あれ、薪がジメっとしている……これってどうすればいいの?
焚き火を始めたものの、薪が湿気(しけ)ていて一向に火がつかない……そんな経験はありませんか? 一年を通して露や雨に晒されるフィールドでは、薪を地面に少し置いただけで湿気ることも多々あります。
焚き火で使う薪は、本来乾燥していることが第一条件。なぜかと言うと着火しづらいほか、湿っていたり水分を含んだままの端切れ板などを燃やすと、写真のように白い煙が舞い上がり不快な思いをしかねません。
でも、せっかく用意した薪が丸々使えないのはもったいない! そんな時、湿気に負けずに薪をしっかり燃やすために試すべき策があるんです。そもそも薪を「湿気させない」ためにとっておくべき対策も要チェック!
薪に火がつかない時に試して欲しい「4つのこと」
まずは着火不良時に試したい4つの応急処置から見ていきましょう。いざ薪に火をつけようとしても、なかなか着火できない時に思い出してくださいね。
1. 乾かす
湿気への一番の対処法は、乾燥です。着火する際に薪が濡れていることに気づいた場合は、炭火など熱源の近くに立てかけ乾かしてください。
ただし、熱源に薪を接触させるとそのまま燃えてしまう危険があるので、必ず離すようにしましょう!
2. 薪を割って、内部に着火する
薪の表面だけが濡れていて着火できないケースもあります。鉈でパカッと割るかナイフで表面の皮をはがすなどして、乾いた部分に火をつけると一気に燃え上がる場合もあります。
こちらはかなり本格的なフェザースティックですが、ここまでとはいかずとも木肌(きはだ)を少し毛羽立たせてから火を点けるというのも試す価値アリです。
3. 「火種」を投入
燃えている炭を入れる・トーチで″追い火″をしてみる・ダンボールをあくまで少量入れてみるなど、火力をバックアップする「火種」となるものを入れるのも手です。
着火剤や火おこし器など、炭に火をつける時に使うアイテムを試してみるのも効果的ですよ。
4. 直火の場合は「板」を敷いてみる
直火で焚き火ができる場所での話。薪だけでなく、土や石など地面が湿っていると火がつきづらい場合があります。あれば、適当なサイズの板を一枚敷いた上で燃やしてみるとコンディションが良くなりますよ。
そもそも「薪を湿気させない」ことが大事
地面に直置きしない
薪の湿気防止の基本は、地面へ直接置かないこと。そのための、薪ラックやログキャリーなどがありますね。
必須ギアとは限りませんが、湿気から守ると同時に薪をおしゃれにレイアウトできるという点でも、あって損はないアイテムです。
DOD となりのまきちゃん
ダッチウエストジャパン ログフープ(L)
ハングアウト ログキャリー ウィズ スタンド
Kadahis 薪トートバッグ
カンガルーログキャリー
「薪を置くだけのものに、正直あまりお金をかけたくない」というなら、100均でも売っているストックバッグも使えます。インテリアや園芸コーナーにある麻袋も、わりと丈夫に編まれているのでおすすめです。
余った薪は、きちんとしまう
いい気分で焚き火を終えて、余った薪を出しっぱなしにしたまま寝ていませんか? そのままにしておくと、まだ使えるはずの薪が夜露・朝露でみるみる湿気ってしまいます。開封した分は燃え尽くすか、通気性の良い箱に入れて車にしまうようにしましょう。
買い置きしすぎない
ネットショップなどで大量買いもできますが、買い置きで長期間寝かせることもおすすめしません。薪を乾燥させておく薪棚があるなら別ですが、物置にしまっておくような保管方法では湿気やすいので、一度に使い切る分だけを買うのが結果経済的です。
カラッとした薪で、気持ちよく焚き火しよう
https://www.instagram.com/p/BsVNC2lBkV_/キャンプで当たり前のように楽しんでいる焚き火も、薪の状態によってはスムーズにいかない場合があります。事態を乗り切るちょっとした工夫に湿気回避策、今後のために覚えておきましょう!
焚き火のマナー、守れてる?
「いや~やっぱり焚き火は最高だッ!」……そんなご満悦な自分の少し離れたところで、迷惑している人がいる!? 焚き火のマナー、見直しましょう。
Dried Firewood Are Good For Bonfire!
湿気た薪で焚き火するには?