「TCワンポールテント」が超人気な理由は……?
トンガリフォルムでキャンプ感をグッと上げてくれるワンポールテント。独特の雰囲気はもちろんのこと、使い勝手の良さも相まってここ数年スタイルを問わず多くのキャンパーに愛用されています。
まずはおさらい「ワンポールテント」とは?
「ワンポールテント」とは、名前の通り中央にある1本のポールで建てるテントのこと。トンガリ屋根が何より印象的ですが、複雑な骨組みを持たないシンプルな構造のため設営・撤収が簡単という利点があります。
壁を跳ね上げてシェルターのように使えたり張り方次第でドームテントより幅広いキャンプスタイルに対応できるため、初心者はもちろんベテランキャンパーにも選ばれています。
そんなワンポールテントのなかでも特に人気なのが、機能的で風合いも良い“TC素材”のアイテム! この記事ではTCワンポールテントのメリット・デメリットについて解説するとともに、今オススメしたいアイテムをソロ・ファミリーと分けてご紹介します。
まずはTC素材とはいったいどのようなものなのか? 素材の特徴について説明していきます!
TCワンポールテントのメリット・デメリットは?
素材は火の粉や結露に強い「TC」
TC素材とはコットン(綿)と化学繊維のポリエステルを混紡した生地のこと。テトロン(=ポリエステルの一種)とコットンの頭文字から「TC」と呼ばれており、「T/C」や「ポリコットン」といった表記もされます。
TC素材は洋服などのファッションアイテムにもよく使用されるコットンと、機能性に優れたポリエステルの特徴を併せ持つ生地。そんなTC素材で作られたワンポールテントには、それぞれこんなメリット・デメリットがあります。
化学繊維の生地と比べて、TC素材は比較的火の粉に強い性質を持ちます。BBQや焚き火などを楽しむキャンプにおいて、これは安心できるポイントですよね。ただし防炎加工ではないので、近くで火を扱うことはNGです。
さらに、遮光性や通気性に優れているため、夏場のキャンプも涼しく過ごせるのも嬉しいポイント。寒い季節はその通気性により結露もしづらく、一年を通して快適に過ごせるのがTCワンポールテントのメリットです。
TC素材は吸湿しやすい性質があるため雨に濡れたりすると乾きにくく、そのまま保管してしまうとカビが生えてしまうことも。濡れた場合は持ち帰ってからきちんと乾燥させたり定期的にテントクリーニングに出すなど、メンテナンスを怠らないことが大切です。
また、生地の性質上化繊のテントなどと比べるとどうしても重くなってしまいます。オートキャンプであればさほど問題ありませんが、キャンプスタイルによっては重量がネックになるため選ぶ前によく検討しましょう。
▼TCワンポールテントはこんな人にオススメ!
TC素材ならではのメリット・デメリットがわかったところで、ここからはオススメのTCワンポールテントをご紹介。
素材の特性は同じながら商品ごとにサイズ感の違いがあるので、ここでは少人数(ソロ・デュオ)向けと、大人数(ファミリー・グループ)向けに分けてご紹介していきますよ!
ソロ・デュオキャンプにおすすめのTCワンポールテント9選
1. テントファクトリー「TCワンポールテント180V」
前室にVポールを設置することで、高い居住性を実現したTCワンポールテント。耐水圧は多少の雨には充分対応できる安心の2,000mmで、前室が張り出した形になっているため雨よけ効果も◎。
出入り口にはメッシュドアや巻き上げ式スカートが装備されていて日差しや風も避けられるため、夏から寒い季節までオールシーズン対応できます。
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2. バンドック「ソロティピー」
バンドック ソロティピー 1 TC
●重量:4.8kg
●素材:コットン混紡生地(ポリエステル65%・コットン35%)
3.フィールドア「ワンポールテント TC 240」
フィールドア ワンポールテント TC 240
●重量:4kg
●素材:ポリエステル65%・コットン35%
●耐水圧:428mm
4. クイックキャンプ「TC ワンポールテント」
クイックキャンプ TC ワンポールテント
●重量:13.7kg
●素材:T/C(コットン35% ・ポリエステル65%)
5. DOD「ムシャテント」
広い前室やアレンジしやすいキャノピードアが魅力的な、ソロ用2ルームワンポールテント。秘密基地感のある絶妙なサイズで活動しやすく、バイクでのツーリングキャンパーにも人気のモデルです。
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6. WAQ「Alpha(アルファ)T/C」
2本のサブポールが標準セットになっているうえ、サイドフラップを跳ね上げることで前室を3パターンにアレンジできるというコスパが追求されたWAQのワンポールテント。コンパクトながらインナーの床面サイズは広めに設計されているため、コットを入れることも可能です。
7. オガワ「タッソT/C」
アレンジの幅が広くて設営が難しそう……と思いきや、ガイドシート・ロープが付いているので初めての方でも安心です!
8. テンマクデザイン「サーカスTC DX」
テンマクデザイン サーカス TC DX
●収納時サイズ(約):Φ27×63cm
●重量:(約)12.3kg
●素材: 本体/コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%) 裾部(スカート)]/ポリエステル
発売以降依然として完売状況が続いているサーカスTCシリーズ、それこそが信頼の厚いアイテムである証とも言えるでしょう。
9. テンティピ「オリヴィン 2CP」
スウェーデン発のアウトドアブランド・テンティピ(Tentipi)。通常ワンポールテントは出入口がオープンになってしまうものが多いのですが、こちらは正面ドアにモスキートネットが内蔵されていて虫対策も可能!「テントの中で生活できるように」という考えのもとで開発されたテンティピシリーズは、オールシーズン仕様であることはもちろん耐久性や使い勝手にも優れたアイテムです。
ファミリー・グループキャンプにおすすめTCワンポールテント8選
1. テントファクトリー「TCワンポールテントRG」
テントファクトリー TCワンポールテントRG
●重量:15kg
●素材:TC(コットン65%・ポリエステル35%)
●耐水圧:2,000mm
2. フィールドア「ワンポールテント TC400」
フィールドア ワンポールテント TC 400
●重量:7.4kg
●素材:ポリエステル65%・コットン35%
●耐水圧:428mm
TC素材のテントを初めて使うという方にも扱いやすいので、ファーストテントとしてもオススメですよ!
3. テンマクデザイン「サーカスTC BIG」
先ほどDXでもご紹介した、人気シリーズ・サーカスTCの大型モデル。評価の高いサーカスTCの魅力はそのままに、5ヶ所の下部大型ベンチレーターや上部が開放できる仕様によって、夏も通気性よく快適に過ごせます。
広いリビングスペースを確保しながら大人4人が寝られるハーフインナーとグランドシートのオプションもあるので、ファミリーにオススメです!
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4. ノルディスク「アルフェイム12.6」
ノルディスク アルフェイム12.6
●重量:11.8kg
●素材:テクニカルコットン(コットン35% ・ポリエステル65%)
●耐水圧:350mm
天井にはベンチレーションがあり、フロアを外せば薪ストーブもインストール可能。サイズは2~5人用の12.6のほか、さらに大きい2~7人用の19.6がラインナップされていますよ。
5. ハイランダー「A型フレーム ネヴィス 400」
ハイランダー A型フレーム ネヴィス 400
●重量:13.5kg
●素材:ポリコットン(ポリエステル65%・コットン35%)
ワンポールテントの見た目は気に入っているけれどデッドスペースなく室内を最大限に広く使いたい……という方にぴったりなアイテムです。
6. ニュートラルアウトドア「TCテント 4.0」
こちらはベル型と呼ばれる種類のワンポールテント。サイド部分が立ち上がってベル(鈴)のような形になっていることで高さが生まれ、居住空間が広く取れることが特徴です。
いわゆる“ベルテント”と呼ばれるこのタイプは高級ブランドが多いなか、ニュートラルアウトドアのアイテムは比較的お手頃価格なのも嬉しいポイントです!
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7. ローベンス「クロンダイク」
ローベンス クロンダイク
●重量:16.7kg
●素材:ハイドロテックス ポリコットン(35%コットン・65%ポリエステル)
上品なデザインとベル型テントならではの居住性は、キャンプの満足感をグッと高めてくれますよ!
8. ogawa「ピルツ15 T/C」
八角錐型で存在感大の、ogawaの大型TCワンポールテント。入り口には雨除けやプライバシー確保に役立つキャノピーがついていて、内部は最大8人が就寝できる広々スペース!フロアありのお座敷スタイルはもちろん、グランドシートをめくれば土間スタイルで過ごすこともできますよ。ファミリーや大人数のグループで、末永く愛用したい方にオススメのロングセラーモデルです。
TCワンポールテントなら、おしゃれも機能性も一挙両得!
お気に入りのテント選びは、キャンプを最大限に楽しむための第一歩。TCワンポールテントはおしゃれな見た目や設営の簡単さ、そしてTC素材ならではの機能性を兼ね備えた人気のアイテムです。
憧れのキャンプスタイルを踏まえつつ、ぜひ今注目のTCワンポールテントをチェックしてみてください!