現場のプロが発信する目からウロコの発想
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98万人のフォロワーがいる「警視庁警備部災害対策課」のX(旧Titter)。筆者も、いつしかの台風の時に、「防災に役立つ!」と思ってフォローし始めました。
防災だけでなく、日常生活やアウトドアにも使える「知って得するアイディア」が満載です!
防災だけに留まらない豊富な知識
出典:警視庁警備部災害対策課
警視庁の公式サイトには、これまでのお役立ちツイートを集めた、「災害対策課ベストツイート集」のページがあります。カテゴリー別に整理されているので、目的に応じてアイディアを探すのに便利! こちらもぜひチェックしてみてください。
今回は、たくさんあるアイディアの中から3つキャンプでも役立つテクニックをご紹介します。
試してみた!【1】ウェットティッシュの取り出し方
出典:警視庁警備部災害対策課
最初にご紹介するのは、ウェットティッシュユーザーにおすすめの小技です。
筆者は、常にバッグに除菌シートを入れています。少し前までは、加えて子どものおしり拭きシートも持ち歩いていました。
そんなシート類ですが、1枚取り出そうとしたとき、連なって2〜3枚出てきてしまった経験はありませんか? あの地味なイライラが、輪ゴム1本で解消できるのです!
作り方
用意するもの
- ・ウェットティッシュ 1袋
- ・輪ゴム 1本
方法はとっても簡単! 取り出し口の反対側に、輪ゴムを巻き付けるだけ。たったそれだけなのです!
スポンッ!ノンストレスな使い心地
「輪ゴム1本で?」と、半信半疑でウェットティッシュを取り出してみると……
本当にスポンっと気持ちよく1枚だけ取り出せました。こんな嬉しい小技、子どもがオムツを履いていた時期に知りたかった!! このスカっと感が気持ちよくて、結局2枚目、3枚目と取り出してしまいました(笑)。
特別な部品は不要で、輪ゴム1本でできるので、ウェットティッシュの取りだしにイラっとしている方は、ぜひ試してみてください!
試してみた!【2】ラップで頑丈なロープができちゃう!ガイロープの代用に◎
出典:警視庁警備部災害対策課
次にご紹介するのは、食品ラップで作るロープです。ガイロープ(テントやタープを設営するときに必要なロープ)の代わりにもなります。
災害時に、食事だけではなく、怪我の応急処置や保温など、1本あると多様に使えて便利な食品用ラップ。
なんと、このラップでロープが作れちゃうのです! 特殊救助隊員たちが引っ張り合っても引きちぎれない強度なのだとか。
作り方
まず、食品ラップを好みの長さに引き出します。
あとは、ネジネジと捻るだけ! たったこれだけで完成です。ですが、もう少し強度をアップさせてみましょう。
捻った食品ラップを3本用意し、三つ編みにします。「三つ編みってどうやるんだっけ?」と夫はブツブツ言いながらも、10分程度で完成。
完成!簡易物干しロープに使ってみた
三つ編みした「食品ラップ」ロープを2本作って、つなげて長い1本のロープを作りました。
タープテントに括り付けて……
簡易物干しロープの出来上がり! 出先で干す場所がない時や、物干しロープがない時、覚えておくと便利です。置いておくよりも吊るす方が、やっぱり乾きが早いですよね。
他にも、靴紐が切れてしまった時の応急処置として靴紐替わりに使うこともできます。YouTubeでは、食品ラップで即席ハンモックを作っている強者もいらっしゃいました……!