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燃えた炭

気分いいのは自分だけ?!守るべき「焚き火」のマナー10則【トラブル回避】

キャンプのクライマックスといえば「焚き火」。炎を見つめていると心の底から穏やかな気分に……となっているのは自分だけで、ひょっとすると周りは迷惑をこうむっているかも!?知ってるようで意外と知らない焚き火のマナーについて、ここでおさらいしておきましょう!

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目次

アイキャッチ画像撮影:編集部

焚き火のマナー、守れてますか?

焚火を楽しむ男性達

キャンプに欠かせないアクティビティといえば、やはり焚き火です。ただ焚き火は楽しいものですが、トラブルが付き物でもあります。

直火で焚火をした後の様子

提供:倉川真吾

ゴミを大量に放り込んで燃やしたり、河原や野原などキャンプ場ではない場所で直火で焚き火をしたり……。

キャンパー同士のトラブルにつながるなど、フィールドでは焚き火を発端とする様々な問題が起こっています。

出典:Amazon

そんな迷惑キャンパーにならないためにも焚き火のマナーを今一度おさらい。自分も周りもストレスなく焚き火をするために取り入れたい工夫も紹介しますよ!

知っておきたい! 焚き火のマナー

マナー1. 直火はOKな場所でのみ

直火で焚火をしている様子

出典:PIXTA

ブッシュクラフターを中心に人気の、直火での焚き火。原始的なアウトドア体験は魅力的ですが、直火が可能なキャンプ場は多くはありません。

これは芝生や地面を傷めることで環境破壊に繋がる、また不十分な跡始末で景観含めキャンプ場を汚しかねないといった理由に拠ります。

直火はOKな場所でのみおこなえます。全国の直火可能なキャンプ場は、キャンプ場予約サイト「なっぷ」の特集ページからも検索できますよ!

マナー2. 河原での直火も基本NG

河原で直火焚火をしている様子

出典:PIXTA

それならと、近場の河原などで勝手にやるのもNG。今はいわゆる「野焼き」である野外焼却を禁止する自治体も多く、直火での焚き火はそれが許可されているキャンプ場でのみ行えると心得ましょう。

マナー3. 火の粉が飛散しない位置で

焚火の火の粉が舞う様子

出典:PIXTA

パチパチと爆(は)ぜる火は趣がある一方で、注意が必要にもなります。火の粉が飛ぶことによって、周囲のテントや持ち物にダメージを与えてしまう可能性があるからです。

湖のほとりでキャンプをする様子

出典:PIXTA

テントからはある程度の距離をとってやるのはもちろん、区画サイトでも狭い場合はお隣に一言かけてから焚き火の場所を決めるといった配慮が必要です。

焚き火の頻度が高いなら、コットンが織り込まれた火の粉に強いタープを選ぶと良いですね。また、陣幕のように仕切ることで火の粉をガードできる便利なギアもあります。

テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC

●サイズ(約):390×380/240(幅)cm ●重量(約):本体/1,900g ●総重量/2,150g ●素材:コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%)

テンマクデザイン 陣幕 ミニ TC

●サイズ(約):高さ100×全長幅300cm ●重量(約):3.1kg、本体/0.8kg、ポール/2.1kg、収納ケース/0.2kg ●素材:本体生地:コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%)、ポールスリーブ/ポリエステル、ポール/スチール

焚き火に最適な難燃性タープの特集も、合わせてチェック!

マナー4. 新聞紙を追加で投入しない

 

丸めた新聞紙

出典:PIXTA

また燃えやすい新聞紙は、火が付いた状態の焚き火に追加で入れるとフワッと火の粉が舞い上がってしまい、周りに飛散する原因にも。

手元にあるとついつい投入したくなってしまいますが、あくまで最初の焚き付け用として使うに留めましょう。

マナー5. 火に強い服装で臨もう

火の粉で穴の空いた服

撮影:編集部

自分の服でも他人の服でも、火の粉で穴を開けてしまったら、せっかくの楽しい気分が台無しになってしまうかも……。そうならないようしっかり服装で自衛しておくのもマナーのひとつです。

焚き火時には、穴が開いては困るデイリーユースのお気に入り服や、燃えやすい化繊の服は避けるのが賢明です。

焚火の前でグリップスワニー ファイアープルーフポンチョを着ている様子

出典:楽天

多少の火の粉が飛んでも大丈夫な「難燃性素材」のウエアがあれば、ストレスなく焚き火を楽しめますよ!

グリップスワニー ファイアープルーフポンチョ

●サイズ:着丈90cm×裄丈74cm×フード丈38cm ●素材:FIRESHIELD難燃加工 コットン100%

難燃性ウエアの特集は、こちらをどうぞ!

マナー6. ゴミは燃やさない

焚火でゴミを燃やした様子

提供:倉川真吾

「どうせ燃えるから」と、ゴミも一緒に燃やしてしまうキャンパーもいます。生ゴミは完全に乾燥させた状態であれば燃やし切ることはできますが、そのまま入れてしまうと臭いや有害物質が発生してしまう可能性があります。

イヤなにおいを発生させ「あのサイトは一体何を燃やしてるんだ?」と眉をひそめられないよう、薪のみを燃やすようにしましょう。

マナー7. 煙の出すぎにご注意を

薪の種類

出典:PIXTA

薪も濡れていると火のつきが悪く煙ばかりがモクモク出てしまい、他のサイトに迷惑をかけてしまうかも。湿気を帯びすぎないよう地面に直接置かない、など保管に工夫をしましょう。

枝を折る様子
また拾った木枝も、生木の状態だと水分が蒸発することで煙が上がるので、乾燥しているものを選びましょう。乾燥している小枝は水分が飛んでいるのでとても軽く、折ると「ポキッ」と乾いた音がします。

マナー8. 火を消し切ってから就寝しよう

熾火

出典:PIXTA

火が残ったまま寝てしまうのはとても危険。寝ているあいだに風向きが変わって、周囲の木やギアに引火するおそれがあるからです。

炭や灰はすっかり白くなって一見ちゃんと消えているように見えても、その一部がほんのり赤くまだ燃えている場合があります。夜間に、この「熾火(おきび)」の状態から再び燃え上がる場合もあるので、完全に燃え切ったことを確認してから寝るようにしましょう。

マナー9. 燃え終わる時間を把握しておこう

燃えた炭

撮影:編集部

ナラやクヌギといった火持ちのよい広葉樹系の薪を使っていた場合は、消えるまでになおさら時間がかかります。

撤収時間が迫っているのにまだ燃えている、なんてことになると、片付けにも支障をきたし、仲間にも迷惑がかかってしまいます。

「この木はどれくらいの時間燃えるか」「何時までに焚き火を撤収するか」を把握しておき、時間を逆算して焚き火を進めましょう。

マナー10. 炭や灰は所定の場所へ捨てよう

炭捨て場

撮影:編集部

焚き火終了後の炭や灰はサイト周辺に捨てず、キャンプ場指定の炭捨て場へ持って行くようにしましょう。

サイトまわりの地面に捨ててしまうと、直火と同様土壌にも悪影響がありますし、景観も損なわれます。
火消し壺に炭を入れる様子

ちなみに、時間が無いからとアツアツの炭に直接水をかけるのはNG! 急激な温度変化で焚火台を傷めます。

耐熱性のあるバケツに水を張りその中に入れて冷ますか、火消し壺があれば乾燥させて再利用することもできますよ。

また、焚き火台やグリル専用のアルミホイルをあらかじめ敷いておけば、後片付けも楽ちん!

ロゴス BBQお掃除楽ちんシート(極厚)

●シートサイズ:(約)30×700cm ●シート厚:(約)0.035mm(35マイクロメートル) ●重量:(約)290g ●主素材:アルミ

マナーを守って楽しい焚き火を!

焚火台で焚火をする様子

出典:Petromax

屋外で火を扱うならではの注意点、いろいろありましたね。思い当たる節があった方、今一度見直して次こそ正しい焚き火を楽しんでくださいね!