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【森暮らしのオヤジ飯】分量は適当でいい。焚き火でつくる「鯛のあら汁」はいかが?【写風人の駒ヶ根アウトドアライフ#40】

自宅の広大な森でアウトドアライフを満喫している写真家の写風人さんに、焚き火料理レシピをご紹介してもらいます。

第1回目となる今回は、旨みのギュッとつまった「鯛のあら汁」。焚き火シーンにおすすめの愛用ギアやファッションアイテムもあわせて披露してもらいました。

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目次

※本記事に掲載されている写真は、筆者の自宅敷地内で撮影されたものです。周囲の森林などに飛び火しないよう細心の注意を払い撮影しています。

次のキャンプに、こんな料理を作るのはどう?

写風人

南信州に移住して約2年半が過ぎました。森の暮らしで焚き火は日常茶飯事です。アウトドアと密接な日々の暮らしを綴ります。

写風人

1955年生まれ。GRIP SWANYオフィシャルカメラマン。FIRESIDE薪ストーブエッセイ著作家。2019年より南信州に移住し、薪ストーブを中心とした火のある生活を愉しんでいる。Instagramのアカウントは@syahoo_jin

寒い日に沁みる。簡単な焚き火料理

外作業も焚き火しながら薪作り。

年末年始は比較的穏やかな天候でしたが、ここに来て冷え込んできましたね。そんなときに身も心も温まるのが、焚き火を使った料理。暖をとりながら料理もできるので一石二鳥です。

今回は、年末年始に鯛をもらったので、あらと信州味噌を使って「鯛のあら汁」を作ってみました。“森暮らしのオヤジ飯”をご紹介します。

マンネリ化しがちなキャンプ飯のヒントになれば幸いです。


森暮らしのオヤジ飯vol.1「鯛のあら汁」

あらと信州味噌を使って鯛のあら汁

材料

  • ・鯛のあら
  • ・人参
  • ・大根
  • ・ごぼう
  • ・しいたけ
  • ・生姜
  • ・信州味噌
  • ・酒

分量は、すべてお好みで。鯛からでる旨みと味噌のおかげで、ざっと作っても美味しく仕上がります。料理下手な方にもおすすめのレシピです。

作り方

血合いを取り除く

まずは霜降り。鯛のうろこを取って、沸騰したお湯をまわしかけ、すぐに冷水で流して血合いを取り除きます。

南部鉄器の古風なツル付き鍋を使用

鍋に材料、水を入れ中火で熱しましょう。

灰汁を丁寧に取り除く

沸騰したら焚き火を調整して弱火にして、灰汁を丁寧に取り除きます。

味噌を溶かし入れます
味噌を溶かし入れる

鯛のあらや大根に火が通ったら、味噌を溶かし入れます。再度、中火にして沸騰直前に火からおろしてください。

完成

鯛の旨味たっぷり。野外で湯気を立てながらいただくあら汁は体も温まり最高です。あらが入ったことで食べ応えがあり、汁物と言えど満足度の高い一品でした。

今回の料理に使った道具

料理をするときは水場に近い小さめのファイヤープレースで焚き火

我が家ではあっちこっちで薪作りをするので、至る所に焼却用の焚き火台やファイヤープレースが点在しています。

料理をするときは、こちらの水場に近い小さめのファイヤープレースで焚き火をしました。

再度、中火にして沸騰直前に火からおろします

鯛の霜降りに使うお湯は、大きめのグランマーコッパーケトルで沸かしています。また鍋には、南部鉄器の古風なツル付き鍋を使用。どちらも職人の技が光るアイテムで長年愛用しています。

グランマーコッパーケトル(大)

サイズ【本体+蓋】W210×D253×H280mm 【ハンドルを立てた状態】H350mm、底径210mm
満水容量5.2L
適正容量3.4L(注ぎ口の下端まで)
重量1500g
材質【本体】銅(内側スズメッキ)、真鍮【ハンドル】ステンレス、木(ブナ)

焚き火には、安心感のある難燃ウェア

服装はGRIPSWANY×GORDON MILLERの難燃オーバーオール

火の粉が飛ぶ恐れのある焚き火料理では、服装にも気をつけたいもの。

服装はフリースパンツの上にGRIPSWANY×GORDON MILLERの難燃オーバーオールを着用しています。焚き火に強くて作業もしやすく、木屑がブーツの中に入りにくいことも気に入っているポイント。

ボア付きのG-6(グリップスワニー) ないグローブ

手には、グリップスワニーのボア付きグローブ「G-6」を。意外と冷え性なので冬作業には欠かせません。(現在はブラックカラーで販売中)

次回のオヤジ飯もお楽しみに

焼却用の焚き火台やファイヤープレース

焚き火と道具のおかげもあって、アウトドアでの食事は格別。寒さを感じながらも芯からあったまる料理で冬キャンプを楽しんでくださいね。

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