ファミリーにも大人気の2ルームテントとは
2ルームテント とは、寝室とリビングの2つの居住スペースを備えたテントのこと。1張りで2役をこなすため、タープを立てる必要がなく設営が一度で済むのが魅力。
ドーム型テントの前室部分を広げたものやトンネル型のほか、最近ではインナーテント を外して大型シェルターとして利用できるタイプも人気があります。
キャンプ場で最もよく見かける2ルームテントですが、どれを選べばいいか分かりずらいですよね。今回はタイプ別にそんな疑問も解決していきますよ!
デメリット:重くて大きくなりがち
2ルームテントの一番の難点は、サイズが大きくて重たいこと。そのため1人で設営するのは大変です。2人以上で設営するか、どうしても1人で設営しなければならない場合は、1人でも建てられるアシスト機能付きの商品を検討しましょう。
大型の2ルームテントの場合、サイトの広さや形状によっては区画に収まらない場合があるので注意が必要です。
また、サイズが大きいので雨のあと乾かす場所に困るケースも。特にマンションにお住まいの方は、スペースを確認しておく必要がありますね。
2ルームテントを選ぶ際の5つのチェック項目
1. サイズは使用人数+αの大きさが快適
2. 身長を考慮した天井の高さを
天井の高さは、一般的に200cm以上あると過ごしやすいと言われています。天井が高いと開放感があるだけでなく、腰をかがめることなく着替えや移動ができるので、テント内でも快適に過ごすことができますよ。
ただ、高すぎると横風の影響を受けやすいというデメリットもあります。ガイドロープ (張り綱)で固定すればたいていの場合は問題ありませんが、海辺や山などの気象変動が激しい場所で利用する場合は、天井が低めのものを選んでおくと安心ですね。
3. 設営が簡単な商品を選ぼう
できればテントはちゃちゃっと立てて、キャンプの時間を目一杯楽しみたいですよね。特に2ルームテントは大きい分設営に時間がかかるので、できるだけ組み立てが簡単なものを選ぶようにしましょう。
ポールとスリーブが色分けされたモデルなら、ポールを同じ色のスリーブに差し込むだけなので一目瞭然。
メーカーによってはイラスト付きの説明書が付属しているものや、1人でも組み立て可能なアシスト付きのタイプもありますよ。
4. 耐水圧は1,500mm以上あると安心
雨漏りでテント内が水浸し……なんてことになったら、せっかくの楽しいキャンプも台無しに。雨天時の使用に備えて、テントの生地がどれぐらい水に強いのか耐水性のチェックもお忘れなく!
耐水圧は1,000mm以上あれば小雨~通常の雨には対応できますが、ゲリラ豪雨など激しい雨のときは1,500mm~2,000mm以上あると安心です。商品紹介欄に数値を記載しているので、選ぶ際の参考にしてくださいね。
5. ベンチレーションやメッシュパネル付が◎
2ルームテントはトンネルのように縦長構造のタイプが多く、熱がこもりやすい傾向にあります。夏場も快適に過ごすためには、ベンチレーション(通気口)やメッシュパネルが備わった通気性の高いモデルがおすすめ。
出入り口や窓がメッシュになるタイプのほか、リビング部分の3方向すべてがメッシュスクリーンになるタイプも!
メッシュがあると風通しがよく開放感が得られ、さらにテント内に虫が侵入するのを防いでくれます。
それではここから、おすすめの2ルームテントをチェックしていきますよ! 目次から見たい場所へジャンプできるのでご活用ください。
【ビギナーにも】定番&人気の2ルームテント
まず最初に、定番人気の2ルームテントをご紹介! 組み立てが簡単なものが多いので、キャンプ初心者の方にもおすすめですよ。
【キャプテンスタッグ】モンテ スクリーンツールームドームテント(5~6人用)
リビング部分の3方向にメッシュパネルが採用された、通気性に優れた2ルームテントです。左右のパネルをポールで持ち上げ張り出しひさしとして利用すれば、リビングスペースをさらに広げることが可能。
キャプテンスタッグ モンテ スクリーンツールームドームテント(5~6人用)
【スノーピーク】アメニティドームM (5人用)
入門用テントとして絶大な人気を誇る、スノーピーク のベストセラー。フレームが色分けされていて初心者でも組み立てやすいのが特徴。高さは150cmと低めの作りですが、その分風の影響を受けにくく安定感が抜群です。高品質ながらリーズナブルな価格帯も魅力。
スノーピーク アメニティドームM (5人用)
【ロゴス】Tradcanvas PANELドゥーブルXL (6人用)
ロゴス を代表する2ルームテント。独自の「PANEL SYSTEM」により、前方の扉をポールで立ち上げて居住スペースを拡張可能。湾曲かつクロスしたフレーム構造が天井の水だまりを防ぎ、フルクローズにした際の強度を格段に向上させています。高機能メッシュ「デビルブロックST」による、高い遮光性とUVカット率で日焼けのリスクも軽減!
ロゴス Tradcanvas PANELドゥーブルXL (6人用)
【コールマン】タフスクリーン2ルームハウスMDX(4~5人用)
キャンプ場で必ずと言っていいほど見かける2ルームテントの定番。1人でも設営できるアシストクリップ機能やポールの色分けなど、組み立てが簡単なのでファーストテントにもぴったり。ゆったりと過ごせる広いリビングスペースは、メッシュ、オープン、クローズと季節や天候に合わせてスタイルを変更できます。
コールマン タフスクリーン2ルームハウスMDX(4~5人用)
【スノーピーク】エントリー2ルーム エルフィールド(4人用)
高品質な国産ブランドとしてキャンパーに絶大な人気を誇る、スノーピークの2ルームテント 。エントリーモデルだけあり、初心者でも設営しやすいシンプルな構造が特徴です。インナールームは吊り下げ式なので取り付けがとっても簡単。インナールームを外せば大型シェルターとしても利用でき、グループキャンプでも活躍します。
スノーピーク
エントリー2ルーム エルフィールド(4人用)
【コールマン】トンネル2ルームハウス LDX スタートパッケージ(4~5人用)
4本のポールをスリーブに通すだけという、初心者でも設営が簡単な2ルームテントです。約3.5mの広々としたリビングスペースが最大の魅力で、テーブルやチェア、コンテナ類を置いてもゆったり。入り口にひさしが付いているので雨が入りづらく、雨天時もドアを閉めずに快適に過ごせます。
コールマン トンネル2ルームハウス LDX スタートパッケージ(4~5人用)
【コスパ重視】4万円以下の2ルームテント
【ホールアース】アースファイナイトドーム270 (4~5人用)
カラーアシストシステムにより、直感的に設営できる初心者にもおすすめのテントです。ドーム型テント ですが前室部分が広めに作られているので、小型2ルームのような感覚で使用することが可能。ゆったり過ごすなら2~3人での利用がベスト。
ホールアース アースファイナイトドーム270 (4~5人用)
【ロゴス】ROSY ドゥーブル XL-BJ (5人用)
風に強い流線型のフォルムながら、広々としたリビングを実現したコスパの高い2ルームテント。前室のフロントとサイド2箇所に出入り口があるので移動もスムーズ。日帰りキャンプのときは、吊り下げ式のインナーテント を取り外してスクリーンタープとして利用するのもアリですね。
ロゴス ROSY ドゥーブル XL-BJ (5人用)
【フィールドア】トンネルテント620(4~8人用)
前後左右すべての入り口を、フルクローズ、メッシュパネル、キャノピー、全解放と自由自在にアレンジできる非常に使い勝手の良いテント。デフォルトでは大人4名まで就寝可能ですが、別売りのインナーテント を追加すれば最大8名の就寝スペースを確保することが可能。テントを持っていない友人家族を招待することもできますね。
フィールドア トンネルテント620 (4~8人用)
【キャプテンスタッグ】オルディナスクリーンツールームドームテント(5~6人用)
最大定員6名の大型タイプながら、3万円台という手頃な価格が魅力。リビング部分は3面にメッシュ付きで通気性もバッチリ。耐水圧は1,000mmと高くはないものの、縫い目からの雨の侵入を防ぐシームレス加工で防水性を高めています。
キャプテンスタッグ オルディナスクリーンツールームドームテント(5~6人用)
【テントファクトリー】フォーシーズン トンネル 2ルームテントL (3~4人)
その名のとおり4シーズンキャンプを楽しめる2ルームテント。全周にスカートを装備しているため、冬は足元からの冷気を防ぎ、夏は虫の侵入をシャットアウトしてくれます。インナーテントは吊り下げ式なので、雨の日でも濡れることなく設営・撤収できるのもメリット。
テントファクトリー フォーシーズン トンネル 2ルームテントL (3~4人)
【ハイランダー 】アルミフレーム2ルームテント スタートパッケージ(4人用)
軽量で頑丈なアルミポールを使用した、強度の高い小型2ルームテント。グランドシート 、インナーマット 、キャノピー用ポール が標準装備されているので、初期費用を抑えたい方にもおすすめ。
ハイランダー アルミフレーム2ルームテント スタートパッケージ(4人用)
【おしゃれで機能的】ワンランク上の2ルームテント
【ロゴス】グランベーシック リバイバルコテージ L-BB(3~4人用)
レトロな見た目がとってもおしゃれなコテージ型のテント。内部の壁がほぼ垂直なので有効スペースを広く取れるのが魅力です。大きなメッシュ窓など居住性の高い空間は連泊キャンプにもおすすめ。他のテントではあまり見かけない側面の大型キャノピーもポイント。
ロゴス グランベーシック リバイバルコテージ L-BB(3~4人用)
2ルームテントで快適キャンプを叶えよう!
2ルームテントは設営が大変というイメージがありますが、慣れれば案外簡単に組み立てられるもの。タープを立てる手間も省け、何よりゆったりとしたリビングで快適キャンプが叶いますよ。