警視庁警備部災害対策課に学ぶ
出典:PIXTA
災害時における警察の対応や、災害対策の計画・実施を担当する、警視庁警備部災害対策課。そんな現場のプロが目からウロコのアイディアを発信してくれている、「警視庁警備部災害対策課」のX。
「防災だけではなく、キャンプにも使える!」とこれまでCAMP HACKでも記事で取り上げてきました。今回も習得すれば誰かに自慢したくなる便利なアイディアを3つご紹介します!
1|トイレットペーパーの持ち運びに困ってない?
キャンプや車中泊の際、適当に収納ボックスなどに入れて持ち運んでいるトイレットペーパー。これが、地味に場所を取るんですよね。
しかもその辺に置いておくと、湿気を吸収し柔らかくなってしまうことも……。
「もっと良い持ち運び方があるのでは?」と思っていたところに、このXを発見! 百聞は一見に如かず、さっそくXの記述通りにやってみました。
やってみた
用意するもの
- ・トイレットペーパー
- ・ジッパー付きの袋(フリーザーバッグなど)
筆者は、IKEAのフリーザーバッグと、COOP(生協)のフリーザーバッグの2通りで試してみます。
まずは、トイレットペーパーの芯を抜きます。
抜きはじめは少し力がいるのですが、上の写真くらいまで引っぱると、あとはスルスルっと簡単に抜けました(トイレットペーパーのメーカーや種類にもよります)。
芯を抜くと、こんな感じ。今まで試したことがなかったので、ちょっと面白かったです。
芯を抜くことで、ご覧のように真ん中からスルスルと使うことができます。
卓上でもトイレットペーパーがしっかり自立しますし、切りとった面が内側にキレイに収まってくれるので、見た目もスッキリ!
芯を抜いてトイレットペーパーを潰すとコンパクトに携行でき、ポケットティッシュのように使ったり、トイレットペーパーとしても使うことができます。使わないときは、しっかり封もできるので湿気対策にも有効!
上の写真は、COOP(生協)の中サイズのフリーザーバッグ(21×18cm)に入れた場合のサイズ感。ジャストサイズでした。
IKEAの1.2Lサイズのフリーザーバッグ(20.5×20.5cm)に入れると、こんなサイズ感です。IKEAの1.2Lサイズの方が、サイズに無駄がなく持ち運べる印象でした。
ジッパー付きの袋を用意するときのサイズの参考にしてくださいね!
車中泊をする車内やアウトドア用品入れにはもちろんのこと、防災バッグ、普段のカバンに入れておいても良さそうです。
特に、鼻をかむ回数が増える花粉の季節、ポケットティッシュじゃ足りないし、箱のティッシュだとかさばります。この芯を抜いたトイレットペーパーの持ち運びが最適解かも!
2|包装食品の保存、その手があったか!
キャンプで中途半端に残った袋菓子の保存って困りませんか?
そんなときにクリップや輪ゴムなど特別な小物は不要で、ちょっと開封の方法を工夫するだけで封をできる方法がありました。
また、手を汚さずに個包装のお菓子を食べる方法も合わせて紹介されています。さっそくやってみましょう!
1. 余った袋菓子の保存方法やってみた
まずは、左のプチのお菓子を使って実践してみます。
包装されたスナック菓子の裏面にある、真ん中のビラビラ(指で摘んでいる部分)を持ち開封していきましょう。
いつもなら袋の端のギザギザから勢いよくビリビリ破いてしまうとこですが、この開け方がポイントです。
破れてしまわないように、ゆっくりと開けて行きます。残ったお菓子を保存できるように、途中まで切り開いておきましょう。
さてここから封をしましょう。まず袋本体(残された太い面)を、下の写真のように細く折りたたみます。
こんな感じで、縛りやすいように細く折りたたみましょう。
折り畳んだ袋本体の面に、切り離した細い面を巻き付けてギュッと結んだら完成!
たったこの手間だけで、スナック菓子を残しても運べる状態になりました。これは超便利。色んな形状の包装食品で応用してみたいですね。
2. 手を汚さずに個包装のお菓子を食べる方法やってみた
次に、個包装されているお菓子を、手を汚さずに食べる方法にトライしてみます。
手を汚さないということは、逆を言えば手が汚れていても食べられるということ。すぐに手を洗えない屋外でのブレイクタイムにもおすすめです!
まずは、先ほどと同様に包装の裏側にあるビラビラを切り開いていきます。
こんな感じ。スーッと引くようにして切り離します。指で持てるくらいの長さを、開けきらずに残しましょう。
写真のように開けずに残した下部を持つことで、手を汚さず&汚れた手でもお菓子を食べることができます。衛生的で、どこか上品ですね……。
お菓子を開けるときは、とにかく“裏面中央のビラビラ部分から開ける”が間違いないようです。これは、子どもたちにも教えておこうと思います。
3|充電コードをスッキリ収納・携帯できた!
最後にご紹介するのは、かさばるコードをスッキリと携行する方法。
スマホ、カメラ、スマートウォッチの充電……。ワイヤレス充電が増えてきているものの、まだまだコードは必需品です。移動のときは、ぐちゃっと持ち歩いてしまう筆者。なんとしてもスッキリさせたい……!
というわけで、今回ご紹介する「8の字の束ね方」は、ロープワークのように特別な知識は不要。少しコツはいるものの、たった数分、人によっては数秒で完成します!
やってみた
まずは、小指と親指を通るようにしてコードを8の字に巻きます。ここは、難易度低めです。
コードが短くなってきたら、コードの先端を8の字の輪の中に入れます。反対側の先端も、同様に反対側の輪の中に入れます。
ここは難易度少し高めです。同じ輪に入れてしまうと綺麗に縛れず失敗します。筆者は最初、何度かやり直しました。
こんな感じにコンパクトに収納できました。これならポーチやカバンのポケット、車の収納スペースにかさばらずに入れておけるので嬉しい!
おでかけの小ネタに!
あたたかな陽気に誘われて、車泊旅やキャンプにますます出かけたくなるグリーンシーズン。
なんてことはないのですが、特別な小物不要の「へぇ~」と役立つ小ネタとともに、出かけてみませんか?