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【読者アンケート】みんなの使ってる冬用テントは何?選び方の基本もおさらい!

テントを使ってのキャンプといえば、春から秋がメインの筆者。薪ストーブを使う冬キャンプに憧れています!

でも……冬のキャンプは、冬用のテントが必要なの? なぜ必要なの? どんなのがあるの? テント内でストーブを使って危なくないの? と、わからないことだらけ。

そこで、読者の皆さんにアンケートで聞いてみました! アンケート結果をもとに、ソロやデュオ、ファミリーにオススメのものから、こだわりのブランドの冬テントをご紹介します!

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目次

アイキャッチ画像:Instagram by @misat_camp

憧れの冬キャンプ!いつかは雪中も……

冬キャンイメージ

出典:PIXTA

白銀の世界で目覚める朝、そして薪ストーブで暖をとりながらのストーブ料理……雪中キャンプへの憧れが膨らむばかりで、冬はもっぱら車中泊の筆者です。今年は冬キャンデビューしたい! まずは、テント選びから始めなければいけません。

では、経験者の皆さんは、どんな冬用テントを使われているのでしょうか? そこで今回、CAMP HACKの公式インスタグラムにて、冬キャンプを楽しむ先輩キャンパーさんたちにアンケートを行ってみました!

まずは、冬キャンプのテント選びのポイントからご紹介!

冬も使えるテントはここが違う!主なポイント3つ

冬キャンイメージテント内

出典:PIXTA

テントには、春夏秋の「3シーズン用」と、冬も使える「4シーズン用」のテントがあります。

3シーズン用のテントでも、冬キャンプはできなくもないのですが、冬期の使用が想定されている4シーズン用のテントには、以下のような違いと利点があります。

1.防寒性の高い素材を使っている

冬キャンテントの素材

出典:PIXTA

暖かい季節に使われることが多い3シーズン用テントは、通気性の高いポリエステルやナイロンが主な素材です。

冬の使用を見越した4シーズン用テントは、耐寒性に優れるコットンやTC(ポリエステル65%、コットン35%のポリコットン)が素材として使われています。また、TC素材だと、焚き火の火の粉が当たっても、穴が燃え広がりにくい利点があります。

最近は、VC(ポリエステル40%、コットン60%のバリューコットン)と呼ばれる、TCよりさらに結露しにくい素材も出ています。

2.スカートがついている

冬キャンテントスカート

出典:PIXTA

テントの本体と地面の隙間を塞いでくれるスカート。虫や冷気、雨風からテント内を守ってくれる役目があります。寒い季節は、外からの冷気の侵入を防ぎ、また、テント内の暖かい空気を外に逃しにくくなることで保温効果があります。

スカートがなくても、降雪があれば、雪で隙間を埋めてしまう方法もありますが、いつも雪があるとは限らないので、スカート付きのテントを選ぶのが無難です。

3.ベンチレーションや煙突穴を備えている

煙突付きテントのイメージ

出典:PIXTA

4シーズン用のテントには、ベンチレーション(換気窓)が付いています。なかには、テント内で薪ストーブを使う際に煙突を出す煙突ポートが付いているものも。

煙突ポートやベンチレーションでのこまめな換気をすることで、一酸化炭素中毒を予防し、安心して暖を取れ、結露の軽減にもつながります。

換気口があっても、一酸化炭素チェッカーをテント内に置いたり、就寝時には必ず火を消すなど、一酸化炭素中毒の予防は入念にしておきたいですね。ストーブを使わず、電気毛布などを使う方法もあります。

▼一酸化炭素チェッカーについてはこちらをチェック

合わせて知っておきたい「カンガルースタイル」

ヘキサライトにモノポールインナーテント2個を向かい合わせにIN

出典:Instagram by@kujira_shima

冬キャンプで人気のサイトレイアウトが「カンガルースタイル」。カンガルースタイルとは、「テント in テント」のスタイルのことを指し、カンガルーがお腹にすっぽりと子どもを入れている様子に似ていることからこう呼ばれています。

冬キャンプでの利点は、大型のテントやシェルターの中に、小型のテントを入れることで外気の影響を受けにくくなり、防寒性が増します

また、小型のテントを使うことで就寝スペースがコンパクトになり、連結スタイルよりも暖気を逃しにくくなります。より暖かい空間を手早く作りたいときには、取り入れたいスタイルですね!

冬キャンイメージ

出典:Instagram by @misat_camp

予備知識はこの辺にして、読者の皆さんがアンケートで教えてくださったテントの中から、いくつかご紹介いたします!

ソロにおすすめの冬テント3選

1.MUSHA TENT(ムシャテント) / DOD

ムシャテントでブッシュクラフト感

出典:DOD

テント近くで焚き火が楽しめるTC(ポリコットン)素材のソロ用テント。まるで秘密基地のような外観は、ワクワクしますね! 前室と寝室の2ルーム構造による使い勝手の良さも魅力。

カラーカーキ、タン、ブラック
組立てサイズ(外寸)約W290×D290×H183cm
インナーサイズ約W255×D133×H173cm
収納サイズ約W53×D20×H20cm
総重量約5.7kg
生地素材フライシート:TC
インナーテント:68Dポリエステル
最低耐水圧フライシート:350mm
フロア:3000mm
定価27,500円

2.ソロ ベース / バンドック

出典:BUNDOK Amazon

コスパに優れたテントが支持されているBUNDOK(バンドック)の人気アイテム。米軍のパップテントを彷彿とさせる、ミリタリー感のある無骨なデザインがカッコいい!

オプションでグランドシートもセット購入可能。難熱素材を使った煙突ポートが設けられている点も魅力です。

カラーカーキ、ベージュ
フライシートサイズ約W360×D190×H110cm
インナーサイズ約W190xD85xH100cm
収納サイズ(本体)約W47×D24×H24cm
重量約5.2kg
生地素材フライシート:TC
インナー:ポリエステルメッシュ
販売価格28,436円~

3.パンダTC / テンマクデザイン

パンダTC / テンマクデザイン

株式会社カンセキが運営する人気アウトドアショップ「Wild-1」のオリジナルブランド、tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)から展開されているTC素材のソロ向きテント。インナー付きでうれしい!

インナーは縦にも横にも設営ができ、用途に応じて収納スペースを確保できます。

フライシート組立てサイズ約W270×D270×H170cm
インナーテント組立てサイズ約W250×D115×H155cm
収納サイズ(本体)約W53×D27×H19cm
総重量約6.28kg
生地素材フライシート:TC

インナー:ポリエステルメッシュ
インナーボトム:ポリエステルタフタ68D(PUコーティング)

耐水圧インナーボトム:1,500mm
定価34,980円

▼パンダTCについてはこちらをチェック!

デュオにおすすめの冬テント2選

1.サーカスTC DX+ / テンマクデザイン

発売以来不動の人気を誇る、TC素材のワンポールテント「サーカスTC」。フラップの追加など、改良を繰り返し使い勝手が向上した最新版が「サーカスTC DX+」です。

ソロでもデュオでも使えるちょうど良いサイズ感。サイドフラップを写真のようにポール1本で立ち上げて使う方法と、ポール2本で跳ね上げてタープのように使う2つの使い方ができます!

カラーダックグリーン、サンド
組立てサイズ約W420×D442×H280cm
収納サイズ約W63×D27×H27cm
総重量約12.3kg
生地素材フライシート:TC(表面撥水加工)
裾部:ポリエステルリップストップ150D(PUコーティング)
定価57,300円

2.YOKA CABIN / YOKA

YOKA CABIN / YOKA

出典:YOKA

コンパクトに収納できるパネル式のファニチャーが人気のブランド、YOKA(ヨカ)の人気テント。デュオから少人数のファミリーまで使える一幕です。

TC素材を採用し、煙突ポートも備え、「焚き火と仲良くできる」デザインがかわいい! 色んなパターンの張り方が楽しめます。

カラーダークカーキ、アイボリー
収納サイズ約W95×D25×H25cm
総重量約12kg
生地素材フライシート:TC
耐水圧グランドシート:1,200mm
定価88,000円(基本セット)

ファミリーにおすすめの冬テント5選

1.オーナーロッジヒュッテレーベン / ogawa

オーナーロッジヒュッテレーベン / ogawa

出典:ogawa

まるで山小屋のようなスタイリッシュな見た目がキャンプサイトでも目立つこと間違いなし。

通気性が高くと火の粉に強いTC素材にくわえ、夏場はフルメッシュで涼しく、冬は全面を閉めてオプションのインナーテントを併用することで暖かさUP! 大きさもあるのでカンガルースタイルもしやすいです。

カラーオフホワイト × サンドベージュ × ダークブラウン
フライシート組立てサイズ約W630×D355×H210cm
収納サイズ約W84×D34×H46cm
総重量23.4kg
生地素材フライシート:TC、ポリエステル210d
耐水圧フライ:TC350mm、ポリエステル1,800mm
定価137,500円~

2.アルフェイム12.6 / ノルディスク

アルフェイム12.6 / ノルディスク

出典:Nordisk

北欧神話の「エルフの家」が語源となるアルフェイム。雪の降る森にこんなテントがあれば、そこだけ絵本の中の世界のよう。

子どもたちのテンションが上がること間違いなしなTC素材のティピー型テント。6~8人用で、オプションのインナーテント使用でリビングと寝室をセパレート可能。

カラーNatural
フライシート組立てサイズ約W400×D400×H275cm
収納サイズ約W99×D32cm
重量約11.8kg
生地素材フライシート:TC
静水圧フライシート:350mm
定価147,400円~

「アルフェイム12.6」の詳細はこちら!

3.アスガルド 12.6 / Nordisk

アスガルド 12.6 / Nordisk

出典:Nordisk

MARVEL映画の「マイティソー」を思い出してしまう「アスガルド」。TC素材の6~8人用ベル型テントで、4人家族がゆったり使えるサイズ感です。

一般的なティピー型テントと比べて立ち上がりがある分、デッドスペースが少ないので、空間を広く使えます。冬のおこもりキャンプに最適。

カラーNatural
フライシート組立てサイズ約W375×D400×H250cm
収納サイズ約W114×D37cm
重量約1kg
生地素材フライシート:TC
静水圧フライシート:350mm
定価160,600円~

▼アスガルドについてはこちらをチェック!

4.スカイパイロットTC / サバティカル

スカイパイロットTC / サバティカル

出典:SABBATICAL

アウトドアショップ「A &F」のオリジナルブランド、SABBATICAL(サバティカル)のフラッグシップモデル。スペースを最大限に使える無駄のないデザインが特徴的な、TC素材の6~8人用大型シェルターです。

オプションのインナールーム使用で、4人家族がゆったりと過ごせるリビング・寝室の2ルームテントにも最適。大型のシェルターなので、カンガルースタイルもしやすいです。

カラーライトベージュ
組立てサイズ約W720×D380×H270cm
収納サイズ約W82×D39×H29cm
総重量約22.4kg
生地素材TC
耐水圧グランドシート:1,200mm
定価88,000円~

▼スカイパイロットTCについてはこちらをチェック!

5.ロッジシェルターTC / ogawa

ロッジシェルターTC / ogawa

出典:ogawa

どこか懐かしいクラシカルなデザインながら、フライシートにはTC素材を採用。オプションの2人用または5人用のインナーテントを使うことで、より快適な空間に。

専用のインナーはもちろん、手持ちの2人用テントでカンガルースタイルもおすすめ

カラーサンドベージュ × オフホワイト × ダークブラウン
組立てサイズ約W460×D350×H210cm
収納サイズ約W90×D34×Hcm
総重量約32.2kg
生地素材フライ(屋根部):ポリエステル210d
フライ(サイド):T/C
耐水圧フライ(屋根部):耐水圧1,800mm
フライ(サイド):T/C
定価195,800円~

こだわりのファミリー向け冬テント2選

1.Flex-Bow VX / コディアックキャンパス

Flex-Bow VX / コディアックキャンパス

出典:KODIAK CANVAS

アメリカで販売当初から絶大な支持を得ている、100%コットン素材を使用したテントメーカー、KODIAK CANVAS(コディアックキャンバス)。

コットン素材にシリコンを合わせた独自素材「Hydra-Shield」が加工され、難燃性だけでなく防水性にも優れています。フロア部分は防水の強化ビニール素材使用で、浸水のリスクも少なく安心。

薪ストーブ用の煙突ポートは備えていないので、そのままでは薪ストーブは幕内に設置できない点は要注意。

組立てサイズ約W305×D305×H201cm
収納サイズ約33×cm
重量約10.9kg(付属品含む)
生地素材
  • 本体:Hydra-shieldコットン100%
  • フロア:ポリエステル強化ビニール
耐水圧グランドシート:1,200mm
定価99,800円

2.クロンダイク / ローベンス

クロンダイク / ローベンス

出典:ROBENS

デンマーク発のテントメーカー、ROBENS(ローベンス)のベル型テント「クロンダイク」。TC素材にくわえ、煙突ポートを標準装備しているので、穴開けとポートの取り付けをせずとも、薪ストーブを設置できます。

フロアシートの1/4をジッパーで開いて、土間や薪ストーブの設置場所にできる便利機能もポイント。

フライシート組立てサイズ約W390×D370×H270cm
収納サイズ約80 × 27cm
重量約16.7kg
生地素材本体:TC

グランドシート:210T オックスフォード 100% ポリエステル

耐水圧グラウンドシート:1,000mm
定価157,680円~

雪中キャンプが楽しめるキャンプ場3選

冬キャンプイメージ

出典:PIXTA

最後に、雪中キャンプ場を楽しめるキャンプ場を少しだけご紹介いたします。

まずは試してみたい……という方には、手ぶらで冬キャンプを体験できるキャンプ場がおすすめです!

岩手 / まほら岩手キャンプ場

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「本州一寒いキャンプ場」と言われている「まほら岩手」。冬季は、写真のような氷の世界や、ウィンターアクティビティを楽しめるイベントが開催されていて、キャンプにプラスアルファの遊びを家族で楽しめます。

氷上釣り、そり、クラフト……冬のアウトドアの思い出がたくさん増えそう! 週末は、氷の中でお酒を楽しめるBARもあり、大人も楽しい! 映えスポットもたくさん!

群馬 / 北軽井沢スウィートグラス

冬キャンプイメージ

冬キャンプ用のレンタルが豊富! 「まだ用具は揃ってないけど、冬キャンプを体験してみたい」という方におすすめです。

電気毛布、ホットカーペット、ヒーター、薪ストーブ、防寒ウェア、こたつ……レンタルでいろいろと使ってみると、何がどれくらい必要かわかりやすいですね。マイグッズが揃った人向けに、「冬のデビューサイト」があって優しい!

新潟 / スノーピーク ヘッドクォーターズキャンプフィールド

冬キャンプイメージ

冬キャンプデビュー応援セットとして「スノー手ぶらキャンププラン」があり、テント一式から冬シュラフ、灯油ストーブもレンタルできます。スノーピークの製品を試せるのがうれしい! 通常のフリーサイトもあり。

併設の温浴施設では、豊かな自然を見ながら湯舟で疲れを癒せる大浴場とサウナがあり、ラグジュアリーな時間を過ごすことができます。

寒い季節を楽しもう!

冬キャンプイメージ雪中キャンプ

出典:PIXTA

冬は空気が乾燥し空気中のチリや水蒸気が減ります。そのことにより、透過率が上がり星空がきれいに見えます。冬の天体観測は特別な美しさがありますよね。

カキンと冷えた空気の中で、暖をとりながらゆったりと過ごす究極の贅沢。

火気の扱いと一酸化炭素、急な大雪、道中の路面の凍結などに気を付けながら、贅沢なキャンプ時間を楽しんでみたいです。

アンケートにご協力頂いた皆さま、ありがとうございました!

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