。
①ブッシュクラフト「ウルトラライト ファイヤースタンド」:9,680円
今回紹介する中で群を抜いて軽量な焚き火台。とことん直火感覚で焚き火を楽しめるのが魅力のこちら、持ち手部分を現地調達する「焚き火フライパン」 が人気の「ブッシュクラフト」 のアイテム。
ただし、火床はフルフラットで地面との距離は10cm以下。直火禁止の場所では焚き火シート を敷くなどの配慮が必要で、やや中級者向けの焚き火台です。
組立はメッシュシート両サイドに2本のバーを通し、脚パーツに引っかけるだけ。また、脚パーツと同じ「ステーブルスキッド2本セット」追加購入して、逆向きにセットすればゴトクを乗せて焚き火調理も可能に。
そしてメッシュシートならでは、収納時はくるくると全部まとめて約44×7×7cmのコンパクトさに。重さはわずか352gと最軽量。直火&野営好きのワイルド派なら、押さえておきたい1台です。
ブッシュクラフト ウルトラライト ファイヤースタンド
サイズ:350×440×80mm
収納サイズ:440×70×70mm
材質:チタン、ステンレスメッシュ
②バンドック「焚き火LOTUS」:7,700円

バンドック 焚き火台 LOTUS
サイズ:370×370×310mm
収納サイズ:315×270×40mm
素材:ステンレス鋼
収納ケース×1・取扱説明書付
③TokyoCamp「焚き火台」:4,980円
耐久性に安定性、燃焼効率を高いレベルで実現。かつ軽量性も追及した秀逸なTokyo Camp 「焚き火台」。
軽量・コンパククトさはピコグリルに若干劣るものの、一回り大きく天板にも厚みがあり、より大きく重い薪がしっかりと載せられます。
上部のロストルと焚き火との距離も絶妙で、ダッチオーブン 調理も可能。シンプル構造ながら幅広い焚き火調理が楽しめます。
組立は、脚パーツに上部のロストル用支柱を差して、そこへ2枚の重ねた天板を載せるのみ。収納時は付属のA4サイズバッグに納まり、わずか2.2cmの薄さに。
薪のサイズを気にせず使えるタフさと、ミニマムな携行を両立したい人は今季要チェックの焚き火台です。
TokyoCamp 焚き火台
サイズ:400×220×260mm
収納サイズ:300×220mm
収納ケース付
④UJack(ユージャック) 「メッシュファイアスタンド 焚火台」:2,380円
画期的なリモコン付きLEDランタンが人気の「Ujack(ユージャック )」 から、メッシュシートを利用したコンパクトな焚き火台がラインナップ。
組立は脚パーツを開いてメッシュシートの4角の穴に差し込むだけ。収納時は直径7cm×長さ64cm×幅15cm、わずか960gという軽さです。
華奢な見た目ですが、脚パーツには強度に優れ錆びにくい「201ステンレス」を使用。5kgの耐荷重を誇り、別売りの「五徳 マルチクッカースタンド」を併用すればスキレットなどで調理もOK。
ミニマムさを追求しつつ、コスパ&耐久性も妥協したくない人におすすめです。
UJack メッシュファイアスタンド 焚火台
サイズ:415×415×320mm
収納サイズ:Φ70×640mm
素材:ステンレス鋼、特殊耐熱鋼FCHW2
付属品:収納ケース(600Dオックスフォード)
【 ALL1万円以下! 】ソロ向け焚き火台5選
流行りのソロキャンプ用は小型の焚き火台が多く比較的安価。多彩な焚き火台を選びました。
①ユニフレーム「薪グリルsolo」:6,600円
ファミリー向けには「ファイアグリル」を紹介したユニフレーム 。ファイアグリルのソロサイズ展開もされていますが。少人数で調理や暖を取るためにはこちらの薪グリルsoloをおすすめ。
ユニフレーム 薪グリルsolo
サイズ:205×180×185mm
収納サイズ:135×210×65mm
材質:ステンレス鋼
収納ケース付き
②DOD「ぷちもえファイヤー」:6,300円
次々と発売されるキャンプアイテムが大人気のDOD 、焚き火台も余念がなく、コンパクトなサイズでお手頃価格ながら、なんと流行りの二次燃焼の炎を楽しめます!
燃焼効率が高い二次燃焼では燃え残りも少なく、後処理も簡単。専用の網が付属し、勢いのある炎での調理も可能です。
DOD ぷちもえファイヤー
サイズ:220×75×165mm
収納サイズ:260×80×140mm
材質:ステンレススチール、600Dポリエステル
付属品:ロストル、テーブル、網、キャリーバッグ
③DOD「秘密のグリルちゃん」:5,980円
DODからはメッシュシートのコンパクトな焚き火台も発売されています。ポケットサイズで手荷物に忍ばせておけることから、その名も「秘密のグリルちゃん」。
焚き火はもちろん、1本ずつ取り外せる便利な焼き網も付属し、いつでもどこでもBBQが始められます。
DOD 秘密のグリルちゃん
サイズ:340×345×195mm
収納サイズ:300×70×50mm
材質:ステンレス
付属品:キャリーバッグ
④笑’s「コンパクト焚き火グリル 『B-6君』」:5,980円
こだわりの品質で信頼の高いメーカー笑's 、コピー用紙のB-6と同じサイズから名付けられたB-6君は、折りたたむと非常にコンパクトになり、非常に持ち運びがしやすい焚き火台です。
オプションで専用のグリルプレート などがあり、使い勝手や機能性に定評があります。
笑's 焚き火グリル「B-6君」
サイズ:215×122×165mm
収納サイズ:181×122×18mm
材料:ステンレス
付属品:ステンレスゴトク、ステンレスロストル、収納ケース
⑤バンドック「ボックスストーブ」:4,400円
こちらはソロキャンプに人気のボックスタイプのストーブ=焚き火台、周囲が囲まれているため炎を鑑賞して楽しむのは正面方向からだけになりますが、少人数では風除けによる燃焼効率も高く、安定した炎を楽しむことができます。
専用の焼き網で調理にも最適。ボックスタイプは灰の漏れなど少なくて後片付けも簡単です。
バンドック ボックスストーブ
サイズ:140×140×210mm
収納サイズ:160×50×125mm
素材:ステンレス、スチール
付属品:収納ケース×1・取扱説明書
コスパだけじゃない、ニッチな魅力を持つ焚き火台たち
拡張性の高いマルチなタイプからシンプル&ミニマムなタイプまで、「コスパがよい」という共通点以外は、それぞれにニッチな魅力が光る焚き火台たち。
自分のキャンプスタイルにフィットする特徴をしっかり検討して、癒やしの焚き火タイムを楽しんでくださいね。