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キャンピングカーでの車中泊

車中泊の暑さ対策!夏でも快適に過ごせるおすすめグッズや注意点は?

夏の車中泊では、暑さ対策としてUSB充電式の扇風機、車の窓に取りつけるサンシェードや網戸、冷感マットなどのグッズを活用しましょう。本記事ではエンジンを切って車のエアコンを使わない状態でも快適に過ごすための方法や、おすすめの暑さ対策グッズを紹介します!

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目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

夏の車中泊で暑さ対策が大切なのはなぜ?

夏の車中泊

出典:PIXTA

車中泊では、屋外でキャンプをするときほどの暑さ対策は必要ないと考えられがちです。しかし、夏の炎天下における車内温度は、外気温より高くなる場合も。

そのため、十分な暑さ対策をしないと、熱中症になってしまうリスクがあります。

車内温度は50度以上になることも

サンシェード

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消費者庁のWebサイトで紹介されているJAF(一般社団法人日本自動車連盟)のテスト結果によると、最高気温が約27度と比較的過ごしやすい気候でも、日差しがある状態で車のエンジンを止めてドアや窓を閉め切っていると、車内温度は50度以上に達します。

※参考:Vol.524 真夏でなくても車内での熱中症に注意しましょう! |消費者庁

上記のテストが行われたのは10月なので、さらに気温が高くなる真夏であれば、夜間も油断は禁物といえます。

気温や風通しを意識した場所選びが重要

山での車中泊

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夏に車中泊をするうえで重要になるのが場所選びです。一般的には標高が高い場所ほど気温は低くなり、通常は標高が100m上がるごとに0.5~1度ほど下がっていきます(気温の減率)。

※参考:予報用語 気温、湿度|気象庁

また、環境省が発行している「まちなかの暑さ対策ガイドライン」によれば、人が感じる暑さは、気温だけでなく「湿度」「風の強さ」「日射」「高温化した路面などから放出される熱(赤外放射)」などからも大きな影響を受けます。

ビルと木陰

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たとえば、日陰と日向の気温がほとんど変わらない場合でも、日射や路面からの放射熱が少ないために、日陰のほうが涼しく感じるケースがあります。

車中泊をする際にも、直射日光が当たらない場所や風通しが良い場所を選んだり、高温になりやすいアスファルトの上を避けたりすることで、より快適に過ごしやすくなるでしょう。

道の駅

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そのほか、RVパークの認定を受けた道の駅やオートキャンプ場、日帰り温泉施設であれば、キャンピングカーを駐車できる広々としたスペースがあり、トイレや電源供給設備、入浴施設なども利用できます。

夏の車中泊の注意点

夏の車中泊

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夏の車中泊の注意点としては、主に以下の4つが挙げられます。

1. こまめな水分補給で脱水症状を防ぐ

2. 車内の換気をする
3. 夜間の防犯に注意する
4. エンジンはつけっぱなしにしない

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

1. こまめな水分補給で脱水症状を防ぐ

水分補給による熱中症予防

夏の車中泊では脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給を心がけましょう。暑い日には「のどが渇いた」と感じる前に水分を摂るのが重要です。

環境省が発行した「熱中症環境保健マニュアル2018」によると、日常生活を送るうえで飲料として補給するべき水分量は、1日あたり1.2リットルが目安。

スポーツドリンク

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たくさん汗をかいたときには塩分も補給する必要があるため、塩分濃度0.1~0.2%程度のスポーツドリンクや経口補水液を飲むのがおすすめです。

なお、アルコールには体内の水分を排出する利尿作用があるため、ビールやチューハイなどのお酒で水分補給をするのは避けましょう。

2. 車内の換気をする

車内の換気

出典:Amazon

適度に車内の換気をすることで、車内の温度の上昇を抑えることができます。

また、風通しの良さは体感温度に大きく影響し、風速が秒速1mから0.5mになると体感温度は約1℃上昇するとされています。窓を開けて体に風が当たるようにすると効果的です。

3. 夜間の防犯に注意する

自動車の盗難

出典:PIXTA

上記のとおり換気は大切であるものの、車のドアや窓を開けっぱなしにしたまま寝ることは、防犯の面ではリスクになります。窓は全開にしない、ドアのロックはしっかりかけておくといった心がけも大切になるでしょう。

人気のない場所で車中泊をする場合も、いざというときの避難先や避難経路を事前に決めておくと安心です。

4. エンジンはつけっぱなしにしない

車のマフラー

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「エンジンをかけてエアコンをつけたままにしておけば、特別な暑さ対策は不要」と考える方もいるかもしれませんが、騒音や排気ガスの問題から、基本的に車中泊でエンジンをつけっぱなしにしておくのはマナー違反とされます。

車内に排気ガスが入り込むと、一酸化炭素中毒になってしまう危険性もあるので注意しましょう。

車のエアコン

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また、エアコンの使用はバッテリーにも負担がかかりやすいため、次に紹介するような暑さ対策グッズを用意しておくことが必要になります。

夏の車中泊の暑さ対策グッズ

LOMAYA F855

出典:Amazon

夏の車中泊で役立つ暑さ対策グッズとしては、以下のようなものが挙げられます。

 

車内温度/体感温度を下げるグッズ

・扇風機

・ポータブルエアコン/クーラー
・サンシェード/カーテン

 

夜を快適に過ごすためのグッズ
・防虫ネット/網戸
・冷感マット
・保冷枕

 

手軽に持ち運べるグッズ
・ボディシート
・冷却スプレー

 

各グッズの使い方やおすすめの商品を紹介していきます。

車内温度/体感温度を下げるためのグッズ

扇風機

扇風機は車内で風を送り、体感温度を下げるのに役立ちます。車中泊では、USB充電式で持ち運び可能なものを選ぶと便利。クリップつきであれば、アシストグリップやシートのヘッドレストなどに取りつけて使うことができます。

キーナイスのUSB扇風機 は、クリップ型で車内のさまざまな場所に取りつけることができ、360°上下左右に角度調節が可能なため、好きな方向に風を送れます。風量は強弱2段階に切り替えが可能です。

ポータブルエアコン/クーラー

「ポータブルエアコン」「ミニクーラー」「冷風機」「冷風扇」などと呼ばれる電化製品の中には、水や氷を入れて冷たい風を送ることができる充電式の商品も見受けられます。

USBケーブルで充電可能なロマヤのF855は、5000mAhのバッテリーが内蔵されており、弱風量であれば最大約20時間の連続使用が可能となっています。

サンシェード/カーテン

サンシェード やカーテンを車の窓に取りつければ日差しを遮れるため、車内温度の上昇を抑止する効果が見込めます。

アストロエーアイのサンシェードは、吸盤を使わずに静電気フィルムで簡単に窓に貼りつけられます。付属のポーチに入れてコンパクトに収納できるのもうれしいポイントです。

アストロエーアイ サンシェード 4枚セット

●本体サイズ:約50×30cm ●収納サイズ:約18✕17cm(収納ポーチ)
また、次に紹介する車用の防虫ネット/網戸のように、日差しを遮る機能と虫の侵入を防ぐ機能を併せ持ったアイテムもあります。

夜を快適に過ごすためのグッズ

防虫ネット/網戸

夏場に車の窓を開けたままにしておくと、蚊やハエなどの虫が入ってきてしまうことも。防虫ネット や網戸を窓に取りつければ、換気をしながら虫の侵入を防げるのがメリットです。

以下のように遮光やUVカット、断熱といった効果がある素材の防虫ネットを選ぶと、サンシェードとしても機能するため一石二鳥といえます。

冷感マット

夏の車中泊では通気性に優れ、冷感加工が施されたマットを用意しておくと役立つでしょう。冷感マットを体の下に敷いて寝ると、寝苦しさの解消につながります。

トゥーベスト の「極涼」シリーズの冷感マットは、さらさらした触り心地と吸水速乾、抗菌加工が特徴。同シリーズには冷感タオルケット、冷感枕パッドなどの関連商品もあります。

トゥーベスト 極涼 敷きパッド シングル

●本体サイズ:約100×205cm ●素材(表地):ひんやり接触冷感生地(ナイロン) ●素材(中綿):抗菌綿(ポリエステル)

保冷枕

保冷枕は基本的に冷凍庫で凍らせてから使用するため、車中泊の際にはクーラーボックス に入れて持っていきましょう。持続時間が長いものをチョイスすると安心です。

白元アースのロングセラー商品「アイスノン」シリーズの「アイスノンソフト」 は、持続時間が10時間となっており、一晩中使用しても冷却効果が続きます。

手軽に持ち運べるグッズ

ボディシート

ボディシートは、暑さを感じたときや汗をかいたときに手軽に使えるアイテムです。車中泊の際にも持っていると便利でしょう。

ライオンの「Ban 爽感さっぱりシャワーシート」 はパウダーinタイプ、ノンパウダータイプ、クールタイプなどの種類があり、香りの選択肢も豊富です。

ライオン バン(Ban) 爽感さっぱりシャワーシート クールタイプ シトラスクーラーの香り(36枚入)

●内容量:36枚 ●原材料・成分:水、エタノール、メントール、タルク、シリカ、BG、EDTA-3Na、PEG-80水添ヒマシ油、ジメチコン、PEG-200水添ヒマシ油、クエン酸、エチルパラベン、プロピルパラベン、香料

冷却スプレー

体に直接吹きつけて使用する冷却スプレーは、暑さをしのぐのに役立ちます。服の上からスプレーして使うタイプの商品もあります。

「アイスノン」シリーズの「頭を冷やすスプレー」 は、その名のとおり頭に吹きつけて使えるので、ちょっと気分をリフレッシュしたいときにもぴったりです!

快適な車中泊を実現しよう!

おしゃれな車中泊

出典:PIXTA

夏の車中泊では、上記のとおり家の中にあるアイテムや、身近なグッズも暑さ対策に活用することができます。

熱中症には十分注意する必要がありますが、過ごしやすい環境を作るために自分なりの工夫をこらし、快適な車中泊を実現しましょう!

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