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家族揃ってキャンプに行く機会が、少なくなってきたな…

元々は家族や夫婦でキャンプを楽しんでいたけど、子供が大きくなって塾や部活で忙しくなり、徐々にファミリーキャンプに行く機会が減っている。または、コロナでキャンプを始めたけどパートナーの興味が薄れてきている……そんなキャンパーさんも、少なくないのでは?
自分だけなのにファミキャン用に買った無駄に大きいテントを張って、広すぎて使いきれないスペースに虚しさが込み上げることも……。
そんな二周目にビタッとハマるのが、小型のドームテント!

「1人なら寝るだけのスペースがあればいいし、もっとラクに扱える小ぶりなテントが欲しいな〜」そういった方、増えているんです。そこでおすすめなのは、なんだかんだ定番の自立式ドームテント。自立式だと地面や悪天候の影響を受けにくく、軽量なタイプも多いので色々なシーンで活躍してくれます。
コンパクトなだけに値段も手頃な物が多いんですが、ライフステージが上がるタイミングで買うテントだからこそ、安さ優先で選ぶのはちょっと待った! せっかくなら納得の行くテントに出会えるよう、選ぶ際は重視したいポイントを洗い出してみると良いかもしれません。筆者の場合はというと……
「二周目の小型ドーム」を選んだときに、考慮したポイント
せっかく自分のために買うなら、デザインやスペックにこだわりたい!

家族やパートナーと一緒に行くなら同行者の意見も重視しないといけませんが、せっかく自分のために買うならこだわるところはこだわって思い通りに決めたいですよね。デザインやスペックなど……。
あとは、キャンプを通じて知り合った同じ境遇のソロ仲間と一緒にアウトドアへ行くときに、「こんなの使ってるんだぜ」とちょっとは見栄も張りたかったり。このあたりは、価格重視だとどうしても妥協せざるを得ないポイントではないでしょうか。
同行者が増えるケースも考えて、スペースには余裕を持たせたい

自分だけなら荷物も最低限で済むので、サイズ的にもそこまで大きなテントは必要ありません。ただ、雨などでテントに篭らなければいけなくなることもあり、あまり窮屈すぎると快適に過ごせないので、実際の使用人数プラス1名ぐらいのサイズを選んでおきたいところ。
もしかしたら部活が休みの子供や、気まぐれで妻が一緒についてきてくるケースもあるかもしれないので、そんなときに備えてスペースには余裕があると好都合だと考えました。
とは言え、何だかんだ限られた予算内で買わないと…

とは言うものの、自分用にテントを買うのにあまりに高額だとパートナーの目も気になる。家庭内の稟議も通りやすそうな「そこそこの金額」というところも、重要なポイントですよね。
筆者の場合でもMAXこれくらいかな~ということで、予算を5万円に設定。

ということで、1〜2人でのキャンプに適した扱いやすい自立式ドームタイプ、さらにはコスパの良さも兼ね備えた“いいとこ取り”なソロ用テントのリサーチを開始。
いくつか上がった候補のうち最終的には1つに絞って購入したのですが、その他も魅力満載で捨てがたいモデルだったので、ぜひ今回おすすめとしてご紹介したいと思います。ファミキャン卒業後の1人遊びとして釣りや登山などを楽しまれる方も増えているので、そういった用途にもおすすめのモデルもありますよ!
【MAX5万円台】手頃かつ所有欲も満たせる!おすすめドームテント6選
1|The North Face Mountain Nest 2【税込41,800円】

出典:Goldwin
まずは、ブランドの特徴であるポップなカラーリングが人目を惹くザ・ノース・フェイスの「Mountain Nest2」。
シンプルなクロスポール構造で設営が簡単、メッシュインナーで風通しが良く夏場も快適な3シーズンドームテントです。入り口は2箇所あるので出入りしやすく、前室も広めで荷物を置きやすいのも良いですね。

フライシートのみでの設営もできるので、シェルターとしての使用も可能。重さは約2kgと軽量ながらフロアサイズはW223×D129cm、フロア面積は2.88㎡と大人2人でも寝られるサイズ感も使い勝手の良いポイントです。
おすすめポイント
・シンプルで設営しやすい構造
・明るい色合いの特徴的な外観
ザ・ノース・フェイス Mountain Nest 2
フロアサイズ | 223×129cm |
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フロア面積 | 2.88平方メートル |
高さ | 108cm |
収納時サイズ | φ17×L60cm |
重量 | 約2.19kg (約2.01kg/インナーテント・フライシート・ポール) |
素材 | <キャノピー>15Dナイロン <フロア>75Dポリエステルタフタ2,000mm PUコーティング <フライシート>75Dポリエステルタフタ2,000mm PUコーティング |
2|MSR エリクサー2【税込42,900円】

人気の海外アウトドアブランドのひとつ、MSRのエントリーライン「エリクサー」。1人用から3人用までのサイズ展開がありますが、今回のテーマにハマるのはやはり「エリクサー2」でしょう。
MSRには同様のサイズ感のコンパクトなドームテントもありますが、厚手の生地が使われているエリクサーは他のモデルより耐久性が高いのが特徴。今後長く使い続けたい方におすすめです。

3本目のリッジポールによりサイズのわりにインナーの空間は広く、メッシュ部が多く通気性が高いのもポイントです。
付属のフットプリントを使えばシェルタースタイルでの設営もできるなど多機能でありながら、4万円台とコストパフォーマンスも抜群。スペックとシーズン通しての使い勝手の良さ、価格などバランスに優れたモデルです。
おすすめポイント
・海外ブランドらしいデザイン性の高さ
・靴やバッグを入れられる前室と広い寝室空間
MSR エリクサー2
フロア面積 | 2.69平方メートル |
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前室面積 | 2.22平方メートル |
室内最大高 | 102cm |
収納時サイズ | 51×17cm |
重量 | 2770g |
素材 | フライ:68D ポリエステルリップストップ 耐水圧1,500mm ポリウレタン&DWR コーティング ポール:7000 シリーズアルミ キャノピー:40DリップストップナイロンDWR コーティング、20D マイクロメッシュ フロア:70D ナイロンタフタ 耐水圧3,000mmポリウレタン&DWRコーティング |
3|モンベル ステラリッジテント2【税込53,900円 ※】

テント場で最も見ると言っても過言ではない、日本の堅実派アウトドアブランド「mont-bell」の定番テント。こちらも価格と機能のバランスが取れた名作の一つですね。
1.08kgと世界最軽量クラスでありながら長年多くの本格派ハイカーやキャンパーに支持されている理由は、とことん品質が追求されている点。フライシートには一般的なテントと比べて格段に保水しにくいナイロン素材が使われていて、水を含んでも生地の垂れ下がりが少ないなど、結露対策もしっかり考慮されています。

また、本体も10デニールという薄さでありながら高い強度を持つ、高強力ポリエステルを採用。繊維自体に保水しない性質があり、さらに通気性を損なわないはっ水加工も施されているなど、シンプルながらじつはこだわりがしっかり詰まった一張りなんです。
フロアサイズは横幅210cmで、2人での就寝も可能。過酷な山環境でも手早く設営できるよう設計されたシンプルな構造も、ビギナーや設営に時間をかけたくないキャンパーに好都合です。
短辺ドアのため若干居住性は下がりますが、耐風性が高いので、キャンプだけでなく登山なども視野に入れて探している方には特におすすめです。
おすすめポイント
・テント泊にも使える信頼性の高いスペック
・別売のフライシートを含めても1.5kg以下という軽さ
※別売フライシート含む
●モンベル「ステラリッジテント2」について詳しくはこちら