モーラナイフはなぜ人気?多くの人が絶賛する理由とは
モーラナイフは19世紀末にスウェーデンで創業した、老舗ナイフブランド。同社のナイフは、キャンプをはじめとしたアウトドアにおける定番として、非常に高い人気を誇るアイテムです。
ラインナップが豊富なため希望通りのナイフが見つかりやすいほか、堅牢かつ実用的でありながら価格が安く、コストパフォーマンスの高さにも定評があります。これこそが、数多くのキャンパーから絶賛される理由です。
そして、威圧感のないデザインはファミリーが多いキャンプ場でも使いやすく、豊富なカラー展開により自分の好みにあわせて楽しめる点も魅力の一つ。初心者からベテランまでが満足できる、優秀なナイフがそろっています。
モーラナイフの選び方|重点的にチェックしたい4つのポイント
モーラナイフは種類が豊富なだけに、どれを選ぶべきか迷いがちです。以下の4つのポイントに注目して選ぶことで、用途に適したナイフを手に入れることができます。
1. 刃(ブレード)の素材に注目しよう
モーラナイフを選ぶときは、まず「刃の素材」に注目してみましょう。刃の素材は「ステンレススチール」と「カーボンスチール」の2種類あり、それぞれの特徴を知ることが大切です。
ステンレススチール
ステンレススチールがもつ最大の特徴は、錆びにくく、メンテナンスが簡単なところです。ナイフを衛生的な状態に保ちやすく、水気のある食材や魚を扱う調理用のナイフとして、最適な素材といえます。
カーボンスチールとくらべて素材自体がしなやかで、刃こぼれが発生しにくいのもメリットです。
メンテナンスに気を使わなくてもいいナイフが欲しい方や、ナイフの扱いに慣れていない方には、 ステンレスの刃を採用したモデルをおすすめします。
カーボンスチール
カーボンスチールはステンレスより硬度が高い素材であり、鋭い切れ味が特徴です。
ステンレスより研ぎやすいのもメリットで、カミソリのような切れ味も、比較的簡単に実現できます。その反面、錆びやすいデメリットがあるため、適切な管理が必要です。
切れ味を重視したい方や、メンテナンスも楽しみたい方には、カーボンスチールの刃を採用したナイフが適しています。
2. 刃の形状を確認しよう
素材のほか「刃の形状」も注目したいポイントです。タングの形状や刃の厚さ・長さの違いによって特徴が異なるので、用途に適したものを選びましょう。
タング
タングとは、刃がついている金属板のうち、グリップで隠れている部分のことです。
さまざまな分類の仕方がありますが、ブレードと同じ幅でグリップの後端まで通っている「フルタング」や、ブレードの幅より狭く小さい「ナロータング」などがあります。
フルタングはもっとも頑丈なタイプで、バトニングのような力を入れる作業におすすめです。ナロータングは強度では劣るものの、軽量で扱いやすい特徴があります。
厚さ
モーラナイフの刃の厚さは、2.0mmほどの薄いものから、3.2mmほどの厚いものまで幅があります。
基本的には、刃が厚いナイフのほうがバトニング向きです。刃の耐久性が高いため安心して使えるほか、木の割れ目を広げながら刃が食い込んでいく“くさび”と同様の効果が得られます。
刃が薄いナイフは、食材のカットなどの細かな作業に最適です。耐久性において劣る反面、切れ味を鋭くしやすい点、ナイフ自体が軽い点において有利です。
ハードな扱い方を想定しているなら、刃が厚いナイフを。 そうでない場合は、ほどほどの厚さの刃が備わったナイフを選びましょう。
長さ
モーラナイフは刃の長さが10cm前後のモデルが主流ですが、なかには5cm程度の短いモデルもあります。
刃が短いものは細かな作業に対応しやすく、携帯しやすいのがメリットです。モーラナイフの製品には、クッカーに収納できる小型のナイフもあります。
いっぽうでバトニングや食材のカットにおいては、刃がある程度長いナイフが適しています。想定している用途に対して、刃が長すぎず、かつ短すぎないナイフを選ぶことが大切です。
3. グリップ(ハンドル)の素材も確認しよう
グリップの握りやすさは、作業効率や安全性にも影響する、非常に重要なポイントです。
刃と同様に「グリップの素材」によっても特徴が変わるため、基本的な違いを理解しておきましょう。
ラバー
モーラナイフにおいては、ラバーを用いたグリップが主流です。
ラバーグリップは、ほかの素材のグリップよりしっかり握れるため、刃がぶれたり手からすっぽ抜けたりしにくいため、ナイフを安全に扱えます。さらに気温の低い環境では、冷たさを感じにくいというメリットもあります。
またグリップの形状も秀逸で、手に吸い付くような感触を得られる作りになっています。
プラスチック
プラスチック製グリップは、ラバーに比べて少し硬めの握り心地が特徴です。
軽量で強度が高いというメリットの半面、素手で強く握り続けるとマメができる場合もあるため、慣れが必要です。
また、プラスチック製のグリップを採用したナイフは価格が安い傾向があります。汚れに強いのも、プラスチック特有の魅力です。
木
木製のグリップを採用したナイフは、優しい握り心地、美しい木目、おしゃれなデザインが魅力的です。
モーラナイフのクラシックシリーズには、樺材に赤い塗料をほどこした、ヴィンテージ感のあるグリップが採用されています。使い込むほどに味わいが増していくのも、ラバーやプラスチックにはない面白さです。
道具を育てるのが好きな方や、クラシカルな雰囲気を好む人には、木製のグリップがついたモデルをおすすめします。
4. 付属品をチェックしよう
モーラナイフをより便利に使用できる付属品もポイントです。以下のような付属品があれば、アウトドアでの活用の幅がさらに広がります。
ファイヤースターター
ファイヤースターターとは、たとえるなら現代版の火打ち石。マッチやライターを使わずに火起こしができる、便利な道具です。
サバイバル仕様のモーラナイフに付属しているモデルが多く、ブレードの背とファイヤースターターを強くこすることで、火花を飛ばすことができます。
なお、ナイフ単体で見る場合にはファイヤースターターに対応するモデルと、対応しないモデルがある点に注意しましょう。
マルチマウントシース
マルチマウントシースとは、さまざまな場所にナイフを固定できるシース(鞘)です。モーラナイフが取り扱うシースのなかで、とくに機能的なアイテムといえます。
パンツのベルトはもちろん、バックパックのショルダーストラップなどにも装着可能です。多彩な装備方法を実現できるため、高い頻度でナイフを使用する方ほど便利に感じられるでしょう。
ベルトループ
シースにベルトループが付属しているモデルもあります。装着する場所は限られますが、常に身に付けておくことができるため、頻繁にナイフを出し入れするブッシュクラフトキャンプに便利です。
構造がシンプルなだけに扱いやすいほか、スッキリとしていてかさばらないメリットもあります。
パラコード
パラコードとは「パラシュートコード」の略語であり、もともとパラシュートの吊り下げラインとして使われるほど軽量で強度に優れたロープのことです。
首に提げられるネックナイフ用のロープや、補助ロープとして便利に使用することができます。
ダイヤモンドシャープナー
ダイヤモンドシャープナーは、ナイフの切れ味が悪くなってきたときに刃を研ぐことができるアイテムです。切れ味が悪くなったと感じたら、その場でスピーディーに復活させられます。
キャンプでナイフをよく使う方や、バトニングのようなハードな使い方をする方は、ダイヤモンドシャープナーがあると重宝するはずです。
目的別おすすめモーラナイフ25選
モーラナイフは、アウトドアにおけるさまざまな用途で大活躍するアイテムです。そしてモーラナイフの主な使い方の例として、以下が挙げられます。
バトニング(薪割り)におすすめのモーラナイフ3選
バトニングとは、ナイフで薪を割る技術のことです。薪を細く割り、着火しやすい状態にすることが目的で、焚き火やブッシュクラフトを楽しむうえで役立ちます。
▼バトニングの方法を詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
「バトニングに使いやすいナイフ」を見つけるポイント
バトニングで使用するためのナイフを購入する際は、以下のポイントを基準にして選びましょう。
バトニングはナイフの破損やケガのリスクがある点に注意
バトニングは焚き火をする際に役に立つ技術ですが、その反面、リスクがともなう行為であることを意識しておきましょう。
場合によってはナイフを破損させたり、自分や周囲の人が怪我を負ったりする可能性もあります。事前にバトニングの正しい手順を知っておき、安全に最大限配慮したうえでおこないましょう。
この使い方におすすめのモデル
モーラナイフ|MORAKNIV コンパニオン ヘビーデューティー
全長 | 22.4cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.4cm |
ブレード厚さ | 3.2mm |
重量 | 101g |
素材 | 【ブレード】カーボンスチール 【グリップ】ラバー |
TPEラバー製のグリップを採用しているため手に馴染みやすく、安定した状態で作業できるのも利点です。タフに使用でき、かつお手頃価格のモーラナイフをお探しの方におすすめします。
モーラナイフ|MORAKNIV ガーバーグ マルチマウント
全長 | 22.9cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 3.2mm |
重量 | 170g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】ポリアミド |
高品質なステンレスを採用した厚さ3.2mmブレードは、非常に優れた耐久性を誇ります。さまざまな場所に装着できるマルチマウントシースも便利で、バトニングに使用するナイフとして文句なしのイチオシモデルです。
モーラナイフ|MORAKNIV ブッシュクラフト ブラック
全長 | 23.2cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 3.2mm |
重量 | 123g |
素材 | 【ブレード】カーボンスチール(ブラックコーティング) 【グリップ】ラバー |
「DLCコーティング」がほどこされた黒いブレードは、無加工のカーボンスチール製ブレードより錆に強く、見た目もスタイリッシュ。ベルトループとクリップを備えたシースが付属しており、効率良くブッシュクラフトを楽しみたい方におすすめです。
フェザースティック作りにおすすめのモーラナイフ8選
フェザースティックとは、木の枝や細く割った薪の表面をナイフで薄く削り、着火しやすいように加工したものです。
見た目が羽毛のような形状になることから「フェザースティック」と呼ばれます。
▼フェザースティックの作り方を詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
「フェザースティック作りに使いやすいナイフ」を見つけるポイント
フェザースティックの作りやすさを重視したい場合は、以下のポイントを参考にしてナイフを選びましょう。
この使い方におすすめのモデル
モーラナイフ|MORAKNIV ガーバーグ スタンダード
全長 | 22.9cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 3.2mm |
重量 | 170g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】ポリアミド |
グリップの素材として強靭なポリアミドを採用している点も、ガーバーグならではの強み。ステンレス製の刃を採用しているため錆に強く、メンテナンスが簡単で、初めてのナイフとしてもおすすめできます。
モーラナイフ|MORAKNIV コンパニオン
全長 | 21.9cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.4cm |
ブレード厚さ | 2.5mm |
重量 | 84g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】ラバー |
手にフィットするTPEラバーグリップを採用しており、まるで腕の一部になったかのようなグリップ感を得られます。オールラウンドに使えるモーラナイフ製品をお探しの方におすすめです。
モーラナイフ|MORAKNIV カンスボル スタンダード
全長 | 22.6cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 2.5mm |
重量 | 100g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】TPEラバー、ポリプロピレン(中央部) |
刃が厚い部分はハードな扱いに耐える強さがあり、刃が薄い部分は細かな作業に適した仕様。フェザースティック作りにおいても、刃の厚さの違いを利用した、テクニカルなナイフワークを実現できます。
モーラナイフ|MORAKNIV ベーシック511
全長 | 20.6cm |
---|---|
ブレード長さ | 9.1cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 78g |
素材 | 【ブレード】カーボンスチール 【グリップ】プラスチック |
ウッドクラフト用のナイフとして人気があり、同様に木を削るフェザースティック作りにうってつけのナイフといえます。価格は1,480円と、モーラナイフのラインナップのなかでもとくに低価格です。
モーラナイフ|MORAKNIV プロ ロバスト
全長 | 20.6cm |
---|---|
ブレード長さ | 9.1cm |
ブレード厚さ | 3.2cm |
重量 | 100g |
素材 | 【ブレード】カーボンスチール 【グリップ】ラバー |
フィンガーガードを装備しているため、力のかかる作業においても安心。バトニングからブッシュクラフト、DIYまでこなせる、汎用性の高いナイフをお探しの方におすすめです。
モーラナイフ|MORAKNIV ブッシュクラフト エキスパート
全長 | 23.2cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 3.2mm |
重量 | 123g |
素材 | 【ブレード】カーボンスチール(ブラックコーティング) 【グリップ】ラバー |
厚さ3.2mmのブレードと握りやすいグリップを備えた同モデルは、バトニングに使える耐久性をもちつつ、フェザースティック作りのような繊細さが求められる操作にも適しています。
モーラナイフ|MORAKNIV スカウト 39 セーフ
全長 | 18.1cm |
---|---|
ブレード長さ | 8.6cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 75.3g |
素材 | 【ブレード】リサイクルステンレススチール 【グリップ】白樺 |
子供用とはいえ、妥協のない作りはさすがモーラナイフ。自然味あふれる白樺のグリップや、丁寧に作り込まれたレザーシースを備え、子供にとって特別感のある体験を提供します。
モーラナイフ|MORAKNIV エルドリス スタンダード
全長 | 14.3cm |
---|---|
ブレード長さ | 5.9cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 80g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】TPEラバー、ポリプロピレン(中央部) |
ブレードが小さい反面、グリップは成人男性でもしっかり握れるサイズに作られています。クッカーにも収納できるため、可能な限り荷物をコンパクトにしたい方に最適な1本です。
▼モーラナイフのエルドリスを詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
ファイヤースターターでの火起こしにおすすめのモーラナイフ5選
ファイヤースターターでの火起こしは、多くの人が一度はあこがれるもの。なかでもナイフの背を利用した火起こしは、キャンプのベテランを思わせるカッコいいスキルです!
▼ファイヤースターターでの火起こし方法を詳しく知りたい方はこちらの記事と動画もおすすめ!
「 ファイヤースターターでの火起こしに使いやすいナイフ」を見つけるポイント
ファイヤースターターとナイフで火起こしをしたい場合は、以下のポイントを満たすモデルがおすすめです。
この使い方におすすめのモデル
モーラナイフ|MORAKNIV ガーバーグ ブラックカーボン サバイバルキット
全長 | 22.9cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 3.2mm |
重量 | 170g |
素材 | 【ブレード】カーボンスチール(ブラックコーティング) 【グリップ】ポリアミド |
フルタングのカーボンスチール製ブレードは、錆が発生しにくいブラックコーティング仕様。ちょっとしたブッシュクラフトからハードなサバイバルまでこなせる、本格的なナイフです。
モーラナイフ|MORAKNIV ブッシュクラフト サバイバル
全長 | 23.2cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 3.2mm |
重量 | 123g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】ラバー |
人差し指の部分に設けられたフィンガーグルーブにより、優れた操作性を備えている点も特徴的です。デザートカラーを選べるのも、ブッシュクラフトならでは。
モーラナイフ|MORAKNIV カンスボル サバイバルキット
全長 | 22.6cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 2.5mm |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】TPEラバー、ポリプロピレン(中央部) |
ブッシュクラフトから火起こし、食材のカットなど、マルチに使えるナイフをお探しの方におすすめしたいモデルです。
モーラナイフ|MORAKNIV エルドリス ネックナイフキット
全長 | 14.3cm |
---|---|
ブレード長さ | 5.9cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 80g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】TPEラバー、ポリプロピレン(中央部) |
バトニングをしないのであればこれ1本でなんでもこなせてしまう、まさに優等生。ほかのモデルとあわせて所有しておくのにも便利なナイフです。
モーラナイフ|MORAKNIV コンパニオン スパーク
全長 | 23.8cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.4cm |
ブレード厚さ | 2.5mm |
重量 | 92g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】ラバー |
リフレクション機能付きのパラコードが付属し、ファイヤースターターに取り付けると紛失を防げるように配慮されています。
▼モーラナイフのコンパニオン スパークを詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
料理や釣りにおすすめのモーラナイフ4選
モーラナイフは、アウトドアで料理をするときに肉や野菜をカットしたり、釣り上げた魚をさばいたりするときにも便利です。フルーツの皮むきやバターナイフの代用など、幅広い用途に使えます。
「 料理や釣りに使いやすいナイフ」を見つけるポイント
料理や釣りを快適におこなうにも、やはり適切なナイフ選びが肝心です。以下のポイントをもとに選びましょう。
この使い方におすすめのモデル
モーラナイフ|MORAKNIV エルドリス ライトデューティー
全長 | 14.3cm |
---|---|
ブレード長さ | 5.9cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 80g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】TPEラバー、ポリプロピレン(中央部) |
キャンプ以外にも、ガーデニングやダンボール箱の開封など、日常の何気ない場面でも大いに役立ってくれることでしょう。釣り用のナイフとしても、この小ささが武器になります。
モーラナイフ|MORAKNIV クラシック 2
全長 | 25.0cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.5cm |
ブレード厚さ | 2.5mm |
重量 | 72g |
素材 | 【ブレード】カーボンスチール 【グリップ】樺材 |
ナイフ本体の魅力もさることながら、手の込んだデザインのシースにもご注目。古き伝統が色濃く残る土地、スウェーデン・ダーラナ地方の盾の模様があしらわれています。
モーラナイフ|MORAKNIV フィッシング コンフォート スケーラー 098
全長 | 21.4cm |
---|---|
ブレード長さ | 9.8cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 72g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】ラバー |
グリップに目立つ色のパーツが用いられており、落としてもすぐに見つけられる点も実用的。付属のシースは、ウェーダーのベルトにも装備できます。
モーラナイフ|MORAKNIV カンスボル マルチマウント
全長 | 22.6cm |
---|---|
ブレード長さ | 10.9cm |
ブレード厚さ | 2.5mm |
重量 | 100g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】TPEラバー、ポリプロピレン(中央部) |
さまざまな場所に装備できるマルチマウント仕様のため、リュックやフィッシングベストにも装着できます。刃先が薄いことから、魚のエラに差し込みやすいのもポイントです。
ウッドカービングにおすすめのモーラナイフ5選
ウッドカービングとは、木材を削ったり模様を彫ったりして道具や彫刻を作ること。ナイフで木を加工してスプーンや器を作るなど、ブッシュクラフトの楽しみのひとつでもあります。
▼モーラナイフの使い方を詳しく知りたい方はこちらの動画もおすすめ!
「 ウッドカービングに使いやすいナイフ」を見つけるポイント
ウッドカービング用のナイフを選ぶ際は、まず自分が何を作りたいのかをイメージすることが大切です。そのうえで、以下のポイントを参考にして決めましょう。
この使い方におすすめのモデル
モーラナイフ|MORAKNIV ウッド カービング ベーシック
全長 | 19.0cm |
---|---|
ブレード長さ | 8.0cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 57g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】プラスチック |
重量もわずか約57gと非常に軽く、素材を大胆に削る作業から、先端で刻みを入れる細かな作業まで、まさに意のままに操れるモデルです。
モーラナイフ|MORAKNIV ウッド カービング 120 カーボン
全長 | 16.5cm |
---|---|
ブレード長さ | 6.0cm |
ブレード厚さ | 2.5mm |
重量 | 50g |
素材 | 【ブレード】カーボンスチール 【グリップ】樺材 |
グリップ後端まで金属が通ったブレードは、見た目以上に頑強。ぬくもりのある手触りとともに、優れた操作性と安定感で作品作りに貢献します。
モーラナイフ|MORAKNIV フックナイフ 164 ライト(右利き用)
全長 | 17.0cm |
---|---|
ブレード長さ | 5.5cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 52g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】樺材 |
モーラナイフ|MORAKNIV フックナイフ 164 レフト(左利き用)
全長 | 17.0cm |
---|---|
ブレード長さ | 5.5cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 52g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】樺材 |
ククサ・スプーン・ボウルなどを作るには必須ともいえるナイフであり、1本持っているだけで作品のレパートリーが一気に広がります。キャンプでの楽しみ方の幅も広がることでしょう。
モーラナイフ|MORAKNIV ユーティリティ(サービス)ナイフ
全長 | 16.0cm |
---|---|
ブレード長さ | 4.9cm |
ブレード厚さ | 2.0mm |
重量 | 65g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール 【グリップ】ラバー |
付属のシースはズボンのベルトに装着できるうえ、ほかのモーラナイフ製クラフトナイフとの連結が可能。刃先が丸く、安全に作業できる点も使いやすく感じられます。
モーラナイフのシリーズごとの特徴を解説
ここまでにおすすめモデルとしてピックアップしたナイフは、以下のいずれかのシリーズに分類されています。シリーズごとの特徴を知っていれば、ナイフ選びがもっと楽しくなりますよ!
コンパニオン
数あるシリーズのなかで、入門用のナイフとして絶大な人気を誇るのが「コンパニオン」。軽量で扱いやすく、堅牢で安心感があり、低価格でコストパフォーマンスに優れています。
カラーバリエーションが豊富なうえ、ベーシックなコンパニオンから派生したモデルも数多くあり、好きな1本を探す楽しさも感じられるシリーズです。
ガーバーグ
主要モデルのひとつであるガーバーグは、ラインナップのなかで唯一フルタング構造を採用した非常にタフなナイフ。過酷なアウトドアシーンで大活躍するシリーズです。
バトニングなどのハードな使い方を想定している方にうってつけのナイフであり、ベテランも納得のクオリティーを備えています。
ブッシュクラフト
その名のとおり、ブッシュクラフトでの使いやすさに特化したシリーズ。バトニングはもちろん、フェザースティック作りやクラフトなど、細かい作業にもおすすめです。
シリーズ内でのバリエーションが豊富で、刃の素材の違い、装備の違い、カラーリングの違いなど、自分のスタイルにあった1本が見つかります。
エルドリス
モーラナイフのラインナップのなかで、とくに刃が短くてコンパクトなナイフがエルドリス。携帯性を追求しており、ポケットに入る万能ナイフとして高い人気を誇ります。
可愛らしいルックスもまた魅力的です。グリップの色にはポップなカラーやパステルカラーが用いられていることもあり、非常に個性的な雰囲気を漂わせています。
カンスボル
カンスボルには、刃の手前側が厚く、先端側が薄い独特な形のブレードが備わっています。それにより得た汎用性の高さが持ち味で、バトニングから食材のカットまで幅広い用途に対応します。
種類は少ないものの、マルチマウントのような、ベーシックなカンスボルにさらに便利な装備をプラスしたモデルも。もともとオールマイティーなナイフがより多機能になった、もはや死角なしのアイテムです。
クラシック
赤く丸い樺材のグリップを使用したクラシックシリーズ。モーラナイフの歴史を物語るような、重厚感のあるデザインが特徴です。
天然木ならではの手触りや、1本1本が異なる表情を見せる木目は、このクラシックシリーズならではの魅力。使い込むほどに味わいが増し、まさに世界に1つだけのナイフへと育っていきます。
ベーシック
ワークナイフとして人気の高いベーシックシリーズは、刃の長さ約91mm・全長約206mm・刃の厚さ約2.0mmの共通した仕様。プロからクラフトマンまで長年にわたり愛用される定番モデルです。
しっかり握り込めるグリップには、指と刃との接触を防ぐフィンガーガードを搭載。価格が安いこともあり、誰もが気軽に扱えるナイフです。
プロ
プロユースに応えられるクラフトナイフとして、多彩なブレードのモデルを取りそろえているのがプロシリーズ。他モデルとシース同士を連結させられる構造も特徴的です。
グリップにラバーを採用し、ベーシックシリーズより快適な握り心地と、確かな操作感を実現しています。
フィッシング
釣り上げた魚に刃を通しやすいよう、細身のブレードを採用したフィッシング用シリーズ。錆びにくいステンレススチール製のブレードを使用しているほか、冷たくなりにくいラバーグリップを採用しているのも特徴です。
刃の背に鱗取りを搭載したモデルは、釣った魚を締めるところからその後の調理までを1本でカバーできます。
ウッドカービング
木材での工作に最適化されたウッドカービングシリーズは、軽量で短く、細かな作業がしやすいブレードを採用を採用しています。
掘ったり削ったり表面をなめらかにしたりと、さまざまな加工に対応したブレードがラインナップされています。オリジナルのククサやカップを作るのに、なくてはならない存在です。
モーラナイフのお手入れ方法
ナイフは正しく手入れをすることで、長く愛用できます。以下の要点を参考に、大切なナイフを理想的な状態に保ちましょう!
日頃のメンテナンス
ナイフを使用したあとは、そのたびにメンテナンスをおこなうのが理想です。メンテナンスは以下の手順で進めましょう。
ナイフに水や汚れがついたまま保管するのはNG行為です! 可能であれば、使ったあとはすぐに洗って乾かしたいところですが、キャンプではそれができない場合もあります。
その場合には、せめて水濡れや汚れだけは拭き取るように心がけましょう。細かな配慮が、大切なナイフを長持ちさせます。
また、料理に使用するナイフには、調理用刃物への使用を想定しているオイルがおすすめです。安全性の高い成分から作られています。
メンテナンスをおこなう際はできるだけ手袋を着用し、怪我を負わないように注意しながら進めていきましょう!
黒錆加工
錆びやすいカーボンスチール製ブレードは、あらかじめ「黒錆加工」を施し、赤錆の発生を抑える方法があります。
一般的にはムラができないように脱脂をしてから、紅茶とお酢を混ぜた液体に浸して乾燥させる方法がよく知られています。
ただし、黒錆加工をほどこしたからといって日々のお手入れを怠らず、使用後はきちんとメンテナンスをすることが大事です。
▼黒錆加工のやり方を知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
研ぎ方
汚れ落としや黒錆加工のほか、刃を研いで切れ味を保つことも大切です。砥石やシャープナーで研ぐことで切れ味をキープでき、さらには引っかかりによる怪我の防止にもつながります。
砥石で刃を研ぐ場合は、まずブレードの汚れをきちんと落とすのを忘れずに。ゴミが付いたままだと傷がつく原因となるため、かならずきれいに汚れを落としてから研ぐように心がけましょう。
▼砥石を使ったモーラナイフの研ぎ方を詳しく知りたい方はこちらの動画もおすすめ!
また、モーラナイフ純正のダイヤモンドシャープナーも用意されているので、気になる方はチェックしてみてください。
2023年、とことん素材にこだわった高級シリーズが新登場!
なんとモーラナイフから数十年に一度のビッグニュースが……!
モーラナイフ初のプレミアムラインが新登場です。さまざまなアウトドアアクティビティに対応する4本のナイフとアクセサリー1点をリリース。
低価格でも優れたパフォーマンスを発揮し愛されてきたモーラナイフ。このプレミアムシリーズ「アッシュウッド コレクション」は1本2万円前後という挑戦的な価格。どれほどのクオリティなのかワクワクしますね……!
下記の記事で紹介している他、CAMP HACKのYoutuneチャンネルでも動画を公開中! 本作の魅力を約3分にギュッと凝縮したティザー動画と、チャンネル史上最長となる44分の本編動画の2段構えとなっていますので、ぜひご覧ください!
▼特集記事はこちら!
3分に魅力をまとめたティザー動画はこちら
チャンネル史上最長44分の本編動画はこちら
お気に入りの1本を見つけよう!
モーラナイフは使い勝手とコスパに優れたアウトドアの定番ナイフ。バトニング・フェザースティック作り・調理・ウッドカービングなど、さまざまな用途で大活躍します!
今回ご紹介した選び方やおすすめの25モデル、お手入れ方法などを参考に、お気に入りのモーラナイフを見つけてアウトドアライフを楽しんでください!